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 オイルレベルゲージスプリング

2020.01.01.施工/公開日

車検クリアできます。

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 SWIFTsport[ZC33S]に自作の「オイルレベルゲージスプリング」を取付しました。


 ★今回取付する商品の紹介

・オイルレベルゲージスプリング(自作)


【特徴】

・エンジン始動時にオイルレベルゲージが外れないようにします。

 エンジンの内圧でオイルレベルゲージが外れる場合や、新車時はいいですが、Oリングの劣化でオイルレベルゲージが外れやすくなる事があるので、予防で取付します。


【詳細】※使用部品

・L型金具



・引きバネ


取付金具[No.6001] ※MYST株式会社製

サイズ:長さ36mm x 36mm/幅15mm/厚み2mm


引きバネ[S-075] ※(株)ハイロジック製

サイズ:全長50.1mm/線径0.5mm/外径8.0mm

※長さが長いのでカットして使用します。

 私の車では約30mmでしたが、長さは現車合わせで購入してください。



 ★必要な部品/材料  ★必要な工具

・引きバネ

・L型金具

・作業用手袋

・パーツクリーナー

・ウエス

・塗料(黒) → 穴を広げた所の錆止めで使用

・ラチェットハンドル

・エクステンションバー[100mm]

・ソケット[10mm]

・ニッパー

・プライヤー

・電動ドライバー

・ステッピングドリル[8mm〜20mm]

・万力 またはモンキーレンチ[300mm] → L型金具を固定する物

・鉄鋼用丸形ヤスリ

・筆 または 油性マジック → 穴を広げた所の錆止めで使用

・ステンレス定規


 ★施工

  施工時の注意点

 ・整備資格を持たずに施工する場合や、このページを見て施工した場合は、自己責任でお願いします。

 ・作業は必ず平らな所で作業してください。

 ・火傷するので必ずエンジンが冷えている時に交換作業してください。

 ■加工/取付

【取付位置決め】

・オイルレベルゲージを固定するベースを取付する位置を決めます。

 私の取付位置は、オイルレベルゲージの近くにあるシリンダーヘッドカバーを固定しているボルトを利用して取付します。


【部品選定】

・オイルレベルゲージを固定するベースを取付ける所のサイズを測って、使用するサイズの金具と引きバネの長さを決めます。

 私の場合は、30mm〜40mmのL型金具と引きバネは現車合わせになるので、少し長めの物を購入しました。


【シリンダーヘッドのボルト取外】

・ラチェットハンドルにエクステンションバー[100mm]、ソケット[10mm]を付けます。

・オイルレベルゲージの近くにあるシリンダーヘッドカバーを固定しているボルト[10mm]を取外します。


【L型金具加工】

・私が購入したL型金具のネジ穴の径は、皿ネジの4mmの穴が開いています。

 このネジ穴の大きさではシリンダーヘッドカバーのボルトが入らないので穴を広げます。

 また、引きバネを通す場合でも引っかける所が厚みがあるので、この穴も広げます。

 私の場合は、10mmと8mmに穴を広げます。

・電動ドライバーにステッピングドリルを取付します。

・L型金具を万力またはモンキーレンチで挟んで固定します。

・L型金具の片方のネジ穴を10mmに穴を広げます。

・穴を広げた所にバリがある場合は取り除き、鉄鋼用のヤスリで面を綺麗にします。

・穴を広げたL型金具の面を万力またはモンキーレンチで挟んで固定します。

・L型金具の片方のネジ穴を8mmに穴を広げます。

・穴を広げた所にバリがある場合は取り除き、鉄鋼用のヤスリで面を綺麗にします。

・塗装または油性のマジックで穴を広げた所を錆止めします。

・塗装した方は乾くまで待ちます。

【引きバネ加工@】

・引きバネの片方をL型金具の8mmに広げたネジ穴に引っかけます。

・引きバネの長さを合わせるため取付場所に仮固定して、引きバネをカットする位置を決めます。

・引きバネの片方をまっすぐに伸ばして、伸ばした部分はバネの中心になるようにプライヤーで曲げます。

・引きバネを真っ直ぐにした方を、ニッパーで少し長めにカットします。

・ここまでの作業で左の写真のようになります。


【L型金具(ベース)取付】

・L型金具(ベース)のネジ穴を10mmに広げた方に、シリンダーヘッドカバーを固定するボルトを通します。

・L型金具(ベース)をシリンダーヘッドカバーを固定するボルトと一緒に締め付け固定します。

 シリンダヘッドカバーを固定するボルトは締め過ぎに注意してください。


  締付トルク:7.5 N?m


・ここまでの作業で、左の写真のようになります。

【引きバネ加工A】

・引きバネを伸ばした方の先端はこのままでは危険なので、プライヤーで先端を2つ折りにします。

・引きバネを伸ばした方をオイルレベルゲージのフック部分を引っかけるようにプライヤーで折り曲げます。

【完成】

・完成しました。

 この状態でオイルレベルゲージを引っ張っても外れませんが、オイルレベルゲージのフック側を引きバネを巻き付け固定して、L型金具(ベース)に引っかける方法でもいいと思います。

 この後に紹介しているR's(アールズ)で販売している「RRPオイルゲージフック」のように、アルミ板で試作品を作った時の紹介をしています。


【使用方法】

・使用方法は簡単です。

 L型金具(ベース)に引っかける方法にする場合は、L型金具(ベース)に引っかけている引きバネを取外すだけです。

*取外

@オイルレベルゲージのフック部分からオイルレベルゲージフックの左側の先を上に軽く持ち上げます。

Aオイルレベルゲージのフック部分からオイルレベルゲージフックを右側に移動すると外れます。

Bオイルレベルゲージを抜きます。


*取付

@オイルレベルゲージをエンジンに差し込みます。

Aオイルレベルゲージのフック部分にオイルレベルゲージフックを左側に移動します。

Bオイルレベルゲージをオイルレベルゲージのフック部分に固定されました。



 ★R's風オイルレベルゲージフック

・R's(アールズ)のサイトを見ていた時、「RRPオイルゲージフック」が\2.200(税込10%/送料別)で販売されていました。

 アルミ板を折った物が\2,200は高くないか?と思い、自作してみました。

 左の写真は自作した試作のオイルゲージフックです。

 試作なので厚さ3mmのアルミ板を使って作成しました。

 材料費も安く済みます。

 試作を使ってみてよかったら、少し厚めのアルミ板で加工したいと思います。

・左の展開図は、私が試作で作ったオイルレベルゲージフックです。

 RRPオイルゲージフックとちょっと形が違います。


●作成方法

@シリンダーヘッドカバーを固定しているネジを利用して取付するので、このネジを取外します。

A初めに厚紙で取付する部分に当てて型を作ります。

Aオイルレベルゲージフックをエンジンに固定するネジ穴を開けます。

B型紙で曲げた部分に合わせてアルミ板を折ります。

 綺麗にアルミ板を曲げなければならないので、私はモンキーレンチに挟んでアルミ板を折りました。

C先端部分は二重にして折ります。

 ここまでの作業で上の写真のようになります。

D加工したオイルレベルゲージフックのネジ穴に、シリンダーヘッドカバーを固定しているネジを通します。

E加工したオイルレベルゲージのフックを引っかける部分をオイルレベルゲージに通して引っかけた状態にします。

F加工したオイルレベルゲージの向きを確認しながら、シリンダーヘッドカバーを固定しているネジを締付します。

 締付トルク:7.5 N?m

G取付完了です。

 私が作成して約50分(写真メモする時間含む)でした。

 見た目もRRPオイルゲージフックのように見えます。


●使い方

・使用方法は簡単です。

*取外

@オイルレベルゲージのフック部分からオイルレベルゲージフックの左側の先を上に軽く持ち上げます。

Aオイルレベルゲージのフック部分からオイルレベルゲージフックを右側に移動すると外れます。

Bオイルレベルゲージを抜きます。


*取付

@オイルレベルゲージをエンジンに差し込みます。

Aオイルレベルゲージのフック部分にオイルレベルゲージフックを左側に移動します。

Bオイルレベルゲージをオイルレベルゲージのフック部分に固定されました。


●オイルレベルゲージフックを使ってみての感想

・オイルレベルゲージフックはしっかりと固定されています。

 使ってみるとオイルレベルゲージフックの取付/取外は簡単ですが、オイル交換時にオイルレベルゲージを抜き差しするとオイルゲージフックが邪魔です。

 スプリングの固定方法の方がオイルレベルゲージを抜き差しの邪魔にはならないので、私はスプリングの固定方法に変更しました。


 ★施工後

・オイルレベルゲージを固定する方法を2つ紹介しましたが、どちらも材料費は\1,000(税込10%)以下で作成できます。


 追記:2023.08.01. 純正オイルレベルゲージ改良

・SWIFTsport[ZC33S]の純正のオイルレベルゲージは、先端がねじれていて艶消しの黒で塗装されています。

 エンジンオイルの汚れ具合や量を確認しにくいオイルレベルゲージです。

 いつもエンジンオイルの交換時、不便だったので改良しました。

 純正オイルレベルゲージの材質は、そんなに硬い物ではないので、簡単に加工できます。

 詳細は、下記の関連リンクを見てください。

 関連:純正オイルレベルゲージ改良

 → こちら


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