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 mira e:s ウォーターポンプ交換

2021.09.25.施工/公開日

車検クリアできます。

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 mira e:s[DBA-LA300S]に「ウォーターポンプ」を交換しました。

 

 ★今回取付する商品の紹介

・アイシン工業 ウォーターポンプ[WPD-050] ※対策品


【詳細】※パッケージより

・エンジン型式

・対応純正部品番号

 

・対応車種

 

・対応型式

・付属品

・生産国

・JANコード

・参考基準価格

・購入価格

・製造年月日(購入部品)

・注意事項

 

KFVE/DET

16100-B9280 / 16100-B9350 / 16100-B9450 / 16100-B9451 / 16100-B9452 /

16100-B9453 / 16100-B9454 / 16100-B9455 / 16100-B9457 / 16100-B9459

DAIHATSU:mira e:s、MIRA、MOVE、TANTO、CAST

TOYOTA:PIXIS

LA300、LA700、L575、L375、LA250、LA600、L175、L275、LA100

パッキン(1枚)

日本

4954514966344

\8,700(税別)

\6,090(税別)

2021.07.07.

純正プーリーを取付することができません。

軸長が短くなるので、元のプーリーを使うとベルトのかかる位置が変わります。
対策品のプーリーも同時交換してください。

 

 

・アイシン工業 ウォーターポンププーリー[PLD-001] ※対策品

【詳細】※パッケージより

・対応純正部品番号

・対応ウォーターポンプ

・付属品

・生産国

・JANコード

・参考基準価格

・購入価格

・製造年月日(購入部品)

 

 

16173-B2013

アイシン工業 ウォーターポンプ[WPD-050] ※対策品

ボルト(4本)

日本

4954514919401

\2,600(税別)

\2,600(税別)

2021.06.05.

 

 

・AQ. 濃縮タイプのクーラント液 2L ピンク

【特徴】※オートバックスホームページより

 オートバックスオリジナルクーラント 『AQ.クオリティ クーラントシリーズ』濃縮タイプのクーラント液

・うすめて使用する濃縮タイプです。全量交換する際におすすめです。

 

【詳細】※オートバックスホームページより

・内容量

・カラー

・凍結温度

・その他

・購入金額

 

2L

ピンク ※1

-36℃

長寿命タイプ

\2,198(税込)

 

※1 TOYOTAとDAIHATSUのクーラントの色は「ピンク」です。

 
 ★対策品について

【ウォーターポンプの交換原因】

・ウォーターポンプを交換する原因は3つあります。
  *クーラント漏れ
  *異音
  *ガタツキ

 で交換します。

 

【ウォーターポンプのクーラント漏れ/滲み】

・ウォーターポンプのクーラント漏れは即交換です。

 ウォーターポンプの滲みは、ウォーターポンプは部品の構造上、冷却水を蒸気穴やドレンポケットの大気開放孔より排出します。

 そのため滲みや固形物の付着することがありますが、機能上問題ありません。

ウォーターポンプ右側の丸い部分が大気開放孔です。

エンジン停止時にペーパータオルを当てて濡れなければ大丈夫です。

大気開放孔の周りが汚れている場合は綺麗に清掃してください。

 

【ウォーターポンプの異音について】

・異音の原因はウォーターポンプの軸長が長過ぎる事です。

 ダイハツが保証延長したのは、ウォーターポンプの構造上に少し問題があったようです。

 KFエンジンの持病の「ウォーターポンプの異音」何でリコールにしなかったのでしょうか?

 今回交換したウォーターポンプとウォーターポンププーリーは、ウォーターポンプの軸長を短くして、ウォーターポンププーリーの位置を元のプーリーのベルトのかかる位置にする対策を取った商品です。

 対策品ではウォーターポンプとプーリーも必ず同時交換です。

 今回、私がウォーターポンプを交換する理由です。

 

 

【mira e:sウォーターポンプ交換費用】

※工賃はこのページ作成時のもので、依頼する所に必ず確認してください。

※純正部品など追加部品代は別途かかる場合があるので、依頼する所に必ず確認してください。

 

・Web検索で一般の整備工場で部品代込みの交換費用は、\25,000〜\32,000ぐらいでした。

 私が購入した部品は、社外品のウォーターポンプとウォーターポンププーリーで約9,000とクーラントが約\2,000で、部品代合計が約\11,000なので、約\14,000〜\21,000が工賃となります。

 純正部品使用時は少し高くなります。

 ファンベルトとクーラーベルトも同時交換した方がいいですが、部品代込みで\11,000〜がさらにプラスになります。

 

 
 ★必要な部品/材料  ★必要な工具

・パーツクリーナー

・ウエス

・作業用手袋

・作業着(ツナギ) → 汚れてもいい物

・ペットボトル[500ml]

・ビニールテープ

・液体パッキン

・−ドライバー[#2]

・+ドライバー[#2] → 短い物

・メガネレンチ[10mm]

・板ラチェット[10mm]

・ラチェットハンドル(3/8)

・ソケット(3/8)[10mm]

・エクステンションバー(3/8)[100mm]

・トルクレンチ(1/2)

・ソケット(1/2)[14mm]

・ソケット(1/2)[21mm]

・3tジャッキ → 持ち上げる高さが上がる物

・ハイリフトカーランプ → 小さいサイズのガレージジャッキを使用の場合

 ※私の場合はスロープと基本ブロックを2個用意。

・リジットラック → 2個

・タイヤ止め

・クロスレンチ

・トレー → クーラントを受ける物

・バケツ → クーラントを受ける物

・オイル処理剤 → 廃クーラント処理

・突っ張り棒

 → エンジンルーム内の作業で作業の邪魔になるためボンネット固定で使用します。

・カッター → 自作で漏斗作成する場合使用します。

 

 ★施工

  施工時の注意点

 ・整備資格を持たずに施工する場合や、このページを見て施工/使用した場合は、自己責任でお願いします。

 ・必ず部品を触る前や施工前に、体の静電気を車体以外の金属に触れて放電してください。

 ・作業は必ず平らな所で作業してください。

 ・火傷するので必ずエンジンが冷えている時に交換作業してください。

 ・エンジン回転時は、ファンの回転線上に立たないでください。

 ・付属のパッキンと液状ガスケットの併用は、クーラント漏れの原因になるので絶対にしないでください。

 ・廃クーラントの処理は、お住いの自治体のゴミのルールを守って廃棄してください。

 ■ジャッキアップ

【準備】

・車を広くて平らな所に止めます。

・私の場合はガレージジャッキが普通にホームセンターに売っている小さいサイズなので、スロープと基本ブロックを前輪左右に合わせて設置します。

 そのまま基本ブロックの上に前輪を乗せます。

・サイドブレーキをかけます。

・ボンネットオープナーを引いてボンネットが開けられるようにします。

・リヤタイヤにタイヤ止めをします。

・ホイールキャップを取外します。

 

●フロント側ジャッキアップ

・フロント側のジャッキアップポイントにジャッキを当てて、軽く持ち上げた状態(タイヤは設置した状態)にします。

 下の図はmira e:sの2WD車と4WD車のガレージジャッキのジャッキポイントの位置です。

・フロント側左右のタイヤナットを緩めます。

・フロント側をジャッキアップします。

・リジットラックを下の図の位置に印があるので、高さを合わせてリジットトラックを設置します。

・リッジトラックのゴム溝に車体側のリッジトラックのセット位置が入るのを確認して、ゆっくりガレージジャッキを降ろします。

 

●リヤ側ジャッキアップ

・リヤ側のジャッキアップポイントにジャッキを当てて、軽く持ち上げた状態(タイヤは設置した状態)にします。

 上の図はmira e:sの2WD車と4WD車のガレージジャッキのジャッキポイントの位置です。

・リヤ側左右のタイヤナットを緩めます。

・リヤ側をジャッキアップします。

・リジットラックを上の図の位置に印があるので、高さを合わせてリジットトラックを設置します。

・リッジトラックのゴム溝に車体側のリッジトラックのセット位置が入るのを確認して、ゆっくりガレージジャッキを降ろします。

 

●安全確認とホイール取外

・車体を揺らして安定している事を確認します。

・4輪のホイールを取外します。

・念のため車体下に取外したタイヤを入れて、落下による破損やケガを防ぎます。

・保護用メガネ装着と作業用手袋を手にはめます。

   
 ■レゾネーター取外

【ボンネット】

・ボンネットを開きます。

・ボンネットの中央からバンパー側に突っ張り棒を立て、ボンネットが落ちてこない事を確認します。

【レゾネーター取外】

・レゾネーターとエアクリーナーボックスの境にクリップがあります。

 このクリップのノブを真上に動かしてからクリップを取外します。

・レゾネーターの左側を手前に引いてエアクリーナーボックスから取外します。

・レゾネーターの右側を真上に持ち上げるとレゾネーターが取外せます。

   
 ■ファンベルト取外

【タイヤ取外】

・作業しやすいように運転席側前のタイヤを取外します。

 

【泥除けカバー取外】

・タイヤを外すと奥の下の方に泥除けカバーがあります。

 ラチェットハンドルにソケット[10mm]を取付してから、左の写真の赤丸にボルトがあるので取外します。、

・写真はわかりにくいかもしれませんが、右側のボルトの真上にプラスチックリベットがあります。

 −ドライバーで取外します。

・泥除けカバーを動かしながら取外します。

・左の写真は泥除けカバーを取外した状態です。

 

【エアコンベルト取外】※今回は交換作業しません。

・mira e:sにはエアコンコンプレッサー側の針を調整する事ができません。

 エアコンベルトを交換する方は、脱着が大変なので取外についてはカットした方がいいと思います。

 再利用する方は、ベルトを外す工具または−ドライバーを使って取外してください。

 

バンドー化学 リブエース・エコ ベルト交換関連:バンドー化学 リブエース・エコ ベルト交換

→ こちら ※Keiworksのページです。

オルタネーター交換関連:オルタネーター交換

→ こちら ※Keiworksのページです。


 

【ファンベルト取外】※今回再利用します。

・トルクレンチ(1/2)にソケット(1/2)[14mm]を取付します。

・オルタネーター下部の固定ボルトを緩ませます。

・オルタネーター上部にファンベルトの張りを調整するボルトと、オルタネーター上部を固定するボルトがあります。

 ファンベルトの張りを調整するボルトのネジの位置を覚えておくか、印を付けておいた方が後で調整の基準になります。

・ファンベルトの張りを調整するボルトを板ラチェット[10mm]で緩ませます。

・オルタネーター上部を固定するボルトを取外します。

・オルタネーターをエンジン側に移動させます。

・ファンベルトが外れます。

 今回は再利用するのでファンベルトを作業の邪魔にならない所に移動します。

・ファンベルトが外れました。

   
 ■ウォーターポンププーリー取外

【ウォーターポンププーリー取外】

・プーリーを固定しているボルトを取外します。

 −ドライバーを左の図のようにボルトとボルトの間に引っかけます。

・メガネレンチ[10mm]でボルトを緩めます。

 ボルトは緩めるだけで、全部緩めてからボルトを取外します。

 この作業をあと3本やります。

・狭い所なので実際にやってみると結構大変です。

 私の場合は、ボルト3本はメガネレンチ[10mm]を2つ用意します。

 片側をしっかり固定して、片方は緩めます。

 残り1本は図のように作業しました。

・最後のボルトを取外前にプーリーを片手で持って、ボルトを取外します。

 ボルトが外れるとプーリーも外れます。

 左の写真はプーリーが外れた状態です。

・取外したウォーターポンププーリーと固定していたボルトです。

【比較】

・パッと見はどこが変わっているのかわかりませんが、中心の高さがに変わっています。

   
 ■ラジエーター液抜き取り

【ラジエーターキャップ取外】

・ラジエーターキャップは、エンジンルーム手前右側のオレンジ色のシールが貼られているキャップです。

 

関連:MONSTER SPORT ハイプレッシャーラジエターキャップ Bタイプ[ZZEC20]

→ こちら ※SWIFTsportのページです。

関連:SUZUKI SPORT ハイプレッシャーラジエターキャップ取付

→ こちら ※Keiworksのページです。

 

・ラジエーターキャップを反時計回しで、動かなくなるまで回します。

・ラジエーターキャップを真上に上げて取外します。

・ラジエーターキャップが外れました。

【ラジエータープラグの位置】

・ラジエータープラグの位置は、フロントバンパー右側です。

 左の写真の矢印の真下を覗き込むとあります。

【クーラント抜き取り】

・ラジエータープラグの真下にバケツを用意します。

・ラジエータープラグを+ドライバーで取外します。

 ラジエータープラグは樹脂製なのでしっかりと+ドライバーを奥まで差し込んでください。

・クーラントが抜け始めました。

【エンジン側クーラント抜き取りボルト】

・ラチェットハンドルにソケット[10mm]を取付します。

・ナンバープレートを取外します。

・エンジン側クーラント抜き取りボルトは左の写真の赤丸の位置にあります。

・エンジン側のクーラント抜き取り用のボルトの真下にトレーを置きます。

・エンジン側のクーラント抜き取り用のボルトを取外します。

・クーラントが抜けました。

 

【リザーバータンク取外/清掃】

・リザーバータンクの蓋を取外して、ホースが上向きになるようにします。

・ラチェットハンドルにエクステンションバー、ソケット[10mm]を取付します。

・ラジエーターの注入口左側にあるボルトを取外します。

・リザーバータンクを取外します。

・リザーバータンク内のクーラントをバケツに移します。

・リザーバータンクを清掃します。

・リザーバータンクの水分をウエスで拭き取ります。

 

【リザーバータンク取付】

・リザーバータンクを取付します。

・リザーバータンクを固定するボルトを締付けます。

・リザーバータンクの蓋を取付します。

・左の写真は抜けたクーラントです。

 廃クーラントはお住いの自治体のゴミのルールで処分してください。

 

【フラッシンング】※今回は作業しません。

・ラジエータープラグをラジエーターに取付します。

 少し取付づらいです。

 ラジエータープラグは樹脂製なので注意してください。

・エンジン側のクーラント抜き取り用のボルトのパッキンの状態を確認して、使用できない状態なら新しい物に交換してください。

・水をラジエーターに流し込みます。

・ラジエーターキャップを締めて、30分ぐらいエンジンを暖機します。

・エンジンが冷えてからラジエーターキャップ、ラジエータープラグ、エンジン側のクーラント抜き取り用のボルトを取外して異物や錆を洗い流します。

   
 ■ウォーターポンプ取外

【ウォーターポンプ取外】

・ウォーターポンプを固定しているボルトの位置は、左の図のように4ヵ所あります。

・ラチェットハンドルにソケット[10mm]を取付します。

・ウォーターポンプの下にトレーを置きます。

・ウォーターポンプを固定しているボルトを取外します。

 ボルトを緩めるとクーラントが漏れてきます。

 最後のボルトを取外前に片手で押さえてからボルトを取外します。

・ウォーターポンプを取外しました。

・パッキンを取外します。

 再利用できないので必ず取外しましょう。

・トレーに入っている廃クーラントはお住いの自治体のゴミのルールで処分してください。

・取外したウォーターポンプとパッキンです。

・ウォーターポンプの裏側の状態です。

【比較】

・取外したウォーターポンプと新しいウォーターポンプです。

 違いはわかりにくいです。

【清掃】

・パッキン周りと汚れを綺麗に拭き取ります。

 綺麗に拭き取らないとクーラントが漏れる事があるので、ここはしっかりと清掃しましょう。

   
 ■ウォーターポンプ(対策品)取付

【パッキン取付】

・付属の新しいパッキンを使用します。

 パッキンを見て傷や切れていないか確認します。

 傷や切れている時は、購入した店に相談してください。

・パッキンを取付します。

 一か所押さえながらエンジン側の溝に入れます。

 パッキンが入ったら上から指でなぞってください。※押し込み感じで。

【ウォーターポンプ取付】

・ウォーターポンプをエンジン側の取付位置に合わせます。

・ウォーターポンプ上部1ヵ所をボルトをねじ込みます。

・ウォーターポンプ下部対角線上に1ヵ所をボルトをねじ込みます。

・残りのボルトをねじ込みます。

・手締めで各ボルトを締めます。

・ラチェットハンドルにソケット[10mm]を取付します。

・左の図の順番でボルトを均等に締付します。

・ウォーターポンプが取付できました。

 写真は上部から

・接合部分の確認します。

 隙間があるとクーラントが漏れてくるので必ず確認します。

   
 ■ウォーターポンププーリー(対策品)取付

【ウォーターポンププーリー(対策品)取付】

・新しいウォーターポンププーリー(対策品)を取付します。

 付属のボルトで4ヵ所手締めします。

・左の図のように−ドライバーをボルトに引っかけるようにして、ウォーターポンプが回転しないようにしっかり固定します。

・ボルトをメガネレンチ[10mm]で締付します。

 タイヤ取付時と同じように対角線上のボルトを均等に締付します。

   
 ■ファンベルト/エアコンベルト取付

【ファンベルト張り調整ボルト取付】※今回ファンベルトは再利用します。

・オルタネーターの張り調整用のボルトを取付します。

・ファンベルトを3つのプーリーに引っかけます。

・オルタネーターを車内側の方に動かします。

・ファンベルトが外れないぐらいに軽く張るように調整します。

 

バンドー化学 リブエース・エコ ベルト交換関連:バンドー化学 リブエース・エコ ベルト交換

→ こちら ※Keiworksのページです。

 

オルタネーター交換関連:オルタネーター交換

→ こちら ※Keiworksのページです。

 


 

【エアコンベルト取付】※今回エアコンベルトは再利用します。

・エアコンベルトをエアコンコンプレッサーのプーリーに引っかけます。

・エンジン側のプーリーにエアコンーベルトを引っかけます。

 mira r:sにはエアコンコンプレッサー側のベルトの張りを調整することができません。

 ベルトをかける道具または−ドライバーを使用しても取付けられない場合は、エアコンコンプレッサーを固定しているボルトを外して取付する事になります。

・エアコンベルトの状態を確認してください。

 ベルトが緩んでいるようであれば新しい物に交換してください。

【ファンベルト張り調整】

・ファンベルト張り調整ボルトを板ラチェット[10mm]で締付します。

 ファンベルトは張り過ぎると軸がズレるので異音の発生やウォーターポンプの寿命を縮めてしまいます。

 ファンベルトは貼り過ぎないよう調整してください。

 mira e:sの取扱説明書のサービスデータにたわみ量が書いてあります。

 

  たわみ量(mm):押力 98N (10kgf)

         7.9mm〜9.7mm (点検時)

・トルクレンチ(1/2)にソケット(1/2)[14mm]を取付します。

・ファンベルトの張り調整ができたらオルタネーター上部の固定ネジを締付します。

・オルタネーター下部の固定ボルトを締付します。

・ファンベルトの張り調整ができました。

・再度、ウォーターポンプ、ウォーターポンププーリー、ベルトの状態を確認します。

   
 ■ラジエーター液 注入/エア抜き

●オーバーヒートでエンジンを壊す事もあるのでこの作業はエア抜きをしっかりしましょう。

 

【エンジン側のクーラント抜き取り用のボルト取付】

・ラチェットハンドルにソケット[10mm]を取付します。

・エンジン側のクーラント抜き取り用のボルトのパッキンの状態を確認して、使用できない状態なら新しい物に交換してください。

 私の場合は液体パッキンを使用しました。

 

【ナンバープレート取付】

・ナンバープレートを取付します。

【ラジエータープラグ取付】

・ラジエータープラグをラジエーターに取付します。

 少し取付づらいです。

 ラジエータープラグは樹脂製なので注意してください。

【漏斗作成】

・ペットボトル[500ml]の中をよく洗って乾かした状態の物を用意します。

・ペットボトルの底面をカッターで切り落とします。

・蓋を良く締め付けます。

・蓋をカッターで穴を開けます。

 穴の大きさはペットボトルの口の大きさに開けてください。

【漏斗取付】

・作成した漏斗のペットボトルのキャップ側を下にして、ラジエーターの注入口に合わせます。

・ビニールテープを少し引っ張り気味にラジエーターの注入口より下からペットボトルのキャップの上まで巻付けます。

 

【クーラント注入】

・今回使用するクーラントは「濃縮タイプ」です。

 水道水で規定の濃度に調整します。

 

  規定濃度:30%(寒冷地は50%)

 

・クーラントを漏斗に流し込みます。

 

  全容量:約3.2L

 

・リザーバータンクはFULLラインより少し多めになったら、リザーバータンクのキャップを取出して、ホースを真上に向けてください。

・ラジエーターのアッパーホースとロアホースを揉むとエアが抜けるので、クーラントを足し続けてください。

・クーラントが漏斗内に溜まり始めたら次の工程です。

 

【ウォータバイパスジョイントのブリーダプラグ】

・ウォータバイパスジョイントのブリーダプラグを取外します。

・クーラントが噴き出たらブリーダープラグを締付けます。

 クーラントの量を注意してください。

【リザーバータンク蓋取付】

・リザーバータンクの蓋を取付します。

 

【ラジエーターキャップ取付】

・ラジエーターキャップを取付します。

 「警告」の文字が左斜め下(文字が逆さ)になった状態で、ラジエーターキャップをラジエーターに差し込みます。

 ラジエーターキャップを時計回しで動かなくなるまで回します。

 この状態が左の写真の状態になればOKです。

 

関連:MONSTER SPORT ハイプレッシャーラジエターキャップ Bタイプ[ZZEC20]

→ こちら ※SWIFTsportのページです。

関連:SUZUKI SPORT ハイプレッシャーラジエターキャップ取付

→ こちら ※Keiworksのページです。

   

【エア抜き作業】

・エンジンを始動します。

・車内のヒーターの温度を一番熱い方に設定します。

・車内の空調のファンを回します。※風量は少なくていいです。

・ラジエーターのファンが回り始めたら、エンジンを停止します。

 エンジンをそのまま回し続けると抜けたエアが余計にエンジン内に入るためで、クーラントの温度をそのまま冷ましてください。

・ヒーターの温度と空調のファンも元の位置に戻します。

・リザーブタンクのクーラントの量が減っていたら、FULLラインより少し多めに入れておきます。

 

【クーラント漏れ確認】

・ウォーターポンプ、エンジン側のクーラント抜き取り用のボルト、ラジエータープラグ、ウォータバイパスジョイントのブリーダプラグからクーラントが漏れていないか確認します。

 

   
 ■泥除けカバー取付

【泥除けカバー取付】

・泥除けカバーを左の写真のように取付します。

・プラスチックリベットを差し込んで、中央のボタンを押し込みます。

・ラチェットハンドルにソケット[10mm]を取付します。

・左上のボルトと右下のボルトを締付します。

   
 ■ジャッキダウン

【ホイール(タイヤ)取付】

・ホイール(タイヤ)を取付します。

・ホイールナットを締付けます。

 

【ジャッキダウン】

・フロント側からガレージジャッキで車体を持ち上げて、リジットラックを車体してから取外します。

・ガレージジャッキでタイヤを地面に設置して、ガレージジャッキを取外します。

・リヤ側をガレージジャッキで車体を持ち上げて、リジットラックを車体してから取外します。

 

【ホイールナット締付】

・トルクレンチにソケット[21mm]を取付します。

・トルクレンチの場合の締付トルクは、103N・m(1,050kgf・cm)で本締めします。

 クロスレンチまたは車載工具で締付する締付トルクは、車載工具のレンチ先端で440〜590N・m(45〜60Kgf・cm)で本締めします。

・ホイールキャップを取付します。

 

【タイヤ止め取外】

・タイヤ止めを取外します。

 

【レゾネーター取付】

・レゾネーターの右側をエンジン側に取付けます。

・レゾネーターを固定するクリップのロック解除されている事を確認します。

・エアクリーナーボックスとレザネーターの接合部分にある穴にクリップを差し込みます。

 クリップのノブ部分を真上から押し込みます。

 

【ボンネット】

・ボンネットを閉じます。

   
 ■取付方法と施工前の状態と施工後の状態

※左の動画は動画サイトYouTubeにアップした動画です。

※再生する環境によっては見る事ができません。

※無断使用/動画の改変はしないでください。

※音が出ます。再生前に音量を小さくしてください。

   
 ■施工後のメンテナンスについて

・ウォーターポンプ交換後は、リザーバータンクのクーラントの量に注意してください。

 走行距離が短いとあまり減らないですが、50Km〜60Kmぐらい走行するとリザーブタンク内のクーラントが減っています。

 エンジンをオーバーヒートさせないために、リザーブタンク内のクーラントが減らなくなるまで定期的に確認してください。

・ウォーターポンプ、エンジン側のクーラント抜き取り用のボルト、ラジエータープラグ、ウォータバイパスジョイントのブリーダプラグからクーラントが漏れていないか、リザーバータンクのクーラントの量が減らなくなるまで定期的に確認します。

 
 ★施工後

・−ドライバーをボルトに引っかけてボルトを緩ませる作業はあまり普段しない事なので、慣れるまで少し時間がかかってしまいました。

・作業するスペースが狭いのと中腰になる事が多く腰を痛めてしまいました。

・DAIHATSUもウォーターポンプの軸の長さが長い事を知っていて、延長保証をしてリコールにしなかったのか?

 これだけブレていれば異音もします。

 延長保証とリコールの基準ってどこの人が決めるんでしょうか?

 今回は黒に近いグレーです。

・部品は地元の自動車部品屋で購入しました。

 この自動車部品屋さんは第2と第4土曜日が休みですが、いつも休みでも倉庫が開いているのでダメ元で聞いてみると部品を売ってくれます。

 普通なら断るはずですが、急な修理の時はいつも助かっています。

 

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