改造と改良 → WAGON R

 大野ゴム工業(OHNO)ボールジョイントカバー [DC-2663]

2023.05.01.施工/公開日

車検クリアできます。

メインページへ戻る 改造と改良 管理人へメール アンケート

注意!

・このページをご覧になっている事は、注意事項(同意書)に同意した事とします。

・直接リンクをお断りしています。

web拍手 by FC2 このページが良かったら「拍手ボタン」をクリックお願いします。


 WAGON R[MH55S]の「ボールジョイントカバー」を交換しました。


 ★今回取付する商品の紹介

・大野ゴム工業(OHNO)ボールジョイントカバー [DC-2663]




【詳細】※大野ゴム工業株式会社(OHNO)ホームページより

・メーカー

・メーカー品番

・JANコード

・サイズ

・適合車種

・材質

・タイプ

・内容量

・基準価格(1個)

大野ゴム工業株式会社(OHNO)

DC-2663

4957273401873

大径:φ27.6 小径:φ15.5 高さ:34.0mm
ワゴンR、アルト、エブリィ、スイフト

ゴム

バンドタイプ

1個

\1,300(税別) ※ページ作成時の価格です。


【購入店】

・購入店

・購入価格(1個)



地元の自動車部品販売会社

\910(税別) ※購入時の金額です。


 ★修理前の状態

【修理前の状態】

・2回目の車検の時に、ボールジョイントブーツとフロントブレーキパッドの交換した方が良いと言われました。

 ブレーキパッドは残り3mmと車検ギリギリでクリアしたので、先に交換しました。

 ボールジョイントはヒビ割れが運転席と助手席側にあるため、別の日に交換作業しました。

FCマテリアル フロントブレーキパッド [MN-506M] 関連:FCマテリアル フロントブレーキパッド [MN-506M]

 → こちら


 タイロッドエンドブーツもあまり良い状態ではないので、こちらも交換が必要です。


【関連リンク】※当ホームページのリンクです。

 関連:ロアアームボールジョイントブーツ交換

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。

 関連:タイロッドエンドブーツ交換

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。

 関連:ロアアームボールジョイントブーツとタイロッドエンドブーツ交換(ek・WAGON)

 → こちら ※ek・WAGON[W81H]のページです。ナットが外れず別件もあったので、ディーラーに依頼。部品持ち込みです。


【ボールジョイントブーツ交換 基本取付工賃】

※工賃はこのページ作成時のもので、依頼する所に必ず確認してください。

 カー用品の同じ系列会社でも工賃が違う場合があります。

※純正部品など追加部品代は別途かかる場合があるので、依頼する所に必ず確認してください。

※バンパーを取外さないと取付けられない車種は、別途工賃の追加があります。

※事前に予約を取らないと取付しない店舗もありますので、依頼する所に必ず確認してください。


・一般の整備工場 \9,000(税込[10%])〜


 ★必要な部品/材料  ★必要な工具

・モリブデングリス

・ブレーキクリーナー(パーツクリーナー)

・潤滑油

・ステンレス針金

・ウエス

・軍手

・クロスレンチ または 電動インパクトレンチ

・電動インパクト用ソケット[19mm] ※使用時のみ

・トルクレンチ

・メガネレンチ[17mm]

・メガネレンチ[19mm]

・バール[450mm]

・タイロッドエンドプーラー 無ければ ハンマー x 2丁

・−ドライバー[#2]

・ハンマー

・リジッドラック(うま) 2本

・3tジャッキ

・タイヤ止め

・ゴミ受け皿


 ★施工

  施工時の注意点

 ・整備資格を持たずに施工する場合や、このページを見て施工/使用した場合は、自己責任でお願いします。

 ・必ず部品を触る前や施工前に、体の静電気を車体以外の金属に触れて放電してください。

 ・作業は必ず平らな所で作業してください。

 ・火傷するので必ずエンジンが冷えている時に交換作業してください。

 ■ジャッキアップ

【ジャッキアップ】

・フロント側をジャッキアップします。

 フロントのジャッキアップポイントは、トルクロッドのボルトにジャッキが当たるようにします。


 ※左の図は取扱説明書より

・後ろのタイヤにタイヤ止めをします。

・私の場合は普通の3tジャッキを使用しているため、少し車高を上げてやらなければジャッキアップできません。

 スロープと基本ブロック(高さ:100mm)を使用して、自走で100mm車体を上げます。

・クロスレンチでホイールを取外す方は、ここでホイールナットを緩めてください。

・トルクロッドのボルトにジャッキを当ててリフトアップします。

・リジッドラックを写真の位置に合わせます。

・ジャッキをゆっくり降ろして、リジッドラックに載っていることを確認します。

 完全に載っていることが確認できたら、ジャッキを降ろしてください。

・車体を揺すって安定したら、フロント側のジャッキアップは終了です。

【ホイール取外】

・フロント側の左右のホイールを取外します。

・ホイールが外れた状態です。



 ■取外 (助手席側)

【ボールジョイントブーツの位置】

・ボールジョイントブーツの位置は、ステアリングナックルの下とロアアームの接合している部分にある黒いゴムのブーツです。

【ステアリングハンドル操作】

・ステアリングハンドルを操作します。

 助手席側の場合は、ステアリングハンドルを左に回してください。

 運転席側の場合は、ステアリングハンドルを右に回してください。

 これで作業しやすくなりました。

【Rピン抜き取り】

・Rピンを矢印の方向に抜き取ります。

・Rピンが抜けた状態です。

【ロッド抜き取り】

・ナットとロッドのネジ山に、潤滑油を吹きかけます。

 5分ぐらい放置します。

・ナットはメガネレンチ[17mm]で、ロッドのネジ山の上まで移動させます。(写真の位置まで)

 助手席側の場合は、手前に回してナットを緩ませます。

 運転席側の場合は、タイヤハウス内に回してナットを緩ませます。 

 ロッドのネジ山が錆び付いている場合は、緩ませたり締めたりを繰り返しながらナットを緩めます。

 途中、潤滑油を吹きかけると動きが良くなります。

・ロッドを抜き取ります。

 私の場合は、矢印の部分にタイロッドエンドプーラーを取付しました。


 タイロッドエンドプーラーが無い方は、ステアリングナックルにハンマーを1丁当てて、もう1丁のハンマーでハンマーを叩く「ダブルハンマー」と言う方法でロッドを抜きます。

・タイロッドエンドプーラーのボルトをメガネレンチ[19mm]で締付け、テンションをかけます。

・タイロッドエンドプーラーを数回ハンマーで叩くと、「ガゴッ」と言う音とともにロッドが外れます。

 この時、タイロッドエンドプーラーが落下する場合があるので、足をケガしないよう注意してください。

・ロッドがステアリングナックルから抜けた状態です。

・ナットを取外します。

・ナットが外れた状態です。

・ロッドをステアリングナックルから取外します。

 真っ直ぐロッドを抜き取枝います、

 ネジ山を破損させないよう注意してください。

 ロッドを抜き取りする時、ロアアームは上に上がろうとするのでちょっと力をかける必要があります

・私の場合は、タイロッドエンドにバールの先を引っかけてます。

 そのままテコの原理でロアアームを下に下げると、ステアリングナックルからロッドが抜けます。

・このままではボールジョイントブーツが交換ができないので、フロントスタビライザバージョイントにバールを引っかけます。

 これでロアアームが固定されました。

 ステアリングナックルは簡単に動くので、動かさないよう注意してください。

 ショックアブソーバ上部を固定しているアッパーマウントの2つのボルトが折れると、余計な仕事と出費が増えます。

 ボルトが折れた時は、車種が違いますがアッパーマウントを交換する場合は、下記の関連リンクを見てください。

 関連:KYB New SR Special

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。



・ロッドが抜けました。

【ボールジョイントブーツ取外】

・ボールジョイントブーツ下側にクリップがあります。

 このクリップを−ドライバーで取外します。

・取外したクリップです。

 このクリップは再使用禁止です。

 状態が良ければ再利用しますが、この場合は自己責任です。

・ボールジョイントブーツ下側に−ドライバーで動かすと、ボールジョイントブーツが外れます。

【比較】

・ボールジョイントブーツの比較です。

 完全に潰れています。

【グリス拭き取り】

・ロッドに付いているグリスをウエスで取り除きます。

 パーツクリーナーは絶対に使用しないでください。

【ボールジョイント状態確認】

・ボールジョイントの状態を確認します。

 ロッドを動かしてボール部分のガタが無いか確認します。


●ガタツキがある場合

 ガタツキがある場合はロアアームASSY交換になります。


 このままガタツキがある状態を放置すると...

 ボール部分が錆びると、錆が削れてボールの径が小さくなって、運転しているとだんだん振動が増えてきます。

 


 末期の症状になるとボール部分がロアアームから抜けます。

 タイヤの方向は90°に曲がり、足回りは外れるでしょう。

 この状態になるとハンドル操作はできなくなります。

 これが高速道路などでスピードが出ている時に抜けた時は、ものすごく恐ろしい事が起きてしまいます。

 レッカー代金、部品代、修理費などの費用がかさみます。※自動車保険(車両保険)を使う場合は別です。


 ここまでなる前に信号が出ていたはずです。

  *洗車や雨の時に油がタイヤの周りににじんでいる。

  *運転していると振動が増えてきた。

 初期段階の「洗車や雨の時に油がタイヤの周りににじんでいる」時は、足回りを点検した方が良いでしょう。



 ■取付 (助手席側)

【グリス付け】

・新しいグリスをボール部分に盛るように付けます。

 私が使用したグリスは、モリブデングリスを使用しました。

・新しいグリスをボールジョイントブーツの内側に、すり鉢状に付けます。

・結構詰めています。

【ボールジョイントブーツ取付】

・ボールジョイントブーツを取付します。

 ボールジョイントブーツ下側をロアアーム側の溝に入れます。

・内部のグリスをなじませるため、ポールジョイントブーツを回します。

・ボールジョイントブーツに付いたグリスをウエスで拭き取ります。

・クリップまたはステンレスの針金でボールジョイントブーツを固定します。

 ステンレスの針金を使用する場合は、一回輪を作ってネジります、

 ネジった所をプライヤーでさらにネジって締め付けます。

・針金をニッパーでカットして、カットした部分がボールジョイントブーツに刺さらないように下に向けます。

【ロッド差込】

・ステアリングナックルの穴にロッドを差し込みます。

 ネジ山を破損しないように注意してください。

【固定】

・ナットを手締めしてからメガネレンチ[17mm]で締付けます。

【Rピン取付】

・Rピンをロッドの穴が開いた所に通して固定します。


【動作確認】

・左右にステアリング操作してもらい、ボールジョイントブーツの動きを確認します。

 グリスが漏れているようなら車検NGです。

 針金もしっかりと締め付けされているか確認します。


【完了(助手席側)】

・作業完了です。



 ■取外/取付 (運転席側)

【ボールジョイントブーツ取外/取付】

・ボールジョイントブーツの取外と取付方法は、助手席側と同じです。

 写真は取付完了時です。



 ■ホイール取付〜ジャッキダウン

【ホイール取付】

・左右のホイールを取付します。

【ジャッキダウン】

・フロント側をジャッキで一旦持ち上げ、リジッドラックを取外します。

・ゆっくり車体を降ろします。


・ホイールナットを規定値で締付けします。

・後ろタイヤに付けていたタイヤ止めを取外します。


・私の場合は基本ブロックとスロープから自走で車を降ろします。



 ■走行確認

【走行確認】

・走行確認します。

 異音がしないか?ハンドル操作に違和感が無いか?など確認します。

 作業前と同じ状況で問題無い場合は、作業完了です。



 ★施工後

・作業時間は約60分でした。※メモ、写真を撮る時間含む。


 メインページへ戻る              Copyright(C) ty_plus5638 All Rights Reserved.