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 ターボタイマー取付・クラッチスタートキャンセル

2007.06.24.施工/公開日

車検クリアできます。

車検時は電源OFFにします。

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 Keiworksにターボタイマー取付・クラッチスタートキャンセル方法の紹介です。

 「LEVOC タイマースターター [LV-72]」を取付します。

 冬場はセットした時間にエンジン始動するので便利です。

 取付はMT車限定の説明になります。


 ★今回取付する商品の紹介

・LEVOC タイマースターター [LV-72]

LEVOC タイマースターター [LV-72]

 1996年12月に購入しました。

 WAGON-Rに取付していた物をKeiworksに取付です。

 関連:SUZUKI WAGON-R RV Turbo (E-CT21S)

 → こちら


 何度も壊れ、自分で修理して使ってきたので愛着があります。

 現在、リモコンエンジンスターターにターボタイマー機能が付いているため、ターボタイマー単体で販売されていません。

【特長】※取扱説明書より

・タイマーエンジンスタート機能

・2タイムメモリー機能

・ウォーミングアップタイマー機能

・ターボタイマー機能

・トリプルセーフティー回路

・コントロール部/アンプ部の2つで出来ているので取付場所に困らない。


【仕様】

・使用電圧

・消費電流

・リレー容量

・使用温度

・外形寸法(mm)


DC11 〜 16.5 V

150mA (作動時) / 10mA (スタンバイ時)

15A x 3

−10℃〜+80℃

コントロール部 170(W)x16(D)x31(H)
アンプ部 80(W)x88(D)x24(H)

【機能】

・ターボタイマー

・スタートタイム

・時計

・エンジンスターター


10秒 / 30秒 / 1分 / 3分 / 5分

2プログラム設定可能

12時間表示

セルモーター始動時間 最長2秒
ウォーミングアップタイム 5分 / 10分 / 20分

 ■車検について

【車検時のターボタイマーについて】

車検時は必ずターボタイマー本体の電源OFFにしてください。

 車検時以外の整備や修理でもディーラーや整備工場では、ターボタイマーの動作を嫌います。


【車検時のクラッチスタートキャンセルについて】

車検時は検査対象外です。

 クラッチスタートキャンセルしたままでも車検クリアできます。

 ※安全機能「クラッチスタートキャンセル」を解除する場合は、自己責任でお願いします。


【クラッチスタートキャンセルとは】

・クラッチペダルを踏まないとエンジン始動しないようにする安全装置の事です。

 AT車のアクセルとブレーキを間違って事故を起こす事や、MT車の場合はギアが入っているのにセルを回す事で動力が伝わり事故になる事が増えたため、安全装置が追加するようになりました。

 今はAT車には前方に障害物などがあると先に進まなくなる機能が車に付いてきているので、そのうちMT車にも対応して、このクラッチスタートキャンセルという機能もなくなるのではないでしょうか?(まだ多少誤作動がまだあるようですが・・・)

・私がうん十年前に自動車学校に通っている時の話ですが、自動車学校でMT車が踏み切りでエンストしてエンジンがかからない場合は、クラッチをつないだ状態でセルモーターを回しながら踏み切りから出るように教わりました。

 この方法はクラッチスタートをキャンセルしないと出来ないです。

 
 ★必要な部品/材料 ★必要な工具

・エレクトロタップ x 5個

・平型端子(オス) x 2個

・平型端子(メス) x 6個

・平型ヒューズ(15A) x 3個

・配線(1.25) → 長さは現車あわせで

・強力両面テープ

・ビニールテープ

・結束バンド(小)

・車種別カプラー

 ↑今回は使いません。配線から直接電源を取ります。


・+ドライバー(2#)

・精密ドライバー

・電工ペンチ

・テスター

 ★施工
 ■バッテリー端子取外

  注意!

  バッテリーを外すと設定が消えてしまう事があります。

  バッテリー接続後、再設定してください。

【バッテリー端子取外】

・バッテリーの−を外します。


 ■内装取外

コラムカバー外し方は、赤丸に+ネジが3つ外します。【コンソールアンダートレイ/ダッシュサイドトリム/コラムカバー取外】

・作業しやすいように、ダッシュサイドトリム(運転席足元にあるカバー)とコンソールアンダートレイ(ハンドル下にジュースを入れるポケットが付いている大きなカバー)を取外します。

 関連:コンソールアンダートレイ/ダッシュサイドトリム脱着方法

 → こちら


・コラムカバー外し方は、左の写真の赤丸に+ネジが3つ外します。

・コラムカバーの両脇にツメで上下のコラムカバーがくっついているので、下のカバーの中央継ぎ目付近を軽く押すと外れます。


 ■クラッチスタートキャンセル

クラッチペダルの上にある青いカプラー(左の写真)があるので外します。・クラッチペダルの上にある青いカプラーを外します。

 関連:クラッチケーブル交換 [23710-75H00]

 → こちら

クラッチスタートのカプラー(メス側)に平型端子を入れます。

・配線を約5cm切って両端をビニールの被膜を取って、平型端子を両方に取付します。

・クラッチスタートのカプラー(メス側)を右の写真のように平型端子を入れます。

 エーモン カプラー2極(ロック式) No.2211のオスのカプラーにつなげて差し込んでもOKです。

絶縁と抜け防止のため、ビニールテープで巻きつけます。・絶縁と抜け防止のため、ビニールテープで巻きつけます。

・加工した青いカプラーの線が運転の邪魔にならないところに結束バンドで固定します。

・このクラッチスタートの仕組みを利用して盗難防止のスイッチを隠しておくと、セキュリティ効果があります。

 関連:HONDA S2000用エンジンスタートスイッチ流用取付

 → こちら


 ■配線確認

配線確認

  注意!

 エアバックの配線はなるべく触らないように作業してください。

 誤動作防止のためです。

・コラムカバーを外すと、コラムカバーの下側は左の写真のようになっています。

キーシリンダー接続パターンG34カプラー・今回はG34カプラーから電源を取ります。

 G34カプラーを接続した状態で、テスターで配線を調べます。

 左のカプラーの図は、本体側から見た図です。

 3番の配線の色がB/Rで見てください。

●テスターで配線を調べる方法

・テスターのマイナスをボディアースに当てて外れないようにします。

・各配線にテスターの+を差し込んで、エンジンキーを一つづつ回して通電反応がテスターにあれば、キーの位置で何の配線かわかります。

・2番(W/G)と5番(W/G)はどちらも同じ配線から分岐している配線です。

 常時電源です。

 キーの位置に関係なく通電しています。

★キーシリンダー(G34カプラー)配線

・カプラーの配線を調べた結果は下の表です。 必ず自分で確認してから作業してください。

G34カプラー

位置

キーシリンダー

電源

G34カプラー

配線

ターボタイマー

配線

1

ON(ST)

Y/B




-

2

常時電源1

W/G




B(赤)

3

セルモーター

B/R




ST(白)

4

ON

B/Y




IG(黄)

5

常時電源2

W/G




-

6

ACC

Bl




ACC(青)


 ■配線接続

【アンプ部分】

・アンプ部分を取付場所を決めます。

 各配線も必要な分だけ延長してください。

・アンプ側の配線(常時電源/IG/ACC)の片方に平型端子(メス)を取付をします。

・10cmぐらいに切った配線を3本用意して、片側に平型端子(メス)を取付をします。

・平型ヒューズに平型端子(メス)を取付をします。

・アンプ部分を固定します。


【配線】

・各配線を配線図と下の表の通りにエレクトロタップなどで接続します。

 アース線はアース配線になるべく接続するようにしてください。

配線図

G34カプラー

位置

キーシリンダー

電源

G34カプラー

配線

ターボタイマー

配線

1

ON(ST)

Y/B




-

2

常時電源1

W/G




B(赤)

3

セルモーター

B/R




ST(白)

4

ON

B/Y




IG(黄)

5

常時電源2

W/G




-

6

ACC

Bl




ACC(青)



【コラムカバー取付】

・コラムカバーを取付します。

 上のカバーを付けてから下のカバーを付けます。

 ツメを確実に入れて固定してください。

・コラムカバーを固定している3つのネジをすべて取付します。


 ■ドアスイッチ検出線取付

ドアスイッチ検出線

【Aピラー取外】

・運転席側のドア周りにあるウェザートリップ(白いゴム)を外して、Aピラーのカバーを外します。

 関連:続 汎用2ホールAピラーメーターホルダー取付

 → こちら

 

【ドアスイッチ検出線結線】

・ドアスイッチ検出線を運転席側のAピラーまで引込します。

・Aピラーのガラス側に配線が数本あります。

 [黒/赤]の配線とドアスイッチ検出線をワンタッチコネクターでつなげます。

 

車体側の配線

ターボタイマー配線

ドアスイッチ検出線

黒/赤




 G34カプラーにある黒/赤の配線に、ドアスイッチ検出線を接続しないでください。


【Aピラー取付】

・Aピラーのカバーを元に戻します。

・ドア周りにあるウェザートリップ(白いゴム)を取付します。

 関連:続 汎用2ホールAピラーメーターホルダー取付

 → こちら


 ■サイドブレーキ検出線取付
サイドブレーキの運転席側に黒いカプラーから線が出ています。サイドブレーキ検出線をワンタッチコネクターつなげます。

【センターコンソール取外】

・センターコンソールを取外します。

 関連:センターコンソールの脱着方法

 → こちら

 

【サイドブレーキ検出線結線】

・サイドブレーキの運転席側に黒いカプラーから線が出ています。

 サイドブレーキ検出線をワンタッチコネクターつなげます。

 

車体側の配線

ターボタイマー配線

サイドブレーキ検出線

赤/黒




 ↑G34カプラーにある黒/赤の配線に、ドアスイッチ検出線を接続しないでください。

 ※サイドブレーキ検出線はアースに接続してもOKですが、この安全機能が働かなくなるので、この配線をする時は自己責任です。


【センターコンソール取付】

・センターコンソールを元に戻します。

 関連:センターコンソールの脱着方法

 → こちら


【コンソールアンダートレイとダッシュサイドトリム取付】

・コンソールアンダートレイとダッシュサイドトリムを元に戻します。

  関連:コンソールアンダートレイ/ダッシュサイドトリム脱着方法

 → こちら



【取付完了】

・これで終了です。


 ■コントロール部と本体取付

ターボタイマー操作部を取付します。強力両面テープで固定してください。【コントロール部取付】

・コントロール部を取付をします。

 強力両面テープで固定してください。


【コントロール部とアンプ部の配線接続】

・ターボタイマー操作部のカプラーをアンプ部に接続します。


 ■バッテリー端子接続

【バッテリー端子接続】

・バッテリーの−を接続します。

・各電装品の設定をしてください。


 ■動作確認
コントロール部の右側の赤いボタン(電源ボタン)を押すと、表示部分に時計表示(「0:00」で「:」が点滅)されている事を確認します。
 ↑ボタン左上から
 ウォームアップアップボタンA
 ウォームアップアップボタンB
 時間合わせボタン(時/戻/分)
 WARMボタン
 TURBOボタン
 電源ボタン

【ターボタイマー動作確認/設定】

・エンジンキーを「ON」にします。

・コントロール部右側の赤いボタン(電源ボタン)を押すと、表示部分に時計表示(「0:00」で「」が点滅)している事を確認します。

 表示されないようでしたら、再度配線を見直してください。


 ■設定

・ターボタイマーの設定をします。

 設定(機能)

 設定方法(機能動作)

 時計合わせ

・コントロール部で時間を合わせます。

 表示が12時間制なのでAM/PMの設定に注意します。

 アフターアイドリング

 [ターボタイマー]

 (作動時間)

・アフターアイドリング(ターボタイマー)の時間設定をします。

  1.コントロール部で時間を合わせます。

   TURBOボタンを押して時間を設定します。

   10秒/30秒/1分/5分の4種類。

  2.エンジンキーをOFFにするとターボタイマー機能が働きます。

   表示部分に設定された時間からカウントダウンします。

   「0:00」になったあとエンジン停止すれば動作OKです。

 タイマーエンジン始動

・いつも設定した時間にエンジン停止前にセットするだけで、設定している時間にエンジンが始動します。

  1.コントロール部で設定時間を合わせます。

   AまたはBボタンを押して時間を設定します。

   2つ時間を設定できます。

  2.設定後エンジンを停止して設定された時間にエンジンが始動すれば動作OKです。

  3.エンジン始動しなくても10秒間隔で3回まで作動してエンジンを始動させます。

   エンジン始動すると、セルモーターは動作しません。

 ウォーミングアップタイマー

 (暖機時間)

・タイマーエンジン始動で設定された時間にエンジン始動した後の暖気時間の設定をします。

  1.コントロール部で時間を合わせます。

   WARMボタンを押して時間を設定します。

   5分/10分/15分/20分の4種類。

  2.設定された時間のあと、エンジンが停止すれば動作OKです。

 アンプ部のセルスターターの

 回転時間調整

・タイマーエンジン始動の時のセルスターターモーターの回る時間の設定をします。

 注意! スターターテストスイッチをONにすると、セルモーターが10秒間隔で3回まで作動します。

     エンジン始動すると、セルモーターは動作しません。

1.一度セルスターターの回る時間を確認するため、アンプ部パネル右にあるスターターテストスイッチを入れて、エンジンを始動します。

2.エンジンを停止してからアンプ部パネル中央にセルモーターを回す時間を調整する穴(可変抵抗)があるので、細い+ドライバーでエンジンがタイミング良く始動するポイントまで微調整します。

 ↑回し過ぎるとセルモーター破損します。

3.設定する時間が決まるまで1〜2を繰り返します。

4.設定が終わったらアンプ部パネル右にあるスターターテストスイッチをOFFにします。

5.エンジンを始動します。

6.タイマー設定を現在の時刻から3分後ぐらいにセットしてエンジンを停止します。

7.3分後ぐらいにエンジン始動すれば動作OKです。

 セーフティー機能

 ・サイドブレーキ検知

 ・ドアスイッチ検知

 ・エンジン始動ミス検知

・エンジンを始動させて、ウォーミングアップタイマー(エンジン始動中)/アフターアイドリングの機能作動中にサイドブレーキレバーを解除(解放)するとエンジンが停止します。

・ウォーミングアップタイマー(待機中)の機能作動中にドアを開けると、ウォーミングアップタイマー機能がキャンセルされるので、設定された時間にはエンジンは始動しません。

・エンジン始動しなくても10秒間隔で3回まで作動してエンジンを始動させます。

 エンジン始動すると、セルモーターは動作しません。


 ★施工後

完成です。・WAGON-Rから使用している物で、納車されて次の日に取付しました。

・今回の作業で初めて内装を外したのでよくわからなかったので時間がかかり大変でした。

・Keiには時計が付いていないので時計代わりにしています。

・やはり冬場の朝、出かける時に暖機が終わっているので便利です。

 ※2013.11.24.現在、リモコンエンジンスターターを使用しているため、タイマー機能でのエンジンスタートはやらなくなったため、スターターの配線を取外しました。


 ●関連リンク

 関連:SUZUKI WAGON-R RV Turbo (E-CT21S)

 → こちら

 関連:HONDA S2000用エンジンスタートスイッチ流用取付

 → こちら←MT車限定

 関連: リモコンエンジンスターター取付

 → こちら ←MT車限定


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