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SONY エレクトロ・クロスオーバーネットワーク

[XEC-500]取付

2009.08.23.施工/公開日

車検クリアできます。

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 KeiworksにSONY エレクトロ・クロスオーバー・ネットワーク [XEC-500]を取付です。

 オーディオの音質改善と簡単にセッティング出来るように改良です。

 SONYでは珍しい商品です。


 ★今回取付する商品の紹介

・SONY クロスオーバーネットワーク [XEC-500]

SONY クロスオーバーネットワーク [XEC-500]【特徴】

・純正レシーバーと純正アンプの間に割り込ませて使用します。

・入力はフロントとリアの2系統です。

・出力はフロント/リア/サブウーファーの3系統です。

・フロント/リア出力はハイパスフィルター対応。サブウーファー出力はローパスフィルター対応。

・手元でフロント/リア/サブウーファーの音量調整、ハイパスフィルター/ローパスフィルター/ローブーストのレベル調整ができます。

 

【仕様】

・入力ライン

・出力ライン

・周波数特性

・S/N比

・クロスオーバー周波数

クロスオーバースロープ

・ローブースト

・ローパスフィルター

・ハイパスフィルター

・サブウーファー出力

・本体サイズ(外形寸法)

・重量

・電源

 

 

フロント:2系統(L/R) + リア:2系統(L/R)

フロント:2系統(L/R) + リア:2系統(L/R) + サブウーファー:2系統

5Hz 〜 100kHz

105dB以上

低域 :50Hz、80Hz、120Hz、180Hz

低域 :18dB/oct、高・中域 12dB/oct

0dB 〜 +10dB

50 / 80 / 120 / 180 Hz

FLAT / 80 / 120 / 180 Hz

40Hzバスブースト

1/4 DINサイズ (幅:約178mm / 高さ:約25mm / 奥行:約110mm)

約600g

12V 220mA

 


・わけあり商品(ジャンク)で、U○-G○R○G○で購入。

・製造番号と取扱説明書なし/電源のみ動作確認/詳細不明。

・1991年頃の物でかなり古いため、\990(税込[5%])で販売していました。

・SONY XEC-500を調べましたが、古過ぎて情報を探すのに苦労しました。

 おそらく、「SONY XEC-500」で検索された方は、このページを見ていると思います。

 この品物はソニータイマーとは関係無く動作しています。

 ※ソニータイマー

 意味→ こちら(Wikipedia)

 

 ■クロスオーバーネットワーク(Cross Over Network)とは

・クロスオーバーネットワークは、ハイパスフィルター(Hi-PASS)とローパスフィルター(LOW-PASS)からなっています。

・ハイパスフィルター(Hi-PASS)は、ツィーターから出る中低音をカットします。

・ローパスフィルター(LOW-PASS)は、ウーファーから出る中高音をカットします。

・SONY XEC-500には、ローブースト(LOW-BOOST)40Hz前後の音域を最大で10dBまで増幅する事ができます。

 これにより、スピーカーに負担をかけないで、安定したいい音を出せる装置と考えてください。

 

 ★必要な部品/材料 ★必要な工具

・配線(2芯) → 長さは現車合わせで。

・Y型端子 x 2個

・平型端子(メス)x 2個 → 平型ヒューズ差込に使用。

・ギボシ端子

・収縮チューブ(小)

・収縮チューブ(中)

・平型ヒューズ(7.5Aか10A)

・金属ステー(30cmぐらいの物)

・ボルト/ナットのセット(4mm x 5mm)x 2セット

・ボルト(4mm x 6mm) x 2個 → XEC-500本体固定用

・ハンダ

・結束バンド(小)

・結束バンド(大) x 1個

・配線チューブ(中)

・RCAケーブル(2系統) x 2セット → ケーブルの太さは太くするといいです。

 ↑サブウーファー取付けする場合は、RCAケーブルを1セット追加です。

 

・+(#2)ドライバー

・ペンチ

・ニッパー

・圧着ペンチ

・ハンダごて

・ライター

・電動ドライバー

・金属用ドリル刃(3.5mm)

・ACアダプター(9〜13V) → 電源テストに使用

・自宅のオーディオ

 ↑イコライザー入力/出力端子のあるアンプ。

  音の入出力テストに使用します。

 ★施工
 ■XEC-500の電源コード修復 ※私の場合

リモート配線が一部露出されています。【電源コードの状態】

・左の写真のように、リモート配線が一部露出されています。

 収縮チューブで直してもいいのですが、配線を新しくします。

 今回は、リモート線を使わないので電源(+12)とつないで、3線(+/-/リモート)から2線(+/-)にします。

赤丸のネジを、左右各2個(合計4個)を+ドライバーで外して本体の上のカバーを外します。【本体上部カバー取外】

・左の写真の赤丸のネジを、左右各2個(合計4個)を+ドライバーで外します。

・本体上部のカバーを外します。

カバーが外れてプリント基板が見えます。【既存配線取外】

・下中の写真のように電源コードを上に持ち上げて、配線をニッパーで切断します。

 ショートする事があるので、一気に配線を切らないで、必ず1本ずつ切断してください。

電源コードを上に持ち上げます。 電源コードを上に持ち上げて、配線をニッパーで切断します。 電源コード切断後


新しい電源コードのもう片方にギボシ端子(オス)をつけます。【電源コード取付】

・先に収縮チューブ(中)を新しい電源コード(+側)に通してから、リモート線と常時電源(+12V)と新しい電源コード(+)をでつないでハンダ付けをします。

 リモート線に電気が流れないと、XEC-500に電源が入りません。

 この処理をすることで、ACCから電源を取る事が出来ます。

・先に収縮チューブ(小)を新しい電源コード(-側)に通してから、アース(-)線をつないでハンダ付けします。

・ハンダの熱が冷めてから、先に通しておいた各収縮チューブを接合部を中心に合わせてライターであぶって収縮させます。

・新しい電源コードのもう片方にギボシ端子(オス)をつけます。

・新しい電源コード(XEC-500本体側)に結束バンド(大)をつけます。 → 電源コードの抜け防止です。

・上の5つの作業をすると、左の写真のようになります。

新しい電源コード(XEC-500本体側)に結束バンド(大)をつけます。電源コードの抜け防止です。・電源コードの結束バンドを取付した部分を、本体のケースに引っ掛けるように戻します。

本体のケースを元に戻して、ケースを固定する4つのネジを元に戻します。電源コード(+)にヒューズを取付します。右側の写真のように切断します。【本体上部カバー取付】

・本体のケースを元に戻して、ケースを固定する4つのネジを元に戻します。

 

【ヒューズ取付】

・電源コード(+)にヒューズを取付をします。

 右側の写真のように切断します。

収縮チューブ(中)を平型端子(メス)に全部を囲い、ライターで収縮します。・収縮チューブ(中)をコードに通してから、平型端子(メス)を取付します。

 これをもう片方も同じようにします。

・左の写真のように、収縮チューブ(中)を平型端子(メス)に全部を囲い、ライターで収縮します。

 必ず接点が露出しないようにします。

平型端子(メス)に平型ヒューズを取付ビニールテープで固定・平型端子(メス)に平型ヒューズを取付後、ビニールテープで固定。


電源が入りました。【電源(導通)テスト】

・ACアダプターに電源コードをつないで電源テストをします。

 +と−を間違えないように注意してください。

 通電後、緑のランプが点いて、電源が入ることを確認します。

 異臭がしない事も確認します。

 

【音の出入力テスト】

・音入力の確認は、自宅のコンポのイコライザーに接続して各入力と各出力音が出る事を確認します。

 ↑今回正常に動作しました。

・これで補修完了です。

 
 ■XEC-500本体取付
本体底面にサブ・ウーファーを調整するスイッチと入力側の切替スイッチがあります。

【XEC-500本体取付場所】

・取付場所の条件は、下記の条件の所になります。

1.そんなに調整する物ではないのですが、運転席から手を伸ばして調整できる位置。

2.本体後部のRCAコードを抜き差しが簡単に行なえる所。

3.本体底面にサブ・ウーファーを調整するスイッチと入力側の切替スイッチがあるので、これも調整できるようにする。(左の写真)

・上の条件に当てはまるように、XEC-500本体の取付位置を決めます。

私の場合はここに取付します。・1/2DINサイズで小さいので、左の写真の赤い四角の所に取付します。

 私の場合は左の写真のように、本来この場所は小物しか置けない場所ですが、インダッシュテレビを取付時にこの場所に穴を開けて、オーディオのレシーバーを移動しています。

 オーディオのシステムアップの際に取付場所が無いので苦労します。

 関連:ALPINE 5.6インチ インダッシュ・カラーテレビ取付/カーステレオ本体移設

 → こちら

ステーをコの字に加工します。【固定ステー作成】

・XEC-500本体を固定するステーを作成します。

 左の写真のようにコの字に加工します。

・固定する所にボルト[4mm x 5mm]を通す下穴を2ヶ所開けます。

ステーにボルト(4mm x 5mm)→ワッシャーを通して、ナットを仮止めします。【XEC-500本体仮固定】

・ステーにボルト(4mm x 5mm)→ワッシャーを通して、ナットを仮固定します。

下穴を開けた所にボルトをねじ込んで最後に仮止めしたナットを締めてステーを固定します。・下穴を開けた所にボルトをねじ込んで最後に仮止めしたナットを締めてステーを固定します。

 上にレシーバーがあるので隠れます。

ステーにXEC-500本体を固定ネジ(4mm)で固定します。使いやすい角度にあわせてください。・使いやすい角度合わせて、XEC-500本体を固定ネジ(4mm)で固定します。

【取付完了】

・これでXEC-500本体固定は終わりです。

・電源を入れる前に、下の2つを必ずやっておいてください。

 *フロント/リア/ローブースト/サブウーファーのゲインを最小に絞ります。

 *Hi-PASS/LOW-PASSのダイアルは、上の方にセットしておきます。

 

 追記:2011.11.12. 本体移設

 サイドブレーキの調整やSSシフターのグリスアップなどのメンテナンスの時に、センターコンソール(ギヤシフトガーニッシュを取外する時に邪魔になるので移設しました。

 インストールメントパネルアンダートレーの中央とその奥の当たる部分をカットして取付しています。

 ちょっとスッキリしました。

本体移設 本体移設

 

 ■RCAコード接続

EC-500本体の裏側【RCAコード接続】

・各RCAコードを接続します。

 
 ■配線(フロント/リア)
SONY 4chパワーアンプ [XM-754HX]

・レシーバーのフェーダーをフロントとリアの音量が同じレベルになるよう調整します。

 関連:センターコンソール脱着方法

 → こちら

 関連:SONY 4chパワーアンプ [XM-754HX]取付

 → こちら

 関連:パワーアンプ・Hi / Low コンバーター・パワーノイズフィルター取付

 → こちら

 関連:Catch Hunter High / Low コンバーター(ALC-01N)

 → こちら

 
 ■配線(サブウーファー)

Carrozzeria チューンナップサブウーファー(TS-LX100)・サブウーファーへ接続する場合は、関連リンクを見てください。

 関連:Carrozzeria チューンナップサブウーファー(TS-LX100)取付

 → こちら

JVC アクティブ サブウーファー[CS-DA21] 関連:JVC アクティブ サブウーファー[CS-DA21]

 → こちら

 
 ■配線(電源)

・電源配線をセンターコンソールに隠して、運転席下にあるパワーノイズフィルターまで引込みます。

 関連:センターコンソール脱着方法

 → こちら

 関連:パワーアンプ・Hi / Low コンバーター・パワーノイズフィルター取付

 → こちら

パワーノイズフィルター側にY型端子、XEC-500側はギボシ端子(メス)を付けます。・パワーノイズフィルターに接続用の配線を左の写真のように作成して、XEC-500と接続します。

 パワーノイズフィルター側にY型端子、XEC-500側はギボシ端子(メス)を付けます。

RCAコードと電源コードを配線チューブで束ねます。XEC-500の取付は完了です。・パワーノイズフィルターに配線をつなげて電源接続は終了です。

・RCAコードと電源コードを配線チューブで束ねます。

・最後に一通り配線をチェックして異常が無ければエンジンを始動させます。

 

 
 ■XEC-500の設定

・XEC-500のシステムは下の図のようになっています。

EC-500のシステム→本体(上面)

XEC-500(正面)の各機能のツマミの位置です。・XEC-500(正面)の各機能のツマミの位置です。

 左側から

・サブウーファー (SUB WOOFER))

・ローブースト (LOW BOOST))

・ローパス (LOW-PASS))

・ハイパス (Hi-PASS))

・リアレベル (REAR LEVEL))

・フロントレベル (FRONT LEVEL))

サブウーファーの音量調節ができます。

40Hz前後の音域調整ができます。

50 / 80 / 120 / 180 Hzの周波数を選択できます。

FLAT / 80 / 120 / 180 Hzの周波数を選択できます。

リアスピーカーの音量調節ができます。

フロントスピーカーの音量調節ができます。

 

 

 

 

 

 

 

・XEC-500(下面)のサブウーファーの設定スイッチです。

XEC-500(下面)のサブウーファーの設定スイッチです。【左のスイッチ】

F&R

フロント側とリア側独立してアンプへ出力します。(通常こちらにスイッチを合わせます。)

R

リア側の入力端子の信号をフロント側に直結します。

【右のスイッチ】

ST

サブウーファーの出力を、ステレオ出力します。

MONO

サブウーファーの出力を、モノラル出力します。

 

・現在(2011.01.31.)のXEC-500設定

サブウーファー

(SUB WOOFER)

ローブースト

(LOW BOOST)

ローパス

(LOW-PASS)

ハイパス

(Hi-PASS)

リアレベル

(REAR LEVEL)

フロントレベル

(FRONT LEVEL)

+5dB

+5dB

120Hz

FLAT

MAX

MAX

 
 ★施工後

・わけあり商品(ジャンク)の為、購入金額は¥990(税込[5%])でした。この商品は当たりでした。満足しています。

・この品物はかなり古い商品のため、いろいろな検索エンジンを使って調べましたが情報量が少なく、情報収集する方が取付よりも苦労しました。

・リアしか接続していないですが、音がこんなに変わるものかと驚いています。

 フロントとウーファーをつないだらどうなるんでしょう?今から楽しみです。

 

追記:2009.10.25. システムアップ

・今回の商品と4chパワーアンプとサブウーファーの3点で\8.030(税込[5%])で、カーオーディオのシステムアップが出来ました。

 ※購入時の価格と消費税率です。

 関連:SONY 4chパワーアンプ [XM-754HX]取付

 → こちら

2009.08.29取付済。

2chパワーアンプから4chパワーアンプにグレードアップします。

中古で\5.990(税込[5%])です。※購入時の金額と消費税率です。

 関連:Catch Hunter High / Low コンバーター(ALC-01N)

 → こちら

2009.09.27取付済。

フロント側の接続方法を紹介しています。


 関連:Carrozzeria チューンナップサブウーファー(TS-LX100)取付

  → こちら

2009.10.25取付済。

サブウーファー取付と設置場所の加工しています。

ジャンク品で\1.050(税込[5%])です。※購入時の金額と消費税率です。

JVC アクティブ サブウーファー[CS-DA21] 関連:JVC アクティブ サブウーファー[CS-DA21]

 → こちら

2019.01.01取付済。

小型のサブウーファーです。

中古で\4,500(税込[8%])です。※購入時の金額と消費税率です。


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