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塗装について(リアバンパー補修)

2010.08.31.施工/公開日

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 Keiworksに塗装について(リアバンパー補修)です。

 私の車のボディーの色は、アズールグレーパールメタリック(ZY4)です。

 この色は現在(2010.08)HoltsとSoft99で筆塗りタイプは販売されていますが、缶スプレータイプはまだ発売されていません

 ※Holtsから「アズールグレーパールメタリック(ZY4)」の缶スプレーが発売されています。(2018.04.29.追記:ページ下で紹介しています。)

 

 ★破損箇所と見積(概算)

破損した箇所です。・先日、リアバンパー(右側)を不注意でぶつけてしまったので、大きい穴と深い傷が出来てしまいました。

 ↑リアハッチとマフラーとリアフォグランプは無傷でした。

・左の写真は破損した箇所です。

 写真は破損する前の物です。そこに破損した部分を表示しています。

    青 → 押されてシワになっている。

    赤 → 大きい穴が開いている。

    黄 → 欠けている。

    緑 → 擦り傷と深い傷

 見ていて痛々しいです。

 あまりのショックで写真を撮る事を忘れていました。

・近くの塗装もしている整備工場(スズキのディーラーが外注に出す所)とディーラーに概算で見積してもらいました。

 初めは自分の中では「アズールグレーパールメタリック(ZY4)」に塗装されているバンパーがあり、バンパーだけ取り寄せて自分で取付しようと思いディーラーへ連絡しました。

 スズキ純正部品のリアバンパーの在庫は、パールホワイト(Z7T)とブルーイッシュブラックパール(ZJ3)の2つは塗装されたバンパーがあるそうです。

 それ以外のアズールグレーパールメタリック(ZY4)などの色は塗装されたバンパーは無く、プラサフ(下地)処理されたバンパーを塗装するそうです。

 修理にかかる日数(バンパーのみ交換)は、塗装されているバンパーなら1〜2日ぐらい、塗装するバンパーの場合は5日ぐらいかかるそうです。

 整備工場でリアバンパー交換/塗装で約\40,000(概算)になるそうです。

 ディーラーに依頼すると、ここに\10,000プラスされます。

 整備工場にリアバンパー注文で\25,000ぐらいで塗装\10,000ぐらい、合計\35,000(概算)です。 → 自分で取付する場合です。

 と言うことは、バンパー脱着で\5,000は高いです。

 
 ★必要な材料/部品 ★必要な工具

・Soft99 エアータッチ か Holts エアープラスLight

・Soft99 バンパープライマー

・Soft99 プラサフ

・Soft99 タッチアップペン → 私の場合は2本

 ※修復する面積で必要な数をそろえてください。

  か

  Holts カラータッチ(アズールグレーパールメタリック(ZY4))

 → 私の場合は2本

  ※修復する面積で必要な数をそろえてください。

・Soft99 塗料(クリア)

・Holts 厚づけパテ

・Holts コンパウンド(細かい)

・水

・バケツ

・マスキングテープ

・古新聞紙

・ウエス → やわらかい物

 

・ヘラ

・カッター

・ハサミ

・耐水ペーパー[#180]

・耐水ペーパー[#320]

・耐水ペーパー[#1000]

・耐水ペーパー研磨用ゴム台

・スポンジヤスリ[荒目]

・スポンジヤスリ[細目]

 ★今回塗装するための商品の紹介 (HoltsとSoft99比較) ※個人的な感想です。

商品名

 Holts エアープラスLight ※Holtsホームページより

 Soft99 エアータッチ ※Soft99ホームページより

販売価格

 SABで\880(税込[5%]) ※価格はページ作成時の物です。

 YHで\800(税込[5%]) ※価格はページ作成時の物です。

商品写真

ノズル部分

Holts エアープラスLight  Holts エアープラスLightのノズル部分

Soft99 エアータッチ Soft99 エアータッチのノズル部分

特 徴

・カラータッチ(筆塗り塗料)がスプレーペイントに早変わりします。

・従来のスプレーペイントより小さい範囲にスプレーを行う事が出来ます。

 またぼかしも作りやすいです。

・カラータッチ以外の塗料も、カップに入れればスプレーペイントに出来ます。

・スペアパーツが豊富です。

・タッチアップペン(筆塗り塗料)がスプレーペイントに早変わりします。

・狭い範囲でスプレーできるのでマスキングが要らない。

・薄くスプレーするから下地処理と後の仕上げが簡単。

・少しずつの塗装だから失敗が少ない。

・スペアパーツが少ない。

スペア

パーツ

商品名

メーカー

品番

説明

  スペアアタッチメント

MH20004

 色を変える時のアタッチメントです。

 Proシャフト

MH20006

 ノズルの先が細長いスペアアタッチメントです。

 スペアボンベ

MH20003

 エアーボンベです。内容量:150g

*スペアパーツが沢山あり、換えのボンベと他のメーカーの塗料でも出来ると書いてあったので最初に購入しました。

商品名

説明

 スペアキャップ(本体)

 色を変える時のキャップ部分。

 オーダーショップ

 タッチアップペン

 エアタッチ対応セット

 色を作成してもらった時に使用。

*スペアパーツは少なく、換えのボンベがありません。塗料の入れ物が通常の向きに付くので、今度は期待して購入。

*この商品はSoft99「タッチアップペン」専用で他のメーカーの塗料が使えません。(タッチアップペンの容器に入れ替えれば使えます。)

セット

アップ

使用方法

・アタッチメントの中に3mmぐらいの鉄の玉をセットします。

(ノズルの先のあたり)

・ボンベにアタッチメントを取付します。→これが取付にくいです。

・塗料の容器にもう一つの大きい鉄の玉を入れて、塗料を良くかき混ぜます。

・アタッチメントを逆さにして、カラータッチを取付(ネジ式)してます。

・アタッチメントから塗料がこぼれないように注意しながら塗装します。

・タッチアップペンを良くかき混ぜて蓋を外し、ストロー部分に容器を差込でネジって締めるだけで通常の缶スプレーと同じ感覚で使用できます。

感 想

・上から落ちてきた塗料がエアーで飛ばされて塗装されますが、塗装初めから一定に塗料が出ません。

  塗料の水滴みたいな物がたまに飛びます。

  塗装をしていない時でも塗料が下がってきます。

  手は塗料で汚れます。 → 要ビニール手袋

  地面も垂れた塗装が付いています。

 最悪です。

・常に塗料の入ったアタッチメントは傾けることが出来ないので、注意しながら塗装します。→ 塗料がこぼれます。

 気を抜く事が出来ません。

・初めて使う時はいいですが、塗料交換が大変です。

 付属の玉も入れ替えないといけません。

 交換している間に塗装が乾きそうです。

 手は塗料で汚れます。 → 要ビニール手袋

・塗料の出る量も一定で安定しています。

・途中で塗装を中断しても容器から液ダレはありません。

・塗料が入った状態で横にする事は出来ません。

・塗料を交換するときは、手を汚さずに簡単に交換できます。

結 論

・出てくる塗料の量が一定でない、塗料を無駄にしている、手間がかかる、缶スプレーより気を使うという事でとても使いづらい商品でした。

ホルツさん見ていたら「アタッチメント」を改良した方がいいと思います。

・すごく使いやすいです。

 缶スプレーを使っている感覚に近いです。

 

 ★塗料の色について (HoltsとSoft99比較) ※色の感じは個人的な感想です。

【1ml あたりの単価】

・2回も塗装する事になってしまったので、比較する事が出来ました。 → どちらも筆塗りタイプの塗料です。

メーカー

商品名

内容量

取扱販売店

販売価格

1mlあたりの単価

Holts

カラータッチ

アズール

グレー

パール

メタリック

[ZY4]

20ml

SAB

609円

30.45円

Soft99

タッチアップペン

アズール

グレー

パール

メタリック

[ZY4]

12ml

YH

556円

46.4円

 

【感想】※個人的な感想です。

・Holts「カラータッチ」は私の車の色と比べて明るい色でした。

 周りと比べてもちょっと違和感があり、「塗ったでしょ」って言われそうです。

・Soft99「タッチアップペン」は、私の車の色と比べて少し明るいですが近い色です。

 パッと見では分からないレベルです。

・1ml あたりの単価で考えるとSoft99の方が割高ですが、今回の場合は無駄なく使い切る事を考えればSoft99の方が良かったです。

 
 ★施工

 今回の作業時の写真がありません。直すのでいっぱいいっぱいでした。

・自分で直してみます。

 このホームページは自分でやる事を基本にしているので、どうしても駄目ならバンパーを変える方向で塗装をプロ(本職)に依頼する事にします。

 

【凹凸修正】

・リアハッチを開けて、破損部分をカッターと耐水ペーパー[#180]である程度形を整えて、バンパーの地が出るまで研磨します。

 

【プライマー塗装】

・脱脂してバンパープライマー(Soft99)を塗ります。

 

【パテ盛り】

・家にあったパテ(Holts「厚づけパテ[ボディー用](MH-101)」)を使いパテ盛りします。

 

【パテ研磨】

・耐水ペーパー[#320〜#1000]で研磨します。

 手でなでながら確認して研磨してください。

 

【パテを完全に乾かす】

・パテやせするかもしれないので、1週間放置します。

 パテを完全に乾かします。

 普段使っている車なので、しばらくこの状態で走っていました。

 パテの色は水色で目立ちます。

 

【パテ修正】

・パテ盛りした所をパテやせしていないかチェックしてから脱脂します。

 

【マスキング】

・修復する部分の周りをマスキングします。 → 修復部分より3cmぐらい離してください。

 

【バンパープライマー塗装】

・バンパープライマー(Soft99)を塗ります。

・下の写真黄色部分にプラサフ(Soft99)塗装します。

 一気に塗ろうとしないで数回に分けて重ね塗りします。

黄色部分にプラサフ(Soft99)塗装します。

 

【マスキング取外】

・マスキングを外します。

・プラサフが乾いたら、プラサフを耐水ペーパー[#1000]で修復部分の段差を無くします。

 手でなでて確認します。


【ナンバープレート取外】

・ナンバープレート外します。


【マスキング】

・脱脂した後、左の写真(赤部分)のように、ラインを活かしてマスキングします。

 リアフォグランプとダクトもマスキングします。

・夜間ナンバープレートを照らすランプもマスキングを忘れずにやってください。

赤部分のようにマスキングします。



【ボカシ剤塗装】

・脱脂したらボカシ剤(Soft99)をバンパー中央(左の写真青線)より右側を塗装します。

 バンパー中心でボカス感じにします。

 

 

 一通り作業してきてここまでは良かったが、一番肝心の塗装で失敗してしまいました。

 理由:ホルツ「エアープラスLight」は、塗料が一定量出なかったので、所々塗料が水滴のように所々点になってしまいました。

 

【塗料補修】

 ・このままでは納得がいかなかったので、塗装が乾いてから耐水ペーパー[#800]で塗装をすべて落としました。

 ・またバンパープライマー〜プラサフ〜研磨〜脱脂〜マスキングまでやって、やっとまた塗装できる状態まで直しました。

 

 

【塗装】

・今度はSoft99の「エアータッチ」を使って塗装しました。 → 今度は大成功です。

 リアバンパーを約半分塗装したので「タッチアップペン」を2本使い切りました。

 

【クリア塗装】

・続けてクリア塗装(3回)塗ります。

 

【ボカシ剤塗装】

・塗装した部分の外側にボカシ剤を塗ります。

 

【マスキング取外】

・マスキングをすべて剥がします。

 

【ナンバープレート取付】

・ナンバープレートを元に戻します。

 

【磨き作業】

・塗装が完全に乾く1週間後にコンパウンド(Holts)で磨きました。

 今回普通のクリアを使いましたが、Soft99「ウレタンクリアー」と言う製品が出ています。

 こちらの方が光沢が出るみたいです。

 

【完成】

・パッと見分からないレベルまで修復できました。(多少凹凸しています。)とりあえず私の中では許せる範囲です。

 良く見るとクリアの光り方が左右違うので、Soft99「ウレタンクリアー」を使えば良かったみたいです。

 下の写真を撮影した後も磨きこみ、光沢がもっと出てきました。

クリア塗装直後のバンパー横面 補修(赤印)した部分です。

↑クリア塗装直後のバンパー横面       ↑補修(赤印)した部分です。

ダメージが一番大きかった所です。 ダメージが一番大きかった所です。

 赤丸はキズ、凹み、欠け。

 黄丸は穴が開いた部分です。

 上の部分が少し歪んだ感じですが、他はあまり目立たなくなりましたです。

 左の写真を見ると色ムラが出来ているように見えますが、色ムラになっていません。

 
 ★施工後

・バンパー交換はしなくてもいい感じです。

 直って良かったです。→ \10,000以内で直りました。

・いろんなメーカーから補修用品が売られています。

 どれが良くてなんて実際に使ってみないと分からないです。

 このホームページを見ている方で、これはお勧めと言う補修用品がありましたら、是非メールで教えてください。

・今回補修部材の比較をしましたが、結果Soft99の方が使いやすい感じに紹介しましたが、ホルツを否定している訳ではありません。念のため。

 私が使っているホルツの商品で「液体パッキン」「厚づけパテ」「コンパウンド」など使っていています。

 どれもいい商品です。

・修復作業をして初めて、ダイソー「スポンジヤスリ」を部分的(曲面を研磨)に使ってみました。作業がはかどりました。

・研磨作業や磨き作業時はすべて手作業でやった為、しばらく肩が痛かったです。

・私がABやYHにアズールグレーパールメタリック(ZY4)の缶スプレーが発売されないのか確認(2010.08現)しましたが、メーカーの方から発売の予定がまだ無いそうです。

 もう少し車の登録台数が増えないと発売されないとSABの担当者が言っていました。

 Keiだけでなく他の車種でも最近よく見る色なんですが、早く発売される事を期待して待ちましょう

 

追記:2018.04.29. 缶スプレー発売

 Holtsから「アズールグレーパールメタリック(ZY4)」の缶スプレーが発売されています。

 簡単になりました。

 

 Holts カーペイント スズキ アズールグレーパールメタリック[ZY4] 180mm

  と

 Holts カーペイント スズキ アズールグレーパールメタリック[ZY4] 300ml

 

 追記:2018.12.08. 300ml缶を購入しました。

 


●特注色関連リンク

 Soft99 Myボデーペンの購入方法やSoft99 Myボデーペンを使った補修は下記の関連ページで公開しています。

Soft99 Myボデーペン(特注色) 関連:Soft99 Myボデーペン(特注色)

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Soft99 タッチアップペン(フィズブルーパールメタリック[ZJH]) 関連:Soft99 タッチアップペン(フィズブルーパールメタリック[ZJH])

 → こちら ※WAGON R HYBRID FX [MH55S]のページです。

 市販品として販売されています。

Soft99 Myボデーペン(特注色:チャンピオンイエロー4[ZFT]) 関連:Soft99 Myボデーペン(特注色:チャンピオンイエロー4[ZFT])

 → こちら ※SWIFTsport[ZC33S]のページです。

Soft99 Myタッチアップペン(特注色:チャンピオンイエロー4[ZFT]) 関連:Soft99 Myタッチアップペン(特注色:チャンピオンイエロー4[ZFT])

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