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 エンジンマウントスペーサー

2012.02.11.施工/公開日

車検クリアできます。

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 Keiworksにエンジンマウントスペーサーを取付です。


 ★今回取付する商品の紹介

・耐油/耐熱 ゴム板

耐油/耐熱 ゴム板 100mm【必要なサイズと枚数】

・耐油/耐熱ゴム板[100mm x 100mm x 5mm] 108円(税込[5%]) x 1枚 → 丸くカットされたゴム板

・耐油/耐熱ゴム板[100mm x 100mm x 3mm] 198円(税込[5%]) x 3枚 → 四角いゴム板

 ※リア側も施工する場合は、耐油/耐熱 ゴム板[100mm x 100mm x 5mm]を2枚追加してください。

 ※車によってエンジンマウントと車体側の隙間が違う場合があるので、厚みを事前に確認してゴム板を購入してください。

 ※価格は購入時の価格と消費税率です。

【購入するゴム板について】

 エンジンルーム内で使用する物なので、耐油と耐熱の物を購入してください。

 丸くカットされている物があればそちらを購入してください。


 ■エンジンマウントについて
エンジンマウント(運転席側)運転席側

【エンジンマウント】

 アクセルON-OFF時にエンジンは大きく揺れます。

 エンジンマウントは、エンジンとボディの接続部分にエンジンの振動をやわらげるためのゴム製の部品の事です。

 左の写真はKeiのFF(2WD)MT車の物です。

 FF(2WD)MT車は、リア側のエンジンマウントに付いている出っ張りは「マスダンパ」と言う重りです。

 マスダンパは、エンジンマウントの固有振動数を変える事で、室内騒音や振動を減らしています。

 4WD車やFF(2WD)AT車には、この「マスダンパ」は付いていません。

 ちなみにKeiのエンジン積みおろしは下からになります。


【強化エンジンマウント】

 エンジンを支える3個のマウントのゴム強度を向上して、揺れを抑える事でアクセル操作に忠実なトルク伝達を行い、トラクションのロスを抑えると共に運転性を向上します。

 過去にSUZUKI SPORTから強化エンジンマウント[4VA36-P10 K6A新規格用](\29,925)が発売されていました。

 現在新品を入手する事が難しいので、純正エンジンマウントのゴム部分に、黒いコーキング(シリコン)を隙間に流し込み固めるしかないようです。

エンジンマウント(助手席側)助手席側
エンジンマウント(後側:FF(2WD):MT車用)エンジン後部側

 ★必要な部品/材料 ★必要な工具

・シリコンスプレー

・パーツクリーナー

・−ドライバー(#2) → 先が長い物

・カッターマット

・ラチェットコンパスカッター

 ↑無ければ ペットボトルのキャップ

・カッター(小) → 無ければ ハサミ

・ステンレス定規

・マジックペン(中)

・ビニール手袋

 ↑手にピッタリになる物を用意してください。


【リア側も施工する場合】

・2トンジャッキ → 無ければ 車載ジャッキ

・リッジトラック(うま) x 2

・タイヤ止め

 ★施工
 ■ゴム板加工

  注意! カッターで怪我をしないよう十分注意して作業してください。

・エンジンマウント(運転席側、助手席側、リア側)3カ所に、エンジンをボディーに取付する接合部の隙間を埋めます。

   運転席側 5mm 1枚 と 3mm 1枚

   助手席側 3mm 2枚

   リア側      5mm 2枚 ※リア側施工する方のみ

 を下記のように作成します。

※車によってエンジンマウントと車体側の隙間が違う場合があるので、厚みを事前に確認してゴム板を購入してください。

ゴム板加工


 【手順】

 1.上の写真のようにゴム板を直径100mmの円にします。

 2.ゴム板の中心をマジックで印をつけて、中心より5mm位置を動かしてマジックで印します。

 3.中心より5mm動かして印した所を中心に、24mm〜31mmの穴を開けます。

  24mmがエンジンマウントと車体側を固定しているボルトの直径なので、少し大きめに穴を開けた方が、後々作業がやりやすいです。

  私はペットボトルの蓋(31mm)で印して穴を開けました。

 4.穴と一番離れた所(反対側)に切れ目を入れます。


 これでエンジンマウントの固定ボルトを外さず取付できるようになりました。

 ↑円の中心を動かした事で、脱落防止になっています。


 ■運転席側
施工前(運転席側)

  注意!

 ・エンジン停止/冷えている状態で作業してください。

 ・平らな所で作業してください。

・左の写真は施工前の運転席側のエンジンマウントです。

 写真のように隙間が空いています。

施工前(運転席側)
施工(運転席側)

  注意!

 ・運転席側はファンベルトなどがあるので、シリコンをこぼさないよう注意しながら作業します。

・ビニール手袋をしてから、加工したゴム板(5mm)両面にシリコンをよく塗ります。

・左の写真の赤矢印のように、ゴム板(5mm)を差し込みます。

・加工したゴム板(3mm)両面にシリコンをよく塗ります。

・左の写真の黄矢印のようにゴム板(3mm)を差し込みます。

 差し込みにくい時は、−ドライバーなどを差し込んで、少し動かすとスペースが少し空きます。

・ゴム板(5mmと3mm)計2枚を差し込み終わったら、パーツクリーナーでシリコンを落としてください。

 私は5mmと3mmを入れましたが、3mmのゴム板を入れる時は少しきつかったのですが、上手に入れると5mmのゴム板が入りそうです。


 ■助手席側

施工前(助手席側)・助手席側はバッテリーがあるため狭いです。

 左の写真は施工前ですが、運転席側と比べると隙間があまりありません。

 どうしてもやりにくい場合はバッテリーを取外して作業してください。

 バックアップ電源を使用している機器の設定が消える場合があります。

施工(助手席側)・ビニール手袋をしてから、加工したゴム板(3mm)両面にシリコンをよく塗ります。

・左の写真の黄矢印のように、ゴム板(3mm)を両脇に差し込みます。

 差し込みにくい時は、−ドライバーなどを差し込んで、少し動かすとスペースが少し空きます。

・ゴム板(3mm)2カ所差し込み終わったら、パーツクリーナーでシリコンを落としてください。


 ■リア側 ※リア側を施工する方のみ

  注意! 車体の下に入るので、リッジトラック(うま)で固定して、車体が揺れない事を必ず確認してください。

エンジンマウント(後側:FF(2WD):MT車用)エンジンマウント(後側:FF(2WD):MT車用) 左の写真は、施工前のリア側のエンジンマウント(FF[2WD]用)です。

 写真を見るだけでも結構な隙間があります。

 他のホームページを見ても、リア側を施工されている方がいないようなので、効果があるかわかりませんが施工してみます。

・サイドブレーキをかけます。

・後輪にタイヤ止めをします。

・2トンジャッキで前側を持ち上げて、リッジトラックを設置します。

 必ず車体が動かないか確認してから作業してください。

エンジンマウント(後側:FF(2WD):MT車用)・左の写真は施工中ですが、ゴム板(5mm)を両側をシリコンなしで差込ます。

 まだ少し隙間があるので、ゴム板(3mm)を1枚取付できると思います。


 ★施工後

・始めはエンジンマウントのゴム部分にコーキング(シリコン)をしようと思ったのですが、エンジンとボディー側のエンジンを支える接合部に隙間があるのが気になったので、先に隙間を埋めて様子を見ようと思い、今回スペーサーを作成して取付ました。

・乗った感じですが、(※あくまでも個人的な感想です。)

   気にならないレベルで車内振動が増えた。

   2→3→4→5速のギアが、エンジンの回転数に関係なくいれやすくなりました。

   施工前より少しですが、アクセルのレスポンスが良くなった。

・\1,000円以内でできるお金をかけない改良です。

 エンジンマウントのボルトを外さなくても取付できるので簡単です。

・施工時間は30分もあればできます。

 加工した板ゴムに、シリコンスプレーをよく塗らないと綺麗に入らず、時間がかかってしまいます。


 追記:2012.06.10. 車検

・2回目の車検時、エンジンマウントスペーサーを取付したまま車検に出しました。

 車検クリアする事を確認しました。


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