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 ブレーキランプ4灯化

2024.06.01.公開日

トラブル回避のため、車検時は通常点灯に切り替えた方が良いでしょう。

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・このページをご覧になっている事は、注意事項(同意書)に同意した事とします。

・直接リンクをお断りしています。

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 SWIFTsport[ZC33S]のブレーキペダルを踏んだ時、ブレーキランプとテールランプが同時点灯するようにします。


 ★今回取付する主な商品の紹介

・emon 整流ダイオード(6A)2個入[No.1556] ※2つ(または3つ)購入してください。

【特徴】※エーモン工業ホームページより

・電流の逆流、回り込みを防止する

・各種電装品のプラス/マイナス配線の逆接続保護


【詳細】※エーモン工業ホームページより

・製品名

・製品コード

・JANコード

・使用可能電流

・コードサイズ

・全長

・入数

整流ダイオード (6A/2個入)

1556

4905034015562

DC12V車6A以下 ※DC24V車使用不可。

1.25sq相当

約265mm

2

・購入店

・販売価格(1個)

・購入価格(3個)

イエローハット

¥698(税込[10%]) ※ページ作成時の金額と消費税率です。

¥2,094(税込[10%]) ※購入時の金額と消費税率です。


・トルグスイッチ[No.3203(1201)] ※2つ購入してください。

【特徴】※エーモン工業ホームページより

・電装品のON-OFFに

・リレーと一緒に使用すればリレーコイルを作動させるわずかな電流で済むのでリレーの表示容量内で電装品を取り付ける事ができます。


【詳細】※エーモン工業ホームページより

・製品名

・製品コード

・JANコード

・スイッチタイプ

・使用可能電力

・適合端子サイズ

・取り付け穴径

・適合板厚

・入数

トグルスイッチ

1201

4905034012011

ON⇔OFF

DC12V/8A

平型端子(メス)250型

φ12mm

1.0〜6.0mm

1個

・販売価格(1個)

・購入価格(2個)

¥748(税込[10%]) ※ページ作成時の金額と消費税率です。

¥1,496(税込[10%]) ※購入時の金額と消費税率です。


 ★ブレーキランプ4灯化について

●ブレーキランプ4灯化のハーネスについて

・ブレーキランプ4灯化のハーネスは、ただ4灯化する物と、通常の状態に復帰できるようになっている物が販売されています。


 ただ4灯化するハーネスは、通常の状態に切り替える事ができません。

 取付方法は、リヤコンビネーションランプを外して、ハーネスの中間に取付するだけです。

 販売価格は¥3,000(税込[10%])で、お手頃な値段です。※ページ作成時の金額と消費税率です。

 こちらのハーネスは、お財布にも優しく、取付時間も約10分ぐらいでできるので簡単に取付できます。


 通常の状態に復帰できるハーネスも、ハーネスの中間に取付するだけです。

 取付方法は、Cピラー内でハーネスの中間に取付します。

 変更方法は、何かの歌みたいですが、ブレーキペダルを踏んだ状態で、スモールランプ(車幅灯)を5回点灯すると切替できます。

 運転席に座って切替できるので便利です。

 販売価格は¥9,000(税込[10%])です。※ページ作成時の金額と消費税率です。

 ディーラーで点検を受ける時は、通常点灯に戻さなければならないので、切り替えができるハーネスを取付した方が良いでしょう。


 今回、私は通常の状態に戻す事ができるスイッチ付きの配線をする事にしました。

 費用は約¥4,000(税込[10%])ぐらいです。※ページ作成時の金額と消費税率です。

 取付方法は、この後紹介します。


●ブレーキランプ(制動灯)の保安基準について

・ブレーキランプ(制動灯)の保安基準は、「第37条 尾灯」で確認できます。

 関連の

  第50条

  第128条

  第206条

  別添52 灯火器及び反射器並びに指示装置の取付装置の技術基準

  別添64 尾灯の技術基準

 を確認しましたが、4灯化する事に関しては特に問題がありません。

 ただし、ディーラーで整備点検、出入りする場合は、自動車メーカーなので「違う」と判断されて、通常の状態に戻さなければディーラーへの出入りを禁止される場合があります。

 車検を受ける時も、保安基準では問題ありませんが、トラブル回避のために通常の状態に戻した方が良いでしょう。

 気になる方は、車検を受ける会社の検査員の方に事前確認してください。


 ★必要な部品/材料  ★必要な工具

・整流ダイオード x4個(または6個)

 ※今回6Aを使用しますが、1Aで十分です。(店に在庫が無かったため6A購入)

・スイッチ(ON⇔OFF) x2個

 ※2系統同時にON/OFFできるスイッチなら1個です。

・配線(2芯) → 配線の長さは、スイッチの取付場所によって異なります。

・ビニールテープ または 収縮チューブ

・エレクトロタップ x4個(または6個) ※ハンダ付けする方は不要。

・ギボシ端子(オス/メス) x8セット ※ハンダ付けする方は不要。

・平型端子(メス) x4個 → スイッチ取付用。

・ハンダ → 直接ハンダ付けする方だけ

・結束バンド(20cm)

・結束バンド(小)


・−ドライバー(#2)

・クロスレンチ ※14mmがある物

・スピンナハンドル[1/2DR] または トルクレンチ ※クロスレンチ使用時不要

・エクステンションバー[100mm] 1/2DR ※クロスレンチ使用時不要

・ソケット[14mm:1/2DR] ※クロスレンチ使用時不要

・電工ペンチ または ニッパー

・プライヤー ※エレクトロタップを使用する方だけ。

・内装剥がし

・クッションシート x2 ※膝を保護するため使用。

・テスター

・突っ張り棒 ※1人で作業する場合。ブレーキペダルを押す時使用。

・ハンダゴテ ※直接ハンダ付けする方だけ。

・コテ台 ※直接ハンダ付けする方だけ。

・電源延長コード ※直接ハンダ付けする方だけ。

・ライター ※収縮チューブを使用する方だけ。


 ★施工

  施工時の注意点

 ・整備資格を持たずに施工する場合や、このページを見て施工/使用した場合は、自己責任でお願いします。

  ※配線の通電確認せず、配線図のまま配線する事はしないでください。

   事前に必ずテスターで確認してから接続作業するようにしてください。

 ・今回の加工は、「オートライトシステム仕様」の車両の紹介です。

  ライトスイッチに「AUTO」の文字が無い車は、ディーラーまたは整備工場で配線を確認してください。

 ・このページで紹介している配線方法は、「1型」で紹介しています。

 ・部品名はサービスマニュアルに書いてある名称です。

 ・必ず部品を触る前や施工前に、体の静電気を車体以外の金属に触れて放電してください。

 ・作業は必ず平らな所で作業してください。

 ・サイド(パーキング)ブレーキをかけ、車輌が動かないことを確認してください。

 ■準備

【作業スペース】

・広く平らな所に車を停めます。

 リヤ側の作業スペースを広くしてください。

【パーキング(サイド)ブレーキ】

・パーキング(サイド)ブレーキをしっかりと引いてください。

 関連:CUSCO スピンターンノブ シルバー[220-014-AA]

 → こちら

【エンジン停止確認】

・事故防止のため、エンジンは必ず停止してください。



 ■内装取外:左右共通作業

【バックドア】

・バックドアを開けます。

【荷物取出】

・荷物が入っている場合は、車から取り出してください。

【パーセルシェルフ(荷室カバー)取外】

・パーセルシェルフ(荷室カバー)を吊っている左右の紐を取外します。

・パーセルシェルフを固定している左右のフックを、バーから真上に上げて取外します。

・パーセルシェルフが外れました。

【リヤシート(助手席側/運転席側)上部】

・リヤシート(助手席側/運転席側)のヘッドレストを、一番低い位置へ動かします。

・背もたれを動かす時に、シートベルトを絡まないようにします。

・背もたれ(助手席側/運転席側)上部にあるロックレバーを引いたまま、背もたれを前方へ倒します。

【ラゲッジフロアロアボード取外】

・ラゲッジフロアロアボード手前側を持ち上げて取外します。

【ラゲッジアンダーボックス取外】

・ラゲッジアンダーボックス(白い発泡スチロール)を真上に持ち上げて取外します。

 関連:マフラー音 車内こもり対策

 → こちら

【テールエンドトリム/キーレススタートインサイドアンテナASSY取外】

・バックドアを開けてすぐ下の内装「テールエンドトリム」を、固定しているプッシュリベット(2ヵ所)を取外します。

・テールエンドトリムを真上に少し上げて取外します。

 テールエンドトリムの裏側に「キーレススタートインサイドアンテナASSY」が取付けられています。

 ハーネスが短いので注意してください。

・キーレススタートインサイドアンテナASSYのコネクターのツメを押しながら、コネクターを取外します。



 ■内装取外:助手席側

【サイドシルリヤスカッフ取外】

・サイドシルリヤスカッフは、後部席ドアの下にある内装部品です。

青色〇はツメが付いているので、少し持ち上げると外れます。

オレンジ色〇はクランプで、円の真中にハーネスを通しています。

 クランプの上部には、サイドシルリヤスカッフのツメを固定するようになっているので、サイドシルリヤスカッフを上に持ち上げると外れます。

赤色〇のクリップは、サイドシルリヤスカッフを持ち上げると外れます。

 内装剥がしでクリップを取外して、サイドシルリヤスカッフに取付します。

・サイドシルリヤスカッフが外れました。

【助手席側背もたれ取外】

・助手席側背もたれを固定している所は2ヵ所です。

・背もたれの下側中央に、リヤヒンジブラケットがあります。

 背もたれの角の布をめくるとボルトが見えます。

・ソケット[14mm:1/2DR]か、クロスレンチ[14mm]で取外します。

 このボルトは、よく締め付けられています。

・ドア側はリヤシートヒンジカバーが付いているので、−ドライバーで取外します。

・背もたれ(助手席側)を上に持ち上げると外れます。

【ウエザートリップ取外】

・ドアの周りにある黒いパッキン「ウエザートリップ」を、バックドアの下半分と、リヤドア(助手席側)の半分取外します。

【ラゲッジランプ本体取外】

・ラゲッジランプの電源スイッチを「OFF」にします。

・ラゲッジランプ本体の右側に爪または、先の細い−ドライバーで手前に引っ張ります。

・ハーネスに注意して、ラゲッジランプ本体を取外します。

 関連:ラゲッジランプLED化

 → こちら

・ラゲッジランプ本体を取外した状態です。

 ラゲッジランプ本体に繋がっているコネクターのツメを押しながら取外します。

【アクセスホールカバー取外】

・アクセスホールカバーを取外します。

 アクセスホールカバー下部に―ドライバーの先が入る隙間があるので、−ドライバーを差し込んでテコの要領で取外します。

 アクセスホールカバー上部は、クォーターロアトリム(助手席側)にツメで差し込んでいるので、下に引っ張って取外します。

【クォーターロアトリム(助手席側)取外】

・クォーターロアトリム(助手席側)を取外します。

  赤色〇  → クリップ

  黄色〇  → ツメ

  青色□  → 引っかけるツメ

  黄緑色□ → 上部にガイドピン

 があります。

・写真はイメージしやすいように反転しています。

・アクセスホールカバーの上側から手を入れると、右上にクリップがあります。

 このクリップが外れにくいです。

 クォーターロアトリム(助手席側)取外時に、内装剥がしを差し込んでください。

・各所、内装剥がしと手でクォーターロアトリム(助手席側)を取外します。

 クォーターロアトリム(助手席側)の上部にある白い内装「クォータアッパトリム(助手席側)」にツメで刺さっています。

・クォーターロアトリム(助手席側)が外れました。

 写真はクォータアッパトリム(助手席側)も外れていますが、取外さなくてもクォーターロアトリム(助手席側)は取外せます。

・取外したクォーターロアトリム(助手席側)です。



 ■内装取外:運転席側

【内装取外(運転席側)】

・運転席側の内装を取外します。

 取外方法は、助手席側とほぼ同じです。

【サイドシルリヤスカッフ(運転席側)取外】

・サイドシルリヤスカッフを取外します。

 取外方法は、助手席側と同じです。

【ジャッキリッド取外】

・ジャッキリッドは、次のように取外します。

 @ジャッキリッドの上部のツメを下に押します。

 Aジャッキリッドの上部を手前に傾けます。

 B上に持ち上げると、ジャッキリッドが取外せます。

【パンタグラフジャッキ取出】

・パンタグラフジャッキは、次のように取外します。

 @パンタグラフジャッキは、車載工具のジャッキバーを使って反時計回しで緩ませます。

 Aパンタグラフジャッキを上に持ち上げると、ジャッキホルダーから取外せます。

 パンタグラフジャッキが外れた状態です。

【リヤシートヒンジカバー取外】

・リヤシートドア側も「リヤシートヒンジカバー」が付いているので、−ドライバーで取外します。


【助手席側背もたれ取外】

・リヤシートの背もたれを取外します。

 取外方法は助手席側と同じです。

【クォーターロアトリム(運転席側)取外】

・クォーターロアトリム(運転席側)を取外します。

 写真の位置にツメやクリップで固定されています。

  赤色〇  → クリップ

  黄色〇  → ツメ

  青色□  → 引っかけるツメ

  黄緑色□ → 上部にガイドピン

 があります。

・写真はイメージしやすいように反転しています。

・取外したクォーターロアトリム(運転席側)です。

・クォーターロアトリム(運転席側)が外れた状態です。



 ■切替スイッチ

【切替スイッチの取付位置】

・切替スイッチの取付位置を決めます。

 私の場合は、切替スイッチをラゲッジアンダーボックス内に置きます。


【配線加工】

・運転席側の配線(2芯)を必要な長さでカットします。

 私の車は切替スイッチをラゲッジアンダーボックス内に置くため、配線の長さは約1mにカットしました。

・配線の片側に平型端子(メス)を取付します。

・平型端子(メス)を収縮チューブまたは、ビニールテープで絶縁処理します。

・助手席側も同じように作ります。


【切替スイッチ】

・平型端子(メス)をスイッチの端子に差し込みます。

・スイッチを同じ方向に合わせて、結束バンドで固定します。



 ■配線について

【整流ダイオードについて】

・整流ダイオードと言う部品は、電気の流れを逆流しないようにするための部品です。

 車の標識で言うと「一方通行」です。

 整流ダイオードを取付する場合は、電気の流れる方向を考えて取付すると、間違って取付する事が無いでしょう。

 私はエーモン工業の整流ダイオードを使用するので、次のように接続します。

  白色配線が+ 電気の流れの入口です。

  灰色配線が− 電気の流れの出口です。


【加工方法について】

・今回の作業は、テールランプ配線、ストップランプ配線を加工します。

 配線加工する方法(場所)は

 @リヤコンビネーションランプを取外して、リヤコンビネーションランプにつながっているハーネスを加工する方法。

 Aリヤ側の内装を取外して、リヤコンビネーションランプにつながっているハーネスを加工する方法。

 の2通りあります。

 私はリヤコンビネーションランプ裏側は、雨などの水分が入り込むためのトラブル回避と、切替スイッチの配線があるので車内側で配線加工します。

 切替スイッチの取付位置は、車検やディーラーなどで整備する時にスイッチを切り替えるだけだと思うので、私はラゲッジアンダーボックス(白い発泡スチロール)内に入れる事にします。

 スイッチは2個使用していますが、2系統のスイッチがあれば1個でいいです。

 最近販売されているスイッチは、2系統のスイッチが店頭で販売されていないので、スイッチが2個になっています。



 ■配線図について

配線図


【配線図について】

・私はサービスマニュアルからブレーキランプとテールランプの配線図を確認しています。

 関連:SUZUKI SWIFTサービスマニュアル [2019年04月版]

 → こちら

 ※1型のサービスマニュアルです。

  2〜4型はディーラーまたは整備工場で配線図を確認してください。

 私は配線図から整流ダイオードの向きと、切替スイッチを割り込ませる位置を考えました。

 配線図は、オートライトシステム仕様(1型)の作業前の状態です。

 ライトスイッチに「AUTO」の文字が無い場合は、配線が違うので、ディーラー、整備工場で配線を確認してください。


 配線の色と配線の種類は

  赤色(RED) → 助手席側テールランプ配線

  紫色(PPL) → 運転席側テールランプ配線

  水色(LT BLU) → ストップランプ配線

  黒色(BLK) → アース配線

 です。



配線図@

配線図@は、ストップランプを4灯化するための配線図です。

 整流ダイオードを4個、スイッチを2個(2系統のスイッチの場合は1個)を使用します。

 保安基準をクリアするためには、整流ダイオードが必要です。

 配線図@について説明します。


*整流ダイオード@

 整流ダイオード@は、ストップランプの電気の流れをBCM(ボデーエレクトリカルコントロール)に逆流しないようにしています。

 ここに整流ダイオードを取付しないと、ポジションランプ(車幅灯)とメーター内の「ライト点灯表示」が点灯します。


*整流ダイオードB

 整流ダイオードBは、テールランプの電気の流れをストップランプの配線に逆流しないようにしています。

 ここに整流ダイオードを取付しないと、テールランプ点灯時にストップランプとハイマウントストップランプが点きっぱなしになります。


*切替スイッチ

 切替スイッチは、ストップランプの配線から分岐した整流ダイオードBの灰色配線と、テールランプから分岐して配線の間に取付します。

 切替スイッチを使用しない方は、整流ダイオードBの灰色配線を直接テールランプの配線に接続します。


配線図A

配線図Aは、私の車に加工した図です。

 配線図@と違う所は、テールランプの配線に整流ダイオードを2ヵ所追加しています。

 整流ダイオードBがあるので、ストップランプの配線に追加した整流ダイオードAは、取付しなくても問題が無いですが、私は念のため取付しました。


 4灯化するための説明は、配線図@の取付説明した後、私が作業した配線図Aの取付説明します。



 ■運転席側配線について

【コネクター[L133]ハーネス】

・コネクター[L133]のハーネスは、5本接続されています。

  1 → バックアップランプ(茶色)

  2 → ブレーキランプ(水色)

  3 → テールランプ(紫色)

  4 → 接続無し

  5 → アース(黒色)

  6 → 右ウインカー(緑色)

 で接続されています。

 必ず、作業前にテスターで導通確認してください。

 関連:PIKA-Q HYPER FLUX LED18連ウェッジシングル球 アンバー

 → こちら リヤウインカーをLED化しました。

 関連:PIKA-Q ハイフラッシュ防止 メタルクラッド抵抗 [12V21W 8Ω]

 → こちら ウインカーをLED化するには必要な抵抗です。


●ブレーキ/テール配線のテスター導通確認方法

・写真は私が使用している「アストロプロダクツ デジタルマルチテスター」です。

 テスターを使った配線確認方法は、次のように確認します。

@テスターの計測レンジを、V(ボルト)の12Vに近い数値に合わせます。

 私の場合は、20Vまで測れる数値に合わせました。

Aテスター本体を、数値が見えるように運転席側に向けます。

Bコネクターのハーネス側からアース(5)に、テスター棒()を差し込みます。

Cコネクターのハーネス側からブレーキランプ(2)に、テスター棒()を差し込みます。

Dブレーキペダルを踏んだ時に、テスターの数値が12V以上を表示した配線が、ブレーキランプの配線です。

 テスターに反応が無い場合は、テスター棒()の接続状態を確認してください。

 確認できたらブレーキペダルから足を放します。

Eコネクターのハーネス側からテールランプ(3)に、テスター棒()を差し込みます。

Fヘッドライトスイッチを「スモールランプ(車幅灯)」にします。

 テールランプを点灯させた時、テスターの数値が12V以上を表示した配線が、テールランプの配線です。

 テスターに反応が無い場合は、テスター棒−()の接続状態を確認してください。

 確認できたらヘッドライトスイッチを「OFF」にします。

G配線が確認できたらテスター棒をコネクターから抜き取って、テスターの電源を「OFF」にします。


 導通確認ができたら、加工作業に入ります。


・運転席側で加工するハーネスは、

  2 → ブレーキランプ(水色)

  3 → テールランプ(紫色)

 です。



 ■運転席側加工:配線図@

【コネクター[L133]取外】

・コネクター[L133]の位置は、運転席側のリヤコンビネーションランプの車内側にあります。

 作業しやすいようにするため、コネクター上部のツメを押しながら引き抜きます。


【ハーネス皮むき】

・コネクター[L133]の後側にある、ハーネスを束ねて保護している黒いビニールを取外します。

 ハーネスを切断しないように注意しながら、黒いビニールをニッパーかハサミで取外します。




【ストップランプ配線加工】

・ブレーキランプ(水色)のハーネスの中間に整流ダイオードBの白色を、エレクトロタップで接続します。



・整流ダイオードBの灰色にギボシ端子(メス)を取付します。

・切替スイッチを取付する方は、スイッチの配線@の片方にギボシ端子(オス)を取付します。

・整流ダイオードBの灰色のギボシ端子(メス)と、切替スイッチのギボシ端子(オス)を接続します。




【テールランプ配線加工】

・テールランプ(紫色)のハーネスの中間をカットします。

・整流ダイオード@の灰色とスイッチの配線Aを、一緒にギボシ端子(メス)を取付します。

・コネクター[L133]側のテールランプ(紫色)のハーネスに、ギボシ端子(オス)を取付します。

・コネクター[L133]側のテールランプ(紫色)のハーネスのギボシ端子(オス)に、整流ダイオード@の灰色とスイッチの配線Aを一緒にしたギボシ端子(メス)を接続します。




・テールランプ(紫色)のハーネスに、ギボシ端子(メス)を取付します。

・整流ダイオード@の白色に、ギボシ端子(オス)を取付します。

・テールランプ(紫色)のハーネスのギボシ端子(メス)と、整流ダイオード@の白色のギボシ端子(オス)を接続します。




 ノーマルの状態に配線を直す時は、コネクター[L133]側のテールランプ(紫色)のハーネスのギボシ端子(オス)と、テールランプ(紫色)のハーネスのギボシ端子(メス)を接続して、整流ダイオードBの灰色のギボシ端子(メス)からスイッチの配線@のギボシ端子(オス)を取外すだけです。


【配線確認】

・配線の確認します。

 電気の流れをコネクターから追って確認します。

 接続した部分の状態を確認します。


【運転席側加工:配線図@終了】

・運転席側の配線図@の配線加工は終了しました。


【ハーネス束ね】

・ハーネスをビニールテープで巻き付けます。

・ハーネスと整流ダイオードを結束バンドで束ねます。


【コネクター[L133]接続】

・コネクター[L133]のツメを上にして、運転席側のリヤコンビネーションランプのコネクターに接続します。

【切替スイッチ配線】

・切替スイッチの配線を、スイッチを取付する位置に引き込みます。

 要所を結束バンドで固定します。


 私の切替スイッチの取付場所は、ラゲッジアンダーボックス内に置くので、車のハーネスと一緒に要所を結束バンドで固定します。



 ■運転席側加工:配線図A

【コネクター[L133]取外】

・コネクター[L133]の位置は、運転席側のリヤコンビネーションランプの車内側にあります。

 作業しやすいようにするため、コネクター上部のツメを押しながら引き抜きます。


【ハーネス皮むき】

・コネクター[L133]の後側にある、ハーネスを束ねて保護している黒いビニールを取外します。

 ハーネスを切断しないように注意しながら、黒いビニールをニッパーかハサミで取外します。





【ストップランプ配線加工】

・整流ダイオードAを取付するので、ブレーキランプ(水色)のハーネスの中間をニッパーでカットします。

・コネクター側[L133]のブレーキランプ(水色)のハーネスと、整流ダイオードAの灰色を、ハンダ付けして絶縁処理します。

・ハーネス側のブレーキランプ(水色)のハーネスと、整流ダイオードAの白色を、ハンダ付けして絶縁処理します。




・整流ダイオードBの灰色とスイッチの配線@を、ハンダ付けして絶縁処理します。




【テールランプ配線加工】

・テールランプ(紫色)のハーネスの中間をカットします。




・整流ダイオード@の灰色、スイッチの配線A、コネクター[L133]のハーネス側のテールランプ(紫色)のハーネスを、ハンダ付けして絶縁処理します。


・テールランプ(紫色)のハーネスと、整流ダイオード@の白色を、ハンダ付けして絶縁処理します。

【配線確認】

・配線の確認します。

 電気の流れをコネクターから追って確認します。

 接続した部分の状態を確認します。


【運転席側加工:配線図A終了】

・運転席側の配線図Aの配線加工は終了しました。

【ハーネス束ね】

・ハーネスをビニールテープで巻き付けます。

・ハーネスと整流ダイオードを結束バンドで束ねます。


【コネクター[L133]接続】

・コネクター[L133]のツメを上にして、運転席側のリヤコンビネーションランプのコネクターに接続します。

【切替スイッチ配線】

・切替スイッチの配線を、スイッチを取付する位置に引き込みます。

 要所を結束バンドで固定します。


 私の切替スイッチの取付場所は、ラゲッジアンダーボックス内に置くので、車のハーネスと一緒に要所を結束バンドで固定します。



 ■助手席側配線について

【コネクター[L134]のハーネス】

・コネクター[L134]のハーネスは、5本接続されています。

  1 → バックアップランプ(茶色)

  2 → ブレーキランプ(水色)

  3 → テールランプ(赤色)

  4 → 接続無し

  5 → アース(黒色)

  6 → 左ウインカー(青色)

 で接続されています。

 必ず、作業前にテスターで導通確認してください。

 関連:PIKA-Q HYPER FLUX LED18連ウェッジシングル球 アンバー

 → こちら リヤウインカーをLED化しました。

 関連:PIKA-Q ハイフラッシュ防止 メタルクラッド抵抗 [12V21W 8Ω]

 → こちら ウインカーをLED化するには必要な抵抗です。


・助手席側で加工するハーネスは、

  2 → ブレーキランプ(水色)

  3 → テールランプ(赤色)

 です。



 ■助手席側加工:配線図@とA

【コネクター[L134]取外】

・コネクター[L134]の位置は、助手席側のリヤコンビネーションランプの車内側にあります。

・作業しやすいようにするため、コネクター上部のツメを押しながら引き抜きます。


【ハーネス皮むき】

・コネクター[L134]の後側にある、ハーネスを束ねて保護している黒いビニールを取外します。

 ハーネスを切断しないように注意しながら、黒いビニールをニッパーかハサミで取外します。

【配線加工】

・テールランプの配線の色が紫色赤色になりますが、配線方法は運転席側と同じです。

 助手席側の配線加工をします。


【配線確認】

・配線加工が終わったら、電気の流れをコネクターから追って確認します。

・接続した部分の状態を確認します。


【助手席側加工:配線図@とA終了】

・助手席側の配線図@と配線図Aの配線加工は終了しました。


【ハーネス束ね】

・ハーネスをビニールテープで巻き付けます。

・ハーネスと整流ダイオードを結束バンドで束ねます。

【コネクター[L134]接続】

・コネクター[L134]のツメを上にして、助手席側のリヤコンビネーションランプのコネクターに接続します。

【切替スイッチ配線】

・切替スイッチの配線を、スイッチを取付する位置に引き込みます。

 要所を結束バンドで固定します。


 私の切替スイッチの取付場所は、ラゲッジアンダーボックス内に置くので、車のハーネスと一緒に要所を結束バンドで固定します。

 左右の切替スイッチの配線を、スパイラルチューブで束ねました。



 ■動作確認

【動作確認】

・動作確認します。

 切替スイッチを「ON」にします。

 2人で確認した方が一番いいですが、1人の場合は突っ張り棒を使ってブレーキペダルを押します。

 関連:RAZO スーパーグリップペダルセット MT[RP123]

 → こちら

 確認する事は4つです。


@ブレーキペダルを踏んだ時ブレーキランプとテールランプが同時に点灯することを確認します。

 点灯しない時は、切替スイッチの状態を確認してください。

 ※GIFアニメは、4灯点灯時を再現しました。

Aブレーキペダルを踏んだ時、メーター内に「ライト点灯表示」のマークが点灯しない事を確認します。

 ライト点灯表示マークが点灯しない状態が正常動作です。

Bライトスイッチを「スモールランプ(車幅灯)」にします。

 ブレーキペダルを踏まない状態で、テールランプは点灯しますが、ブレーキランプが点灯しない事を確認します。

 ブレーキランプが点きっぱなしの場合は、配線の状態を確認してください。

 確認できたら、ライトスイッチを「OFF」または「AUTO」にします。

C切替スイッチの動作確認します。

 通常のブレーキランプ点灯の状態を確認します。

 切替スイッチを「OFF」にします。

 ブレーキペダルを踏んだ時に、通常のブレーキランプだけ点灯することを確認します。

 ※GIFアニメは、通常点灯(2灯点灯)時を再現しました。


 動作確認は終了です。

 4灯点灯するように切替スイッチを「ON」に切り替えます。



 ■内装取付:助手席側

【クォーターロアトリム(助手席側)取付】

・クォーターロアトリム(助手席側)を取付します。

  赤色〇  → クリップ

  黄色〇  → ツメ

  青色□  → 引っかけるツメ

  黄緑色□ → 上部にガイドピン

 があります。

・ラゲッジランプのハーネスをクォーターロアトリム(助手席側)に通します。

 ハーネスの長さが短いので、落下させないよう注意してください。

 紐をコネクターに縛っていた方がいいと思います。

・クォーターロアトリム(助手席側)上部のツメをクォータアッパトリム(助手席側)に差し込む時、シートベルトの出る位置を合わせてからクォーターロアトリム(助手席側)を取付します。

・引っかけるツメ(青色四角)を、ウエザートリップを取付する所に引っかかっている事を確認します。

【助手席側背もたれ取付】

・助手席側背もたれのドア側を車体に差し込みます。

・助手席側背もたれのボルトの穴を、リヤヒンジブラケットの穴に合わせます。

・ボルトを手締めした後、ソケット[14mm:1/2DR]で、規定トルク[43N・m]で締め付けます。

・リヤシートヒンジカバーを取付します。

【ラゲッジランプ本体取付】

・ラゲッジランプ本体に車両側のコネクターと接続します。

・ラゲッジランプ本体左側から出ているコネクターを、先にクォーターロアトリムに差し込んで、ラゲッジランプ本体右側を押し込みます。

 関連:ラゲッジランプLED化

 → こちら

・ラゲッジランプの取付ができました。

【アクセスホールカバー取付】

・クォーターロアトリム(助手席側)の穴にアクセスホールカバー上部のツメを差し込みます。

・アクセスホールカバー下部を、クォーターロアトリム(助手席側)に差し込んでください。

・クォーターロアトリム(助手席側)の取付ができました。


【シートベルト確認】

・シートベルト(助手席側)の動作を確認します。

 ゆっくりシートベルトを引っ張ってスムーズに出し入れができるか確認します。

【ウエザートリップ取付】

・助手席側リヤドア側のウエザートリップを取付します。

【サイドシルリヤスカッフ取付】

・リヤシートを少し持ち上げて、サイドシルリヤスカッフを取付します。

 ウエザートリップの先端がサイドシルリヤスカッフの中に入るように取付します。



 ■内装取付:運転席側

【内装取付(運転席側)】

・運転席側の内装を取付します。

 パンタグラフジャッキとジャッキリッド以外は、助手席側と同じです。

 @クォーターロアトリム(運転席側)を取付します。

    ↓

 Aパンタグラフジャッキを取付します。

  ・写真と同じ向きにパンタグラフジャッキを合わせて、ホルダーにパンタグラフジャッキを差し込みます。

  ・パンタグラフジャッキの上部がホルダーに収まるように位置調整しながら、パンタグラフジャッキを

   締付します。

  ・車載工具のジャッキバーで締付て、パンタグラフジャッキをしっかり固定します。

    ↓

 Bジャッキリッド(パンタグラフジャッキ収納蓋)を取付します。

  ・ジャッキリッドの下側をクォーターロアトリムの穴に差し込みます。

  ・ジャッキリッドの上側をクォーターロアトリムに押付します。

    ↓

 Cシート上部(運転席側)を取付します。

    ↓

 Dリヤシートヒンジカバー(運転席側)を取付します。

    ↓

 Eウエザートリップ(運転席ドア側)を取付します。

    ↓

 Fサイドシルリヤスカッフ(運転席側)を取付します。



 ■内装取付:左右共通作業

【テールエンドトリム/キーレススタートインサイドアンテナASSY取付】

・キーレススタートインサイドアンテナASSYのコネクターを、車両側のコネクターに差し込みます。

 ツメがしっかり入っている事を確認します。

・テールエンドトリムを取付ける時、テールエンドトリム下側の左右のツメが、クォーターロアトリムの運転席側と助手席側の溝に上から下にスライドさせるように引っ掛けます。

・テールエンドトリムを固定するプッシュリベット(2ヵ所)を取付します。


【ウエザートリップ取付】

・バックドア側のウエザートリップを取付します。

【ラゲッジアンダーボックス取付】

・ラゲッジアンダーボックス(白い発泡スチロール)を入れます。

 私の場合は、切替スイッチをラゲッジアンダーボックス内に入れます。

【ラゲッジフロアロアボード取付】

・ラゲッジフロアロアボードを取付します。

【背もたれ】

・背もたれを起こして固定します。

【パーセルシェルフ(荷室カバー)取付】

・パーセルシェルフを左右のバーに差し込みます。

 パーセルシェルフを下に押し込むと固定されます。

・パーセルシェルフを吊っている紐を、バックドアの左右の金具に取付します。

・パーセルシェルフを取付できました。


【荷物】

・降ろした荷物を積みます。



 ■作業終了

【バックドア】

・バックドアを閉じます。


【作業完了】

・これで作業完了です。



 ★紹介動画


・左の動画はYouTubeで公開しています。

 このページをまとめています。

 写真や文字で説明できない部分を動画にして紹介しています。


 YouTubeチャンネル SWIFTsport改造と改良自己満足のホームページ

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 音声は「VOICEVOX」の読み上げソフトを使用しています。

 多少、イントネーションとアクセントが違う部分があります。

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  VOICEVOX 使用キャラクター:春日部つむぎ

  → こちら


 ★施工後

・今回は定番になりつつある、ブレーキランプを4灯点灯するようにしました。

 製品を購入しないで、整流ダイオードでブレーキランプを4灯点灯するようにしました。

 取外する内装の数が多くて大変ですが、結果が出れば苦労が報われます。

 リヤ側の内装を取外すのは、リヤLEDウインカー取付で1回取外しているので、取外時間は約8分でした。

 作業時間は合計で約1時間ぐらいです。※写真、メモする時間を含む。

 切替スイッチ付きで費用は¥5,000あればお釣りが出ます。※ページ作成時の費用です。

 切替スイッチ付きの製品より、約¥3,000安くできました。

・最近(2024年)になって、SWIFTsportのフルモデルチェンジの話が出てくるようになりました。

 一部のアフターパーツメーカーは、値下げして在庫を処分しているように見受けられる所もあります。

 気になっている商品は、早めに購入した方がいいかもしれません。


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