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 車の部品購入時に車検証で確認する事

2014.11.26.施工/公開日

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 ■車検証で確認できる事

車検証

 社外品の部品や、純正部品を購入する時に確認する事があります。

 Keiの場合は大きく分けて「1〜6型」と「7〜11型」の2種類に分けられます。

 型(年式、車体番号)によって、

  ・インストルメントメインパネル(インパネ)形状

  ・ドアが 3ドア か 5ドア

  ・ヘッドライトの形状

  ・MT車のシフターを変更するための部品が、ロッド式(タイプA)かケーブル式(タイプB/BW)

   ケーブル式であれば、ギアシフトコントロールケーブルを固定している部品の形状

  ・エンジン型式が F6A か K6A

   K6Aエンジンは型によってオイルパンの形状と材質が変更されています。(詳細はページ下)

  ・ECUはミッションと駆動方式によって違います。


 部品購入時は必ず車検証を見て、型式/車体番号/初年度登録年月を確認してください。

 Web検索や通販サイトでは、車検証に書いてある「型式指定番号」と「類別区分番号」で確認する場合がありますが、こちらの方が部品の注文間違えがありません。

 下の表は、車検証に書かれている内容の説明です。

 こちらを確認した上で部品購入してください。


●車体番号

車検証の見る場所(車体番号/型式/初年度検査年月)

 型式の後に車両の車体番号(シリアルナンバー)が書いてあります。

 エンジンルーム内にある「IDプレート」の「SHASSIS NO.」に打刻されている文字「HN22S-83****」となっているので、下の表で10型である事が確認できます。

私の車のIDプレート

 (表示例) HN22S - 000000

  型式 → HN22S → SUZUKI Keiとわかります。

  車体番号(シリアルナンバー)を下の表で合わせると、Keiの型がわかります。

 下の表は1型から11型までのターボ車の表です。

年式 型式 ドア枚数 エンジン型式 車体番号 型番 グレード
1998.10〜1999.09 HN11S 3 F6A SOHC ターボ 100001〜 1型 G,X
HN21S 3 K6A DOHC ターボ S
1999.10〜2000.09 HN11S 5 F6A SOHC ターボ 130001〜 2型 X
F6A SOHC ターボ 630001〜 E,G,X
HN21S 5 K6A DOHC ターボ 610001〜 S
2000.10〜2001.03 HN11S 5 F6A SOHC ターボ 680001〜 3型 E,G,SPORT F
HN21S 5 K6A DOHC ターボ 630001〜 SPORT
2001.04〜2001.10 HN12S 5 F6A SOHC ターボ 500001〜 4型 EX,G,DJ
HN22S 5 K6A DOHC ターボ 700001〜 SPORT,SPORT R
2001.11〜2002.10 HN22S 5 K6A DOHC Mターボ 720001〜 5型 N-1,KANSAI
K6A DOHC ターボ SPORT,SPORT R
2002.11〜2003.08 HN22S 5 K6A DOHC Mターボ 750001〜 6型 N-1
K6A DOHC ターボ WORKS,SPORT R
2003.09〜2004.04 HN22S 5 K6A DOHC Mターボ 770001〜 7型 Bターボ
K6A DOHC ターボ WORKS,SPORT R
2004.04〜2006.03 HN22S 5 K6A DOHC Mターボ 780001〜 8型 Bターボ
K6A DOHC ターボ WORKS
2006.04〜2007.05 HN22S 5 K6A DOHC Mターボ 810001〜 9型 Bターボ
K6A DOHC ターボ WORKS
2007.06〜2008.06 HN22S 5 K6A DOHC Mターボ 830001〜 10型 Bターボ
K6A DOHC ターボ WORKS
2008.07〜2009.09 HN22S 5 K6A DOHC Mターボ 840001〜 11型 Bターボ
K6A DOHC ターボ WORKS
西暦 2009 2008 2007 2006 2005 2004 2003 2002 2001 2000 1999 1998
平成 21 20 19 18 17 16 15 14 13 12 11 10


●初年度検査年月

初年度検査年月

 車両が最初にナンバープレート交付を受けた(初めて自動車登録ファイルに登録された)年月を表します。

 一般では「XX年式」と書いています。

(表示例)平成19年6月 → 平成19年式 または 2007年式



●型式

型式

 自動車メーカーが国土交通省に届出して、指定(認定)された型式が書いています。

 適合する排気ガス規制の年次や、車両の情報を逆引きする事ができます。

 Keiだけでも8種類型式があります。

平成22年度 燃費基準達成車

ABA-HN22S
平成17年 排出ガス基準適合

平成22年度 燃費基準達成車(MT車だけ)

平成17年排出ガス基準50%低減シール

CBA-HN22S

平成17年 排出ガス基準50%低減

平成12年排出ガス基準25%低減シール

TA-HN22S

平成12年 排出ガス基準25%低減

平成12年排出ガス基準75%低減シール

UA-HN22S

平成12年 排出ガス基準75%低減

平成12年排出ガス基準50%低減シール

LA-HN22S

平成12年 排出ガス基準50%低減


GF-HN21S

平成10年 アイドリング規制適合

平成12年排出ガス基準25%低減シール

TA-HN12S

平成12年 排出ガス基準25%低減


GF-HN11S

平成10年 アイドリング規制適合



型式指定番号

型式指定番号

 この番号(5桁)で型式、適合する排気ガス規制がわかります。

 ネットショッピングで部品購入時は、この型式指定番号(5桁)が必要になる場合があります。

 下の表から私の車の場合は、15702 が型式指定番号になります。

型式指定番号 型式  グレード
15702 ABA-HN22S  Bターボ works
12349 CBA-HN22S  A
11363 UA-HN22S

 A Eタイプ EタイプAパッケージ EタイプBパッケージ Eリミテッド

 FISフリースタイルワールドカップリミテッド(第3期モデル)

10888 TA-HN22S

 Bターボ Bターボスペシャル Eリミテッド N-1 Up to you KANSAI works

 FISフリースタイルワールドカップリミテッド(第2期モデル)

10887 LA-HN22S  DJ Eタイプ Eリミテッド スポーツ スポーツR
10886 TA-HN12S  21世紀記念スペシャルEX DJ Gタイプ
9224 GF-HN21S

 3ドアCタイプ 3ドアSタイプ 5ドアSタイプ Eタイプ Keiスペシャル スポーツ スポーツF

9223 GF-HN11S

 21世紀記念スペシャルEX 3ドアGタイプ 3ドアXタイプ 5ドアEタイプ 5ドアGタイプ 5ドアXタイプ

 5ドアXリミテッド EX Eタイプ Gタイプ リミテッド FISフリースタイルワールドカップリミテッド(第1期モデル)


・部品購入時に注意する部品の例 ※詳細は関連リンクを見てください。

 (例1)ショックアブソーバ購入時

 関連:KYB New SR Special

 → こちら

    型式によってショックアブソーバにブレーキホースを固定する方法が2方法(クリップ止め か ボルト止め)あります。

     クリップ止め → 1型〜6型

     ボルト止め  → 7型〜11型


 (例2)リアブレーキ購入時

DIXCEL リアブレーキディスクローター PDタイプ [3754008] 関連:DIXCEL リアブレーキディスクローター PDタイプ [3754008]

 → こちら

    リアブレーキはグレードによって違うので、部品購入時注意してください。

     works   → ディスクブレーキ

     works以外 → ドラムブレーキ


 (例3)シフター購入時

 関連:SUZUKI SPORT SSシフター

 → こちら

    works と Bタイプはケーブル式のシフターで、Aタイプはロッド式シフターです。


 (例4)ロアアームバー購入時

 関連:Cusco ロアアームバー Ver.2

 → こちら

    K6Aエンジンの場合は規格が2つあるので、必ず確認が必要です。※詳細は「原動機の型式」で書いています。

     オイルパンの形状仕様(1型〜3型と4型〜11型)の確認。

     ミッション(MTかAT)の確認。

     2WDまたは4WDの駆動方式の確認。


 (例5)ヘッドライト購入時

     型によってヘッドライトの形状が変わります。

    ウインカーの部分の形状が変わります。※フェンダーも変わります。


 など、あるので誤購入しないために型式と型式指定番号の確認が必ず必要になります。


●類別区分番号

型式指定番号

 この番号(4桁)でミッション、駆動方式などの仕様がわかります。

 ネットショッピングで部品購入時は、この類別区分番号(4桁)が必要になります。

 私の車の場合は、0003 が類別区分番号になります。


 類別区分番号 ※10型の場合

 A  B(ターボ)  works

類別区分

ミッション型式

駆動方式

ABS

類別区分

ミッション型式

駆動方式

ABS

類別区分

ミッション型式

駆動方式

ABS
002 5速 FF 無し 0001 5速 FF あり 0003 5速 FF あり
008 AT FF 無し 0004 AT FF あり 0006 AT FF あり
003 5速 FF あり 0601 5速 4WD あり 0603 5速 4WD あり
009 AT FF あり 0604 AT 4WD あり 0606 AT 4WD あり


●原動機の型式

原動機の型式

 エンジン(原動機)の型式がわかります。

 Keiのエンジンは2種類です。

  F6A エンジン

  K6A エンジン → K6Aエンジンも2種類あります。※年式によって違います。 ※エンジンの部品購入時注意。

車体番号 K6Aエンジン
種類
仕様
1型〜3型 NA 〜639798 旧規格  オイルパンがスチール製
T/C 〜785659
4型〜11型 NA 639799〜 新規格  オイルパンがアルミ製に変更/形状変更。
 ピストンロッドショートストローク化 など
T/C 785660〜


 車検証を確認してから部品の発注をしてください。

 純正部品購入時、部品を注文するとキャンセルする事が出来ないので注意してください。


 ■IDプレートから確認できる事

IDプレートの位置

 エンジンルームにあるIDプレートで確認できる事があります。

 車のボディーを補修する時に使う塗料を、IDプレートから確認する事が出来ます。

私の車のIDプレート←私の車のIDプレート

@ TYPE

 車両型式を表示します。

  (表示例)

   ・ABA-HN22S  ・CBA-HN22S  ・TA-HN22S  ・LA-HN22S  ・UA-HN22S

   ・GF-HN21S    ・TA-HN12S   ・GF-HN11S

A CHASSIS NO.  シャーシ(車体)番号を表示します。
B ENGINE

 エンジン型式を示します。

  (表示例)   ・K6A     ・F6A

C COLOR

 車体色(外装塗色)を表示します。

  (表示例) Kei(10型)の場合

   ・ZY4 → アズールグレーパールメタリック ※バンパーなどの樹脂製品発注時、プライマー塗装された物が届きます。要塗装。

   ・Z7T → パールホワイトマイカ

   ・ZJ3 → ブルーイッシュブラックパール

   ・Z2S → シルキーシルバーメタリック

D 組み合わせ
コード

 車体色(外装塗色)と内装色の組合せを表示しています。

  (表示例) Kei(10型)の場合

   ・D16 → ZY4 (アズールグレーパールメタリック)

   ・D15 → Z7T (パールホワイトマイカ)

   ・D07 → ZJ3 (ブルーイッシュブラックパール)

   ・D02 → Z2S (シルキーシルバーメタリック)

E

補助番号

(営業番号)

 補助番号を表示しています。

 車を購入時にカタログに載っている番号です。

 この番号で車の注文書を作成してメーカーに発注しています。

 下の表から私の車の場合は、DBWFになります。

  (表示例) Kei(10型)の場合 ※HN22Sパーツカタログ(2007年 初版)より抜粋

 補助番号表

 ・左から1列目は、車種を表示しています。

 ・左から2列目は、ボディー形状を表示しています。

 ・左から3列目は、グレードを表示しています。

    A → Aタイプ

    B → B(ターボ)

    W → ワークス

 ・左から4列目は、ミッションの種類と駆動方式を表示しています。

    F → 5速マニュアルトランスミッションの2WD

    J → 5速マニュアルトランスミッションの4WD

    V → 4速オートマチックトランスミッションの2WD

    X → 4速オートマチックトランスミッションの4WD

 ・左から5列目は、重複する補助番号で追加でABSの有り無しを表示します。

F ENGINE NO.

 エンジンの製造番号が表示しています。

 ※Keiの場合は表示がありません。エンジンに製造番号が表示されています。


リコール施工後の私の車のIDプレート

●リコール後のIDプレートとリコールシールについて

・リコール作業後には左の写真のように、リコールを実施したシール(色が変わります。)が貼られます。

 2015年04月にリコールが出た時の施工後のIDプレートです。

 関連:Keiのリコール情報

 → こちら

リコールシール

・運転席側のドアロックストライカー付近にリコールシールが貼られています。

 このリコールシールに国土交通省に届出して受理された番号が書いてあります。

 写真は2015.04.のリコール時の物です。(No.3559)

 外車(輸入車)になると下の図のように「外」という文字が入っています。

 リコールシール 輸入車用

リコールシール サイズ

【リコールシールについて】

・左のマークは、平成19年1月1日からリコール時に貼付するリコールシールです。

 シールの形状は楕円形で、サイズが縦:15mm 横:20mmと決まっています。

 リコールシールの貼り付け位置も決まっています。

平成19年01月01日からのリコールシールの貼付位置 運転席側のドアロックストライカー付近が貼付位置です。

平成18年12月31日までのリコールシールの貼付位置

・左のマークは、平成18年12月31日までのリコールシールの貼付位置です。

 リアガラスの左下に貼る事になっています。

 シールの形状は円形で、直径30mmです。


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