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 ミストスイッチ追加

2014.01.26.公開日

車検クリアできます。

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 Keiworksにミストスイッチを追加しました。

 

 ★今回取付する商品の紹介

・新東電器  プッシュボタンスイッチ[D-045(No.37)]

新東電器 プッシュボタンスイッチ[D-045(No.37)]【仕様】

・スイッチ プッシュ式

・形式   プッシュON

・使用電圧 AC125Vまで

・使用電流 3Aまで

 ※厚みの薄いスイッチを選んでください。


・CD管ゴムキャップ(30φ)

CD管ゴムキャップ 新品のCD管の先に付いているゴムキャップです。

 見た目を良くするため使用します。

 電気工事をしている所に行くと、捨てる物なので貰えるかもしれません。

 柔らかい材質で似たような商品をホームセンターで探してみてください。

 無ければビニールテープで代用します。


・ダイソー「キズ防止用キャップ」(4個入り)

ダイソー「キズ防止用キャップ」 2個必要です。

 

 

 

 ※商品が無い場合があります。

 ホームセンターなどで購入してください。

 
 ★必要な部品/材料 ★必要な工具

・配線(2芯)[0.75] → 長さは現車合わせです。

・ビニールテープ(黒) → 幅の小さい物

・収縮チューブ(小)

・結束バンド(大)

・瞬間接着剤 → 除去剤も念のため用意してください。

・エレクトロタップ → 2個

・ハンダ

 

【取付の状態によって必要な部品】

・ボススペーサー[10mm] → 社外品ステアリングハンドル取付車

 

・+ドライバー(#2)

・カッター(小)

・ペンチ

・ニッパー

・ハンダゴテ

・ライター

・テスター

・サービスマニュアル(電気配線図集)

 ★施工前に
 ■Kei(ラピュタ)のコンビネーションスイッチについて

 Kei(ラピュタ)にはミストスイッチ(MIST)はありません。

 1回だけワイパーを動かしたい時はよくある事ですが、その時はワイパーレバーを「INT」に動かして、ワイパーが動いたらワイパーレバーを「OFF」にする動作していると思います。

 不便(ただ単に面倒なだけ?)なので、ミストスイッチを取付します。

TOYOTA CROWNのコンビネーションスイッチ

●最近の車のコンビネーションスイッチ

左の図はTOYOTA「クラウン」のコンビネーションスイッチの図です。

 最近の車は、各自動車メーカーの規格が同じ(ワイパースイッチを作成しているメーカーが1社?)のため、ワイパースイッチのユニットごと替えればミスト機能付きにしたり、間欠時間を調整できるワイパーレバーに交換する事ができます。

 ライトスイッチ側もフォグランプスイッチやオートライトスイッチが付いているレバーへ交換できますが、無加工でグレードアップできる車と、加工(配線)が必要な車があります。

 

Kei(ラピュタ)のコンビネーションスイッチ(正面)
Kei(ラピュタ)のコンビネーションスイッチ(裏面)

●Kei(ラピュタ)のコンビネーションスイッチ

 左の写真は、Kei(ラピュタ)の一体型のコンビネーションスイッチです。

 規格が古い車なので、残念ながらスイッチユニットを変更する事ができません。

 関連:純正改フロント無段階調整間欠ワイパー

 → こちら

 

 Kei(ラピュタ)に施工するには、ボタンを追加する方法しかありません。

 今回の施工は、配線をリアワイパースイッチに穴を開けて、ワイパーレバーの中に通して配線を隠す予定でしたが、施工の簡単な方法で、後で元に戻せるようにしました。

 部品代も約500円かかりません。

 簡単にできる改良です。

 

 

 ■車検について

・おそらく車検クリアできると思います。

 車検時に確認します。

 追記:2014.06.14. 3回目の車検

 ミストスイッチを取付した状態で、車検クリアする事を確認しました。


 

 ★施工

  注意! カッターを使用しますので、手や指などを切らないように注意してください。

 ■ミストスイッチ作成

キズ防止用キャップの底面をカットします。【キズ防止キャップ加工 1】

・キズ防止キャップの1個は、底面を切り落とします。

キズ防止キャップ同士を瞬間接着剤で接着します。【キズ防止キャップ接着】

  注意! 瞬間接着剤の取扱に注意してください。

・左の写真のように、キズ防止キャップ同士を瞬間接着剤で接着します。

加工していないキズ防止キャップの底面にプッシュスイッチが入る大きさで穴を開けます。【プッシュスイッチ取付穴開け】

・加工していないキズ防止キャップの底面に、プッシュスイッチが入る大きさをカッターで穴を開けます。

ビニールテープで巻いて、ゴムキャップを被せ、プッシュスイッチの穴を開けます。【表面処理】

・見た目を良くするためと外れないようにするため、ビニールテープで巻きます。

・CD管のゴムキャップを被せ、プッシュスイッチの穴を開けます。

 ※CD管のゴムキャップが無い場合は、ビニールテープを綺麗に巻いてください。

プッシュスイッチボタンの端子部分を外側に折り曲げて赤線の所で切断します。【プッシュスイッチ加工】

・プッシュスイッチボタンの端子部分を外側に折り曲げます。

・左の写真の赤線の所をニッパーで切断します。

 ※スイッチより飛び出ないようにします。

プッシュスイッチの端子と配線をハンダ付けします。【ハンダ付け】

  注意! ハンダゴテやライターで火傷しないように作業してください。

・左の写真のように、プッシュスイッチの端子と配線をハンダ付けします。

 

【絶縁処理】

・ハンダの熱が冷めてから、プッシュスイッチ本体より飛び出たハンダは、ニッパーで切り落としてください。

・ハンダ付けした部分に収縮チューブを入れて、ライターの炎で収縮させて絶縁処理します。

プッシュスイッチ取付後【キズ防止キャップにプッシュスイッチ取付】

・キズ防止キャップにプッシュスイッチを取付します。

 今回使用しているプッシュスイッチは、差し込むとスイッチの周りにある突起物が広がって、スイッチ自体抜けにくくなっています。

 狭い所をナットを回すのも大変なので、今回施工で使用したタイプのスイッチが作業性がいいと思います。

ワイパーレバーのリアワイパーのマークが隠れるので、プッシュスイッチユニットの一部カットします。【キズ防止キャップ加工 2】

 ※加工方法を変更した物を、ページ下の方で紹介しています。

  注意! カッターで手を切らないように注意してください。

・ワイパーレバーのリアワイパーのマークが隠れるので、マークが見えるようにキズ防止キャップの一部カット(写真赤線)します。

・カットした断面は、ビニールテープと油性マジックで処理します。

・見た目を良くするため、配線に収縮チューブを被せます。

ミストスイッチ側の配線の先はギボシ端子(オス)を取付、G27カプラー側に接続する方にギボシ端子(メス)を取付します。【ギボシ端子取付】

・配線がいつでも簡単に取付と取外ができるように、ミストスイッチ側の配線の先はギボシ端子(オス)を取付、G27カプラー側に接続する方にギボシ端子(メス)を取付します。

 
 ■ミストスイッチをワイパーレバーに取付

  注意! 必ずエンジンキーを抜いた状態で作業してください。

コラムカバーを取外します。【コラムカバー取外】

・左の写真の赤丸に+のタッピングネジがあるので、+ドライバーの先を入れてネジを外します。

・コラムカバーの左右分割されている所より下の方を、軽く内側へ押すとコラムカバーが外れます。

・コラムカバー上下を取外します。

プッシュスイッチユニットをワイパーレバーに取付をします。【ミストスイッチ取付】

・ミストスイッチをワイパーレバーに被せて取付をします。

配線をワイパーレバーの付け根で結束バンドで固定します。【配線固定】

・配線をワイパーレバーの付け根で結束バンドで固定します。

・リアワイパースイッチを動かして、無理に配線が引っ張られていないか確認します。

 
 ■配線

フロントワイパー(G27)カプラーを取外します。【フロントワイパー(G27)カプラーの位置】

・フロントワイパー(G27)カプラーの位置は、ワイパーレバーのすぐ後ろにあります。

 白いカプラーです。

 

【フロントワイパー(G27)カプラー取外】

・フロントワイパー(G27)カプラー上部のツメを押して、カプラーを取外します。

SRSとホーンのカプラーを固定しているビニールテープを外した後、フロントワイパー配線を作業しやすい所に移動します。

【配線移動】

 注意!

・SRSエアバッグ/ホーンの配線を無理に引っ張って、断線させないよう注意してください。

・バッテリーに配線が接続されている時に、SRSエアバッグ/ホーンのカプラーを外さないでください。

 SRSエアバッグが誤爆する場合があります。

・フロントワイパーの配線とSRSエアバッグとホーンの配線を固定しているビニールテープを外します。

 SRSエアバッグとホーンの配線は黄色いゲルコートチューブです。

 関連:純正改フロント無段階調整間欠ワイパー

 → こちら

・左の写真のように、フロントワイパーのハーネスだけ、作業しやすいようにコラム下に移動させます。

・フロントワイパーの配線に巻き付けてある配線保護している黒いカバーを取外します。


フロントワイパー(G27カプラー)配線

【フロントワイパー(G27カプラー)の配線】

 注意!

・ここで紹介している配線と配線色とカプラーは、10型 MT T/C 2WD 日立製ECU の物です。

 AT車または型違いは、ディーラー、整備工場で必ず確認してください。

 必ずテスターで配線を確認してください。

・フロントワイパー(G27カプラー)の配線と色です。

G27 端子番号

1

2

3

4

5

配線の種類

ウォッシャー

IG系 12V電源

Hi

Low

int

配線色

Bl / O

     

Y / R

     

Bl / R

 

 

 

Bl

 

 

 

Bl / W

     

 フロントワイパー「Hi」を動かすには、G27端子番号「2」とG27端子番号「3」の配線をつなぐと動作します。

 フロントワイパー「Low」を動かすには、G27端子番号「2」とG27端子番号「4」の配線をつなぐと動作します。

 

配線分岐します。【配線分岐】

・上の表のG27端子番号「2」に、ミストスイッチの配線(赤)をエレクトロタップで配線分岐します。

・上の表のG27端子番号「3」に、ミストスイッチの配線(黒)をエレクトロタップで配線分岐します。

・ギボシ端子を接続します。

 

【フロントワイパー(G27カプラー)配線接続】

・フロントワイパーの配線に巻き付けてあった配線保護している黒いカバーを取付します。

・キーシリンダーの脇を通して、フロントワイパー(G27カプラー)をワイパースイッチに接続します。

 

コラムカバーを取外します。【コラムカバー取付】

  注意! 配線を挟まないように注意してください。

・コラムカバー(上)を取付します。

・コラムカバー(下)を取付します。

・コラムカバーの左右から見て、分割されている所がしっかりくっついている事を確認します。

・左の写真の赤丸に+のタッピングネジがあるので、ネジを+ドライバーの先に取付して、ネジを締めます。

 
 ■配線

完成【完成】

・後付のミストスイッチの完成です。

完成
 

リヤワイパーマーク取付後 ★ベース部分作成変更とリヤワイパーマーク取付 ※もう一つの加工方法です。

 純正ワイパーレバーのが隠れないようにカットしましたが、カット面が気に入らないのと、見た目が良くないのでベース部分を作り直しました。

・純正ワイパーレバーのリヤワイパーマーク隠れてもいいように、パソコンでリヤワイパーマークを作成しました。

・リヤワイパーマーク(ウォッシャーマーク付き)をラベルに印刷します。

・印刷した部分を保護するため、幅広のセロハンテープを貼ります。

・作成したリヤワイパーマークをちょうどいい大きさにカットします。

・ベース部分に作成したリヤワイパーマークを貼ります。

・先に紹介したようにミストスイッチを取付けて完成です。

完成(変更後)・先に作成したミストスイッチより見た目が良くなっています。

 こちらの施工方法の方が違和感が無くてスッキリしています。

 せっかくリヤワイパーマークを作成して貼付けしましたが、私の目線(ドライビングポジション)で、ちょうどハンドルで隠れてしまいます。

完成(変更後)
 
 ■動作確認
i・BAHN ステアリングカタムキナオールスペーサーを使用しているので、10mm手前にステアリングハンドルが移動しています。

・ステアリングハンドルを握って、ミストスイッチが当たらない事を確認します。

 私の場合は、社外品のステアリングハンドルを取付しています。

 センターがズレてしまうので、i・BAHN ステアリングカタムキナオールスペーサー(momoタイプ)を取付しています。

 厚みは10mmあるので、ミストスイッチとちょうど良い間隔があります。

 関連:i・BAHN ステアリングカタムキナオールスペーサー (momoタイプ)

 → こちら

  ミストスイッチが手に当たる場合

・社外品ステアリングハンドルでミストスイッチに当たる場合は、ボススペーサー[10mm]を購入するか、ミストスイッチを移設、またはミストスイッチの使用中止してください。

・純正ステアリングハンドルの場合は確認できていませんが、ミストスイッチが当たる場合は、ミストスイッチを移設、またはミストスイッチの使用中止してください。

 ステアリングハンドルを回している時に手によく当たる場合は、車検NGになります。

・ワイパーの動作確認するため、左右のワイパーアームを立てます。

・エンジンキーを「ON」にします。

・ミストスイッチ(プッシュスイッチ)を約1秒(動き出すまで)押します。

 ↑1秒以下の場合は、ワイパーが動かないか、または少し動いて停止します。

・ワイパーが1回往復して、所定の位置で停止します。

・エンジンキーを「OFF」にします。

・念のため、エンジンキー「OFF」の状態でミストスイッチを押します。

 この時、ワイパーが動かなければ正常動作です。

・左右のワイパーアームを倒して、動作確認終了です。

 
 ★施工後

・フロントワイパー関連の改良の2つ目です。

 ワンプッシュで1動作して自動で停まるので便利です。

 少しワイパーレバーの長さが長くなりますが、ハンドルを握っていて、左の人差指がすぐ届く所なので使いやすいです。

 

純正改フロント無段階調整間欠ワイパー 純正改フロント無段階調整間欠ワイパー

 フロントワイパーの間欠(int)時間を調整できる改良と合わせて使用すると、よりフロントワイパーの使い勝手が良くなり、便利になります。

 関連:純正改フロント無段階調整間欠ワイパー

 → こちら


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