改造と改良 → SWIFTsport → その他/修理

 リコール届出番号:5653 低圧燃料ポンプ

2025.08.17.公開日

メインページへ戻る 改造と改良 YouTubeチャンネル 管理人へメール アンケート

注意!

・このページをご覧になっている事は、注意事項(同意書)に同意した事とします。

・直接リンクをお断りしています。

web拍手 by FC2 このページが良かったら「拍手ボタン」をクリックお願いします。


 SWIFTsport[ZC33S]に出たリコール「届出番号:5653 低圧燃料ポンプ」についてです。


 ★今回のリコール ※スズキ株式会社リコールのページを抜粋

 スズキ株式会社は、スイフトスポーツについて、下記のリコールを国土交通省に届け出いたしました。

 ご愛用の皆さまには、大変ご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます。

対象となるお客様には、お知らせのダイレクトメール、またはスズキ販売店等からご案内させていただきますので、お早めに最寄りのスズキ販売店へご来店日時をご相談いただき、日程が決まりましたら修理(無料)をお受けいただきますようお願い申し上げます。

 

●リコール対象車運転時、お客様へのお願い

 以下のような症状を感じた時は、ご購入店またはお近くのスズキ代理店に速やかにご連絡をお願いいたします。

  *エンジンが掛かりにくい

  *加速不良などのエンジン不調

  *エンジン警告灯の点灯

 万が一症状が発生して走行が困難になった場合は、非常点滅表示灯(ハザードランプ)で後続車へ合図して、車両を路肩などの安全な場所に停止してください。

 高速道路などで不具合が発生した場合は、車両を路肩などの安全な場所に停止させた後、同乗者をガードレールの外側に避難させてください。

 運転者は後続車に注意しながら、車両後方に停止表示板(無い場合は発炎筒)などの設置をし、ガードレールの外側に避難してください。

 

●リコール詳細対象車両

リコール開始日
 令和7年5月30日
不具合の内容


 低圧燃料ポンプにおいて、燃料によるインペラ(樹脂製羽根車)の膨潤量の評価が不十分であったこと、及びインペラとポンプケースのクリアランスが不適切だったため、燃料の成分により膨潤したインペラがポンプケースと接触することがあります。

 そのため、燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中にエンストに至るおそれがあります。

 

改善の内容  全車両、低圧燃料ポンプを対策品と交換します。

 

●対象車両

車名 通称名 型式 リコール対象車の車台番号(シリアル番号)の範囲
及び製作期間
リコール対象車の台数 備考
スズキ スイフト CBA-ZC33S ZC33S-100043〜ZC33S-132872
平成29年8月9日〜令和2年4月14日
32,798 商品名「スイフトスポーツ」
4BA-ZC33S ZC33S-400001〜ZC33S-423966
令和2年4月7日〜令和4年4月20日
23,948

合計

56,746

 

●不具合発生箇所の説明図

 低圧燃料ポンプにおいて、燃料によるインペラ(樹脂製羽根車)の膨潤量の評価が不十分であったこと、及びインペラとポンプケースのクリアランスが不適切だったため、燃料の成分により膨潤したインペラがポンプケースと接触することがあります。

 そのため、燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中にエンストに至るおそれがあります。

 

●改善の内容

 全車両、低圧燃料ポンプを対策品と交換します。

 識別:IDプレートに黄緑色のシールを貼付します。

 

●ご注意

 対象車の含まれる車台番号の範囲には、対象とならない車両も含まれる場合がありますので、詳しくは最寄りの販売店にお問い合わせください。

 対象車の製作期間は、ご購入の時期とは異なります。



 ■リコール作業について

【リコールの連絡】

・ディーラーからリコールの連絡が来たのは、リコール発表してから5日後でした。

 リコール発表から2カ月たった時点でリコール作業した理由は、仕事の関係で、平日車を開けることができないので、日曜日指定で依頼しました。

 作業日はメンテナンスパックのユーザーが優先みたいになっていて、日曜日の指定をしたので後回しにされた感じです。

 私が取付しているパーツで、ディーラーに行った時に出禁を食らわないように、リコールの前日に、サブコンなど目に付く物は取外しました。

 

【リコール当日】

・リコール作業当日(2025.08.17.)、約束の時間より少し早めにディーラーへ行きました。

 久しぶりに行ったディーラーは、店長以外の営業、整備士の人が変わっていました。

 この販売会社は営業所の数も多い所ですが、移動も多い会社のようです。

 HONDA、TOYOTA、DAIHATSUは、約束の時間に来ることが事前に話が通っていますが、SUZUKIは相変わらず対応が遅くて話が通っている感じではありませんでした。

 比べてはいけないと思っていても、あまりに対応の差を感じてしまいます。

 代車の手配も忘れている.... 次もSUZUKIとあまり考えたく無くなってきています。

 

 今回のリコールで交換した部品は、「フューエルポンプ 一式[15100-52810-RX0]を交換します。

 「15100-52810-RX0」でWeb検索すると、リコール作業の手順書一式が付いて、書類は国土交通省への作業報告、送信方法が記載されています。

 

 作業時間は2時間です。

 作業の手順は次の通りです。

 ●取外

  01.燃圧を落とすため、エンジンルーム内のリレーボックスから「フューエルポンプリレー」を抜き取ります。

    

 

  02.フューエルフィラキャップを取外して、フューエルタンク内の圧を抜きキャップを取り付けます。

  03.エンジンスタートボタンを押して、エンジンを始動します。

    エンジンが燃圧不足で停止するまで放置します。

     

 

  04.エンジンを2〜3回クランキングさせて、フューエルライン内の燃圧を除去します。

  05.車体をリフトアップします。

  06.フューエルタンクフィラホースとブリーザホースを取外します。

  07.エキゾーストセンタパイプを取外します。

   

 

  08.パーキングブレーキレフトケーブルナットを取外します。

  09.フューエルフィードパイプとパージパイプからクイックジョイントを取外します。

    必要に応じてヒートインシュレータを取外します。

  10.フューエルタンクをジャッキなどで支持します。

  11.フューエルタンクを少し下げ、フューエルポンプコネクタを取外します。

  12.フューエルタンクを降ろします。

  13.フューエルポンプからフューエルフィードパイプを取外します。

  14.リングロックナットレンチを使用して、フューエルタンクからフューエルポンプロックナットを取外します。

    リングロックナットレンチ:09941-51013

  15.フューエルタンクからフューエルポンプとOリングを取外します。

 

 ●取付

  16.フューエルポンプとフューエルタンクの取付面を清掃します。

  17.フューエルタンクに新品のOリングを取付します。

    部品の再利用は絶対にしないでください。

    必ず新しい物を取付してください。

  18.フューエルポンプの印とフューエルタンクの切欠きの位置を合わせます。

  19.フューエルポンプをフューエルタンクに接触するまで手で押さえます。

  20.新品のフューエルポンプロックナットを、フューエルタンクと水平になるように手で締め付けます。

  21.リングロックナットレンチで、フューエルポンプロックナットの合マークがフューエルタンクの合マーク位置になるまで、フューエルポンプロックナットを締付けます。

  22.フューエルポンプASSYにフューエルフィードパイプを取付します。

  23.フューエルフィードパイプをフューエルタンクに固定します。

  24.フューエルタンクをジャッキで持ち上げ、フューエルポンプコネクタを接続します。

  25.フューエルタンクを車体に取付け、新品のフューエルタンクボルトを規定トルク:14N・mで締付けします。

  26.フューエルフィードパイプと、パージパイプにクイックジョイントを取付けします。

  27.パーキングブレーキレフトケーブルナットを、規定トルク:11N・mで締付けします。

  28.エキゾーストセンタパイプを取付けします。

    

 

  29.フューエルフィラキャップを取付けします。

  30.燃料漏れがないか点検します。

  31.車体を降ろします。

  32.リレーボックスにフューエルポンプリレーとカバーを取付けします。

    

 

  33.エンジン始動させます。

    エンジンがかかるまで繰り返します。

     

 

  34.ECUの履歴に「燃圧低異常:P0087」と出るので、SDT-2(SUZUKI純正故障診断機)で履歴を削除します。

  35.作業完了です。

 

 

 一つの部品を取外して交換するのに、工程数が多いです。

 

 問題無くリコール作業は予定していた2時間で終了しました。

 

 今回のリコールの作業の納品書、整備保証書をもらいました。

 リコール作業した車には、IDプレートに黄緑色のシールが貼っています。

 黄緑色のシールは、リコールNo.5653を実施した印です。

 

・リコール後、運転してみると吹け方が変わって良くなっています。

 回して走ると燃料カットされたような症状も無くなっています。

 これで安心できます。

 自宅に戻ってから、取外したパーツを取付しました。

 

 これで、リコールNo.5653「スイフトスポーツ フュ―エルポンプ」は終了です。


 メインページへ戻る              Copyright(C) ty_plus5638 All Rights Reserved.