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 FCマテリアル フロントブレーキパッド [MN-506M]

2023.05.01.施工/公開日

車検クリアできます。

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注意!

・このページをご覧になっている事は、注意事項(同意書)に同意した事とします。

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 WAGON R[MH55S]に「FCマテリアル フロントブレーキパッド [MN-506M]」を取付しました。


 ★今回取付する商品の紹介

・FCマテリアル フロントブレーキパッド [MN-506M]




【特徴】※エムケー樫山ホームページより

・素材は、ノンアスベスト レジンモールド系摩擦材を使用しております。

 繊維を基材に厳選された原材料をバインダー(レジン)によって熱圧成形したもので、比較的耐熱性に優れ、自動車用ブレーキライニングやディスクパッドなどに使用されています。


【詳細】※エムケー樫山ホームページより

・ブランド名

・適合純正番号

・適合車種

FCマテリアル

55810-74P00、55810-74P01、55810-74P01-000

車種 年式 型式 備考
ワゴンR 2017.02.〜 MH35S 含スティングレー
昇降シート車
ワゴンR 2017.02.〜 MH55S ハイブリッド
ワゴンR スティングレー 2017.02.〜 MH55S ターボ無し
アルト 2014.12.〜 HA36S
HA36V
除ターボRS
ワークス
スペーシア 2017.12.〜 MK32S
MK42S
2WD、G、X、XZ
ラパン 2015.05.〜 HE33S
キャロル 2015.01.〜 HB36S


・発売日

・販売価格

・販売会社

・旧会社名




【購入店】

・購入店

・購入価格

2017年7月

¥6,900(税抜)

エムケー樫山

東海マテリアル(株)

Winmaxと言えばわかる人もいると思います。

東海マテリアル(株)から2019年4月より事業譲受



地元の自動車部品販売会社

\,(税込[10%]) ※購入時の金額と消費税率です。

 
 ★必要な部品/材料  ★必要な工具

・ブレーキシムグリース

・モリブデングリス

 ※ガイドピンの動きが悪い時に使用

・ブレーキクリーナー(パーツクリーナー)

・ブレーキフルード(Dot3)

・ウエス

・軍手

・クロスレンチ または 電動インパクトレンチ

・電動インパクト用ソケット[19mm] ※使用時のみ

・メガネレンチ[14mm]

・ディスクブレーキパッドスプレーダー

ASTRO PRODUCTS ディスクブレーキパッドスプレーダー関連:ASTRO PRODUCTSディスクブレーキパッドスプレーダー

→ こちら


  無ければ下記の2点を使用します。

  ・シャコ万力(Cクランプ)[75mm]

  ・厚みのある鉄板[100mm X 30mm 厚み2mm]

・リジッドラック(うま) 2本

・3tジャッキ

・タイヤ止め

・スポイト

・ペットボトル

・ワイヤーブラシ

・ノギス

・紐

・ゴミ受け皿


--ワンマンブリーダータンクを使用してブレーキフルードを抜く場合--

・ワンマンブリーダータンク

・メガネレンチ[10mm]


 ★施工

 施工時の注意!

 ・ブレーキは重要保安部品なので、整備資格を持った方が整備できる部分です。

  整備資格を持たずに施工する場合は、自己責任でお願いします。

 ・作業は必ず平らな所で作業してください。

 ・雨天など天候が悪い時は、作業をしないでください。

  ブレーキフルードに水分が混ざると、白く変色して使用できなくなります。

 ・ブレーキのパイプやホースに空気を入れないように、ブレーキリザーバーの液量に注意してください。

 ・ブレーキパッドには直接手で触れないでください。

  金属が入っている物も中にあるので、怪我をしてしまう場合があります。

 ・ジャッキアップ/ダウンは慎重に作業してください。

 ・ブレーキパッド交換直後にブレーキに当たりをつけない状態で走行した場合は、ブレーキが効かない状態です。

  車を移動させる時は必ず、ブレーキに当たりをつけてください。

 ■ジャッキアップ

【ジャッキアップ】

・フロント側をジャッキアップします。

 フロントのジャッキアップポイントは、トルクロッドのボルトにジャッキが当たるようにします。


 ※左の図は取扱説明書より

・後ろのタイヤにタイヤ止めをします。

・私の場合は普通の3tジャッキを使用しているため、少し車高を上げてやらなければジャッキアップできません。

 スロープと基本ブロック(高さ:100mm)を使用して、自走で100mm車体を上げます。

・クロスレンチでホイールを取外す方は、ここでホイールナットを緩めてください。

・トルクロッドのボルトにジャッキを当ててリフトアップします。

・リジッドラックを写真の位置に合わせます。

・ジャッキをゆっくり降ろして、リジッドラックに載っていることを確認します。

 完全に載っていることが確認できたら、ジャッキを降ろしてください。

・車体を揺すって安定したら、フロント側のジャッキアップは終了です。

【ホイール取外】

・フロント側の左右のホイールを取外します。

・ホイールが外れた状態です。



 ■ブレーキパッド交換 (助手席側)

【ボンネット】

・ボンネットを開けます。

【ブレーキフルードリザーバータンクのキャップ取外】

・ブレーキフルードリザーバータンクのキャップを反時計回しで取外します。

 ブレーキフルードが垂れないよう注意してください。

【ブレーキフルード吸取】

・ブレーキフルードが「MAX」付近にある場合は、スポイトで少し抜き取ってください。

 ブレーキキャリパーのピストンを押し戻した時、ブレーキフルードが押し出されてブレーキフルードリザーバータンクに溜まります。

 こぼれないよう注意してください。

【錆落とし】

・キャリパーの下に受け皿を用意します。

・ワイヤーブラシで錆を取り除きます。

・ブレーキクリーナーで錆を洗い流します。

【キャリパー取外】

・キャリパーを固定しているボルトは2ヵ所です。

 写真赤丸のボルトをメガネレンチ[14mm]で取外します。

 緩ませる方向に注意! 助手席側はキャリパーに向かって時計回しで緩めます。

 他の車種ではキャリパーを固定している上部のボルトを緩ませて、下部のボルトを取外したらキャリパーを上に動かせばブレーキパッドの交換ができますが、WAGON Rはブレーキホースに負担がかかりそうなので、取外すことにしました。

・キャリパーをスライドさせて取外します。


【ブレーキパッド取外】

・ブレーキパッドを取外します。

 ブレーキパッドを平行移動で、手前側と奥側を取外します。

・写真は奥側のブレーキパッドの比較です。

 縦溝が無くなってギリギリです。

【シム取外】

・手前側のブレーキパッドに付いているシムと、ピストン側に付いているシムを取外します。

 錆やブレーキパッドのダスト、ブレーキシムグリスが付いているので、ワイヤーブラシで落とします。

 写真は清掃後なのですが、手前側のシムは錆で凹凸しています。

 今回はこのまま使用する事にしました。

【ピストン押し戻し】

・ピストン側に手前側に使用していたブレーキパッドを当てます。

・ディスクブレーキパッドスプレーダーをキャリパーに取付します。

・ディスクブレーキパッドスプレーダーを回して、ピストンを押し戻します。

 写真はピストン押し戻し前です。

 ブレーキフルードがブレーキフルードリザーバータンクに戻るので、こぼれないよう注意してください。

ASTRO PRODUCTS ディスクブレーキパッドスプレーダー関連:ASTRO PRODUCTSディスクブレーキパッドスプレーダー

→ こちら

・写真はピストンを戻した状態です。

・ディスクブレーキパッドスプレーダーとブレーキパッドを取外します。

 写真はディスクブレーキパッドスプレーダーとブレーキパッドを取外した状態です。


【キャリパー内側清掃】

・キャリパーの内側はブレーキパッドの削りカスと錆が付いているので、ワイヤーブラシで落とします。

 ピストンの周りに付いているシールをワイヤーブラシで刺さないよう注意してください。

・ブレーキクリーナーで汚れを落とします。

 ピストンの周りに付いているシールにかけないよう注意してください。

【手前側ブレーキパッドにシム取付】

・手前側のブレーキパッドのシムのブレーキパッドに当たる面に、ブレーキシムグリスを塗ります。

・手前側のブレーキパッドにシムを取付します。

【ピストン側シム取付】

・ピストンに付いていたシムにブレーキシムグリスを塗ります。

・ピストンにシムを取付します。


【ガイド部分】

・ブレーキパッド左右にあるガイドの部分にブレーキシムグリスを塗ります。

【手前側ブレーキパッド取付】

・手前側のブレーキパッドを取付します。

 パッドクリップにブレーキパッドのガイド部分を通して、ディスクローターまで押し付けます。

【奥側ブレーキパッド取付】

・奥側のブレーキパッドを取付します。

 パッドクリップにブレーキパッドのガイド部分を通して、ディスクローターまで押し付けます。


【ガイドピンの動き確認】

・マウンティングブラケット(キャリパーを固定する部分)にガイドピンが2つあります。

 ガイドピンは黒いブーツに頭の部分が正方形の金属部分のパーツです。

 ガイドピンを動かして、動きが悪くないか確認します。

 動きが悪いようであれば、モリブデングリスをガイドピンに塗って、マウンティングブラケットに差し込みます。

 ブーツを所定の位置に取付けます。


【キャリパー取付】

・キャリパーを取付します。

 ロックピンの頭の位置がキャリパーにしっかり当たていることを確認します。

・キャリパーを固定するボルトを手締めします。

・ボルトをメガネレンチ[14mm]で締付けます。

 上下交互に締付けます。

 締付る方向注意! 助手席側は手前から見て時計回しです。

【清掃】

・グリスがディスクの面に付いている場合は、ブレーキクリーナーを吹き付け、ウエスで拭き取ってください。

【助手席側取付完了】

・助手席側の取付は完了です。

 この時点で、エンジン始動や移動は絶対にしないでください。

 ブレーキの機能が十分でないためです。



 ■ブレーキパッド交換 (運転席側)

【運転席側取付】

・運転席側のブレーキパッドを交換します。

 交換方法は助手席側と同じですが、キャリパーを固定しているネジを回す方向が違うので注意してください。

  固定ボルト取外は、時計回しです。

  固定ボルト締付けは、反時計回しです。

【助手席側取付完了】

・運転席側のブレーキパッド取付完了です。

 この時点で、エンジン始動や移動は絶対にしないでください。

 ブレーキの機能が十分でないためです。



 ■ブレーキ機能回復

【ブレーキフルード注入】

・ブレーキフルードリザーバータンクにブレーキフルードを入れます。

 必ず「MAX」の線から出ないようにしてください。

【ブレーキフルードリザーバータンクのキャップ締め】

・ブレーキフルードリザーバータンクのキャップを締めます。

 溝に入れてから時計回しで動かなくなるところまで回してください。


【ブレーキ機能復帰】

・エンジン始動前に、ブレーキペダルを数回踏みます。

 最初は踏みごたえ無いですが、数回踏んでいるうちに踏みごたえが出てきます。

・エンジン始動して、ブレーキペダルを数回踏んで、踏みごたえがある事を確認します。

 ここでいつまでも踏みごたえが無い場合は、ピストンのシールを破損して、ブレーキフルードが漏れていないか確認してください。

 原因がわからない場合、自走せずに整備工場の方に連絡して対応してください。


【ブレーキフルード量確認】

・ブレーキフルードリザーバータンクのブレーキフルードの量を確認します。

 減っていた場合は、エンジン停止後にブレーキフルードを「MAX」まで入れます。

 ブレーキ機能の復帰をさせてください。


【ボンネット閉める】

・ボンネットを閉めます。



 ■ホイール取付〜ジャッキダウン

【ホイール取付】

・左右のホイールを取付します。

【ジャッキダウン】

・フロント側をジャッキで一旦持ち上げ、リジッドラックを取外します。

・ゆっくり車体を降ろします。


・ホイールナットを規定値で締付けします。

・後ろタイヤに付けていたタイヤ止めを取外します。


・私の場合は基本ブロックとスロープから自走で車を降ろします。



 ■慣らし運転

【慣らし運転】

 一般道で300〜1,000Kmほどアタリ付けが必要です。

 アタリ付けをしている間、急制動、急ハンドルなど急の付く運転は避けて下さい。

 また無理矢理、温度を上げるような走行はしないでください。

 ※ブレーキディスクローターを歪める原因となります。

 新品ブレーキパッドを装着した場合は、直前に使用していたパッドの成分がブレーキディスクローター表面に付着しています。

 この古いブレーキパッドの成分を一度落とす必要がありますので、ローター研磨を行わない場合は、ブレーキパッドのアタリが付くまで時間がかかる事があります。



 ★施工後

・今回の交換は、2回目の車検時にパッドの残量が3mmで車検ギリギリクリアしました。

 値段もそう変わらなかったので、ブレーキパッドの購入は、地元のいつも購入している自動車部品屋さんから購入しました。

 ブレーキパッドの交換は、civic[EG6]からやっているので慣れたものです。

 3年から5年の間隔で交換している感じでしょうか。 


【ブレーキ関連リンク】※当ホームページの関連リンクです。

●フロントブレーキ

 関連:フロントブレーキパッド交換

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。

 関連:WedsSport REVSPEC PRIMES[PR-Z123]

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。

フロントブレーキディスクローター&ブレーキパッド交換  関連:フロントブレーキディスクローター&ブレーキパッド交換

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。

HITACHIフロントディスクブレーキパッド [HD001] 関連:HITACHIフロントディスクブレーキパッド [HD001]

 → こちら ※mira e:s[LA300S]のページです。

フロントブレーキパッド交換 関連:フロントブレーキパッド交換(ek-WAGON)

 → こちら ※ek・WAGON[H81W]のページです。

ASTRO PRODUCTS ディスクブレーキパッドスプレーダー 関連:ASTRO PRODUCTS ディスクブレーキパッドスプレーダー

 → こちら


●リアブレーキ

リアブレーキパッド交換 関連:リアブレーキパッド交換

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。

 ブレーキピストンキューブの使い方を紹介しています。


DIXCEL リアブレーキディスクローター PDタイプ [3754008] 関連:DIXCEL リアブレーキディスクローター PDタイプ [3754008]

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。


●パーキング(サイド)ブレーキ

 関連:サイドブレーキ調整方法

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。

 関連:パーキングケーブルバンド交換

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。

 関連:Mstyle 汎用サイドブレーキカバー[MS0502] 取付

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。

 関連:自作サイドブレーキブーツ

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。

 関連:CUSCO スピンターンノブ シルバー[220-014-AA]

 → こちら ※SWIFTsport[ZC33S]のページです。


●ブレーキフルード

ブレーキフルード交換 関連:ブレーキフルード交換

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。

ZC33S ブレーキフルード交換方法 関連:ZC33S ブレーキフルード交換方法

 → こちら ※SWIFTsport[ZC33S]のページです。

ブレーキフルード交換 関連:mira e:s ブレーキフルード交換

 → こちら ※mira e:s[LA300S]のページです。


●キャリパー塗装

 関連:ブレーキキャリパー塗装

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。

 関連:ブレーキキャリパー塗装

 → こちら ※SWIFTsport[ZC33S]のページです。


●マスターシリンダー

 関連:自作マスターシリンダーストッパー取付

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。

 関連:ブレーキマスターシリンダーストッパー

 → こちら ※SWIFTsport[ZC33S]のページです。

 関連:RRPブレーキタンクアルミカバー(レッド)[B33-207R]

 → こちら ※SWIFTsport[ZC33S]のページです。


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