●発炎筒について
・発炎筒は、日本工業規格(JIS) D5711によって規格化されています。
・道路運送車両の保安基準(道路運送車両法に基づく国土交通省令)によって、自動車(二輪自動車を除く)には発炎筒の装備が義務化されています。
(第43条の2)
・確実な性能を維持するため、日本工業規格(JIS)JIS D5711によって有効期限4年と定められています。
WAGON R[MH55S]の発炎筒の有効期限と製造年月は
有効期限(2018年1月)
製造年月(2021年12月)
で3カ月前(ページ作成時)に有効期限が切れていました。
これは2回目の車検前に気付くあるあるです。
・発炎筒製品としては火薬類取締法上の「がん具煙火(おもちゃ花火と同類)」に分類されるので、
第1条の5第6号の規定に基づく緊急保安炎筒の内容(平成9年通商産業省告示 第237号)の適合を受けた発炎筒でなければ車に設置/使用できません。
・車検時の検査実施要領では「自動車用緊急保安炎筒はJIS規格品ないしはそれと同程度以上の性能を有する事」と定められています。
燃焼時間が5分以上
炎の色が赤色
光度が160カデラン以上
従来の発炎筒の商品名の下に「燃焼時間 5分」と書かれています。
●発煙筒とLED非常信号灯比較
・下の表は、発煙筒とLED非常信号灯比較です。
発炎筒使用時の注意点 |
発炎筒をLED式非常信号灯に変更した場合 |
・炎の長さは約10cmになるので注意してください。 |
・炎が出ないので安全です。 |
・燃焼時、ロウが溶けて落ちるように火の粉が散るので、衣服・靴に落ちないように炎を下に向ける事。 |
・火傷や火事などの二次災害が発生する事はありません。 |
・風上に立ち、風下に人がいないようにする。 |
・煙が出ないので風上、風下関係なく使用できます。 |
・炎は風速約18m/s、雨量約50mm/hまで耐えられるようになっています。 |
・風や雨で消える事がありません。
完全防水ではないので注意。 |
・トンネル内では絶対に使用しないでください。
※煙で視界不良で二次災害発生防止のため |
・LEDの非常信号灯であればトンネル内で使用可能です。 |
・燃焼時間が5分ぐらいで燃え尽きてしまうため、夜間に発炎筒が消えた後が危険です。 |
・電池が切れるまで連続使用できます。
予備の電池があれば連続して使用する事ができます。
No.6904は点滅時間:約8時間 |
・発炎筒を使用後に処理する。(お住いの自治体に基づいて) |
・使用した後でも再利用ができる。
使用後は新しい電池に交換した方が良いでしょう。 | |
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●発炎筒の処理について ※住んでいる自治体に確認してください。
・発炎筒の処理についてですが、このページをご覧になっている皆さんはどうしてますか?
そのまま車に予備として残して置く人、実際に発炎筒に火を点けて試してみる人がいると思うのですが、発炎筒に火を点けて燃やす事については、人の迷惑になる所では絶対に燃やさないでください。
↑住宅街では火事と勘違いして消防(119)に通報される事があります。
発炎筒は火薬類取締法上の「がん具煙火(おもちゃ花火と同類)」に分類されるので、未使用(有効期限切れ)の発炎筒は絶対に可燃物ゴミに出さないようにしてください。
未使用(有効期限切れ)の発炎筒を廃棄する時は、一般廃棄物として廃棄します。(廃棄物処理法)
発炎筒を廃棄する時、料金については無料で回収している所と、有料の場合があるので注意してください。
処理する場所は、自動車整備工場(ディーラー)、車検場(車検専門店)、カー用品を販売している店舗、ガソリンスタンド、ホームセンターで回収しています。
※回収しない所もあります。
私の場合は、車検場(車検専門店)で無料で引き取っていただけました。
使用済みの発炎筒については可燃物ゴミ(地域によって変わります)でいいですが、念のため住んでいるの自治体に確認してください。
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