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 S2000エンジンスタートスイッチのバックライトをLED化

2009.02.11.施工/公開日

車検クリアできます。

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 Keiworksに取付しているS2000エンジンスタートスイッチのバックライトをLED化です。

 HONDA S2000はもちろん、S2000エンジンスタートスイッチを取付している車すべてに対応できる小技です。

 LEDに変える事でメンテナンスフリーになり、バッテリーの消費電力をセーブし寿命を延ばす事ができます。


 ★必要な部品/材料

★必要な工具

・発光ダイオード(LED)← 発光色はお好みで

・抵抗[620Ω]

・ハンダ


・−ドライバー(#2)

・精密ドライバー(−)

・テスター

・カッター

・ニッパー

・ラジオペンチ

・ハンダごて

・ACアダプター[DC9〜12V]

 ↑発光テストに使用します。


 ★施工

  注意!

  部品を分解して加工するので、メーカーの保証が受けられません。

  施工/使用は自己責任でお願いします。

施工前のバックライトです。【施工前】

・左の写真は施工前のバックライトです。

→この光の色もいいですが、メンテナンスとバッテリーに優しい仕様にします。

・S2000エンジンスタートスイッチを車から外します。

 関連:HONDA S2000用エンジンスタートスイッチ流用取付

 → こちら


 ■使用するLEDの抵抗計算

・下の計算式で使用する抵抗値を求めます。

●電流制限抵抗 R(Ω)を求める式

 電流制限抵抗 R(Ω) =

電源電圧 E(V) − LEDに加える電圧(V)

LEDに流したい電流(A)

 電源電圧 E(V)− LEDに加える電圧(V)÷ LEDに流したい電流(A)= 電流制限抵抗 R(Ω)


●抵抗ワット数(W)を求める式

 電流制限抵抗 R(Ω) X LEDに流したい電流(A) X LEDに流したい電流(A)  抵抗ワット数(W)


・通常バッテリーの電圧は12Vと言われていますが、電圧計をお持ちの方なら14V〜15Vの間で針が表示されているのをご存知だと思います。

 安全を考えて、

  バッテリー電圧 → 15.0V

  LED電圧 → 3.6V

  LED電流 → 0.02A で計算すると、下の計算式と答えになります。

●電流制限抵抗 R(Ω)を求める式

15.0 − 3.6 ÷ 0.02 = 570

●抵抗ワット数(W)を求める式

570 X 0.02 X 0.02 = 0.228

 左の式からLED電流制限抵抗 → 570Ω、抵抗のワット数 → 0.228Wです。

 本来なら570Ωの抵抗でいいのですが、安全を考えて上の620Ωを使います。


620Ω(青赤茶金)・左の写真と図は620Ω(青赤茶金)の抵抗です。

 抵抗は取付方向はありません。


 ■S2000エンジンスタートスイッチ分解/基板加工

赤い四角の爪(2箇所)を押しながらケースを外します。

プリント基板を出します。

【エンジンスタートスイッチプリント基板取出】

エンジンスターターの回路から、エンジンスタートスイッチの配線を外します。

・左の写真の赤い四角の爪(2箇所)を押しながらケースを外すと、プリント基板が出てきます。

バックライト(電球)のソケットを取外した後、プリント基板を出します。【バックライト(電球)取外】

・バックライト(電球)のソケットを精密ドライバーかラジオペンチで左に回して外します。


【白いケース取外】

・端子側の白いケースを外します。


【プリント基板加工】

・下の図右側のように、プリント基板の一部をカッターなどで断線します。

・抵抗を取付をするため、カッターでプリント基板の膜削って接点を作成します。

 プリント基板の変更前と変更後

・新しく作った接点の導通と、プリント基板が断線したか確認のため、テスターで導通を調べます。


 ■抵抗/LED プリント基板取付

【LEDと抵抗の取付位置】

・LEDと抵抗(620Ω)を左の図の場所に取付します。

LEDと抵抗(620Ω)を取付します。


【抵抗(620Ω)取付】

・620Ωの抵抗をプリント基板にハンダ付けします。

620Ωの抵抗をプリント基板にハンダ付けします。


【LED取付】

・プリント基板表側に発光ダイオード(LED)が付くように電極の位置を考えて、左の写真のようにLEDの足をL字に曲げます。

発光ダイオード(LED)LEDの足をL字に曲げます。

●発光ダイオード(LED)について

 極性を間違えると発光ダイオード(LED)は点きません。

 発光ダイオード(LED)の足の長い方が+(プラス)です。

発光ダイオード(LED)の足の長い方が+(プラス)です。


・発光ダイオード(LED)がプリント基板より出ないようにハンダ付けします。

光ダイオード(LED)がプリント基板より出ないようにハンダ付けします。光ダイオード(LED)がプリント基板より出ないようにハンダ付けします。


【LED発光テスト】

・発光ダイオード(LED)の発光テストをします。

・ACアダプター(DC9〜15V)をつないで確認します。

 点かない場合は、もう一度発光ダイオード(LED)とプリント基板を確認してください。

発光ダイオード(LED)の発光テストをします。発光ダイオード(LED)の発光テストをします。


【エンジンスタートスイッチ組立】

・S2000エンジンスタートスイッチを組立てます。

 ここで必ずやる事は、スイッチボタンを強めに数回押してください。

 これをやらないとエンジン始動してもセルモーターが回りっぱなしになります。

S2000エンジンスタートスイッチを組立てます。


【エンジンスタートスイッチを車に取付】

・エンジンスターターの回路に、エンジンスタートスイッチの配線を接続します。

・エンジンスタートスイッチを車に取付をします。

・これで完成です。


 ■動作確認

エンジンキー「OFF」エンジンキー「ON」・エンジンキーをONにした時に発光ダイオード(LED)が点く事を確認します。

・S2000エンジンスタートスイッチを押してエンジン始動します。

 エンジン始動してもセルモーターが回りっぱなしの場合は、すぐにエンジン停止させてエンジンキーを抜いた状態でS2000エンジンスタートスイッチを強めに数回押してください。

 それでも直らない場合は、一度車からS2000エンジンスタートスイッチを外してプリント基板部分とボタン部分を組み直して、数回強めに押してから車に取付してみてください。

施工前(ムギ球)

施工後(LED)

施工前(ムギ球) 施工後(LED)

・左の写真は、施工前と施工後のバックライトの違いです。

 文字が白くなりました。

 イメージしやすいように、LEDの発色を変えたイメージ写真を作ってみました。

 発色を変えただけで感じが変わります。

イメージ(LED:ブルー) イメージ(LED:レッド) イメージ(LED:グリーン) イメージ(LED:ピンク)


 ★施工後

・LEDの抵抗の求め方でいろいろGoogleで検索して見たホームページは抵抗値が、180Ω、510Ω、560Ω、620Ωとバラバラでした。

 1個のLEDを12Vにつなげるのに、こんなにバラつきがあるので、自分で計算した数値の他に他のホームページの平均を出して、今回の620Ωを使う事にしました。


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