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【リコールの連絡】
・ディーラーからリコールの連絡が来たのは、リコール発表してから5日後でした。
リコール発表から2カ月たった時点でリコール作業した理由は、仕事の関係で、平日車を開けることができないので、日曜日指定で依頼しました。
作業日はメンテナンスパックのユーザーが優先みたいになっていて、日曜日の指定をしたので後回しにされた感じです。
私が取付しているパーツで、ディーラーに行った時に出禁を食らわないように、リコールの前日に、サブコンなど目に付く物は取外しました。
【リコール当日】
・リコール作業当日(2025.08.17.)、約束の時間より少し早めにディーラーへ行きました。
久しぶりに行ったディーラーは、店長以外の営業、整備士の人が変わっていました。
この販売会社は営業所の数も多い所ですが、移動も多い会社のようです。
HONDA、TOYOTA、DAIHATSUは、約束の時間に来ることが事前に話が通っていますが、SUZUKIは相変わらず対応が遅くて話が通っている感じではありませんでした。
比べてはいけないと思っていても、あまりに対応の差を感じてしまいます。
代車の手配も忘れている.... 次もSUZUKIとあまり考えたく無くなってきています。
今回のリコールで交換した部品は、「フューエルポンプ 一式[15100-52810-RX0]を交換します。
「15100-52810-RX0」でWeb検索すると、リコール作業の手順書一式が付いて、書類は国土交通省への作業報告、送信方法が記載されています。
作業時間は2時間です。
作業の手順は次の通りです。
●取外
01.燃圧を落とすため、エンジンルーム内のリレーボックスから「フューエルポンプリレー」を抜き取ります。

02.フューエルフィラキャップを取外して、フューエルタンク内の圧を抜きキャップを取り付けます。
03.エンジンスタートボタンを押して、エンジンを始動します。
エンジンが燃圧不足で停止するまで放置します。
04.エンジンを2〜3回クランキングさせて、フューエルライン内の燃圧を除去します。
05.車体をリフトアップします。
06.フューエルタンクフィラホースとブリーザホースを取外します。
07.エキゾーストセンタパイプを取外します。

08.パーキングブレーキレフトケーブルナットを取外します。
09.フューエルフィードパイプとパージパイプからクイックジョイントを取外します。
必要に応じてヒートインシュレータを取外します。
10.フューエルタンクをジャッキなどで支持します。
11.フューエルタンクを少し下げ、フューエルポンプコネクタを取外します。
12.フューエルタンクを降ろします。
13.フューエルポンプからフューエルフィードパイプを取外します。
14.リングロックナットレンチを使用して、フューエルタンクからフューエルポンプロックナットを取外します。
リングロックナットレンチ:09941-51013
15.フューエルタンクからフューエルポンプとOリングを取外します。
●取付
16.フューエルポンプとフューエルタンクの取付面を清掃します。
17.フューエルタンクに新品のOリングを取付します。
部品の再利用は絶対にしないでください。
必ず新しい物を取付してください。
18.フューエルポンプの印とフューエルタンクの切欠きの位置を合わせます。
19.フューエルポンプをフューエルタンクに接触するまで手で押さえます。
20.新品のフューエルポンプロックナットを、フューエルタンクと水平になるように手で締め付けます。
21.リングロックナットレンチで、フューエルポンプロックナットの合マークがフューエルタンクの合マーク位置になるまで、フューエルポンプロックナットを締付けます。
22.フューエルポンプASSYにフューエルフィードパイプを取付します。
23.フューエルフィードパイプをフューエルタンクに固定します。
24.フューエルタンクをジャッキで持ち上げ、フューエルポンプコネクタを接続します。
25.フューエルタンクを車体に取付け、新品のフューエルタンクボルトを規定トルク:14N・mで締付けします。
26.フューエルフィードパイプと、パージパイプにクイックジョイントを取付けします。
27.パーキングブレーキレフトケーブルナットを、規定トルク:11N・mで締付けします。
28.エキゾーストセンタパイプを取付けします。

29.フューエルフィラキャップを取付けします。
30.燃料漏れがないか点検します。
31.車体を降ろします。
32.リレーボックスにフューエルポンプリレーとカバーを取付けします。

33.エンジン始動させます。
エンジンがかかるまで繰り返します。
34.ECUの履歴に「燃圧低異常:P0087」と出るので、SDT-2(SUZUKI純正故障診断機)で履歴を削除します。
35.作業完了です。
一つの部品を取外して交換するのに、工程数が多いです。
問題無くリコール作業は予定していた2時間で終了しました。
今回のリコールの作業の納品書、整備保証書をもらいました。
リコール作業した車には、IDプレートに黄緑色のシールが貼っています。
黄緑色のシールは、リコールNo.5653を実施した印です。
・リコール後、運転してみると吹け方が変わって良くなっています。
回して走ると燃料カットされたような症状も無くなっています。
これで安心できます。
自宅に戻ってから、取外したパーツを取付しました。
これで、リコールNo.5653「スイフトスポーツ フュ―エルポンプ」は終了です。 |