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XENON HID Conversion Kit

2012.12.02.施工/公開日

車検クリアできません。

(後付は光軸が合わない為)

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 Keiworksに「HID Conversion Kit」を取付します。


 ★今回取付する商品の紹介

・BLUE ocean Let'sHID Conversion Kit ※メーカーのホームページでは、この商品は廃番になりました。

XENON HID Conversion Kit

【特徴】※BLUE oceanホームページより

・交流バルブはHi/Lowスライド式で、ハロゲンバルブとは比較にならない明るさです。

・UVカット加工済石英ガラスを使用しているので、紫外線によるレンズの曇りなどを防止して、熱にも強いのでバルブの破損を防ぎます。

・バラストは極薄型、交流バラストです。

 バラスト内部はシリコンを充填しているので完全防水となっていて、放熱性も高く、耐久性があります。

 最新技術設計(バラストのデジタル化)により、バラストトラブルを圧倒的に軽減し、点灯までにかかる時間を短縮しました。

 交流バラストと交流バルブの組み合わせにより、安定した動作と長寿命になります。

・従来の複雑で見た目の悪い配線が不要になり、取付簡単で更に見栄えもスッキリしています。

 バッテリーとアースへの配線不要です。

 マイナスコントロール車も、面倒な作業なしで取付できます。

 

【サイズ】

サイズ

 

【接続図】 HIDリレーレス基本接続図

【詳細】※BLUE oceanホームページより   【HIDキット内容】  

・メーカー

 旧会社名

・型番

・バルブタイプ

・Hi / Low切替

・使用電圧

・消費電力

BLUE ocean

Santaworld

HID-H4kit1

H4

スライド式

9V〜16V

35W

・ケルビン

・バラスト種類

・バラスト動作温度

・生産国

6000K

デジタルバラスト

-40℃〜105℃

中国

・H4バルブ

・デジタルバラスト

・ライト接続ハーネス

・バラスト固定用ステー

・バラスト固定用ビス

・日本語取扱説明書

・部品/動作検査書

2本

2個

2個

2本

 

1冊

1枚

・販売価格

・購入価格

・車検

\15,540

新品で\9,800(税込[5%])でした。※購入時の価格と消費税率です。

車検対応品と説明書には書いてありますが、次の項目で詳しく書いたので読んでください。

 

【HIDバルブ交換について】

 この商品は6000K用に設計/製造されている物なので、設計の6000Kを超える物は取付できません。

 設計よりも上の数値の物を取付した場合は、配線に負荷がかかり、車両火災の原因になります。

 

【販売会社について】

 今回この商品を購入したのは、セコハン市場で購入しました。

 商品の仕入れもちょっと特殊で、初期不良の対応と購入してから1週間だけの保証しかついていませんでした。

 ちょっと不安だったので取扱説明書に書いてある販売会社名が「Santaworld」となっていて、WEB検索しても全然出てきませんでした。

 バラストに「Let's HID」と書いてあるので、WEB検索で「Let's HID」でやっとBLUE oceanのホームページを見つけました。

 取扱説明書に書いてある会社の所在地が同じだったので、間違えなくこの商品を販売している会社と確認が取れました。

 調べているうちに別の販売会社で商品名が違いますが、同じ商品(同じ工場で作成したOEM)を見つけました。

 同じ製品を販売している会社のホームページを見て、安心できる商品と確認しました。

 HIDシステムの最も重要となる部品は、HIDバーナーとバラストです。

 ご存知の通り、現在の生産拠点は中国、台湾、韓国になります。

 全部が全部では無いですが、模倣粗悪品が多数生まれる国でもあります。

 不安な人は値段が高いですが、有名メーカーのHIDを購入した方がいいでしょう。

 

 ■HIDについて

●HIDとは?

 HID[High Intensity Discharge]は、金属原子高圧蒸気中のアーク放電による光源です。

 電極間の放電を利用しているためフィラメントが無く、白熱電球と比べて長寿命で高効率です。

  ハロゲンランプに比べて

   ・明るさが約300%アップします。

   ・消費電力は約30〜40%の節約で、バッテリーの負担を軽減できます。

   ・寿命が約3〜5倍程の長寿命です。

 HIDバーナーの内部に水銀等の有害物質を含んでいるため、点灯中に破損した場合、水銀等の有害物質が拡散する可能性があります。

 最近は水銀が入っていない物が販売されています。

 廃棄時には有害物質により環境汚染の原因なるので、使用されている希少金属類の再資源化のため、お住まいの資源ゴミ回収のルールで処分します。

 

●HIDの選び方 2種類です。

 バッテリーダイレクトリレー

 今までの取付方法で、バッテリーと接続します。

 安定した動作で、トラブルが少ないです。

 軽自動車やバッテリーの容量が小さい車にリレーレスタイプを装着する場合は、一般的には電圧不足になる可能性があるので、こちらのタイプを選んだ方がといいようです。

 リレーレス

 ※今回取付の商品です。

 バッテリーに接続しないで、ヘッドライトのプラグに差し込むだけです。

 配線の取り回しや、アース取りが無く装着も非常に簡単で、見た目が綺麗になります。

 TOYOTAやHONDAなどのマイナスコントロール車も、面倒な作業なしです。

 電気の知識が無い方は、こちらのタイプの方がおすすめです。

 

●バラストとは?(HID部品)

 バラストは、「アナログバラスト」と「デジタルバラスト」の2種類あります。

 HIDランプは放電灯である為、点灯時に必要な高い電圧が必要です。

 電流が一定に流れるように制御する必要があります。

 この電圧の変換と、電流の制御を行う装置が「バラスト = 安定器」です。

 内部には高い電圧を作るインバータ(集積回路)が内蔵されて、電圧の変化に対応する事になっています。

 その電圧の変化反応スピードをデジタルは、アナログより大変速くする事ができます。

 デジタルバラストは、「点灯の安定性」及び「バルブの高寿命」を維持できます。

 バラストの大きさは、HID出始めはかなり大きく厚みがある物(アナログバラスト)です。

 今回取付するデジタルバラストは、小さくて厚みが薄くなっています。

 他にもバラストとバーナーユニットが一体化された物も出ています。

 当然、小さくなりスマートになれば価格もそれなりに高くなります。

 

●イグナイターとは?(HID部品)

  注意! イグナイター通電時、高電圧を出力するので、感電しないよう注意してください。

 コントローラーから出力された電圧をバルブに瞬間的に約2万ボルトを送る電圧増幅器です。

 

●HID H4バーナーのタイプ 大きく分けて3種類です。

Low固定式

H4 Low固定

  注意! Low固定タイプは 車検NGです。



バーナーは1灯だけで、一方向に光を照らすタイプです。

Lowしか照らす事ができません。

スライド式

※今回取付の商品です。

H4 スライド バーナーは1灯だけで、バルブ部分が前後に可動してLowとHiを切り替えます。

 可動部分も磁石を使ってスライドさせて、バネで元に戻る仕組みになっています。

 イグナイターからの配線は1灯分出ています。

 バイクではシェード部分が上下に回転して切替するタイプもあります。

ツイン式

H4 切替 バーナーは2灯で、HiとLow独立しています。

 イグナイターからHiとLowの配線が出ています。

 スライド式タイプに比べ、後ろのユニット部分が小さいです。

 

●HIDバーナーの種類(スライド式)※今回購入したHIDコンバージョンキットはバーナーの交換ができません。

 バーナーを交換する時は、ソケット側の形状を見ると購入するバルブのタイプがわかります。

 他にもD1SやD3Sと種類があり、このタイプは外車の純正HIDによく使われています。

リフレクタータイプ

プロジェクタータイプ

D2R ※今回取付の商品です。

D4R

D2S

D4S

D2Rバルブ

定格:12V・24V車対応(85V 35W)

主にリフレクタータイプ用

D4Rバルブ

定格:12V・24V車対応(42V 35W)

主にリフレクタータイプ用

水銀を使用しない新しいタイプ

D2Sバルブ

定格:12V・24V車対応(85V 35W)

主にプロジェクタータイプ用です。

D4Sバルブ

定格:12V・24V車対応(42V 35W)

主にプロジェクタータイプ用

水銀を使用しない新しいタイプ

 

●HIDのワット数 3種類です。

25W

 あまり出回っていないタイプです。

35W

※今回取付の商品です。

 ハロゲンライトと比べて同じワット数でも格段の明るさを発揮します。

55W

 ハイパワーと圧倒的な明るさを放ちます。

 

●ケルビン(K)について

・純正HIDの平均的に約4300Kです。

 今回取付のHIDは6000Kです。

 今回取付の商品の取扱説明書に「車検対応」と書かれています。

ケルビン(K)

  注意! 10000Kは、公道では使用できません。

・調べていくと、6000K以上のバルブ車検NGのようです。

・6000K以上のバーナーを装着している場合は、検問などで整備不良で違反切符を切られる場合があります。

 

●ルーメンについて

 ルーメンは光束の事をいいます。

 必要の無い方向に多くの光束を無駄にする事になってしまうので、シェード(反射板)を取付して、一定の方向の光度を上げる事によって無駄を減らす事ができます。

 ルーメンの数値が高い程、照度も高くなります。

 

●HID使用時の注意事項

・HIDランプは紫外線を多く含んだ光を放ちます。 → 目を傷める恐れがあるので、長時間直視する事は避けてください。

パッシングはHIDバルブの負担が大きいために寿命短縮にもつながります。

 信号待ちなどで消灯する事HIDバルブの寿命を縮める原因となります。

 ※Keiは関係ありませんが、オートライト(コンライト)機能付きの車は、オートライトを使用していると、不具合が起きる場合があります。

 バラストの保護回路が働き、正常動作ができなくなります。

 
 ■車検について

・道路運送車両法 平成18年1月1日 改訂を見てみると、下記のようにまとめてみました。

 適用車両

・平成17年12月31日まで生産された車(Keiの場合:1型〜8型)は車検NGです。

・平成18年1月1日以降生産された車(Keiの場合:9型〜11型)は、車検に関しては微妙なラインです。

 ※私の車は10型なので、マニュアルレベライザーが付いています。

   @HIDが標準装備の車は、上下方向の光軸を自動で調整する装置が装着されている事。

   ※Keiの場合、9型以降の車はマニュアルレベライザー付です。

   Aハイビームを点灯させた時に、ロービームのHIDランプが消灯しない事。

   ※Low専用のHIDは車検NGです。

ハイビーム(走行用前照灯)で100m先の距離にある交通上の障害物を確認できる性能をがあって、光度の合計は225,000cd(カンデラ)以内なので、6000K以下の物である事。

光軸の合わせ方 ※光軸は、保安基準で「ハイビーム」の時に100m先の地面に光が当たるように調整しなければなりません。

 1mごとに1%(0.65cm)下がっていく計算になります。

 調整方法は、ページ下の方で紹介しています。

ロービーム(すれ違い用前照灯)は、40m先のの距離にある交通上の障害物を確認できる性能をがあって、最高光度の合計は225,000cd(カンデラ)以内である事。

・いろいろ調べましたが、後付HIDはオートレベライザーが付いている車でないと車検NGのようです。

 今の道路運送車両法では、Keiの9型〜11型はマニュアルレベライザーが付いていますが、上の「道路運送車両法(平成18年1月1日 改訂)」を見る限りでは車検NGです。

 私の車の場合は、光軸を合わせる時に一番下にしました。

 それでも少し上の方を照らしてしまうため、マニュアルレベライザーで「4」に調整しました。

 この状態では車検クリアできないので、私の車の場合はハロゲンバルブに戻して車検を受ける事になります。

 ※HIDの光軸が合っている状態のボーダーラインとして6000K以下なら問題無く車検クリアできる場合があります。

 車検を受ける所で事前に確認してください。

 追記:2014.06.14. 3回目の車検

 今回車検を受ける所に事前確認しました。

 検査官の方は

  「見た目の明るさには問題なさそうですが、光軸が少しずれているので、この状態では車検クリアできない。

   純正HIDなら光軸が合っていれば問題なく車検はクリアできますが、後付のHIDは基本的に車検を通すことは難しい(できない)。」

 と言っていました。

 車検時はハロゲンバルブに戻して車検を受けました。

ライトの光軸位置●光軸が合わない原因について

 光軸が合わない原因は、元々4Hハロゲンバルブ専用に設計されているヘッドライト(反射板)のためです。

 光源位置(左の図の青丸)は微妙ですが位置が違うため、反射する位置がずれてしまったためです。

 これが原因で光軸が合わせられない状態になっています。

 ハロゲンバルブの場合は、ワット数を上げても光軸が調整できて光が余計な所に漏れる事がありませんでした。

HIDバルブ取付後のヘッドライトユニット内 HIDに換えると、SUZUKIの設計以上の光量になるため、反射する位置がずれて、余計に光が余計な所に漏れてしまいます。

 ※純正HIDの場合は、専用設計されているため、光軸が合わない事が無いです。

 調整する方法として、 ※他の後付HIDを取付している方のホームページを拝見させて頂きました。

  ・シェード部分にアルミテープを貼って調整する。

  ・シェード部分を耐熱塗装の黒で塗る。

  ・バーナーユニットを分解加工して、位置を調整する。

 などの方法で施工されている方がいました。

 
 ■HID取付工賃について

 ページ作成時の金額です。

 交換依頼する所に確認してください。

  ・AUTOBACS → 1台 \16,200(税込[8%])〜 ※H4は\21,600(税込[8%])〜

   ※バンパー脱着別途・輸入車は工賃が変わります。

  ・YellowHat → 1台 \16,200(税込[8%])〜

 
 ★必要な部品/材料 ★必要な工具

・結束バンド(大)

・結束バンド(小)

・両面テープ

・ビニールテープ

・スパイラルチューブ(中)

・ブレーキクリーナー

 

・+ドライバー(#2)→ 先の長い物

・ニッパー

・カッター 又は ハサミ

 ★施工

施工前(運転席側) 説明している写真は全て運転席側の物です。

 助手席側は施工がやりにくいですが、同じように取付してください。

・左の写真は変更前です。

 Remix スパークビーム(プラチナホワイト)バルブ[60/55W]に交換していました。

 純正バルブより明るかったのですが、最近暗く感じていたので交換するならHIDにしようと前から思っていたので交換しました。

 Remix スパークビーム(プラチナホワイト)バルブ[60/55W]は、2008年11月18日に取付した物なので、4年経ちました。

 関連:Remix スパーク ビーム(プラチナホワイト)バルブ取付

 → こちら

 
 ■ハロゲンバルブの光軸位置確認

  注意!

 ・必ず部品を触る前や施工前に、体の静電気を車体以外の金属に触れて放電してください。

 ・エンジン停止直後に作業する場合は、火傷など注意してください。

 ・バーナーのガラス部分には絶対に手を触れないでください。触れた場合は必ず脱脂してください。

 ・カプラーはしっかり接続してください。

 ・高電圧の電流が流れるので、感電や機器破損しないようにハーネス等に破損が無いか確認してください。

・施工後に光軸を合わせるため、平らな所で車の前方を壁面に向かって止めます。

・エンジン始動させて、ライトをONにします。 → Lo側です。

・9型〜11型の車は、マニュアルレベライザーのレベルを「0」にします。

・壁に光軸の位置をビニールテープで印します。

・ライトをOFFにします。

・エンジン停止します。

・ハロゲンバルブの熱が冷めるまで待ちます。

 

 ■仮接続

HIDリレーレス基本接続図・左の図は、HIDリレーレスタイプの片側の接続図です。

 配線の接続は簡単です。

 今回購入したXENON HID Conversion Kitは、繋ぎ間違いしない工夫がされているので、間違えなく簡単に接続できます。

仮接続と点灯テストの準備【仮接続】

・パーツとハーネスを仮接続して点灯テストの準備をします。

 上の配線図通り接続すると、左側の写真のようになります。

 ↑片側のパーツとハーネスを仮接続した物です。

・エンジン停止した状態にします。

3Pカプラー(オス)と車両側コネクターを仮接続します。・車両側のハロゲンバルブに刺さっている3Pコネクター(メス)を外します。

・車両側の3Pコネクター(メス)とHID側の3Pコネクター(オス)を接続します。

・HIDバルブに付いている透明のプラスチックカバーを外します。

・ハーネス等がエンジンなどの熱源に接触しないようにします。

・運転席側と助手席側に取付します。

 
 ■点灯テスト / バルブ空焼き

  注意!

 ・バーナーを空焼きする時、バーナーの周りに燃えやす物を置かないでください。

 ・バーナー点灯時、目を傷めてしまうので、光を直視しないようにしてください。見ている時間も短くしてください。

 ・バーナー空焼き直後にバーナーに触らないようにしてください。火傷しないよう注意してください。

バルブ空焼き中

バルブ空焼き中

【点灯テスト】

・HIDバーナーが落下しないように、安定する所に置いてください。

・エンジン始動させます。

・ライトスイッチを「ON」にします。

 運転席側と助手席側のHIDバーナーが点灯する事を確認します。

 徐々に明るくなってきます。 → 10秒〜45秒程かかります。

●片方しか点かない(両方とも点かない)場合

・配線とコネクターを確認します。

・エンジンルーム内のメインヒューズボックスのヘッドライトのヒューズ(15A)を確認してください。

 ヒューズが切れている場合は交換してください。

 ヘッドライト右→6番 ヘッドライト左→7番 ※型によっては配置が異なる場合があります。

メインヒューズボックスのヒューズとリレーの位置

・点いているバーナーと差し替えて点くようであれば、バーナーの不良です。

 初期不良の場合は販売店と相談してください。

 

●高圧ケーブル付近から異音がする場合

 放電されているので、すぐ使用中止してください。

 販売店の方と相談してください。

 

●以下はHIDの特性によるものなので、故障/不良品ではありません。

 *左右色が違う場合は、製品の特性上正常な範囲です。

 *左右点滅する場合は、バッテリーの状態が良くない場合に起こる現象です。

 エンジンの回転数を上げて点滅しなければ、HIDは異常ないので、バッテリーを充電又は交換してください。

 *バーナーのちらつきは、バーナー(触媒)が安定するのに24時間(使用時間)ぐらいかかります。

 点灯した時間が24時間以上でもちらつく場合は、ハーネスとカプラーを確認してください。

 それでももちらつく場合は、販売店と相談してください。

 *左右で点灯するタイミングが違う場合も正常な範囲です。

 *点灯と消灯を繰り返しすると、バラストの安全機能が働いて、バーナーが点かない事があります。

 スイッチをOFFにして、約10秒後にスイッチをONにしてください。

   
 

【バーナー空焼き】※日本製のバーナーは空焼き不要です。

・点灯テストから続けて空焼きをします。

 約10分間バーナーの空焼きをしたら、ライトをOFFにしてエンジン停止します。

・バーナーとエンジンの熱が冷めるのを待ちます。

 
 ■ハロゲンバルブ取外

ヘッドライトユニットから、防水ゴムキャップとハロゲンバルブを取外します。【防水ゴムキャップ取外】

・ヘッドライトユニットから防水ゴムキャップを取外します。

 関連:Remix スパーク ビーム(プラチナホワイト)バルブ交換

 → こちら

 


【ハロゲンバルブ取外】

・ヘッドライトユニットの写真赤丸の金具(バルブを固定している針金)を取外します。

・ヘッドライトユニットからハロゲンバルブを取外します。

 

ヘッドライトユニットからバルブ取外後・ヘッドライトユニットからハロゲンバルブを取外しました。

 

 
 ■HIDバ−ナーユニット / 防水ゴムキャップ加工/取付

HIDバルブユニットとシェード【シェードとHIDバーナーユニット取外】

・シェード(バルブの周りにある金属のカバー)をHIDバーナーユニットから取外します。

シェードとHIDバルブユニット取外後・シェードを持って、HIDバーナーユニットを左にねじると部品が外れます。

矢印の間を測ります。【防水ゴムキャップ加工】

・シェードの付け根部分の黒い部品(左側の写真矢印の間)を測ります。

防水ゴムキャップを約5mm切り落とす。        ・防水ゴムキャップが長いので、写真のように測った寸法でカットします。

         カットしないとHIDバーナーユニットが取付できません。

         私の場合は、先に飛び出ている部分を半分カットしました。

 

        【シェード取付】

        ・シェードをヘッドライトユニットに取付します。

         ハロゲンバルブを固定していた針金でシェードを固定します。

シェード取付後に防水ゴムキャップ取付【防水ゴムキャップ取付】

・ヘッドライトユニットに防水ゴムキャップの取付向き注意してしっかりと取付します。

・シェード部分もしっかりと防水ゴムキャップを取付してください。

 

HIDバーナーユニットをシェードの溝に合わせて差し込み時計回りでねじるとロックされます。【HIDバーナーユニット取付】

・HIDバーナーユニットの溝をシェードの溝に合わせて差込みます。

・HIDバーナーユニットを右に回すと、HIDバーナーユニットとシェードが固定します。

HIDバルブ取付後のヘッドライトユニット内・ヘッドライトユニット内にシェードとHIDバルブが見えます。

 ※初めにシェードに防水ゴムキャップを取付して、HIDバーナーユニット部分をシェードに組付してからヘッドライトユニットに取付されている方もいます。

 この取付方法をやると、シェードをヘッドライトユニットに固定する時に防水ゴムキャップが邪魔になり、手探りで作業する事になります。

 時間もかかるので先に説明した取付方法の方が、しっかりシェードがヘッドライトユニットと固定されている事と、防水ゴムキャップの取付向きを間違えないでしっかり取付する事も確認できるので、こちらの方で作業された方がいいと思います。

 
 ■3Pカプラー接続

3Pカプラー(オス)と車両側コネクターを接続・HID側の3Pカプラー(オス)と車両側の3Pカプラー(メス)を接続します。

 私の場合は、3Pカプラーの接続した所に少し隙間があるのが気になったので、ビニールテープで塞ぎます。

 3Pカプラーが外れないように、結束バンド(大)でお互いを締めました。

 
 ■配線処理 / デジタルバラスト取付
20_デジタルバラストの裏面に両面テープを貼る

【配線処理】

・配線をある程度束ねて、振動等で異音が出ないようにします。

 私の場合は、デジタルバラストから出ている配線は高電圧の電流を流しているので、配線が擦れて断線してしまわないように、スパイラルチューブを巻いています。

 

【デジタルバラスト取付固定】

・デジタルバラストの裏側に両面テープを貼ります。

 今回付属のステーとネジは使いません。

 デジタルバラストは熱を持つので、本来なら車体にネジで固定したい所ですが、強力な両面テープで固定します。

 デジタルバラストを両面テープで固定する前に必ずブレーキクリーナーで脱脂/汚れをふき取ってください。

配線を綺麗に束ねた後、デジタルバラスト取付

・デジタルバラストは、製造の段階で防水加工しています。

 熱に弱いので、そのことを考慮してデジタルバラストを取付してください。

 デジタルバラストが厚さが薄くて、小さくなったので狭いエンジンルームのKeiにはちょうどよかったです。

 運転席側は左の写真のようにABSユニットの近くに取付しました。

 助手席側はバッテリーカバーに取付しました。

・配線をまとめて、熱源や動作部分に当たらないようにします。

 異音が出ないようにします。

 
 ■光軸調整

  注意!

 ・必ず光軸を合わせてください。対向車や前を走っている車の迷惑にならないようにしましょう。

 ・9型〜11型のKeiはマニュアルレベライザーが付いているので、必ず「0」になっている事を確認してください。

正確に光軸を合わせるには、保安基準で「Hi」の時に100m先の地面に光が当たるように調整しなければなりません。・正確に光軸を合わせるには、保安基準で「ハイビーム」の時に100m先の地面に光が当たるように調整しなければなりません。

 1mごとに1%(0.65cm)下がっていく計算になります。

 正確に光軸を取る場合は、ディーラーや整備工場でテスターを使って調整してもらった方が良いでしょう。

光軸調整方法・平成18年3月以降のKei(ラピュタ)の光軸調整方法です。

 ※運転席側の説明です。

  助手席側は向きが変わるので注意してください。(ヘッドライトの黒いプラスチックに書いてあります。)

 光軸合わせのツマミは、ヘッドライトユニットの裏側にあります。

 私の場合は、壁に印した位置に光軸のレベルに合わせます。

 +ドライバー(#2)を上から挿して、回して調整します。

光軸(横軸)

光軸(縦軸)

縦軸調整ネジ

横軸調整ネジ

 

完成

夜間(Low)

・HID交換直後の光軸は、かなり上の方でした。

 このままでは間違えなくパッシングの嵐です。

 私の場合は、光軸調整がヘッドライト裏の調整だけでは調整しきれなかったので、マニュアルレベライザー(9型〜11型)のレベルを「4」に動かして調整できました。

 ページ上の方でも紹介致しましたが、光軸が微妙に合わないので、後日対策を考えて施工したいと思います。

 ※この時もこのページで紹介したいと思います。

 

 昼間でもハロゲンバルブより当然ですが明るいです。

 夜間でもかなり明るくなりました

 右側の写真はLowの時です。

 ※施工前のハロゲンランプの写真を撮らなかったので、比較ができませんでした。

 

バーナーの遮光版が付いている方を上に向けて、シェードに固定します。 追記:2014.01.11. バーナーの取付方向変更

・光軸が合わないので一度バーナーとユニットをシェードから取外して、バーナーの遮光版が付いている方を上に向けて、シェードに固定します。

 取扱説明書に書いてある図と逆にしてみました。

 シェードとユニットがしっかり固定されました。

 見た感じはほとんどバーナーの部分がほとんどかシェードで隠れるような感じになりました。

バーナーの遮光版が付いている方を上に向けて、シェードに固定します。 シェードをヘッドライトに取付時は、ユニットから出ている配線が下向きになっていますが、配線が上向きになります。

 この状態でLowで発光させてみると、ヘッドライトの上の方に光の漏れなどが少なくなりました。

 実際に夜間にテストしましたが、今までは上にある行先を表す青い看板や急カーブにある黒矢印の黄色い看板も反射していましたが、だいぶ良くなりました。

 相変わらずライトの光軸を一番下で、マニュアルレベライザーのレベルも「4」のままですが、マニュアルレベライザーのレベルを「3」にしてもよさそうです。

 しばらくこの状態で様子見ます。

 ※数日後、通常の向きに変更しました。

 

 ★施工後

 HIDConversionKitの価格も●000円〜40000円ぐらいの物まで幅が広く、よく調べて買った方がいいと思います。

 *BLUE ocean Let'sHID Conversion Kitの良い点

  ・ちょっと取付自体大変なんだろうと思っていました。

   リレーレスタイプでカプラーの繋ぎ間違えが起きないように工夫されているので、取付簡単でした。

   バラストも薄型で小さい物だったので、取付場所には困らなかったです。

  ・リレーレスタイプなので、ハーネスはスッキリして見栄えは悪くないです。

  ・HIDに交換したことで、夜間の運転が楽になりました。

   今までハロゲンランプだけでは暗く感じていたのでフォグランプを点けていましたが、HIDだけで十分です。

   この明るさになれると、ハロゲンランプに戻せなくなります。

 

 *BLUE ocean Let'sHID Conversion Kitの不満な点

  ・ライトONから約30秒ぐらい経たないと上の写真のように明るくならないこと。

  ↑追記:2012.12.23. 約15秒ぐらいで明るくなるようになりました。

  ↑追記:2013.06.03. 約10秒ぐらいで明るくなるようになりました。

  ↑追記:2014.01.03. 約8秒ぐらいで明るくなるようになりました。

  ・光軸調整が通常の調整方法で調整しきれなかったことです。

  この状態では車検NGです。

  ※後日対策を考えて、このページで紹介したいと思います。

 

 追記:2017.03.18. BLUE ocean ホームページ サイト停止(サービス停止中)の表示

・BLUE oceanのホームページを閲覧しようとブラウザで見たら「サイト停止(サービス停止中)」の表示が出ています。

 いつからなのかは不明です。

 倒産したのでしょうか?

 追記:2017.03.18. 運転席側HIDバルブ寿命?

・運転席側のHIDバーナーが点いていないことに気付いてHIDバーナーを確認しました。

 バーナーの光る所が白くなっていました。(左の写真黄色)

 バーナーを回してみたらガラスが割れていました。(左の写真赤色)

 取付してから4年3カ月でした。

 念のため助手席側のバルブを取付すると点灯するのでHIDバーナーの寿命?だったのでしょうか。

 

 

 

・一旦、ハロゲンバルブに戻しました。

 ここでもトラブルがあり、運転席側のハロゲンバルブが暗くて、助手席側はちゃんと点いています。

 先回の車検時にもコネクター付近の接触のことを言っていたので、配線をテスターで確認しますが既定の電圧はありました。

 この時点で考えられる原因は、

  1 配線の断線

  2 コネクター不良

  3 メインヒューズ内のヒューズ

  4 G30コネクターの接続不良

  5 コンビネーションスイッチ ※アース不良の原因で一番多いパーツです。

 と考えましたが、1〜3までは確認しましたが異常なしでした。

 4は確認していませんが緩んで外れるように思えません。

 5は確認していませんが一番の原因のような気がします。

 車検までには修理が必要です。

 このままでは整備不良のままなので、Web検索でHIDかLEDのどちらかを探すことにしました。

 

 追記:2017.04.02. LEDヘッドライトバルブを取付

・LEDヘッドライトバルブを取付けました。

 LEDはHIDより暗く感じると言われています。

 HIDより少し明るい6,500Kを購入しました。

 取付はLEDの方がスッキリしています。

 バルブ後側に放熱フィンとファンが付いています。

LEDヘッドライトバルブ 関連:LEDヘッドライトバルブ

 → こちら

 追記:2018.06.16. 車検(5回目)

 このLEDヘッドライトバルブを取付した状態で車検クリアしました。


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