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 オートライトキャンセル方法

2025.11.01.公開日

車検時は必ずAUTOが使用できる状態にしないと車検NGです。

2型〜4型は特に注意です。

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 SWIFTsport[ZC33S]の「オートライト」のキャンセル方法を紹介します。

 主に1型の説明ですが、2型〜4型のプリント基板からの分岐方法も説明しています。


 ★今回取付する商品の紹介

・オートライトキャンセル方法

【特徴】

・オートライト機能が必要ない方はおすすめです。

 切換スイッチで、オートライト機能をON⇔OFFすることができます。

 
 ■道路運送車両の保安基準改正について

2020年4月以降に販売された乗用車(新車)には、「オートライト機能の搭載が義務付けられることになりました。

 オートライト機能が壊れている場合は、車検NGになります。

 SWIFTsport、SWIFTの2型、3型、4型が新保安基準の対象になります。

 私の車、SWIFTsport[ZC33S]は、2019年に購入した1型です。

 今回の規制には直接関係無い年式の車になりますが、「AUTO」スイッチはあります。


●主な新保安基準

*周囲の照度が1,000ルクス未満になると、2秒以内に点灯する。

*周囲の照度7,000ルクス以上になると、5秒から300秒以内に消灯する。

*走行中、手動によるON・OFF機能は無し。※ただし、駐停車状態にある場合は消灯可能です。



 ■1型と2型〜4型のオートライトの違い

【オートライトの違い】

・保安基準の関係で1型と2型〜4型は、ライトスイッチとオートライトセンサーASSYが違います。

 ライトスイッチは2型〜4型は「OFF」がありません。

 停車中に「OFF」にすることができます。

・オートライトセンサーASSYは、1型はライトの付くタイミングを調整することができます。

2型〜4型はライトが付くタイミングを調整できません。※一部の車では調整できるようです。



 ■オートライトの仕組み

【オートライトの仕組み】

・ここでオートライトの仕組みについて説明します。

 オートライトセンサーASSYの動作電圧は5Vです。

 

 光センサーに日光が当たると5Vが出力されるので、ヘッドライトとフォグランプは点灯しません。

 

 光センサーに当たる日光が暗くなってくると、電圧が徐々に0Vになります。

 オートライトセンサーASSYから出力された電圧で、BCMが判断してフォグランプだけ点灯したり、ヘッドライトが点くようにしています。

 

 AUTOを解除させる方法は、5Vの電圧をオートライトセンサーASSYの回路を通さずに、強制的にBCMへ5Vを流す事でAUTOを解除します。



 ■市販のハーネスについて

【市販のハーネスについて】

・市販のハーネスを使って取付するのは、コネクター接続でとても簡単に使用できるようになります。

 1型と2型〜4型のコネクターの形状が違います。

 ホームページ作成時にネットショップをいくつか確認しましたが、2型〜4型のコネクターの形状の商品が多く販売されています。

 1型の方は、購入時確認した方が良いでしょう。

 
 ★必要な部品/材料  ★必要な工具

・スイッチ(ON⇔OFF)

・配線(2芯)

 → スイッチから延長する長さは1m。スイッチまでの長さは現車合わせ。

・ギボシ端子

・養生テープ

・ビニールテープ

・結束バンド

・ハンダ

・+ドライバー(#2)

・精密ドライバー(−)

・リムーバー(内装剥がし)[スリムタイプ]

・電工ペンチ

・ニッパー

・充電ドライバー または 電動ドライバー

・鉄鋼用ドリル刃[3.5mm]

・スパイラルドリル

・ハンダゴテ

・ニールシッテングパッド(クッションシート)



 ★施工

  施工時の注意点

 ・整備資格を持たずに施工する場合や、このページを見て施工/使用した場合は、自己責任でお願いします。

 ・部品名はサービスマニュアルに書いてある名称です。

 ・必ず部品を触る前や施工前に、体の静電気を車体以外の金属に触れて放電してください。

 ・作業中は火気厳禁です。

 ・作業は必ず平らな所で作業してください。

 ・サイド(パーキング)ブレーキをかけ、車輌が動かないことを確認してください。

 ・紹介している車は1型です。

  オートライトセンサーASSYは、2型〜4型までセンサーが違います。

  ・プリント基盤など、ハンダの熱を当て過ぎないよう注意してください。

 ■準備

【作業スペース】

・広く平らな所に車を停めます。

【パーキング(サイド)ブレーキ】

・サイド(パーキング)ブレーキをしっかりと引いてください。

 

 関連:CUSCO スピンターンノブ シルバー[220-014-AA]

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 YouTubeで動画を公開しています。

 関連:サイドブレーキブーツカバー(選べるステッチカラー)

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 YouTubeで動画公開中です。

 

 

 

【エンジン停止確認】

・事故防止のため、エンジンは必ず停止してください。

 エンジン停止後、10分後に作業を開始します。


【静電気放電】

・体内にある静電気を、金属板に触れて放電してください。

【切換スイッチ取付場所】

・車検時に「AUTO」に復帰できるように、切替スイッチを取付します。

 切換スイッチの取付場所を考えます。

 私はエンジンスタートボタン下の、スイッチホールの開いている所に取付します。

 スイッチホールは左側だけしか開いていない車種もあります。

【グローブボックス取外】

・グローブボックスの取手レバーを手前に引いて、グローブボックスを開けます。


 関連:エーモン 非常信号灯 (ZC33S)

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 グローブボックスの上部左右に、ダッシュボードに引っかかって、グローブボックスが外れないようにするゴムのパーツがあります。

 このゴムの部分をかわしてグローブボックスを手前に倒します。

 

 グローブボックスを両手でつかんで真上に上げると、グローブボックスが取外せます。

【ステアリングコラムホールカバー取外】

・作業用マットを、スカッフプレートが傷つかないように敷きます。

・ニールシッテングパッド(クッションシート)を、フロントドアの下に2枚置きます。

・ステアリングコラムホールカバーを取外します。

 ステアリングコラムホールカバーは、黄色く囲っている部分です。

・ステアリングコラムホールカバー左下と右下のネジを、+ドライバーで外します。

・ステアリングコラムホールカバーの裏側です。

 ツメがある部分は赤〇で、差し込む部分は青〇黄色〇で表示しています。

 ステアリングコラムの脇から手前に引っ張ると取外せます。



 ■オートライトセンサーASSY取外

【オートライトセンサーASSYの位置】

・オートライトセンサーASSYの位置は、助手席側の写真の赤〇の位置です。

 1型〜4型までこの位置は共通です。

【オートライトセンサーASSY取出】

・傷防止のため、養生テープをオートライトセンサーASSYの脇に貼ります。

・内装剥がしまたは−ドライバーの先を、オートライトセンサーASSYとダッシュボードの隙間に差し込みます。

・内装剥がしを左右にねじると、オートライトセンサーASSYが浮いてきます。

・オートライトセンサーASSYを摘まんで、内装剥がしで持ち上げます。

・オートライトセンサーASSYがダッシュボードから外れました。

・ハーネスはとても短いです。

 写真の長さが最大に引っ張った状態です。

・オートライトセンサーASSYのコネクターをツメを押しながら取外します。

・コネクターはダッシュボードの穴に落ちてしまわないように、脇に貼っていた養生テープを穴を塞ぐように貼付けします。

・取外したオートライトセンサーASSYです。

・1型のオートライトセンサーASSYの感度調整は、四角の窓から可変抵抗器が見えるので、精密ドライバー(−)を差し込んで調整します。

 時計回しで点灯が遅くなります。

 反時計回しで点灯が早くなります。

 

 関連:オートライトセンサーASSY調整方法

 → こちら

 1型の説明です。

 

 

 YouTubeでも動画を紹介しています。

 → こちら

・2型〜4型のオートライトセンサーASSYの感度調整は、オートライトセンサーASSY上部のパーツを、市販されているクリアパーツに交換するのが手っ取り早いです。

 一部のプリント基板に、調整用の可変抵抗器が付いている物もあるようです。



 ■オートライトセンサーASSY加工

【オートライトセンサーASSY加工】

・1型の場合は、オートライトセンサーASSY上部のパーツを固定しているツメを、精密ドライバーの−を差し込んで取外します。

・上部のパーツを取外すと写真のようにプリント基盤が見えます。

・配線を通す穴を開けます。

 1型の場合は、土台の部品番号の上に2.5mmの穴を開けます。

 2型〜4型の場合は、オートライトセンサーASSY上部のパーツ(横側)に少し大きめな穴を開けます。

・オートライトセンサーASSYのプリント基板から、配線を分岐します。

 2型〜4型は写真の「5V」と「信号(出力)」から分岐します。

・1型も、写真の「5V」と「信号(出力)」から分岐します。

・写真はプリント基板の裏側です。

・配線(2芯)を穴を開けたところから通します。

・配線の被膜を5mmほど剥きます。

・配線の銅線部分にハンダを付けます。

赤い配線をプリント基板裏側の「5V」にハンダ付けします。(写真右側)

 私の場合は、メンテナンス用でアースの配線も分岐するので、黒い配線を使用しました。(写真左側)

青い配線をプリント基板表側の「信号(出力)」にハンダ付けします。

 アースに接触させないように注意してください。

・オートライトセンサーASSY上部のパーツの内側に、配線が当たる部分があるので、ニッパーで切り落とします。

・オートライトセンサーASSY上部のパーツを取付します。

 取付向きが決まっているので注意して取付します。



 ■オートライトセンサーASSY取付

【オートライトセンサーASSY取付】

・オートライトセンサーASSYにコネクターを奥まで差し込みます。

・穴を塞いでいた養生テープを剥がします。

・分岐した配線を穴に通します。

・オートライトセンサーASSYを、ダッシュボードに押し込んで取付します。

 取付向きがあるので注意してください。



 ■配線引込

【配線引込】

・オートライトセンサーASSYから分岐した配線を、スイッチホールまで引き込みます。

 赤〇の穴から分岐した配線が出ています。

 赤〇付近と配線が当たる部分には異音防止で、隙間テープを貼るとよいでしょう。

・スイッチへ引き込む配線とオートライトセンサーASSYから分岐した配線を、ギボシ端子で接続します。

 オートライトセンサーASSY側にギボシ端子(メス)を取付します。

・スイッチホールまで配線を引き込みます。

 

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 YouTubeで動画を公開しています。

 

 

・ステアリングの可動部を避けて引き込みます。

・開いているスイッチホールカバーを取外します。

 私は右から3番目にスイッチを取付します。

・スイッチホールカバーの後側を指で押して取外します。

・オートライトセンサーASSYから引き込んだ配線を、取外したスイッチホールカバーの穴に通します。

【ステアリングコラムホールカバー取付】

・ステアリングコラムホールカバーを、ツメの位置を合わせて取付します。

・ステアリングコラムホールカバー左下と右下のネジを、+ドライバーで締めます。

【グローブボックス取付】

・グローブボックスを取付します。

 グローブボックス下部のツメを、ダッシュボードに差し込みます。

・グローブボックス上部左右にあるゴムの出っ張った部分を、グローブボックス上部を押してダッシュボード側に入れます。

・グローブボックスを閉じます。

 

 関連:エーモン 非常信号灯 (ZC33S)

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・ニールシッテングパッド(クッションシート)と、作業用マットを外します。



 ■スイッチ取付

【スイッチホールカバー加工】

・スイッチを取付する場合、スイッチホールカバー内部にある補強が邪魔になるので、ニッパーで切り落とします。

・補強部分を切り落としている途中です。

・取付するスイッチによって穴を開ける大きさが変わります。

 私が取付しようとするスイッチは少し大きめです。

 スイッチに1ヵ所突起があるため、その部分をカットします。

・スイッチの端子に配線を接続します。

 私の場合は、切替スイッチがON⇔ONのスイッチを使用しているため、配線が1本多くなっています。

 切替スイッチを「ON」にすると、通常通り「AUTO」になります。

 切替スイッチを「OFF」にすると、「AUTO」が「OFF」になるように配線しました。

・スイッチをスイッチホールカバーに取付します。

・私の購入したスイッチはツメでロックできるようになっています。

 念のため抜け防止でホットボンドを隙間に流し込みました。

【スイッチ取付】

・スイッチとオートライトセンサーASSYから引き込んだ配線を接続します。

・スイッチホールカバーをスイッチホールに取付します。

・スイッチの取付ができました。



 ■動作確認と使用方法

【動作確認と使用方法】

・動作確認は昼間にやります。

・動作確認のため、オートライトセンサーASSYに光が当たらないようにします。

・切替スイッチを「OFF」にします。

・エンジン始動します。

・ライトスイッチを「AUTO」にします。

 

 関連:ブレイス USウインカーレバー

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・切替スイッチを確認します。

 私の場合は、切替スイッチを「ON」にすると、通常通りAUTO機能が使用できます。

 切替スイッチを「OFF」にすると、AUTO機能が「OFF」になります。

 車検時は必ず「ON」にしてください。

・切替スイッチを「OFF」の場合は、メーターのヘッドライト点灯表示(フロントフォグランプ点灯表示)が消えます。

 2型〜4型はヘッドライトが点いていない状態になるはずです。

 自分のタイミングで、ヘッドライトのON/OFFができるようになりました。

・切替スイッチを「ON」にします。

 1型〜4型は、メーターのライト点灯表示(フロントフォグランプ点灯表示)が点灯します。

 動作確認用でオートライトセンサーASSYに光をさえぎっていた物を取外すと、メーターのヘッドライト点灯表示(フロントフォグランプ点灯表示)が消灯します。

・1型はライトスイッチを「OFF」にします。

・エンジン停止します。



 ★紹介動画


・動画はYouTubeで公開しています。

 このページをまとめています。

 写真や文字で説明できない部分を動画にして紹介しています。


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 ★施工後(使ってみて)

・私はどうしても「AUTO機能」が嫌いで、何か融通が利かないので、今回キャンセルする作業する事にしました。

 マニュアルで操作ができるので、点く点かないでイライラしなくても、自分のタイミングで点けられるようになりました。

 車検時にはAUTO機能に戻すことができるので、使い勝手は良くなりました。


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