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 CARMATE AUTO ALARM ALPHA [SQ8000A]取付

2011.05.21.施工/公開日

車検クリアできます。

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 KeiworksにCARMATE AUTO ALARM ALPHA [SQ8000A]を取付です。

 
 ★今回取付する商品の紹介

・CARMATE AUTO ALARM ALPHA [SQ8000A] 定価¥24,900(税込[5%]) → ¥5,980(税込[5%])で新品でABで購入。(超特価¥18.920引きです。)

CARMATE AUTO ALARM ALPHA [SQ8000A]

【特徴】※CARMATEホームページより

・純正キーレスでON/OFFできる便利なセキュリティです。

・車に何らかの衝撃が加わるとホーンが鳴り、スモールランプが点滅します。

・独立モードスイッチを切り替える事で、セキュリティのモードを簡単に変更する事が出来ます。

・傾斜センサーを搭載しているので、レッカーを利用した車両盗難や、ジャッキアップによるアルミホイール盗難にも反応します。

・メインユニットの設定スイッチを切り替える事で、使用環境にあわせたカスタマイズ可能。

 防犯性/近所迷惑防止がバランス良く設定できます。

・スマートキー、キーフリー、インテリジェントキー装着車にも対応してます。

・盗難発生警報装置の登録品です。

【仕様】

メインユニット センサーユニット モードスイッチ

・外形寸法

・重量

・電源電圧

・消費電流

65x96x28(mm)(突起物除く)

約172g

DC12V → 24V車取付不可

4.4mA(待機時)

・外形寸法

・重量

・コード長さ

35x60x23(mm)(突起物除く)

約44g

約2m(モジュラーコード)

・外形寸法

・重量

・コード長さ

18x40.5x9(mm)(突起物除く)

約33g

約1.5m

 

【センサーについて】CARMATE AUTO ALARM ALPHA [SQ8000A]は、4+1のセンサーで車を監視しています。

 センサー名

 動作

ドアセンサー

  ドアの不正な開放を感知した時に警報を発します。

  不正なドアの開放を感知すると、最初にポジションランプが点滅して、約3秒後にホーンが鳴動します。

  警報は約30秒間継続します。

イグニッションONセンサー

  合鍵や不正な手段でイグニッションがONになった事を感知した時警報を発します。

  不正なイグッニションへのアクセスを感知すると、ポジションランプとホーンが点滅/鳴動します。

  警報は約30秒間継続します。

傾斜センサー

 車がジャッキアップされたり、傾きを感知した時に警報を発します。

 車両の傾きを感知すると、ポジションランプとホーンが点滅/鳴動します。

  警報は約30秒間継続します。

ショックセンサー

 車が衝撃を受けた事を感知した時に警報を発します。

 車両への衝撃を受けた事を感知すると、ポジションランプとホーンが点滅/鳴動します。

  微衝撃センサー反応時 → ホーンが4回鳴っている時にポジションランプが2回点滅します。

  高衝撃センサー反応時 → ホーンが10回鳴っている時にポジションランプが5回点滅します。

ボンネットセンサー

[オプション]

 別売のボンネットセンサー(SQ211)

 ボンネットの不正な開放を感知すると、ポジションランプとホーンが点滅/鳴動します。

  警報は約30秒間継続します。

 

【CARMATE AUTO ALARM ALPHA [SQ8000A]を取付できない車種】※取扱説明書より

 CARMATE AUTO ALARM ALPHA [SQ8000A]は、以下に該当する車には取付出来ません。

 *DC24V車には取付できません。  → DC12V車専用です。

 *純正セキュリティアラーム装着車 → イモビライザー除

 *後付セキュリティシステム装着車 → すでに取付されている車は取付できません。

 *純正キーレスリモコンでドアを「ロックした時」と「アンロックした時」のハザード点滅回数が同じ車とハザードが光らない車は取付できません。

  ※ハザード点滅回数の設定をディーラーで変更している場合は、ディーラーで標準設定に戻してください。

  Keiの場合、ハザード点滅回数の設定をディーラーで変更していなければ、施錠(1回)/解錠(2回)ハザードが点くので問題ないですが、初期型のKeiでルームランプが点滅するタイプは取付できません。

 *ドアの鍵穴にカギを差してアンロック(解錠)した時に、車両のハザードが点滅する車は取付できません。

 *保安基準に対応していないホーンを取付している車は取付できません。 → 車検NGです。

 *ターボタイマーを装着している車は取付できません。 → 取付/使用は自己責任です。

  私の車にはターボタイマーが付いています。

  エンジン停止してからセキュリティをONにするか、CARMATE AUTO ALARM ALPHA [SQ8000A]の設定を5分後にセキュリティONになる設定にします。

  車検時、ターボタイマーとCARMATE AUTO ALARM ALPHA [SQ8000A]のセキュリティースイッチをOFFにしてください。

 関連:ターボタイマー取付・クラッチスタートキャンセル

 → こちら


 ★JAAMA VASマーク(自主規制登録証)と車検について

【道路運送車両法に定める保安基準について】

 2003(平成15)年7月7日に国土交通省は、道路運送車両法に定める保安基準の一部が改正されました。

 2006(平成18)年7月1日以降(軽自動車は2008(平成20)年7月1日以降)から運用が開始されています。

 保安基準に適合しない盗難発生警報装置を装着した場合は、車検クリアする事ができない場合があり、整備不良車とされる恐れがあります。

 全国自動車用品工業会では、自主基準の運用において、合格品には自主規制登録証が発行され、この自主規制登録証がある製品であれば車検時に検査が短縮されます。

CARMATE AUTO ALARM ALPHAの自主規制登録証


 但し、登録品であっても不適切な取付状態が確認された場合は不合格です。

 盗難発生警報装置の登録品に対してVASマーク、イモビライザーの登録品に対してIMBマークを発行しています。

JAAMA VASマーク(自主規制登録証)←CARMATE AUTO ALARM ALPHAのVASマーク


【対象車両】

 *初年度登録が2006(平成18)年7月1日以降の自動車または、2008(平成20)年7月1日以降の軽自動車は適用>されます。

 Keiの11型(最終型)は要注意です。一部の車が適用になります。

 *乗用の12V自動車

 *貨物用の総重量2t以下の12V自動車

 

【対象外車両】

 *初年度登録が2006(平成18)年6月30日以前の自動車または、2008(平成20)年6月30日以前の軽自動車は審査対象外です。

  Keiの場合は10型まで審査対象外です。 → 私の車は10型です。2007(平成19)年6月22日初年度登録なので対象外です。

 *記載に乗用・貨物用の指定がない項目は乗用/貨物用問わず

  ・乗車定員10人以上の乗用自動車

  ・貨物用の総重量2tより重い自動車

  ・2輪車(側車付き含む)

  ・3輪車

・車両電源が12Vではない自動車

・キャタピラー及びそりが必要な軽自動車(乗用)

・被牽引自動車

 


【CARMATE AUTO ALARM ALPHAの自主規制登録証について】

・取付時に自主規制登録証に取付作業日/販売店(住所と電話番号)/取付者名(任意)で記入します。

 記入後、自主規制登録証は車検証と一緒に保管します。

 

【消費電力について】

・エンジン停止して待機時の消費電力が平均で30mAを超えない事が保安基準上の条件です。

 これをクリアしないと車検は通りません。

 実際に電流計などで調べられたらいいんですけど、カタログの数値で計算します。

 常時電源を使用してバックアップや待機している機器(オーディオ/リモコンエンジンスターター/ターボタイマーなど)の待機時の消費電力を単純に足し算して、30mAを超えなければ車検クリアできます。

 もし超えるようであれば何か車検時に電気が流れないように機器の電源を外します。

 私の車もかなり電装品を取付していますが、30mAを超えない事を確認しています。

 

 ★必要な部品/材料

★必要な工具

・ビニールテープ

・結束バンド(小)

・収縮チューブ(小)

・ギボシ端子

・コーキング(シリコン)材

・整流ダイオード(1A)

・サービスマニュアル(電気配線図集)

↑無い人はディーラーでコピー


・+ドライバー(#2)

・ニッパー

・圧着ペンチ

・プライヤー

・ライター

・コーキングガン

・細長い棒 → 1mぐらいの物

・テスター


 ★施工

  注意!

 ・必ずエンジン停止、エンジンキーを抜いて、サイドブレーキをかけて平らな所で作業してください。

 ※今回は取付場所を公開するとセキュリティシステムを取付した意味が無くなるので、

  メインユニット/モードスイッチ/センサーユニットの取付場所は、非公開とさせていただきます。

 

 ■メインユニット/センサーユニット/モードスイッチ仮固定

【メインユニット仮取付】

・メインユニットを取付場所を決めます。

 注意!

  接続ハーネス(12P)は最後に接続します。

  今は接続しないでください。

 

CARMATE AUTO ALARM ALPHA [SQ8000A]の各ランプ/配線接続


【センサーユニット仮取付とモードスイッチ取付場所確認】

・メインユニット〜センサーユニットのモジュラー配線を、配線が届く範囲にセンサーユニットを仮取付します。

・センサーユニットは衝撃を感じやすいしっかりとした場所を選んでください。

 内貼りに取付すると衝撃を感じにくくなる場合があるので、車体に直接取付けます。

・メインユニット〜センサーユニットのモジュラー配線を一度外します。

センサーユニットのモジュラーとモート゛スイッチのカプラー


・モードスイッチも一度メインユニットにカプラーを差し込んで、取付位置を確認します。

 外から見えない位置に取付場所を選んでください。

センサーユニット・モードスイッチのカプラーもメインユニットから外します。

 

 ■接続ハーネス(12P)結線

接続ハーネス

  注意!

・必ずご自身でテスターで接続する配線全て調べて接続するようにしてください。

※当ホームページの下の表を見て配線して、不具合があっても責任取れません。

 必ず配線図を入手して、ご自身で確認してから作業してください。

 配線名 / 配線色

 接続先(Kei [車両側])

 ドア開放検出入力

  緑/黒 → 2本

  緑   → 3本

 ドアを閉めて+12Vなる配線に付属のワンタッチコネクター(赤)で分岐します。

 ドア開放検出入力の配線(緑/黒)は5本中2本だけ短い配線があります。

 この短い配線を運転席側と助手席側に接続します。→ Keiの場合はこの2本だけ取付です。

 他の線の先は収縮チューブ(ビニールテープ)で絶縁するか、ギボシ端子のメスを取付します。

 Keiのサービスマニュアルを見ると、運転席側はウォーニングブザーコントローラーとドアスイッチの前に整流ダイオードが付いています。

 この状態では運転席側だけしかドア開放検出できないので、必ず助手席側も配線してください。

 運転席側の配線は、整流ダイオードをドア開放検出入力の方に電流が流れるように取付、ドアスイッチ配線(黒/黄)から分岐します。

 助手席側のドアスイッチ配線(黒/赤)は、運転席側以外のドアスイッチにすべて配線がつながっています。

 ドア開放検出入力の配線(緑/黒)は少し短いので、配線が足りない場合は、ドア開放検出入力の配線(緑)を3本カットして、カットした配線を(緑/黒)に接続して延長します。

 配線が運転席側Aピラーにルームランプの配線があるので、配線(黒/赤)に接続しました。

 ボンネット

 センサー入力

 [オプション]

 黒/白

 オプションのボンネットセンサー[SQ211]接続用です。

 今回は取付しません。→ 自作できそうです。

 アース

  黒

 車両の金属部か直接アースに接続してください。

 アースが不完全な時は、動作不良の恐れがあります。

 ハザードランプ

 入力

  橙 

 ハザードランプ点灯で+12Vなる配線に属のワンタッチコネクター(赤)で分岐します。

 ターンシグナルリレーから出力された配線(黄/赤)に接続します。

 車内のヒューズボックスの上にターンシグナルリレーがあるので配線が大変です。

 イグニッション

  赤

 イグニッションONで+12Vになる配線に属のワンタッチコネクター(青)で分岐します。

 キーシリンダー裏側など、元の太い配線(黒/黄)に接続します。

 ドアの配線の色と同じなので注意してください。

 常時電源

  黄

 キーシリンダー裏側など、元の太い配線(白/緑)に付属のワンタッチコネクター(青)で分岐します。

 ホーン出力

  紫

 ホーン鳴動で+12Vになる配線に属のワンタッチコネクター(赤)で分岐します。

 エアバッグ装備車の場合はホーンリレーの出力側の(緑/白)の配線に接続します。

 ホーンリレー入力側の配線も(緑/白)です。

 接続ハーネス(ホーン出力)の配線が長いので、エンジンルームに配線を引込、ホーンの+側の(緑/白)の配線に接続してください。

 ポジションランプ出力と一緒に、エンジンルームに配線を引き込んでください。

 ポジションランプ

 出力

  青

 ポジションランプ点灯で+12Vなる配線にワンタッチコネクター(赤)で分岐します。

 接続ハーネス(ポジションランプ出力)の配線が長いので、エンジンルームに配線を引込、ポジションランプの+側の(赤/黄)に接続してください。

 ホーン出力と一緒に、エンジンルームに配線を引き込んでください。

 ソケットから同じ配線(赤/黄)が2本ありますが、どちらか1本に接続します。

 接続時、ソケットを外してから作業した方が作業しやすいと思います。

 狭い場所なので結構大変な場所です。

  注意!

 ポジションランプ出力を接続すると、ポジションランプ点灯時にフォグランプのスイッチをONにしておくと、バルブの寿命が早くなります。

 ライト消灯時に面倒でもフォグランプのスイッチをOFFにしてください。

 

 

 ■メインユニット/センサーユニット/モードスイッチ設定と動作確認

  注意! ホーンを鳴らす場合は、人の迷惑にならない所で動作確認してください。

【本体設定スイッチによる各種設定】

 太字は出荷時設定です。

 ※1 リモコンエンジンスターターを併用する時はイグニッションONセンサーを使用しないでください。

 ※2 高衝撃センサーを「使わない」に設定すると、微衝撃センサーも動作しません。

 

本体設定スイッチの設定は、

今回非公開とさせていただきます。

 

本体設定スイッチ

SW

番号

 設定項目

OFF

(上側)

ON

(下側)

1

 イグニッションONセンサー(※1)

使わない

使う

2

 操作時のホーン

鳴らす

鳴らさない

3

 衝撃時のホーン

鳴らす

鳴らさない

4

 微衝撃センサー

使う

使わない

5

 高衝撃センサー(※2)

使う

使わない

6

 鳴動パルス(操作、衝撃時の音の長さ)

0.07秒

0.15秒

7

 ディレイタイム(セキュリティONにしてから各センサーが動作するまでの時間)

5秒

5分

8

 −

9

 ポジションランプ出力設定

+12V

0V

10

 ホーン出力設定

+12V

0V

11

 ハザード入力設定

+12V

0V

12

 ハザードランプ学習設定

通常動作

学習動作

・上の表の黄色い部分(9〜11)の設定はKeiの場合はOFFのままです。

 設定を間違えるとヒューズ切れや車両に不具合が生じます。

・接続ハーネス(12P)をメインユニットに差し込みます。

 初期設定をしないとメインユニットからブザー音「ピピッ、ピピッ・・・」となり続けます。

LED・メインユニットの各LEDが点灯する事を確認します。

 LEDが点灯しない場合や、点灯し続けている場合は、その場所が配線ミスしているので確認してください。

 イグニッションON

 ハザードランプ点滅

 ドア開放

→ 赤LED点灯 → OFFで消灯

→ 橙LED点滅 → ハザードランプOFFで消灯

→ 緑LED点灯 → ドア閉じて消灯

・正常に動作したら、センサーユニットとモードスイッチの各配線をメインユニットに差し込みます。

 メインユニットからブザー音「ピピッ、ピピッ・・・」が消えます。

・キーをイグニッションにしてOFFにしてキーを抜きます。→ メインユニットからブザー音「ピピッ、ピピッ・・・」と音がします。

・メインユニット/センサーユニット/モードスイッチを固定します。

 

【初期設定】

 ハザードランプ点滅回数を学習させます。

 @ メインユニットのブザー音が聞こえるように窓を開けます。→ 車に乗ってもいいです。

 A 車両をアンロックの状態にします。

 B 本体設定スイッチ「12番」をON(下側)にします。

   メインユニットの赤LEDがゆっくり点滅します。

 C キーレスエントリーでドアをロックします。

   学習が完了するとメインユニットのブザーが「ピー」と鳴ります。

 D ブザーが鳴った後2秒以上待ってから、キーレスエントリーでドアをアンロックします。

   学習が完了すると、メインユニットのブザーが「ピーピー」と鳴ります。

   赤LEDが3回点滅した後点灯に変わります。

 E 本体設定スイッチ「12番」をOFF(上側)にします。

   初期設定は終わりです。

   正しく設定できない場合は、再度設定してください。

 

【センサーユニット設定】

 各衝撃センサーの感度を調整ツマミで調整します。

  センサーユニット

 

モート゛スイッチ【モードスイッチ設定】

 モードスイッチの設定は3種類あります。

・モードにより6つのセンサーを選択されます。

(ドアセンサー/イグニッションONセンサー/傾斜センサー/微衝撃センサー/高衝撃センサー/ボンネットセンサー[オプション])

 ※セキュリティON時は、モードを切り替える事ができません。

 

セキュリティ

モード

 用途

 作動するセンサー

 ※本体設定スイッチで作動するセンサーが変わります。

切替時の

確認音

 ON

(通常モード)

 すべてのセンサーが有効になります。

 ドアセンサー/イグニッションONセンサー/傾斜センサー/

微衝撃センサー/高衝撃センサー/ボンネットセンサー[オプション]

「ピッ」

 DOOR/IG

(立体駐車場モード)

 立体駐車場など、車両が傾斜したり振動したりする場所で駐車時使用してください。

 ドアセンサー/イグニッションONセンサー/ボンネットセンサー[オプション]

「ピッ」

 OFF

(整備モード)

 整備時/セキュリティを使用したくない時

 ジャッキアップ作業時と車検時

 なし

「ピー」

 

【動作確認と自主規制登録証】

・実際にセキュリティをONにして、車体をゆすったり、エンジンキーでドアのロックを解除してドアが開いた時にポジションランプの点滅、ホーンが鳴るか、動作するか確認してください。

・正常に動作したら、CARMATE AUTO ALARM ALPHAの自主規制登録証の取付日を記入します。

・自主規制登録証を車検証と一緒にします。

・これで取付完了です。

 

 ■運転中の誤作動防止対応策

  注意!

 取付前に、WEB検索でCARMATE AUTO ALARM ALPHA [SQ8000A]の事を調べていた時に、気になる事が書いてあるホームページがありました。

 そのページのユーザーレビューに「走行中にハザードを3回以下の点滅をすると、誤動作してしまう場合がある。何回かに1回は誤作動する。」と書いてありました。

 確かにハザードの点滅回数で識別してセキュリティのON/OFFしているので、誤動作する場合があってもおかしくないです。

 メーカー側もリコールなどの対策をしていません。

 本来なら製造したメーカーが対策しなければならないですが、ハザードやウインカーは3回以上点滅させた場合の現段階で誤動作を防ぐ方法を紹介します。

・上記のような状態では使い勝手が悪いので、エンジンキーを差し込んだ時にハザード信号を拾わないように、リレーを使って配線を加工(改良)します。

 施工は自己責任でお願いします。

●エンジンキーの抜き忘れ防止ブザー作動時の仕組み

 1 エンジン停止時にエンジンキーをキーシリンダーに差し込む。

 2 スイッチが入って、ウォーニングブザーコントローラーに12Vの電圧が入力され、ブザーが鳴ります。

 3 エンジンキーをACCに回すとブザー音が消えます。

 上記の仕組みを利用して、誤動作が起きないように配線します。

 

【ここで使用する部品】

 ・リレー(出力2系統)

 ・ギボシ端子

 ・ワンタッチコネクター

・配線(長さは現車合わせ)

・収縮チューブ(小)

・ハンダ

【ここで使用する工具】

 ・+ドライバー(#2)

 ・ニッパー

 ・圧着ペンチ

・ハンダゴテ

・ライター

 

【手順】

 @ コラムカバーを外します。

 A メインユニットからターンシグナルリレーに接続している配線(橙)をカットして、間にリレーを割り込ませます。

   リレーの動作していない時にターンシグナルリレーに信号が読み込みができるように配線します。

   運転中の誤作動防止回路図←エンジンキー差込時

キーシリンダーの反対側にエンジンキーの差込/抜きの配線があります。赤丸の配線(青/黄)に、ワンタッチコネクターで配線を分岐します。 B キーシリンダーの反対側にエンジンキーの差込/抜きの配線があります。

 左側の写真(赤矢印)のカプラーの反対側に接続している右側の写真の赤丸の配線(青/黄)に、ワンタッチコネクターで配線を分岐します。

 関連:リモコンエンジンスターター取付

 → こちら

 C リレーのアース線を、ボディーアースか直接バッテリーの−端子につながっている配線に接続します。

 D コラムカバーを元に戻して完了です。

 

【動作確認】

動作確認で各LEDが正常な動作で点くか確認します。・エンジン停止時にエンジンキーを差し込み前に、ハザードランプを点滅させて、メインユニットのLED(橙)が点滅する事を確認します。

 ↑点滅は必ず3回以上するようにしてください。

・ハザードランプを消灯してから、エンジンキーをキーシリンダーに差し込みます。 → エンジンキー抜き忘れ防止ブザーが鳴ります。

・ハザードランプを点滅させて、メインユニットのLED(橙)が点かない事を確認します。

・エンジン始動してからハザードランプを点滅させて、メインユニットのLED(橙)が点かない事を確認します。

 これで運転中に誤作動でセキュリティがONになる事が無くなりました。

 

 ■使用方法

【セキュリティをONにする場合】

・モードスイッチを選択します。ON((通常モード)かDOOR/IG(立体駐車場モード)を駐車する場所に合わせます。

・エンジン停止してからドアを閉めて、キーレスエントリーでカギをロックします。

 ロック時にハザードが1回点滅、ホーンが1回鳴ります。(設定でホーンを鳴らさないようにもできます。)

・5秒(5分)後にセキュリティがONになります。

 ※キーレスエントリーでカギをロックしてすぐアンロックする場合は、ボタンを押してから2秒以上間隔を開けて押してください。

 ※セキュリティON時にモードスイッチを切替しても設定は変わらないようになっています。

 

【セキュリティをOFFにする場合】

・キーレスエントリーでカギをアンロックします。

 アンロック時はハザードが2回点滅、ホーンが2回鳴ります。(設定でホーンを鳴らさないようにもできます。)

・セキュリティON時にセンサーが異常を感知した場合、ホーンが4回鳴ります。

・セキュリティはOFF(解除)になりました。

 

【動作中のポジションランプやホーンを停める場合】

・キーレスエントリーでドアをロックまたはアンロックすると、停める事ができます。

 

【セキュリティを停止する場合】

・整備やセキュリティ機能を停止する場合、セキュリティOFF時にモードスイッチをOFFに合わせます。

 ジャッキアップして作業する場合は、必ずセキュリティをOFFにしてください。

 

 ★施工後

・Keiのサービスマニュアル「電気配線図集」が無いと取付できません。

 Keiのサービスマニュアル「電気配線図集」をディーラーで購入するか、ディーラー等で確認してください。

 当ホームページを見て配線して不具合があっても責任取れないので、必ず配線図を入手してご自身で確認してから作業してください。

 関連:SUZUKIサービスマニュアル 電気配線図集(第1版) 1998年10月版

 → こちら

・配線作業は、ターンシグナルリレーの配線作業が大変でした。

 それ以外は簡単に配線する事が出来ました。

・念願のセキュリティシステムを取付する事ができました。

 このセキュリティシステムの良い点と悪い点をまとめてみました。

良い点

・この価格帯で傾斜センサーが付いているのはうれしいです。

・専用リモコンが無く、リモコンが増えない事。

・純正のキーレスでセキュリティをON/OFFするので、操作が簡単です。

・セキュリティをON/OFFを純正キーレスで合わせてロック/アンロックするので、セキュリティのON/OFFする事を忘れる事が無くなります。

・センサーが異常を感知した時の出力方法(ポジションランプ/ホーン)の設定を簡単にON/OFFできる。

悪い点

・専用リモコンが無いので、センサーが異常感知した場合は、自分の所に異常を知らせる事ができない。

 ↑ホーンが鳴る設定ならわかります。

・ハザードの点滅回数を読取ってセキュリティON/OFFしているので、運転中に誤動作してしまう場合がある。

 ↑今回、誤動作防止施工しました。


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