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HM55Sバッテリー交換方法

2022.09.18.施工/公開日

車検クリアできます。

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 WAGON R[MH55S]に「古河バッテリー ECHNO IS アイドリングストップ専用バッテリー[M-42R]」を取付しました。


 ★今回取付する商品の紹介

・古河バッテリー ECHNO IS アイドリングストップ専用バッテリー[M-42R]


【特徴】※古河バッテリーホームページより

●アイドリングストップ車対応バッテリー 充電制御対応バッテリー 電動スライド車 インジケータ

すばやい充電回復

 アイドリングストップ車は、走行中や停車中などオルタネータの充電が制御され、充電不足状態になることに加え、車両の停止中のエンジンが完全にストップしてしまうため、その間の電装品への電力供給はすべてバッテリーからの放電でまかなう必要があります。

 そのため、短い充電時間でも、すばやく充電回復をしてくれる「ECHNO(エクノ)IS」シリーズが必要です。

※図は古河バッテリーHPより

*バッテリーにとっての回生充電とは?

充電制御やアイドリングストップにより、充電が不足しがちなバッテリーへ短時間に大きな電流で充電を補うシステムです。

*回生充電メカニズム

@運転中にアクセルを緩めたり、ブレーキを踏んだ時にタイヤに回転エネルギーを利用し、オルタネータを回転させ発電します。

A発電された電機は電装品へ電力供給やバッテリーの充電に利用されます。


アイドリングストップ車にも適した耐久性

 当社製品のアイドリングストップ車用バッテリーは従来品と比べ、バッテリーの劣化を抑制し、短寿命を防ぎます。

 未対応品を搭載すると、充電不足になり、アイドリングストップができなくなったり短寿命となります。


アクセサリーの充実

 インジケータ:バッテリーの充電状態と液面状態が一目でわかります。

 取っ手:持ち運び時、取り付け時に便利です。

 防爆栓:防爆フィルター付き液口栓を採用したことで、外部からのスパーク(火花)による引火爆発を防ぐことができます。

 取付年月日シール:交換時期の目安として利用できます。


【詳細】※古河バッテリーホームページより

・バッテリーサイズ
・端子位置
M-42 (B20) ※代替品 K-42 (B19) 容量が小さくなります。
R

・アイドリングストップ車、充電制御車対応。

・高容量

・高い充電受け入れ性能

・高い始動性能

・防爆設計

・補償期間


・補償期間


・極板種類

・製造国



アイドリングストップ車:24ヶ月または4万km

通常車:36ヶ月または6万km

24ヶ月または4万km

通常車は、36ヶ月または6万km補償

カルシウム

日本

 

【購入店】

・購入店

・購入価格



某ホームセンター

\12,000(税込[10%])

※購入時の金額と消費税率です。

※バッテリー処分込み(無料)


【M-42(K-42)のバッテリーの価格について】※ページ作成時の価格と消費税率です。

・私がバッテリーの販売価格を確認したのは、地元のホームセンター2か所とイエローハット1か所です。

 バッテリーのグレードとかもありますが、地元Kホームセンターで販売していたGSユアサ製\16,000(税込10%)、地元Mホームセンターで販売しているFB製\12,000(税込10%)、イエローハットはイエローハットオリジナルバッテリーが\15,000(税込10%)、GSユアサ製が\16,000(税込10%)でした。

 通常のバッテリーが\7,000〜\8,000で販売しているので、ほぼ倍の価格です。

 3か所は使用済みのバッテリーの引き取りをしてくれます。

 ホームセンターの場合は自分で換えるか、ホームセンターと提携している整備工場で有料で交換になります。

 私がKeiworksに乗っていた時にSABでバッテリーを購入した時、レジで駐車場でバッテリーを変えると伝えたら、バッテリー交換用の工具を無料で貸してもらえるサービスがありました。

AQ ハイスペック

 関連:AQ ハイスペック

 → こちら ※Keiworksのページです。


【基本取付工賃】

※工賃はこのページ作成時のもので、依頼する所に必ず確認してください。

 カー用品の同じ系列会社でも工賃が違う場合があります。

 また、ウインドウAUTO、オーディオ設定などがある場合、料金が変わってくるので依頼する所に事前に確認してください。

※純正部品など追加部品代は別途かかる場合があるので、依頼する所に必ず確認してください。

※事前に予約を取らないと取付しない店舗もありますので、依頼する所に必ず確認してください。


・YellowHat  \550(税込[10%])〜

・AUTOBACS  \550(税込[10%])〜※バッテリー交換用の工具無料貸出サービス(店舗によっては貸し出しが無い場合があります。)


 
 ★必要な部品/材料  ★必要な工具

・ウエス


・メガネレンチ[8mm]

・メガネレンチ[10mm]

・\10硬貨

・ハンマーの柄(木製) → 挟み込み防止のテスト用。角材でも可。


 ★施工

  施工時の注意点

 ・整備資格を持たずに施工する場合や、このページを見て施工/使用した場合は、自己責任でお願いします。

 ・必ず部品を触る前や施工前に、体の静電気を車体以外の金属に触れて放電してください。

 ・作業は必ず平らな所で作業してください。

 ・火傷するので必ずエンジンが冷えている時に交換作業してください。

 ■古いバッテリー取外

【作業準備】

・車を平らな所に移動して、ギヤをP(パーキング)とサイドブレーキをかけます。


【ボンネット】

・ボンネットを開けます。


【バッテリーバンド(ステー)取外】

・バッテリーバンド(ステー)を取外す前に、バッテリーボルトの引っかける部分(先端)がどのようにバッテリートレーに引っかかっているか確認します。

・バッテリーを固定しているバッテリーステーの両脇のバッテリーバンドナット(左の写真赤丸)を、メガネレンチ[8mm]を半時計回しで緩めます。

・バッテリーバンド(ステー)右側に切れ目が入っているので、バッテリーボルトを切れ目から外します。

 バッテリーボルトが落下しないように注意して、バッテリートレーから取外します。

・バッテリーバンド(ステー)左側は、バッテリーボルトの先端をバッテリートレーから取外します。

 関連:monsterSPORT バッテリーステーType-SB [297100-0000SB]

 → こちら ※紹介ページはSWIFTsport[ZC33S]です。

 WAGON R[MH55S]に同じ商品が取付できます。


【バッテリーマイナス端子取外】

・バッテリーのマイナス端子を固定しているナットをメガネレンチ[10mm]で緩ませます。

・マイナス端子を真上に上げると端子が外れます。


●バッテリー端子取外後の注意点

 常時電源を使用している機器(ウインドウ(AUTO)、カーナビなど)の設定が初期化されるので、新しいバッテリー交換後に再設定が必要です。

 また、バッテリー端子を取外して電力を失ってから10分以内に、新しいバッテリーから電力供給で期すようにしてください。

 10分過ぎたら、アクセルポジション、トルク設定も必要になります。

 通常バッテリー交換で、端子を接続するだけであれば5分でできるので、機器(ウインドウ(AUTO)、カーナビなど)の設定だけになります。

 電子スロットル学習、トルク学習は今回端折ります。

 紹介ページはSWIFTsport[ZC33S]ですが、下記の関連リンクのページ中間に、電子スロットル学習、トルク学習方法が書いてあります。

 関連:HKS Power Editor

 → こちら ※SWIFTsport[ZC33S]のページです。

 



【バッテリープラス端子取外】

・バッテリープラス端子の赤いカバーを、手前側を下から持ち上げてカバーを開けます。

・バッテリープラス端子を固定しているナットをメガネレンチ[10mm]で緩ませます。

・プラス端子を真上に上げると端子が外れます。


【バッテリー取外】

・バッテリーを水平を保ちながら真上に上げて取外します。

 液漏れに注意してください。


【バッテリートレー清掃】

・時間に余裕がある場合は、バッテリートレーの汚れをウエスで拭き取ります。


【SEIWA バッテリーチェッカー(チェックアイ)取外と取付】※取付車だけ

・WAGON Rには「SEIWA バッテリーチェッカー(チェックアイ)」を第2セルに取付しています。

 SEIWA バッテリーチェッカー(チェックアイ)を反時計回しで回して、真上に上げて取外します。

・SEIWA バッテリーチェッカー(チェックアイ)に付いたバッテリー液がこぼれないように、ウエスに包みます。

・新しいバッテリーの第2セルのキャップを\10硬貨で反時計回しで取外します。

・新しいバッテリーにSEIWA バッテリーチェッカー(チェックアイ)を時計回しで取付します。

・古いバッテリーの第2セルのキャップを\10硬貨で時計回しで締め付けます。

 関連:SEIWA バッテリーチェッカー(チェックアイ)取付

 → こちら ※取付方法は同じです。




【パワーウインドウスイッチ コンデンサー放電】

・バッテリーを取外しているついでに、パワーウインドウの基盤に付いているコンデンサーの放電をします。

 本来なら、バッテリーがつながっている時にヒューズを外してからやる作業です。

 運転席側のスイッチ(AUTOと表示)をウインドウを閉めるスイッチの位置で、約15秒間保持します。

 これでコンデンサー内の蓄電された電気が放電されました。



 ■新しいバッテリー取付

【バッテリー設置】

・プラス(+)ターミナルを車内側、マイナス(−)ターミナルをフロントバンパー側に向きを合わせます。

・バッテリーを水平を保ちながら、バッテリートレーに置きます。


【取っ手取外】

・バッテリーの左右に付いている取っ手を取外します。

 取っ手の先端を下側に押すと外れます。

【バッテリープラス端子取付】

・バッテリープラス端子をプラス(+)ターミナルに差込ます。

・バッテリープラス端子の向きは、左の写真の位置にします。

・バッテリープラス端子を固定するナットをメガネレンチ[10mm]で締め付けます。

・赤いカバーを下ろして、バッテリープラス端子を絶縁します。


【バッテリーマイナス端子取付】

・バッテリーマイナス端子をマイナス(−)ターミナルに差込ます。

・バッテリーマイナス端子の向きは、左の写真の位置にします。

・バッテリーマイナス端子を固定するナットをメガネレンチ[10mm]で締め付けます。


 この状態で常時電源が復帰します。

 バッテリーマイナス端子を取外してからこの時点で、10分以内に作業終了します。

 もし10分を越えた時は、電子スロットル学習、トルク学習をします。

 紹介ページはSWIFTsport[ZC33S]ですが、下記の関連リンクのページ中間に、アクセルポジション、トルク設定方法が書いてあります。

 関連:HKS Power Editor

 → こちら ※SWIFTsport[ZC33S]のページです。



【バッテリーバンド(ステー)取付】

・左側のバッテリーボルトの先端(引っかける部分)をバッテリートレーに引っ掛けます。

・右側のバッテリーボルトの先端(引っかける部分)をバッテリートレーに引っ掛けます。

・右側のバッテリーボルトの上部をバッテリーバンド(ステー)の切り欠きがある部分を通します。

・左右均等にバッテリーバンドナットを規定トルク:3.3 N?mで締め付け、バッテリーを固定します。

 関連:monsterSPORT バッテリーステーType-SB [297100-0000SB]

 → こちら ※紹介ページはSWIFTsport[ZC33S]です。

 WAGON R[MH55S]に同じ商品が取付できます。


【取付年月日シール貼付】

・取付年月日シールは、バッテリー交換時期の覚書なので、貼っても貼らなくてもいいです。

 取付年月日シールには、「取付した年月日」「取付した時の走行距離」を記入します。

 取付年月日シールをバッテリーまたはバッテリートレーに貼付します。

 貼る場所汚れている場合は、パーツクリーナーとウエスで拭き取ります。


【ボンネット】

・ボンネットを閉じます。

【取っ手取付】

・古いバッテリーに取っ手を取付けます。

 この作業はやってもやらなくてもいいですが、持ち運びしやすいように取っ手を取付します。

 バッテリーによっては取付できない場合があります。


【バッテリー処分】

・古いバッテリーの処分方法は、基本購入した店に引き取ってもらえます。

 販売する店によっては販売証明書を発行する所があり、それと引き換えで古いバッテリーを引き取ってもらえます。

 私の場合はレジの方に、「駐車場で交換するのですぐに持ってきます。」と言っていたので、販売証明書の確認無しで引き取ってくれました。




 ■バッテリー交換後の設定

【パワーウインドウスイッチ設定】

●バッテリー取外時にコンデンサーの放電作業していない場合

・バッテリーを取外時に放電作業していない場合、下記の手順で作業します。

@イグニッションが「OFF」状態で、「P/W T(20番のヒューズ)」と「P/W(1番のヒューズ)」ヒューズをヒューズクリップを使って取外します。

Aパワーウインドメインスイッチの運転席スイッチ位置を「オートUP」で約15秒保持して放電します。

B「P/W T(20番のヒューズ)」と「P/W(1番のヒューズ)」ヒューズを取付してから、下記の作業をします。


●AUTO設定

・バッテリーを取外時に放電作業しているので、下記の手順で作業します。

@イグニッションを「ON」にして、運転席のフロントウインドガラスを全開にします。

Aパワーウインドメインスイッチ の運転席スイッチ位置を「オートUP」で保持します。

Bドアガラスを閉め切り、約2秒間運転席スイッチを保持します。

Cパワーウインドメインスイッチを「オートDOWN」「オートUP」させて、ドアガラスが全開/全閉することを確認するします。

 「オートDOWN」「オートUP」しない場合は、初めからからやり直してください。

D挟込み防止機能が正常動作するか確認します。

・運転席側フロントウインドドアガラスを全開にします。

・ハンマーの柄(木製)の部分をウインドドアガラスの上部のパッキンから外側へ斜めの位置にセットします。

 万が一、挟込み防止機能が正常に働かなかった時のことを考えて、パワーウインドメインスイッチを「DOWN」できるようにします。

・パワーウインドメインスイッチの運転席スイッチを「オートUP」します。

 ※ガラスが割れることがあるので注意してください。

・ウインドガラスがハンマーの柄を挟み込まず自動的に反転下降作動(約220mm下降)することを確認します。


【カーナビ設定】

・バッテリー交換で常時電源の電力が途絶えたので、カーナビの設定が必要です。

 カーナビの設定は取付しているカーナビの取扱説明書を見て設定します。

 WAGON Rに取付しているカーナビは、「DENSOテン ECLIPSEカーナビ[AVN-R8W]」です。

 関連:ECLIPSEカーナビ[AVN-R8W]/AQバックカメラ[AQ-BC1]取付

 → こちら

 エンジンスタートボタンをONにすると、左の画面を表示します。


・DENSOテン ECLIPSEカーナビ[AVN-R8W]の場合は、「ECLIPSE」ロゴ表示後、左の画面が表示されるので、「カンタン初期設定を開始する」をタップしてカーナビの設定をします。


【その他の機器設定】

・常時電源を使用して設定を維持している機器があれば、再設定してください。


 ■動作確認

【確認】

・走行して異常を感じられない場合は、これでバッテリー交換の作業は終了です。

 バッテリー交換後に走行した時に

  *アクセルの踏んだ感じが違う

  *アイドリングの回転が高い

 などの不具合がある場合は、

 @一度バッテリーからマイナス端子を取外します。

 A10分以上そのまま放置します。

 Bマイナス端子をバッテリーに接続します。

 C電子スロットル学習、トルク学習、パワーウインドウスイッチAUTOの設定をします。

 Dカーナビなどの常時電源を使用して設定を保持している機器の設定をします。

 EECM(ECU)が学習するので、しばらく走行して様子を見てください。

  これでも不具合を感じる場合は、ディーラーまたは整備工場で診断を受けてください。


 ★施工後

・通常バッテリーの交換サイクルは、アイドリングストップ車は2年で40,000kmで、普通の車の場合は3年で60,000kmです。

 納車時から使用しているバッテリーで4年半使用していました。

 比重計を見ると「1,150」で赤いラインのちょうど真ん中を示していました。

 セルの劣化がかなり進んでいる状態です。

 これから気温が下がったり、日照時間が短くなるので、交換することにしました。

・このアイドリングストップの機能は車を傷める他に、交差点で右折時に車を動かそうとするとエンジンが停まっているのですぐに出られないなど、あまり必要ない機能、むしろ危険な機能だと思います。

 車を酷使して、バッテリーの価格も高く、環境対策と言ってもぜんぜんエコでも何でもないと思います。

 廃止する方向に動いているようですが、ユーザーとメーカーが振り回されました。

 国はもうちょっとよく考えてほしかったです。


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