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 CARMATE PRO ウインドリペアシステムセット [PS300]

2012.12.22.施工/公開日

車検クリアできます。

状態によっては車検NG

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 Keiworksに「CARMATE PRO ウインドリペアシステムセット [PS300]」を使って、フロントガラスのひび割れを補修します。


 ★今回取付する商品の紹介

・CARMATE PRO ウインドリペアシステムセット [PS300]

CARMATE PRO ウインドリペアシステムセット [PS300]

セット内容

【特徴】※メーカーホームページとパッケージより

・可視光硬化型レジン&加圧減圧注入器採用し、より美しいガラスキズの補修を実現。

・補修器具フルセット入り。

 

【詳細】

・通常価格

・第4類第3石油類危険等級V


【セット内容】

・ガラス補修液(容量:1g)

 ↑可視光硬化型レジン

・注入器(注射器)

 ↑医療メーカー テルモ製



2,980円(税込[5%])

火気厳禁です。



・ノズル

・ピン

・カミソリ

・透明保護フィルム



【補修できないキズ(ひび割れ)】 下の写真は一般的なキズです。

・深さが3mm以上あるキズ

・軽い衝撃でキズが進行してしまうようなキズ

 ※補修液を注入するだけでキズが広がる事が稀にあります。

 ※このようなキズは肉眼でも判断できませんが、本来補修に向かずガラス交換必要があります。

大きさ20mm以上のキズ

 大きさ20mm以上のキズ

窓フチから5cm以内にあるキズ

 

 窓フチから5cm以内にあるキズ

衝撃点(ヒビの始まり)が2箇所以上あるキズ

 衝撃点(ヒビの始まり)が2カ所以上あるキズ

ガラス内部のキズ(表面にヒビが走っていない為補修液を注入できません。)

 ガラス内部のキズ

 ※表面にヒビが走っていない為補修液を注入できません。


【使用上の注意】※メーカーホームページとパッケージより

・本製品はガラスのキズ1カ所分の補修セットです。

あくまでも応急処置です。

・キズの大きさ、深さ、内容によっては修理できない場合もあります。

・キズができた後にガラスコーティングを施工すると補修できません。

・撥水ガラスコーティングがしてあると、補修できないので落としてから補修してください。

・補修液がボディーなどに付着した場合はすぐにふき取ってください。

・ガラス補修液は太陽光で硬化するので、必ず日の当たらない所で作業してください。

補修液が目に入ると大変危険です。

 保護メガネなどの着用をお勧めします。


【応急処置】 医者の診察を受けてください。

・飲み込んだ場合は、大量の水を飲ませて吐かせてください。

・目に入った場合は、綺麗な水で充分洗浄してください。

・皮膚に付いた場合は、綺麗な水で充分洗浄してください。


【ガラス補修液の保管場所】

・直射日光の当たる所、温度が40℃以上の所、凍結する所には保管しないでください。


【車検について】

 今回の施工はあくまでも応急処置です。

 ひび割れの状態によっては、車検NGの場合もあります。

 追記:2014.06.14. 3回目の車検

 施工後にもう一度、修正をかけました。

 見る検査員にもよりますが、今回車検を受けた所では車検クリアできました。


 ★必要な部品/材料 ★必要な工具

・ブレーキクリーナー

・ウエス

・古新聞紙

・マスキングテープ


・保護メガネ → 目の保護です。

・ドライヤー → 気温によっては必要です。

・汚れてもいい服

・作業灯 → 天候によっては必要です。


 ★施工

 ■キズ(ヒビ)の状態

車内から撮影したキズ 冬場になりスタッドレスタイヤに交換するこの時期によくある事ですが、夜間運転中に前を走っていた車が石を跳ねたらしく、翌日朝見たらフロントガラスの助手席側にひび割れとキズがありました。

 軽く石が当たっただけだと思い、暗かった為キズが確認できませんでした。

 その場で相手に言えばいいのですが、言った所で「証拠が無い」と言われるだけなので、泣く泣く自分で補修する事にしました。

 フロントガラスを本来交換しなければならないのですが、フロントガラスを交換するのにウン万円して高いので、

 車検時にどうするか?車検を受ける所で相談したいと思います。

車内から撮影したキズ(拡大)

外から見たキズ ヒビ割れ1カ所とキズ1カ所を補修します。

 今回は左の写真@のひび割れをメインに補修を紹介します。

 

 ■作業する注意点と条件

【作業時の注意点】

一旦作業を開始すると補修液が硬化し始めるので作業を途中で中断する事が出来ないので注意してください。

作業時間は夏場30分以内、冬場で1時間以内を目標で素早く作業してください。


【天候】

・晴れていて風が無い日

 雨天時や雨上がりなど湿度の高い時は補修液の硬化が不十分になるので作業しないでください。

 補修液は可視光(日光)硬化型なので、太陽の光で固まります。 → 修正液使用後は必ず遮光袋の中に入れてください。

 作業は太陽光が当たらない所で作業してください。

 室内(ガレージ内)で作業する場合は、照明に近づけ過ぎないでください。


【気温】

・ガラスの表面温度が熱過ぎず冷た過ぎない常温(10℃〜20℃)の時に作業してください。

 冬場作業する場合は、補修液が綺麗に固まらなかったり傷口を広げてしまう恐れがあります。

 夏場作業する場合は、補修液が必要以上に早く硬化してしまいます。


 ■前準備

ガラスを綺麗にしてからキズの周りをコーキングします。【ガラス面の洗浄/乾燥】

・ガラスの傷口を充分洗浄します。

 RainX、ガラコなどの撥水ガラスコーティングをしてある場合は、補修液が点かない場合があるので、傷口周りをすべて綺麗に落としてください。

 油膜取り(研磨剤入り)は使用しないでください。

・キズ内部までよく乾燥させてください。


【マスキング】

・ガラスを綺麗にしてから台座を取付する所以外をマスキングします。


 ■補傷口の補修準備

ピンで補修液が入りやすいようにします。・キズの中心部に補修液が入りやすいように、付属のピンを0.2mmぐらい差し込みます。

ピンで補修液が入りやすいようにします。・傷口が広がらないように軽くピンを左右に振ります。

※傷口の内部の空気排出や補修液を奥まで入りやすくします。

※蜘蛛の巣のように放射状に広がっている場合は、この作業は不要です。

  注意!

 力を入れて刺激し過ぎないようにしてください。

 傷口が広がってしまう場合があります。

・ガラスの破片など出た場合は、綺麗にふき取ってください。


 ■台座取付

台座取付・台座取付を取付します。

 台座の下面に付いている接着シールの剥離紙を剥がします。

台座取付・キズの中心点が台座の中央部になるように、台座の中心の穴を覗き込んで取付します。

台座取付・台座取付を取付した状態です。

車内側側から見た台座取付後の状態・車内から見た状態です。

指で台座をなぞってしっかり固定させます。・台座を指でなぞってしっかり固定(密着)させて空気を完全に抜きます。

・車内側から台座を見て、接着シールに気泡が入っていない事を必ず確認してください。

  注意!

 ここでしっかり固定(密着)させないと、加圧と減圧した時に補修液が漏れてきます。


 ■補修液注入準備

注射器のピストンを目盛の「4」に合わせます。【注射器の準備】

・注射器のピストン(黒いゴム)を目盛の「4」に合わせます。

・保護メガネをかけます。 → 補修液が飛び散った時に目に入らないようにするためです。

・補修液がこぼれないようにするため、ウエスを台座の周りを囲みます。

台座のネジ山手前まで補修液を入れます。台座を押さえて注射器を取付します。

台座を押さえて注射器を取付します。

【補修液注入】

・台座のネジ山手前まで補修液を入れます。

  注意! 修正液使用後は必ず遮光袋の中に入れてください。


【注射器取付】

・台座を押さえて注射器を取付します。

・注射器の目盛「4」が動いていない事を確認してください。

・台座と注射器の辺りを軽く振動を2〜3回当てて、台座内にある空気を注射器側に移動させます。

・台座の周りに置いたウエスを外して、こぼれた時のために近くに置きます。

 

 ■補修液注入(減圧と加圧)

【減圧】

・ピストンをゆっくり引き上げて凸ストッパーに載せます。

 減圧状態で10秒間固定。

  注意! ピストンを引き上げ過ぎないようにしてください。

ピストンを引き上げ減圧状態で10秒固定。ピストンを引き上げ減圧状態で10秒固定。ピストンを引き上げ減圧状態で10秒固定。


【加圧】

・ピストンをゆっくり押して凸ストッパーに引っ掛けます。

 加圧状態で10秒間固定。

  注意! 一気に押し下げると液漏れを起こします。

ピストンをゆっくり押して加圧状態で10秒固定。ピストンをゆっくり押して加圧状態で10秒固定。ピストンをゆっくり押して加圧状態で10秒固定。


 【減圧/加圧/減圧/加圧..........】

 ・減圧と加圧の作業を10回繰り返します。

 たまに車内側からもキズに補修液が浸透しているか確認してください。

 この作業を繰り返すことで、キズの奥まで補修液が浸透します。


 ■注射器と台座取外

台座をゆっくり剥がします。

【注射器取外】

・注射器のピストンをフリー(減圧/加圧していない)の状態にします。

  注意!

 加圧になった状態で注射器を取外すと、補修液が飛び散るので注意してください。

・注射器を台座から外します。

台座をゆっくり剥がします。

【台座取外】

・台座をゆっくり剥がします。

  注意! 少し補修液が出てくる場合があります。

・台座を外した時に接着シールがフロントガラスに付いたままになっている場合があります。

 ゆっくり剥がしてください。


 ■硬化

保護フィルムに補修液を2〜3滴垂らして、素早くガラスに貼付します。【保護フィルム貼付】

・付属の保護フィルムに補修液を2〜3滴垂らして、素早くガラスに貼付します。

  注意! 修正液使用後は必ず遮光袋の中に入れてください。

保護フィルムに補修液を2〜3滴垂らして、素早くガラスに貼付します。・空気がキズの辺りに来ないよう、保護フィルムの上から指でなぞります。

  注意! 保護フィルムからはみ出た補修液はすぐ拭き取ります。

・保護フィルムが剥がれないようにマスキングテープで留めます。

夏場15分、冬場30分太陽に当てて硬化させます。最後にカミソリで仕上げます。【硬化作業】

・車を日光の当たる場所に移動させます。

  注意! 振動を与えないようにしてください。

・夏場15分、冬場30分太陽に当てて完全に硬化させます。

 日光に当てる時間は、目安よりも長くなっても問題ありません。

 ●補修液が完全に硬化の判断方法

   ・液状又は半渇きの時   保護フィルムを触ると補修液が広がります。

   ・完全硬化した時     保護フィルムを触っても補修液が広がりません。

補修液が硬化した状態です。・写真は補修液が完全硬化した状態です。

補修液が硬化した状態です。(車内側)

保護フィルムをゆっくり剥がします。【保護フィルム取外】

・保護フィルムをゆっくり剥がします。

保護フィルムを剥がした直後です。

 ■仕上げ

カミソリを垂直に立てて硬化した修正液をガラス表面の高さに削ります。【削る】

・カミソリを垂直に立てて硬化した補修液をガラス表面の高さに削ります。

 下の写真は、硬化した補修液を削っている途中です。

 カミソリを垂直に立てて硬化した修正液をガラス表面の高さに削ります。 硬化した補修液を削っている途中です。


補修後
補修後(車内側)

【仕上げ】

・キズの面が平らになたら、ウエスで綺麗に磨きます。


【完了】

・補修完了です。車内からはほとんどキズがわからなくなりました。

・補修が完全に終わってからマスキングをすべて外します。


キズが凹んでいる場合は再度補修します。●キズが凹んでいる場合

 再度補修します。

 補修液を垂らした後に保護フィルムを貼って、乾いたらカミソリで硬化した補修液を削ります。


 ★施工後

施工前

施工後

施工前

施工前

施工後

施工後

・フロントガラスのリペアキットは、カーメイトとホルツなどで販売しています。

 なぜ今回カーメイトを選んだかと言うと、以前リアバンパーを不注意でぶつけて修理している時に使った「Holts エアープラスLight (MH20001)」があまりにも使い勝手が良くなかったからです。

 関連:塗装について(リアバンパー補修)

 → こちら



 フロントガラスのリペアは初めは大変なんだろうと思っていましたが、やってみるとすごく簡単でした。

 フロントガラスがひび割れで傷ついたのはショックでしたが、ある程度補修できたので良かったです。

 車検時、ここのひび割れをどう判断されるのでしょうか?


 追記:2014.06.14. 3回目の車検

 施工後にもう一度、修正をかけました。

 見る検査員にもよりますが、今回車検を受けた所では車検クリアできました。


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