改造と改良 → SWIFTsport → 車体補強

 フロントアッパーサポートバー

2020.03.21.施工/公開日

車検クリアできます。

メインページへ戻る 改造と改良 管理人へメール アンケート
注意!
・このページをご覧になっている事は、注意事項(同意書)に同意した事とします。
・直接リンクをお断りしています。
web拍手 by FC2 このページが良かったら「拍手ボタン」をクリックお願いします。

 

 SWIFTsport[ZC33S]に「フロントアッパーサポートバー」を自作して取付しました。

 

 ★今回取付する商品の紹介

・フロントアッパーサポートバー


・フロントアッパーサポートバーは、フロントオ−バーハングの動きを抑えてフロントのトラクションを向上させるのを目的で取付しました。

 レイルなどZC32S用に販売されている「フロントアッパーサポートパフォーマンスバー」は、まだZC33S用が販売されていない(ページ作成時)ので自作します。

 レイルのZC32S用の販売価格が\14,800(税込10%)で販売されています。

 私は材料費約\1,100(税込10%)で作成しました。

 
 ★必要な部品/材料  ★必要な工具

・ステンレスパイプ[19mm x 1820mm]

・平ワッシャー[M10] x 4枚

・ボルト[M10 x 25mm] x 2本 ※Cuscoタワーバー取付車は不要です。

・ナット[M10] x 2本 ※Cuscoタワーバー取付車は不要です。

・ウエス

・メジャー

・マジック(油性)

・ラチェットハンドル

・エクステンションバー[100mm]

・ボックス[12mm]

・ボックス[14mm]

・ハンマー

・基本ブロック x 2

・鉄板

・電動ドリル

・スパイラルステップドリル

・パイプカッター

・ディスクグラインダー または 鉄鋼用のこぎり

・鉄鋼用ディスク

・鉄鋼用金ヤスリ

・保護用メガネ

・作業用手袋

・六角レンチ[8mm] → Cusco フロントタワーバー取付車だけ

 

 ★施工

  施工時の注意点

 ・整備資格を持たずに施工する場合や、このページを見て施工/使用した場合は、自己責任でお願いします。

 ・必ず部品を触る前や施工前に、体の静電気を車体以外の金属に触れて放電してください。

 ・作業は必ず平らな所で作業してください。

 ・火傷するので必ずエンジンが冷えている時に取付作業してください。

 ・パイプ加工中は必ず、保護用メガネ、長袖、長ズボン、作業用手袋をしてください。

 ・フロントアッパーサポートバー取付した状態で、万が一フロント部分を壊す事故があった場合、損傷部分が増える事があります。

 ■取付位置決めとパイプ加工

【ボンネット】

・ボンネットを開けます。

 フロントアッパーサポートバー取付前のエンジンルームです。

関連:XIANGSHANG ボンネットダンパー

→ こちら

 

【取付位置と部材の選定】

・設置する所の直線上に障害物が無いか、棒などで確認してください。

 私の取付位置は、下記の写真の位置になります。

 茶色い線の両端にボルトまたはネジ穴があるので、フードロックメンバを固定しているボルトとサスペンションアッパブラケットの黒いプラスチック(穴)を使って取付します。

・ステンレスパイプの太さは19mmを使用します。

 もっと太いパイプか鉄板を使いたかったのですが、ウォッシャータンクの蓋やヒューズボックスの蓋にギリギリでだったので断念しました。

 

【採寸】

・運転席側と助手席側のパイプの必要な長さを測ります。

 フードロックメンバを固定しているボルトとサスペンションアッパブラケットの黒いプラスチックより長めで、ボルトを締め付けた時にボルトより短くならないようにします。

 私の場合は520mmでした。

 車によって変わる場合があるので、必ず現車合わせで採寸してください。

 私は左の図のように作成します。

 

【フロントアッパーサポートバー作成】

・作成前に作業用の手袋と保護用の眼鏡をします。

 下記の手順で作成します。

@パイプの長さを測って、パイプカッターで必要な長さで切り落とします。

 運転席用と助手席用の2本を用意します。

 

Aパイプの片方を潰します。

 パイプの中央を窪ませるのが理想でしたが、私の工具に万力が無いので、ハンマーで叩いてパイプの端を潰します。

 

B写真のようにパイプの潰した方を基本ブロックの上に置きます。

 叩いたて平らにした部分が平行になるようにするためです。

 

Cパイプを固定して、パイプの潰していない方をハンマーで叩いてパイプを潰します。

 

Dパイプの両端を平らになるように潰します。

 

E現車に合わせてみて、ネジ穴を開ける位置とサスペンションアッパブラケットに当たる所をカットする部分をマジックで印します。

 

F不要な部分をディスクグラインダーまたは鉄鋼用のこぎりでカットします。

 印した線をカットするより長めにカットして、現車に合わせながら微調整してください。

 

Gパイプの両端に12mmのネジ穴を1ヵ所開けます。

 

Hバリをハンマーで叩いてつぶしたり、鉄鋼用のヤスリで角を落とします。

 

I現車に合わせた時、パイプの下部をサスペンションアッパブラケット側とフードロックメンバ側の凹凸に合わせてハンマーでパイプを潰します。

 

Jもう片方も現車に合わせながら作成します。

   
 ■運転席側

【フードロックメンバ側】

・フードロックメンバ側の取付作業です。

@フードロックメンバのボルトをラチェットハンドルにボックス[12mm]を取付して取外します。

 

Aボルトに平ワッシャーを通します。

 

Bボルトをパイプのネジ穴に通した後、車体側のネジ穴にねじ込みます。

 

Cサスペンションアッパブラケット側のボルトを仮締付後にフードロックメンバのボルトを締付します。

【サスペンションアッパブラケット側】

 

●Cuscoタワーバーが付いていない場合

【黒プラスチックキャップ取外】

・黒いプラスチックキャップを取外します。

 黒プラスチックキャップは、タイヤハウス内でツメ2ヵ所で固定されています。

 タイヤハウス内から黒プラスチックキャップを片手で摘まんで押し上げます。

・もう片方の手で黒プラスチックキャップをエンジンルーム側で取外します。

●Cuscoタワーバーを取付している場合

Cusco フロントタワーバー [60J-540-A] 関連:Cusco フロントタワーバー [60J-540-A]

 → こちら

 

 

・私の車にはCusco フロントタワーバーを取付しています。

 左の写真の赤丸のネジをを利用して取付けます。

・六角ボルトに六角レンチ[8mm]を差し込んで、ラチェットハンドルにエクステンションバー[100mm]、ボックス[14mm]を取付、ナットと六角ボルトを取外します。

●ここからは共通の取付方法です。

【サスペンションアッパブラケット側取付】

・サスペンションアッパブラケット側の取付をします。

@ボルトをパイプのネジ穴に通した後、車体側のネジ穴に通します。

 

Aボルトに平ワッシャーを通します。

 Cusco フロントタワーバー取付車は、六角ボルトに平ワッシャーを通します。

 

Bラチェットハンドルにエクステンションバー[100mm]、ボックス[14mm]を取付、ナットを差し込みます。

 

 

Cタイヤハウス内にナットを入れて、ボルトに軽く締め付けます。

 Cusco フロントタワーバー取付車は、六角ボルトに六角レンチ[8mm]を差し込み、六角ボルトに軽く締め付けます。

 

Dフードロックメンバのボルトを締めてから、サスペンションアッパブラケット側を締付します。

【運転席側完成】

・運転席側にフロントアッパーサポートバーを取付できました。

 パイプに干渉している所が無いか確認してください。

 パイプが干渉しているようであれば取外しした方がよいでしょう。

   
 ■助手席側

【フードロックメンバ】

・フードロックメンバ側の取付作業です。

@フードロックメンバのボルトをラチェットハンドルにボックス[12mm]を取付して取外します。

 

Aボルトに平ワッシャーを通します。

 

Bボルトをパイプのネジ穴に通した後、車体側のネジ穴にねじ込みます。

 

Cサスペンションアッパブラケット側のボルトを仮締付後にフードロックメンバのボルトを締付します。

【サスペンションアッパブラケット側】

 

●Cuscoタワーバーが付いていない場合

【黒プラスチックキャップ取外】

・黒いプラスチックキャップを取外します。

 黒プラスチックキャップは、タイヤハウス内でツメ2ヵ所で固定されています。

 タイヤハウス内から黒プラスチックキャップを片手で摘まんで押し上げます。

・もう片方の手で黒プラスチックキャップをエンジンルーム側で取外します。

●Cuscoタワーバーを取付している場合

Cusco フロントタワーバー [60J-540-A] 関連:Cusco フロントタワーバー [60J-540-A]

 → こちら

 

 

・左の写真の赤丸の六角ボルトに六角レンチ[8mm]を差し込んで、ラチェットハンドルにエクステンションバー[100mm]、ボックス[14mm]を取付、ナットと六角ボルトを取外します。

●ここからは共通の取付方法です。

【サスペンションアッパブラケット側取付】

・サスペンションアッパブラケット側の取付をします。

@ボルトをパイプのネジ穴に通した後、車体側のネジ穴に通します。

 

Aボルトに平ワッシャーを通します。

 Cusco フロントタワーバー取付車は、六角ボルトに平ワッシャーを通します。

 

Bラチェットハンドルにエクステンションバー[100mm]、ボックス[14mm]を取付、ナットを差し込みます。

Cタイヤハウス内にナットを入れて、ボルトに軽く締め付けます。

 Cusco フロントタワーバー取付車は、六角ボルトに六角レンチ[8mm]を差し込み、六角ボルトに軽く締め付けます。

 

Dフードロックメンバのボルトを締めてから、サスペンションアッパブラケット側を締付します。

【助手席側完成】

・助手席側にフロントアッパーサポートバーを取付できました。

 ヒューズボックスの蓋に幸い接触していません。

 パイプに干渉している所が無いか確認してください。

 パイプが干渉しているようであれば取外しした方がよいでしょう。

【ボンネット】

・ボンネットを閉じます。

関連:XIANGSHANG ボンネットダンパー

→ こちら

 

【完成】

・取付完了です。

 実際に走行して異音がしない事を確認してください。

 走行後、ボルトが緩んでいないか確認してください。

 ボルトが緩んでいたら、締付けてください。

 

【メンテナンス】

・定期的にボルトの締め付けを確認してください。

 パイプの変形がある場合は、取外すか新しい物を作成して取付してください。

 
 ★施工後

・加工取付まで90分(写真、メモの時間含む)でした。

・エンジンルーム内も随分変わりました。

 実際に走行した時の感想は、取付後すぐに車を動かした時にすぐ変化が現れました。

 取付前は加速時にアクセルペダルを踏んでからワンテンポ遅れてフロント側がきしむ感じがあったのですが、取付後は改善されました。

 カーブでも安定するようになりました。

 SWIFTsportクラスであれば、純正標準でフロントタワーバーとフロントアッパーサポートバーを付けてくれれば良かったのにと思います。

 
 メインページへ戻る              Copyright(C) ty_plus5638 All Rights Reserved.