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Remix スパーク ビーム(プラチナホワイト)バルブ交換

2008.11.18.施工/公開日

2012.12.08.ek・WAGON取付

車検クリアできます。

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 Keiworks(ek・WAGON)にRemix スパーク ビーム(プラチナホワイト)バルブ交換です。


 ★今回取付する商品の紹介

・Remix スパーク ビーム(プラチナホワイト)バルブ [RS-894]

Remix スパーク ビーム(プラチナホワイト)バルブ [RS-894]【仕様】 ※Remixホームページより

・商品番号

・バルブ種類

・定格

・ケルビン

・ハーネス

・樹脂レンズ

・車検

 

407211033

H4ハロゲン

DC12v 60w/55w → 110w/100w

4200 K

不要

対応

対応品

 

 ■Kei(ラピュタ)に取付けられているH4ハロゲンバルブについて

H4ハロゲンバルブ・Keiworks(Kei/ラピュタ)のヘッドライトに使用されているハロゲンバルブは、H4タイプを使用しています。

 H4ハロゲンバルブは、JIS規格/国際規格によって共通規格になっています。

 

 最近の車は、H4タイプを採用している車が多いです。

 H4ハロゲンバルブの構造は、バルブ内に2個の光源(ダブルフィラメント)HiとLoがあります。

 バルブのトップに付いているコーティングは、遮光のために備えています。

 JIS規格で、H4ハロゲンバルブはトップもコーティング(遮光膜)を備えなければならないとされています。

 バルブの端子部分は3極(Hi / Lo / アース)です。

 ハロゲンバルブ規格で、3本ある端子が少しだけ細いH4Uバルブというものもあります。

 H4バルブを装着できるクルマならどちらも装着可能です。

 H4バルブと似た形状で間違えやすいIH01バルブです。

 このバルブの見分け方は台座を見るとわかります。

 H4バルブの方大きく、IH01バルブの方が小さいのでこれさえわかれば簡単に区別できます。

 
 ■車検について

 車検が通るつもりが通らなかったなんて事じゃ困るので調べてみました。

 

【保安基準について】

・自動車検査独立行政法人が定める「審査事務規程」に基づいて自動車検査(車検)が行なわれます。

 「審査事務規程」に書かれているものは長文で解りにくいのでまとめてみました。

  ※保安基準は変更されている場合もあるので、下のリンクで確認してください。

   今回参考にした資料「自動車検査法人HP 審査事務規程[第4章 新規検査及び予備検査]」

   → こちら ※リンク切れ。リンク解除。

 

【ヘッドライト(前照灯)の灯光色について】 (2008.11.17.現在)

・前照灯保安基準の改定により、製造年によっては車検が通らなくなるので注意してください。

2005(H.17)年12月31日まで製造された車両

Kei / ラピュタ [1型〜8型の一部]

(審査事務規程:4-57-8-2項 (1)-C)

2006(H.18)年1月1日から製造された車両

Kei [8型の一部〜11型]

(審査事務規程: 4-57-2-2項 A)

淡黄色

車検OK

車検NG(車検非対応)

白色

車検OK

車検OK

 

【車検対応の色度について】

 車検対応の「白色バルブ」及び「淡黄色バルブ」は、JIS規格(日本工業規格)D5500に規定されている範囲で製造されています。

 車検場によっては検査機器の備えがない場合は、検査員の目視による判断に委ねられています。

 ↑私の車(10型)は、「淡黄色バルブ」を取付する事が出来ません。


●JIS規格色度範囲(JIS D 5500)

 JIS規格で規定されている「白色」及び「淡黄色」は、下の数値で規定されています。


 白色

  0.500≧X≧0.310

  y≦0.150+0.640 χ

  y≧0.050+0.450 χ

  0.440≧y≧0.382


 淡黄色

  y≧0.580 χ+0.138

  y≦1.290 χ-0.100

  y≧-χ+0.940

  y≦-χ+0.922

  y≧0.4400


●XYZ表色系色度図

 CIE (国際照明委員会 1931XYZ表色系)

JIS規格色度範囲(JIS D5500)の数値をグラフにしたものです。

 色度の測定結果が車検適用範囲内に位置した場合は、「白色」及び「淡黄色」として認められます。

XYZ表色系色度図

 

【ケルビンについて】

 K(ケルビン)とは色温度とは光源の光色を数値で表したもので、単位はK(ケルビン)を用います。

 K(ケルビン)は色温度(絶対温度)の事です。 → 物質を冷やせる限界温度(絶対零度)が-273℃で、それを基準点0としたものがケルビン(絶対温度)です。

 赤味がかかった光ほど色温度の数値が低く、青味がかかった光ほど高い数値で表されます。

 色温度は光色を表すもので光の量や強さと直接関係ありません。

 色温度の数値と光源の明るさは異なります。

 

【色温度】

低い 色温度高い

    暗いオレンジ色   黄色みを帯びた白   青みがかった白



【明るさと色温度】※今回取付するランプが4200K(ケルビン)です。

  ろうそくの炎 → 約 1900 〜 2000K

  朝日と夕日  → 約 2000 〜 3500K

  日中     → 約 5000 〜 7000K


・「車検対応」と書いてある物を購入した方がいいと思います。

 

 ★必要な部品/材料 ★必要な工具

・クーラント液(緑) → クーラントを足さない人は不要です。

・ペットボトル(1.5L) → ラジエーター液を足さない人は不要です。

・ビニールテープ 又は 養生テープ

 

・+ドライバー(#2) → 先の長い物

・軍手

・ウエス

・カッターまたはハサミ → ラジエーター液を足さない人は不要です。

 

 ★施工
 ■施工前に

・基本の事ですが、

  ライトを点けて走行した直後交換しないでください。 火傷します。

  絶対にバルブのガラス部分手で触らないでください。

  絶対に片方バルブが切れたので片方だけ交換するのはやめてください。

  必ず対で交換してください。

 

 ■光軸位置

・エンジン始動します。

・車を平らな所で、前側を壁に向けます。

・ヘッドライトをONにします。

・壁にライトが照らされると光軸がわかるので、線に合わせてビニールテープなどで左右印をします。

 作業が終わるまで、絶対に車を移動しないでください。

・ヘッドライトをOFFにします。

・エンジン停止します。

 

 ■ハロゲンバルブ取出

【運転席側】

ヘッドライトのバルブに付いているカプラーを外します。ヘッドライトのバルブに付いているカプラーを外します。

 

・ボンネットを開けて、ハロゲンバルブに付いているカプラーを外します。

・ハロゲンバルブの周りに付いている防水パッキンを外します。

バルブを固定している針金(赤丸)を、一回押して引っ掛けてあった所をかわして外してバルブを外します。バルブ取外後

・ハロゲンバルブを固定している針金(左側の写真赤丸)を、1回押して引っ掛けてあった所をかわして外します。

・ハロゲンバルブを外します。

 

【助手席側】

・Keiworksの場合は、クーラントのリザーブタンクが邪魔な場合は取外します。

 リザーブタンクのキャップを外して、ホースの中に入っているクーラントをこぼさないようにウエスでくるんで邪魔にならない所に置きます。

  リザーブタンクを上に持ち上げ取外します。 → クーラントを中から抜いていないので、こぼさないよう注意してください。

・運転席側と同じようにバルブを取外します。

 

 ■Remix スパーク ビーム[プラチナホワイト]バルブ取付

バルブを固定している針金を、押して引っ掛けてバルブを固定します。【運転席側】

・新しいハロゲンバルブの向きを確認して、ヘッドライトに取付します。

・ハロゲンバルブを固定している針金(上の写真赤丸)を、押して引っ掛けてハロゲンバルブを固定します。

 Remix スパークビーム(プラチナホワイト)バルブ

防水用の黒いカバーソケットを取付ます。・防水パッキンを取付します。 → しっかり取付してください。

カプラーをバルブに差し込みます。・カプラーをハロゲンバルブに差し込みます。


【助手席側】

・運転席側と同じようにハロゲンバルブを取付します。

・Keiworksの場合は、クーラントのリザーブタンクを元の位置に取付します。

 

 ■動作確認 / 光軸合わせ

【動作確認】

・ライトを点けます。

 点かない場合は、バルブ/カプラー/ハーネス/ヒューズを調べてください。

 

【光軸合わせ】

・車検をクリアさせるには、左の図のように、上向き時にヘッドライトから100m離れた所を照らすように調整します。

Kei(ラピュタ)の光軸

ヘッドライトの光軸を合わせるネジの位置と合わせる方向(運転席側)・今回初めに壁に印しておいた所に光軸を合わせます。

 左側の写真は、運転席側の各光軸を合わせるネジの位置と調整する方向です。

 左上にある調整ネジが左右を調整します。

   R → 右側に調整します。

   L → 左側に調整します。

 右下にある調整ネジが上下を調整します。

   U → 上側に調整します。

   D → 下側に調整します。

 助手席側はネジの位置が対称になります。

ヘッドライトの光軸を左右に合わせるネジの位置(運転席側)ヘッドライトの光軸を上下に合わせるネジの位置(運転席側)・各調整は、先の長い+ドライバー(#2)で調整します。

 助手席側(左側の写真)と運転席側(右側の写真)を+ドライバーの先を差し込んで調整します。

 
 ★施工後

・交換前のバルブは、納車時に前車から外して取付した物で、5年ぐらい使用していました。 → このバルブも60w/55w→110w/100wでした。

 夜間走行時に暗く感じたので、信号停車中に前に止まっていた車の反射を見てバルブが切れていることを確認しました。

 近くにYHやABがなかったので、ホームセンターで購入して駐車場で取付しました。

 このページに載せている写真は、翌日の昼間に撮ったものです。

 

 追記 2012.12.02. XENON HID Conversion Kit 取付 追記 2012.12.02. XENON HID Conversion Kit 取付 追記 2012.12.02. XENON HID Conversion Kit 取付

 BLUE ocean Let'sHID Conversion Kit H4 12V 35W 6000K を取付しました。

 ハロゲンバルブの約3倍の明るさで、消費電力がバッテリーにも優しく、バーナーも長寿命といい事ばかりなので交換しました。

 この明るさになれると、元のハロゲンバルブには戻せません。

 関連:XENON HID Conversion Kit

 → こちら

 追記 2017.04.02. LEDヘッドライトバルブ 取付

 HIDバルブのバーナー切れで交換できないタイプのため、LEDバルブに交換しました。

 HIDより明るい物を購入していますが、目が慣れるまではちょっと暗く感じていました。

 HIDより早く点灯します。 → 約0.8秒

LEDヘッドライトバルブ 関連:LEDヘッドライトバルブ

 → こちら

 

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