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テールランプをLED化

2012.12.22.施工/公開日

車検クリアできます。

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 KeiworksのテールランプをLED化します。

 
 ★今回取付する商品の紹介

・NANIYA S25W(ダブル)24SMD (レッド) [CW02W] ※Keiのテールランプは、S25ダブル 12V 21/5W です。→ ストップランプ側は21Wです。

NANIYA S25ダブル 24SMD (レッド) [CW02W]

NANIYA S25ダブル 24SMD (レッド) [CW02W] 端子部分

【特徴】※NANIYAホームページより

・全方位照射型となります。

・正面6個、側面18個、合計24個の5050SMD3chipを使用しているので、全体をムラなく照らしてくれます。

・明るさが2段階で光りますのでブレーキや、ウインカーを出した時に出した方向を照らすポジションにも使用できます。

 

【仕様】

・メーカー

・品番

・発光色

・LED(SMD)

・寸法

・使用電圧

・入数

・その他

 

NANIYA

CW02W

ホワイト・アンバー・レッド → 今回はレッドを購入

5050SMD 3chip × 24個

最大幅約20mm全長約51mm金具部幅約15mm(突起部除く)

12V

2個1セット

非防水

 

 

・LEDライト用ハイフラ・ノンフラ防止抵抗(50W 6.8Ω)

LEDライト用ハイフラ・ノンフラ防止抵抗(50W 6.8Ω) 販売価格もかなり幅広いので、購入時は複数の店を見た方がいいと思います。

 

【特徴】※NANIYAホームページより

・放熱性に優れたアルミ製

 

【主な用途】

・ABS警告灯が消えない。

・球切れ等の警告灯の点灯。

 

【仕様】

・メーカー

・抵抗値

・使用電圧

・寸法

・入数

・その他

・付属品

 

 

NANIYA

50W 6.8Ω

12V

横幅約50mm×縦幅約16.5mm×高さ約15.5mm、配線約10cm

2個

非防水

エレクトロタップ 4個

 

 

 ■テールランプLED化する利点

【長寿命】

 テールランプをLED化することで、交換のサイクルが減ると思います。

 乗りつぶすまで交換が無いかもしれません。

 バルブの当たりもあるかもしれませんが、私のKeiworksが納車されてから5年間で2回テールランプを交換しました。

 ちなみにWagonRの時は約10年乗りましたが、1回だけ交換しました。

 

【安全面】

 視界性が良くなる事と、ブレーキを踏んでから電球より約0.2秒短縮されます。

 電球よりも抵抗が少ないので、わずかですがLEDの方が早く点灯するため、少しでも早く後続のドライバーに警告できます。

 KeiworksのハイマウントストップランプもLEDですので、電球より気持ちハイマウントストップランプの方がテールランプより早く点いています。

 はじめはLED化する事で消費電力を抑えようと思っていましたが、抵抗を入れれば変わらない事を知ったので、電球より長寿命なので良しとします。

 

 ■テールランプLED化の注意点 ※必ず読んでください。

【ABS警告灯について】

ABS警告灯点灯 電球からストップ/テールランプをLEDに交換すると、ABSの警告灯が常時点灯します。

  ※LEDによってABSの警告灯が点かない物もあります。

 この現象は、ブレーキ側を通電時、LEDが通電しているのにECU側ではブレーキの入力信号(消費電力)が少ないため、ECUが異常と判断しているからです。

 ABS警告灯が点く事をキャンセルする方法は、2通りあります。

  *抵抗をブレーキの+線とマイナス線に接続する方法。

  *ハイマウントストップランプの+線を利用して、リレーのON/OFFする方法。

 今回このページでは、抵抗を使用して取付する方法を紹介します。

 また、車検時にメーター内のABS警告灯が点灯したままでは車検NGになりました。 → 2017年2月から

 この件については、この後の「車検について」に詳細が書いています。

 

【LEDの発熱量】

・LEDは電球と違い、発熱量が少ない事はご存知だと思います。

 冬場、雪がレンズカバーに付いている場合、電球だと放熱で雪が溶けていきますが、LEDの場合は雪や氷が溶けにくいという事も頭に入れておきましょう。

 

【抵抗の発熱量と抵抗の選択】

・ABS警告灯が点灯する事をキャンセルする方法として抵抗を取付しますが、DC12Vの電圧に抵抗を付けるという事は、ブレーキ作動時(通電時)に抵抗がかなり発熱します。

 抵抗は手では触れないほど熱くなります。

 ハンダゴテを車に装備しているのと同じです。

 AT車に取付の場合は要注意です。

 この抵抗を選択する時、抵抗だけを部品屋さんから購入してそのまま車に取付するのは危険です。

 ヒューズが頻繁に切れるようになり、最悪な状態になると車両火災になるので注意しましょう。

 必ずヒートシンク付きの製品を購入してください。

 12V 21Wに対応するヒートシンク付の抵抗をWEB検索すると、色々でてきます。

 W(ワット)数と抵抗値も50W3Ω、50W6Ω、50W8Ω、50W10Ω.....とバラバラで、どれを選べばいいか迷ってしまいます。

 抵抗は50W6Ω辺りで、発熱の量を確認した方がいいでしょう。

 かなり熱い場合は、抵抗を追加するか抵抗の少ない物に変更してください。

 抵抗が大きい物にし過ぎると、ECUでABS警告灯が点灯してしまいますので注意しましょう。

 
 ■車検について

●保安基準

 第95条 「尾灯(テールランプ)」

 ・尾灯の灯光の色は、赤色であること。

 ・尾灯は、夜間にその後方300mの距離から点灯を確認できるものであり、その照射光線は、他の交通を妨げないものであること。

 ・平成18年1月1日以降に製作された自動車に備える尾灯にあっては、光源が5W以上30W以下照明部の大きさが15cm2以上であり、その機能が正常である尾灯は、この基準に適合するものとする。

 

 第157条 「制動灯(ブレーキランプ)」

 ・制動灯の灯光の色は、赤色であること。

JIS規格 赤色度範囲表左の表は、JIS規格の赤色度範囲表です。

  赤色の数値は、Y 0.335付近です。

今回購入したLED(SMD)は、発色はOKですが光量が今のところグレーゾーンです

車検時に確認したいと思います。

 追記:2014.06.14. 3回目の車検

 車検クリアできることを確認しました。

 ・制動灯は、昼間にその後方100mの距離から点灯を確認できるものであり、その照射光線は、他の交通を妨げないものであること。

 ・平成18年1月1日以降に製作された自動車に備える制動灯にあっては、光源が15W以上60W以下照明部の大きさが20cm2以上であり、その機能が正常な制動灯は、この基準に適合するものとする。

 ・尾灯と兼用の制動灯は、同時に点灯した時の光度が尾灯のみを点灯した時の光度の5倍以上となる構造であること。

 

●メーター内の警告灯について

ABS警告灯点灯 独立行政法人 自動車技術総合機構は、2017年2月からエンジン始動している状態で、メーターパネル警告灯が点灯/点滅/電球切れ/警報ブザーが鳴ったままの車は車検NGになります。

  *前方エアバッグ(側方エアバッグ) *ブレーキ *ABS *エンジンチェック など

 これらの警告灯は、ブレーキなど安全性に関わる重要な故障を抱えた可能性も否定できない事や、安全に対する社会的機運の高まりもあるので、厳密にチェックする事になりました。

 電球切れの場合は下記の関連リンクを見て、電球またはLEDに交換してください。

 関連:超拡散マイクロLED

 → こちら ←メーター内の電球交換方法を紹介しているページです。

 
 ★必要な部品/材料 ★必要な工具

・ビニールテープ

・コーキング

・両面テープ

・ティッシュペーパー

・ウエス


・+ドライバー(#2)

・プライヤー

・コーキングガン

 ★施工
 ■抵抗取付準備

  注意! ここで紹介している配線と配線の色は、10型MT車の物です。 型違いの場合はディーラー等で確認してください。

配線図(ABS警告灯が付いた時)【抵抗取付配線図】

・ABS警告灯が点かないように、配線図のようにブレーキランプとアースの配線に抵抗を取付します。

抵抗から出ている配線の先【抵抗の取付準備】

・抵抗から出ている配線の先は、切りっぱなしになっています。

 

エレクトロタップ(抵抗側)・エレクトロタップ(中央の写真の青丸の部分)に、抵抗の配線の先を合わせます。

 抵抗の配線の先をエレクトロタップに取付

エレクトロタップ取付後・エレクトロタップを合わせて、音が鳴るまでプライヤーで挟みます。

 ※音が鳴らない場合もあります。

・もう片方も同じようにエレクトロタップを取付します。

・もう一個も同じようにします。

 
 ■S25Wバルブ取外

テールレンズ取外ネジ位置テールレンズ取外ネジ位置【テールレンズ取外】

・リアハッチドアを開けます。

・テールレンズを固定しているネジを+ドライバーで取外します。

・テールレンズのユニットはピンに刺さっている状態です。

 ハーネスは長くないので注意しながら、テールレンズのユニットを真っ直ぐ手前に引っ張って取外します。

テールランプのソケット位置【ストップ/テールランプのソケット取外】

・ストップ/テールランプのソケット位置は、左側の写真の赤丸です。

テールランプのソケット部分     ・ストップ/テールランプ配線は、下の図のようになっています。

テールランプのソケット部分※配線の色は10型MT車の物です。

ランプ配線

配線色

ストップランプ

     

テールランプ

     

アース

     

テールランプソケット取外・ストップ/テールランプのソケットを取外します。

 左側の写真のように、左へソケットを回して手前に引っ張ると外れます。

S25ダブルバルブ取外前・ソケットが外れました。

S25ダブルバルブ取外前【電球取外】

・S25Wバルブ取外方法は、左の写真のように、S25Wバルブのピンの部分が見える位置にソケットの向きを変えます。

  写真1 バネで押されて固定されているので、S25Wバルブをソケット側に押します。

  写真2 S25Wバルブを押しながら動かなくなるまで回します。

  写真3 手の力を緩めるとS25Wバルブが外れます。

 
 ■LED(SMD)バルブ取付

ソケット部分(ピンの高さが段違い)【LED(SMD)バルブ取付】

・S25Wバルブのソケット部分のピンは平行に配置されて、高さが段違いになっています。

 バルブの取付向きが決まっているので取付間違いが無いです。

LED(SMD)バルブ取付 LED(SMD)バルブを取付時は、ピンの高さを確認してソケットに差し込み、外した手順の逆で取付します。

テールランプソケット取付【ストップ/テールランプのソケット取付】

・ソケットの溝の位置を合わせて差込み、右へ動かなくなる所まで回すとソケットが固定されます。

 
 ■抵抗取付

ハーネス引込部分エレクトロタップで配線に割り込ませます。

【抵抗の取付場所】

・抵抗の取付場所を決めます。

 初めは抵抗をハーネス引込部分のパッキンを外して、その穴の中に取付しようと思いましたが、抵抗が長くて入らなかったため車体側のテールレンズに干渉しない場所に取付します。

 

【配線】

・車体側から出ているハーネスの周りに付いているチューブをある程度カットして、抵抗から出ている配線が車体側に届くようにします。

・エレクトロタップでストップ配線(緑/白)とアース配線(黒)に割り込ませます。

  注意! 抵抗の発熱状態を必ず確認  ※やけど注意

 フットブレーキを踏んだ状態にして、しばらく放置します。

 私の場合は、1人で作業なので、突っ張り棒で固定しました。

 約3分ぐらいブレーキが点くようにしました。

 ブレーキが付き始めて約10秒ぐらいで抵抗に少し熱を感じましたが、ある程度は熱くなりますが手で触れないくなるほどにはなりませんでした。

 (冬場に取付したせいもあるかもしれません。)

 私の車はマニュアル車なので、問題が無いレベルだと思います。

 AT車の場合は、Cピラーなどの内装を剥がして車体側に抵抗を取付した方がいいと思います。

・エレクトロタップ部分は、水などがかからないようにビニールテープで巻き付けます。


テールレンズに干渉しない場所に抵抗を取付します。【車体に抵抗取付】

・抵抗のヒートシンクの平らな部分に両面テープを貼って、剥離紙を剥がします。

・車体の方に抵抗の熱を逃がすため、テールレンズに干渉しない場所に抵抗を取付するので、抵抗を貼りつける場所をウエスで綺麗にふき取ります。

・抵抗を取付します。

 

抵抗は完全に防水ではないので注意・写真の赤丸のように、抵抗は完全な防水ではないので、露出している部分をコーキングで絶縁処理します。

 両面テープだけでは抵抗が外れてしまう可能性があるので、ヒートシンクと車体側をコーキングをした方がいいでしょう。

 コーキングが固まるとしっかり固定されます。

  注意!コーキングの代替でホットボンドを使用して固定しないでください。抵抗の熱で溶けます。

 

テールレンズ取付ネジ位置【テールレンズ取付】

・テールレンズを車体に取付します。

・テールレンズをネジで固定します。

・助手席側は取付完了です。

 

【運転席側も施工】

・運転席側も同じように施工します。

・最後にリアゲートハッチを閉めます。

 
 ■動作確認

ABS警告灯点灯【ABS警告灯】

・エンジンキーを「ON」にします。

・メーター内のABS警告灯のランプが約2秒後に消えることを確認します。

 

●ここでABS警告灯が点灯している場合

 再度配線を確認します。

 ・配線が接続部でショートしていないか?

 ・配線を間違えていないか?

 ・ヒューズが切れていないか?

 ・LED(SMD)バルブの導通をテスターで調べます。

 配線とLED(SMD)バルブを確認してからもう一度ABS警告灯を確認してください。

 点灯したままならば抵抗の不良またはLED(SMD)バルブの不良なので、販売店と相談してください。

 ABS警告灯が点灯したままでは車検NGです。

 

ストップ側点灯(昼間)

ストップ側点灯

テール側点灯(昼間)

テール側点灯

【LED点灯確認】

・フットブレーキを踏んだ状態にして、ストップ側が点灯する事を確認します。

・確認したらブレーキを解除します。

・ライトスイッチをスモールにして、テール側が点灯する事を確認します。

・確認したらライトスイッチをOFFにします。

・左の写真は取付したLED(SMD)バルブを点灯したものです。

 昼間の点灯でこの明るさであれば問題無いと思われますが、ハイマウントストップランプ(LED)の方が明るく感じます。

 夜間に改めて確認した所、やっぱりハイマウントストップランプ(LED)の方が明るく感じます。

  注意! ストップランプの点灯を必ず確認してください。

 制動装置等の整備不良でお巡りさんのお世話になると...

 反則金

 減点数

 普通車 ¥9,000 ※ページ作成時

 2点 ※ページ作成時

 罰則

 3ヶ月以下の懲役 または、5万円以下の罰金 ※ページ作成時

 

 

●ここで点灯しない場合

 再度配線を確認します。

 ・配線が接続部でショートしていないか?

 ・配線を間違えていないか?

 ・ヒューズが切れていないか?

 ・LED(SMD)バルブの導通をテスターで調べます。

 ・それでも異常が無い場合は、LED(SMD)バルブを付け替えて点灯するか確認します。

 配線とLED(SMD)バルブを確認してからもう一度ABS警告灯を確認してください。

 ここで点灯しなければ、LED(SMD)バルブの不良なので、販売店と相談してください。

 点灯しない場合は整備不良になるので車検NGです。

 
 ★施工後

・ブレーキ/テールランプが球切れする心配がなくなりました。

 

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