改造と改良 → Keiworks → 電装関係

PIAA H3aプラズマイオンイエローバルブ交換

2008.11.23.施工/公開日

2011.08.06.再取付

車検クリアできます。

メインページへ戻る 改造と改良 管理人へメール アンケート
注意!
・このページをご覧になっている事は、注意事項(同意書)に同意した事とします。
・直接リンクをお断りしています。
web拍手 by FC2 このページが良かったら「拍手ボタン」をクリックお願いします。

 

 Keiworksに「PIAA H3aプラズマイオンイエローバルブ」を取付です。

 純正フォグランプは35Wで暗いので、同じ35Wで70Wの明るさになるものに交換します。

 このH3aバルブって、商品の数が少ないです。


 ★今回取付する商品の紹介

・PIAA H3aプラズマイオンイエローバルブ [H-119]

PIAA H3aプラズマイオンイエローバルブ [H-119] パッケージPIAA H3aプラズマイオンイエローバルブ [H-119]【詳細】※PIAAホームページより

・タイプ

・定格

・明るさ

・灯光色

・ハーネス

・車検

・その他

・入数

H3a (高効率バルブ)

12V 35W

35W → 70W相当 [2500K(ケルビン)]

黄色 (白 : 1 / 黄 : 9)

リレーハーネス不要

車検対応 ※一部の車種で非対応

樹脂レンズOK

2個

 

 
 ■Keiに付いているバルブについて

H3aバルブとH3バルブの違い【H3aバルブとH3バルブの違いについて】

 H3aバルブとH3バルブは形状が同じですが、口金部分の切り欠いた部分がH3バルブよりH3aバルブの方が1mm大きくなっています。

 

【高効率バルブとは?】※PIAAホームページより

 純正バルブと比較して、見やすさを得られるバルブです。

 主に純正バルブと同レベルの消費電力で発光効率などを高めて光源を明るくしています。

 さらに、そのほとんどがコーティングされたタイプであり、ホワイトやブルーホワイトに照射光を変えることにより、白熱電球を蛍光灯に換えた時の様な感覚を得ることができます。

 その白さなどから明るさ感を実感できるタイプです。

 

●高効率バルブの寿命は短い? ※PIAAホームページより

 高効率バルブは、ノーマルバルブ(純正バルブ等)に比べて発光効率を上げている為、寿命は短くなります。

 バルブの寿命は、装着車両の電圧設定、灯体の大きさや形状、ライトON時の突入電流の変化、使用頻度、他の電装品の装着状況により大きく変わります。

 夜間走行が多く電装品の多い車両等、使用状況によっては短期間で球切れしてしまう場合があります。

 

 ■前照灯保安基準(車検)について

 車検が通るつもりが通らなかったなんて事じゃ困るので調べてみました。

 

【保安基準について】

・自動車検査独立行政法人が定める「審査事務規程」に基づいて自動車検査(車検)が行なわれます。

 「審査事務規程」に書かれているものは長文で解りにくいのでまとめてみました。

 ※保安基準は変更されている場合もあるので、下のリンクで確認してください。

  今回参考にした資料「自動車検査法人HP 審査事務規程[第4章 新規検査及び予備検査]」

  → こちら ※リンク切れ。リンク解除。

 

【フォグランプ(前部霧灯)の灯光色と取付位置について】(2008.11.17.現在)

 

2005(H.17)年12月31日まで製造された車両

Kei / ラピュタ [1型〜8型の一部]

(審査事務規程:4-61-7-2項 (1)-D)

2006(H.18)年1月1日から製造された車両

Kei [8型の一部〜11型]

(審査事務規程:4-61-2項 (1)-@)

淡黄色

・車検OK

・車検OK

白色

・車検OK

・車検OK

取付位置

(上下方向)

・照明部の中心が前照灯(ロービーム)の中心よりも下にくること。

 (審査事務規程: 4-61-7-3項 (1)-A)

・照明部の上縁高さが地上 800mm 以下。

・前照灯(ロービーム)の上縁よりも下にくること。

・照明部の下縁の高さが地上 250mm 以上。

 (審査事務規程: 4-61-3項 (1)-A)

取付位置

(左右方向)

・規定なし

・車の最外縁から 400mm 以内

 (審査事務規程: 4-61-3項 (1)-C)

取付要件

・同時に3個以上点灯しないこと。

 (審査事務規程: 4-61-7-3項 (1)-@)

・同時に3個以上点灯しないこと。

 (審査事務規程: 4-61-3項 (1)-@)
・フォグランプの点灯状態を運転者に表示する装置を備えること。

 (審査事務規程: 4-61-3項 (1)-E)
・フォグランプ単独で ON/OFF できるようにすること。

 (審査事務規程: 4-61-3項 (1)-G)

・スモールランプ消灯時には点灯できないようにすること。

 (審査事務規程: 4-61-3項 (1)-H)

・点滅しないこと。

 (審査事務規程: 4-61-3項 (1)-I)

後付フォグランプ

の取付場所

 ナンバープレートのすぐ脇にフォグランプ取付可。

 ナンバープレートのすぐ脇にフォグランプ取付できません。

 車検NG。

フォグランプの灯光色は変更無しなので、淡黄色は車検対応しています。

 

【車検対応の色度について】

 車検対応の「白色バルブ」及び「淡黄色バルブ」は、JIS規格(日本工業規格)D5500に規定されている範囲で製造されています。

 PIAA H3aプラズマイオンイエローバルブ [H-119]の色光は、車検適用範囲内ですが、車検場によっては検査機器の備えがない場合は、検査員の目視による判断に委ねられています。

 

●JIS規格色度範囲 (JIS D 5500)

 JIS規格で規定されている「白色」及び「淡黄色」は、下の数値で規定されています。

 

XYZ表色系色度図●XYZ表色系色度図

 CIE (国際照明委員会 1931XYZ表色系)

JIS規格色度範囲(JIS D5500)の数値をグラフにしたものです。

 色度の測定結果が車検適用範囲内に位置した場合は、

「白色」及び「淡黄色」として認められます。

 白色

  0.500≧X≧0.310

  y≦0.150+0.640x

  y≧0.050+0.450x

  0.440≧y≧0.382

淡黄色

 y≧0.580x+0.138

 y≦1.290x-0.100

 y≧-x+0.940

 y≦-x+0.922

 y≧0.4400

 

【ケルビンについて】

・K(ケルビン)とは色温度とは光源の光色を数値で表したもので、単位はK(ケルビン)を用います。

・K(ケルビン)は色温度(絶対温度)の事です。

 物質を冷やせる限界温度(絶対零度)が-273℃で、それを基準点0としたものがケルビン(絶対温度)です。

 赤味がかかった光ほど色温度の数値が低く、青味がかかった光ほど高い数値で表されます。

 色温度は光色を表すもので光の量や強さと直接関係ありません。

 色温度の数値と光源の明るさは異なります。

 

【色温度】

低い 色温度 高い

  暗いオレンジ色    黄色みを帯びた白      青みがかった白

【明るさと色温度】※今回取付するランプが2500K(ケルビン)です。

  ろうそくの炎 → 約 1900 〜 2000K

  朝日と夕日   → 約 2000 〜 3500K

  日中     → 約 5000 〜 7000K

 

 ★必要な部品/材料 ★必要な工具

・ウエス

・アルコール → ガラス面が汚れたり、手で触ってしまった時に使用。

・養生テープ

 ↑光軸を壁に印で使うので、テープならマスキングテープやビニールテープでもいいです。

 

・+ドライバー(#2)

・−ドライバー(#2)

・プライヤー

 ★施工

【施工前に】

・基本の事ですが、

  絶対にバルブのガラス部分手で触らないでください。

  絶対に片方バルブが切れたので片方だけ交換するのはやめてください。必ず対で交換してください。

 

【施工準備】

・車の前側を壁に向かって直角に停止します。

・フォグランプを点けて、光軸の位置を壁に養生テープで自分が判るように印します。

・印を付けたらフォグランプを消します。

・エンジン停止して、フォグランプとエンジンの熱が冷めるのを待ちます。

 

【フロントバンパー取外】

・フロントバンパーを外します。

 ※バンパーを外さなくても無理して下から手を入れて外す事も出来ますが、今回は取外して作業します。

フロントバンパー脱着方法 関連:フロントバンパー脱着方法

 → こちら(#フロントバンパー取外)

フロントバンパーを外しました。・フォグランプのカプラーを外します。

・フロントバンパーは、慣れていれば5分もあれば外せます。

【フォグランプ本体取外】

・フォグランプを固定している3個の黒いプラスチック(左の写真赤丸)に付いている部品をつまみながら外します。

 赤丸の黒いプラスチックは回さないように外してください。

バンパーからフォグランプのユニットが外れたら、ネジ2個(赤丸)を外します。【H3aバルブ取出】

・バンパーからフォグランプのユニットが外れたら、ネジ2個(左の写真赤丸)を外します。

バルブを外します。・カバーに平端子カプラー(黄色い四角)が付いているので外します。

・平端子カプラーからバルブの端子(右の赤丸)を外します。

・バルブを固定している金具(左の赤丸)を外してバルブを取り出します。

PIAA H3aプラズマイオンイエローバルブと純正バルブの比較【H3aバルブ比較】

・PIAA H3aプラズマイオンイエローバルブ(左)と純正バルブ(右)の比較です。

【H3aバルブ取付】

・PIAA H3aプラズマイオンイエローバルブをフォグランプユニットに入れて、バルブ押さえ金具でバルブを固定します。

・PIAA H3aプラズマイオンイエローバルブの平型端子(オス)とフォグランプユニット側の平型端子(メス)を接続します。

・平型端子カプラーをカバーの所定の位置に取付けます。

 


【カバー取付】

・逆の手順で元に戻します。

 下記の点に注意して、カバー取付します

 * カバーのパッキンが所定の位置にしっかりと取付けられている事。

 * 配線が綺麗にカバーの中に収めてからカバーをする事。

 * カバーの「TOP」と書いてある側に突起があるので、フォグランプ本体と必ず合わせる事。

 * カバーを固定するネジをしっかり締める事。

 

【フォグランプユニット取付】

・フォグランプユニットをバンパーに取付します。

 

【片側作業】

・もう片方も同じように作業します。

【フォグランプカプラー接続】

・フロントバンパーを戻す前に、フォグランプのカプラーをつなぎます。

 

【フロントバンパー取付】

・フロントバンパーを取付します。

 フロントバンパーの取付方法については、下記の関連リンクを見てください。

フロントバンパー脱着方法 関連:フロントバンパー脱着方法

 → こちら(#フロントバンパー取付)

 

【点灯確認】

・エンジン始動して、フォグランプのスイッチをONにします。

 左右点灯している事を確認してください。


●点灯しない場合

・点灯しない場合はカプラーの接続状態を確認します。

・両方とも点かない場合は、エンジンルーム内のヒューズを確認します。

←フォグランプのヒューズは8番です。

 ※10型の場合のヒューズの位置です。

 15Aのヒューズ(青色)です。

・片側だけ点かない場合は、バルブを左右入れ替えして点灯してください。

 そのバルブが点灯しない場合は、購入した販売店に相談してください。

 初期不良対応(保障)していただけると思います。

 初期不良対応(保障)の場合は、パッケージ保証書、店で発行した販売証明書またはレシートが必要です。

 

【光軸合わせ】

・作業前に壁に光軸の印をした所に光軸を合わせます。

 車体下からフォグランプの下部を穴を見ます。

 左の写真の赤丸内に+ドライバー(#2)を差し込んで、タイヤ側から見ます。

 時計回りでドライバーを回すと光軸が上がります。

 反時計回りでドライバーを回すと光軸が下がります。

 

【取付完了】

・交換前と交換後です。写真だとわかりにくいですが、交換後は淡黄色になっています。

 なんとなく「ゴールドバルブ」みたいな光です。明るくなりました。

交換後

交換後

交換後

交換後

交換前 純正バルブ

交換前 純正バルブ

 
 ★施工後

・純正より明るくなりました。

 

●フォグランプ関連リンク

 追記:2011.08.06. PIAA H3aプラズマイオンイエローバルブ再取付

 運転先側のバルブが切れたので左右交換しました。

 3年経ってもH3aバルブって、商品の数が少ないです。

 現物確認できたのは、PIAA製 H3aプラズマイオンイエローバルブSABで\4,600ぐらいとPIAA製のクリアバルブ(35W → 60W)SABで\2,600ぐらいで販売しています。

 追記:2012.01.22. PIAA スーパーハイパワーバルブ(H-174)

 今度は白色のH3aバルブを取付しました。

 関連:PIAA スーパーハイパワーバルブ(H-174)

 → こちら

 追記:2012.12.24. CATZ BULB ライジングイエロー[CB351N]取付

 運転先側のバルブが切れたので左右交換しました。

 今度は黄色のバルブを取付しました。

 大手メーカーではH3aバルブの生産終了しているため、H3バルブを取付しました。

 消費電力も35Wから55Wになり、規格外になります。

 フォグランプ本体とH3バルブの謎が解けました。

CATZ BULB ライジングイエロー [CB351N]] 関連:CATZ BULB ライジングイエロー[CB351N]

 → こちら

 

 メインページへ戻る                             Copyright(C) ty_plus5638 All Rights Reserved.