改造と改良 → SWIFTsport → エクステリア

 純正マフラーカッターヒートグラデーション加工

2020.05.23.施工/公開日

車検クリアできます。

メインページへ戻る 改造と改良 管理人へメール アンケート

注意!

・このページをご覧になっている事は、注意事項(同意書)に同意した事とします。

・直接リンクをお断りしています。

web拍手 by FC2 このページが良かったら「拍手ボタン」をクリックお願いします。


 SWIFTsport[ZC33S]の純正マフラーカッターを加工して、ヒートグラデーションをつけました。


 ★作業について

・金属は熱で変色する性質があります。

 この性質を利用して、純正マフラーカッター(マフラーテールパイプ)に、ヒートグラデーション加工します。

 純正の状態でもいいのですが、社外品マフラーを交換するまでの間、ちょっとでも見た目を変えようと、純正マフラーカッター(マフラーテールパイプ)をヒートグラデーション加工しました。

 一般的な色の付け方は、スプレー缶で塗装やトーチバーナー(ガストーチ)の炎で焼いて色(ヒートグラデーション)を付ける方法があります。

 塗装は、キャンディーブルー、キャンディーレッド、キャンディーイエロー、クリアのスプレー缶を購入しなければならないので、費用がかかります。

 また、塗料もかなり残って特殊な色なので、使い道が無く無駄になり、純正マフラーカッターの大きさから塗る範囲が狭いので、塗装で色を付けるのは難しいと思います。

 塗料を購入する費用で、社外品のマフラーカッターが購入できますし、トーチバーナー(ガストーチ)と燃料ボンベを購入するとお釣りが戻ります。

 私の場合は、トーチバーナー(ガストーチ)の炎で色を付ける方法で作業します。

 トーチバーナー(ガストーチ)の炎で焼いてヒートグラデーション付けた方が簡単で、失敗しにくいです。

 焼き色を元に戻す場合は、液体コンパウンドなどで磨いて戻します。

 トーチバーナー(ガストーチ)の炎で作業するので、「施工時の注意点」をよく読んでから作業してください。


 ★必要な部品/材料  ★必要な工具

・長袖

・長ズボン

・運動靴 → サンダル不可!

・作業用手袋 → 厚手の物

・パーツクリーナー

・ウエス

・水 → 万が一のためです。


・メガネレンチ[10mm] → 枝の短い物

・スパナー[10mm] → 枝の短い物

・トーチバーナー(ガストーチ)

・カセットガスボンベ

・基本ブロック

・保護メガネ

・タイヤ止め

・作業用マット

・バケツ → 万が一のためです。


 ★施工

  施工時の注意点

 ・整備資格を持たずに施工する場合や、このページを見て施工した場合は、自己責任でお願いします。

 ・火傷するので必ずエンジン停止の状態で、必ず冷えている時に交換作業してください。

 ・作業は必ず平らな所で作業してください。

 ・トーチバーナー(ガストーチ)で作業する前に、必ず「取扱説明書」をよく読んでから作業してください。

 ・火を使う作業のため、周りに燃える物が無い事を確認してから作業してください。

 ・作業中は念のため、保護メガネ、長袖、長ズボン、厚手の手袋、運動靴を必ず着用してください。

  サンダルは厳禁です。

 ・焼付作業中の純正マフラーカッターには絶対に手を触れないでください。

  ヤケドするので、熱が冷めるまでは絶対に触らないでください。

 ・炎でステンレスを熱しているため、メーカーの耐久年数より早く破損する場合があります


 ■準備

【作業準備】

・広く平らな所に車を停めます。

・パーキング(サイド)ブレーキをしっかりと引いてください。

 関連:CUSCO スピンターンノブ シルバー[220-014-AA]

 → こちら

・事故防止のため、エンジンは必ず停止してください。



 ■純正マフラーカッター(マフラーテールパイプ)取外

【作業前】

・作業前の状態です。

・この状態で見るのは、これで最後になります。



【純正マフラーカッター取外】

・リヤバンパー下に、作業用マットを敷きます。

・リヤバンパーの下に上半身を入れます。

 純正の足回りの車高であればそのまま上半身が入りますが、車高を落としている場合は、リヤ側をジャッキアップしてください。

 顔が入れば作業はできます。

・純正マフラーカッターを左右取外します。

 純正マフラーカッターを固定しているボルトは、左の写真の赤矢印の先にあります。

 このボルトをメガネレンチ[10mm]とスパナー[10mm]で取外します。

 助手席側ならマフラーを少し車内側に動かして、固定しながらエクステンションバー[100mm]とソケット[10mm]で何とか取外す事ができます。

・純正マフラーカッターを取外した純正マフラーです。

 純正マフラーカッターが付いているとわかりにくいですが、径が細いです。

・左右の純正マフラーカッターを取外しました。



 ■ヒートグラデーション加工

【焼付作業準備】

ガス管(プロパンガスの場合はボンベ)の近くや、燃える物が無い安全な場所に基本ブロックを置きます。

・延焼防止のため、バケツに水を汲んで近くに置いて作業します。

・作業用手袋、保護メガネなど準備します。

・取外した純正マフラーカッターを基本ブロックの上に置きます。

 焼付作業中は、純正マフラーカッターを1個だけ置いて作業します。

・トーチバーナー(ガストーチ)にカセットガスボンベを取付けます。

 使用/取付方法は、必ず使用するトーチバーナー(ガストーチ)の取扱説明書をよく読んでください。

【下地処理】

・純正マフラーカッターの汚れを落として、パーツクリーナーで脱脂します。

 ゴミや汚れが付いた状態でトーチバーナーの炎を当てると、ムラの原因になります。

 完成度(仕上がり具合)を上げるために、ここでしっかりと下地処理してください。

注意! 焼付中の純正マフラーカッターは高温です。火傷するので、絶対に手を触れないでください。



【焼付方法】

・写真はrosso modello COLBASSO Ti-C [COBT-K738]のマフラーカッターです。

rosso modello COLBASSO Ti-C [COBT-K738] 関連:rosso modello COLBASSO Ti-C [COBT-K738]

 → こちら

 マフラーカッターの焼き色のグラデーションのイメージです。

 綺麗なヒートブルーの焼付具合は、トーチバーナーの炎を当てるのをやめるタイミングがポイントです。

 炎を当て過ぎると水色っぽくなってしまうので、色を見ながら判断します。

 純正マフラーカッターを温め始めると、200℃〜250℃で青色(ヒートブルー)になります。

 焼き色は、黄 → 紫 → 青 → 薄い青 → 白 と変わります。

 見える部分は青で、横側は青→紫→黄色→地の色のヒートグラデーションになるようにします。


 トーチバーナーの炎の当て方は、炎の先が温度が一番高いので、炎の先で焼付します。

 焼付の色を均一にするため、トーチバーナーの炎は、左の写真のように回しながら純正マフラーカッターに当てます。

 焼付の順番は、

  @純正マフラーカッターの見える面の淵

     ↓

  A純正マフラーカッターの横面

     ↓

  B純正マフラーカッター中心

 の順番で焼き付けします。


【焼付】

・トーチバーナーに火をつけて、純正マフラーカッターに炎の先を当てます。

 写真は、純正マフラーカッターに焼き色が付き始めた状態です。

 焼き色が付き始めると急に青くなる場合があるので、炎が当たっている所から目を離さないよう注意してください。

・青くなったら青い部分を広げるように、トーチバーナーの炎を純正マフラーカッターに当てます。

 同じ場所を当て過ぎるとムラの原因になるので、注意してください。

 青く色が変わってから炎を当て過ぎると、水色になるので注意してください。

 写真は作業途中ですが、純正マフラーカッターの淵に青く色が付いている状態です。

・純正マフラーカッターの淵が色付いたら、横の面を焼付します。

 グラデーションを付けて焼付します。

 焼付が均等になるように、純正マフラーカッターの周りをトーチバーナーの炎を回します。

・純正マフラーカッターの横面のヒートグラデーションは、好みで幅を決めて色を付けます。

 私の場合は、ヒートブルー(青色)を多めにします。

・純正マフラーカッターの横面は、こんな感じに焼きました。

 青い部分の色がアルマイト加工(陽極酸化処理)されたように見えます。

・純正マフラーカッターの中心を焼付します。

 純正マフラーカッターの淵の方は、あまり焼かないようにしてください。

・純正マフラーカッターの中心を焼き付けた後です。

・純正マフラーカッター全体を見て、ムラになっている所が無いか確認します。

 ムラになっている所は、トーチバーナーの炎で焼いて修正します。

・純正マフラーカッターの熱が冷めるまで放置します。

 作業時の気温にもよりますが、気温20℃で約15分ぐらいで触れるぐらい冷めます。

 水をかけると金属の急な収縮や変形、また水蒸気で火傷する場合があるので、水で冷却するのは止めた方がいいと思います。

・純正マフラーカッターにヒートグラデーションが付きました。

【比較】

・施工前(左)と施工後(右)です。

・綺麗に焼けました。

 純正マフラーカッター?と思うぐらい感じが変わりました。


【もう一つの純正マフラーカッター作業】

・もう一つの純正マフラーカッターも同じように作業します。

 純正マフラーカッター横面のヒートグラデーションの幅を、初めに作業した純正マフラーカッター横面を合わせながら作業します。


もし、グラデーションが気に入らなかった時(やり直す)の修正方法

・純正の状態に戻したい、またはヒートグラデーション加工をやり直したい場合は、細目の液体コンパウンドで磨きます。

 ※状態によっては綺麗にヒートグラデーションが落ちない場合があります。



 ■純正マフラーカッター(マフラーテールパイプ)取付

【純正マフラーカッター取付】

・焼付した純正マフラーカッターが、冷めている事を確認します。

・純正マフラーの下の方に、純正マフラーカッターを固定するステーがあります。

 純正マフラーに純正マフラーカッターを差し込んだ時に、純正マフラーに固定するネジ穴があります。

・純正マフラーカッター側は、左の写真の赤矢印の所に純正マフラーカッターを純正マフラーに固定する穴があります。

・純正マフラーのステーのネジ穴に合うように、純正マフラーカッターを差込します。

・固定ボルトをスパナー[10mm]とメガネレンチ[10mm]を使用して、純正マフラーカッターを固定します。

・同じように、もう一つの純正マフラーカッターを取付します。


【作業用マット撤去】

・作業用マットを片付けます。


【完成】

・完成しました。

 写真は、施工後(左下)と施工前(右下)の比較です。

 綺麗なチタンブルーです。

 雰囲気が変わりました。



 ■紹介動画

・左の動画はYouTubeで公開しています。

 このページをまとめています。

 写真や文字で説明できない部分を動画にして紹介しています。


 YouTubeチャンネル SWIFTsport改造と改良自己満足のホームページ

 この動画は、

 無断転用(動画サイト、ホームページ、ブログ、SNSなど [※許可済みのページを除く])

 および 複製/編集を禁止しています。

 音が出ます。再生前に音量を小さくしてから調整してください。

 音声は「VOICEVOX」の読み上げソフトを使用しています。

 多少、イントネーションとアクセントが違う部分があります。

 ※利用規約に書いているので表示します。

  VOICEVOX 使用キャラクター:春日部つむぎ

  → こちら


 ★施工後

・MONSTER SPORTのマフラーカッターは販売価格が高いので、自作する事にしました。

 綺麗に焼き色が付きました。

 純正マフラーカッター1個をヒートグラデーション加工作業(焼付作業)にかかった時間は、約5分ぐらいです。

 作業自体は難しそうに見えますが、結構簡単にできます。

 焼き色がどのくらい持つのか?経過を後で追記します。

 ヒートグラデーション加工した後、明らかに違いが出てきました。

 色の事ではなくて、車間距離です。

 ヒートグラデーション加工前は、あまり車間を開けていない車が多かったですが、約2台分車間を開けるようになりました。

 おかげで見た目が良くなるだけでなく、追突事故の危険が減る誤算もありました。

・civic[EG6]に乗っていた時、エキマニをRS★Rのステンレスの商品に交換していました。

 この時も取付時の表面は綺麗に鏡面になっていましたが、1回エンジンを始動して少し走行しただけでヒートグラデーションが付いて、とても綺麗だったことを思い出しました。

 関連:HONDA sports civic (E-EG-6)

 → こちら


 追記:2021.02.27. 施工から8カ月後の状態

・「施工してから現在の状態を教えてほしい。」と質問メールを頂きました。

 私の車は屋根の無い場所で、リヤ側は晴れた日は日光が当たっている状態です。

 施工した年は降雪量があって、国道は塩カルをよく撒いていたので洗車の回数が増えています。

 写真は施工してから8ヵ月後の状態です。

 写真は日の当たる状態で撮影していますが、グラデーションの色は少し落ちた状態です。

 質問された方が書いていましたが、拭いたら色が落ちたと言う事で、私の友人が私のページを見て施工したようですが、同じように拭いたら色が落ちると言っていたので、作業方法を確認してみるとバーナーの炎を近づけ過ぎていたそうです。

 炎の中央は温度が低いので、炎の先端でなぞる感じで作業したら落ちにくくなったと言っていました。



 メインページへ戻る              Copyright(C) ty_plus5638 All Rights Reserved.