■作業準備 |
|
【作業準備】
・広く平らな所に車を停めます。 |
|
・パーキング(サイド)ブレーキをしっかりと引いてください。
関連:CUSCO スピンターンノブ シルバー[220-014-AA]
→ こちら |
|
・事故防止のため、エンジンは必ず停止してください。 |
|
|
■スイッチ取付位置決め |
|
【スイッチ取付位置決め】
・スイッチの取付位置を決めます。
ハーネスの長さは、オプションスイッチホールの右側までの長さなので、自分の好みの場所に取付する場合は、配線(2芯)で延長してください。
エンジンスタートスイッチと同時押しをするので、片手で2つのボタンが押せる位置にスイッチを取付します。
私の場合は、エンジンスタートスイッチの下のオプションスイッチホールの開いている所(一番右側)に取付する事にします。
※私の車は「スズキ セーフティー サポート非装着車(VBRM)」なので、スイッチは1つだけしか付いていません。 |
|
|
※スイッチの取付説明は、オプションスイッチホールにスイッチを取付/配線します。 スイッチ取付位置によって内装を取外する場所が変わります。 |
|
■内装取外 |
|
【サイドシルフロントスカッフ取外】
・青丸はツメが付いているので、少し持ち上げると外れます。
・オレンジ丸はクランプで、円の真中にハーネスを通しています。
クランプの上部にはサイドシルフロントスカッフのツメを固定するようになっているので、サイドシルフロントスカッフを上に持ち上げると外れます。
・赤丸のクリップは、サイドシルフロントスカッフを持ち上げると外れます。 |
|
・サイドシルフロントスカッフが外れました。 |
|
【ダッシュサイドトリム取外】
・ダッシュサイドトリムの中心にクリップで固定されているので車内側に引っ張ると、ダッシュサイドトリムが外れます。 |
|
・ダッシュサイドトリムが外れました。 |
|
【ステアリングコラムホールカバー取外】
・ステアリングコラムホールカバーを取外します。
ステアリングコラムホールカバーは左の写真の黄色く囲っている部分です。 |
|
・ステアリングコラムホールカバー左下の+ネジを外します |
|
・ステアリングコラムホールカバー右下の+ネジを外します。 |
|
・写真はステアリングコラムホールカバーの裏側です。
ツメがある部分は赤丸で、差し込む部分は青丸で表示しています。
ステアリングコラムの脇から手前に引っ張ると取外せます。 |
|
|
■オプションスイッチホール加工/プッシュスイッチ取付 |
|
【オプションスイッチホールキャップ取外】
・私の場合は、オプションスイッチホール裏側から一番右側のオプションスイッチホールキャップを手前に押し出します。 |
|
・オプションスイッチホールから一番右側のオプションスイッチホールキャップを取外した状態です。
|
|
【オプションスイッチホールキャップ加工】
・取外したオプションスイッチホールキャップです。 |
|
・オプションスイッチホールキャップの裏側にある補強部分(左の写真の赤線)を、ニッパーとラジオペンチで取り除きます。 |
|
・オプションスイッチホールキャップの中心に、スイッチを通す穴を鉄鋼用のドリル刃[12mm]で開けます。
私の場合は中心より左側にスイッチを取付するので、左の写真のように中心から左側に穴を開けました。
理由は、スイッチの位置決めをしている時にステアリングコラムホールカバーが操作の邪魔になるため、中心より左側にしました。 |
|
・私の場合は、3Dカーボンシートをオプションスイッチホールキャップに貼付しました。 |
|
【プッシュスイッチ配線加工】
・プッシュスイッチの配線に収縮チューブを被せて、収縮チューブをライターの炎で収縮させます。
・配線の先に平型端子[オス]を取付します。 |
|
【プッシュスイッチ取付】
・オプションスイッチホールキャップの穴の裏側からプッシュスイッチを通します。
・プッシュスイッチをナットで締付します。
・オプションスイッチホールキャップの裏側のオプションスイッチホールキャップとプッシュスイッチの隙間を、ホットボンドを流して固定します。
オプションスイッチホールキャップにプッシュスイッチが付きました。 |
|
|
■クラッチスタートキャンセラーハーネス加工 |
|
【クラッチスタートキャンセラーハーネス加工】
・クラッチスタートキャンセラーハーネスは配線がまとめられていないので、配線がたるんでいて足を引っかけたりしないようにするため、ゲルコートチューブまたはスパイラルチューブで配線をまとめます。 |
|
|
■コネクター取外 |
ページ下に追記で別の方法を紹介しています。 |
|
【シート移動】
・作業スペースを広くするため、運転席側のシートを一番後ろまで移動させます。
|
【配線作業前に】
配線作業前に注意点があります。
・クラッチペダルの土台部分など金属部分の角や切断面が鋭くなっているため手を切るケガをするので、作業性は悪いですが作業用手袋を必ずしてください。
・作業中、無理な姿勢をしているのでコネクターを見ながら作業する事ができません。
指先の感覚に全集中してください。
・作業性がとても悪くて工具も入らないため、コネクターのツメを押すための道具(下の写真)を作ってみました。
私は手持ちの工具で先の長い300mmの−ドライバーの先端に六角レンチ[3mm]を取付、ビニールテープでしっかりと固定しました。
使い方はコネクターのツメ辺りに作成した道具の六角レンチの先を当てます。
コネクターのツメに合うように指で位置調整して、押し込むとツメのロックが外れるので、コネクターを取外します。
|
・クラッチペダルの土台部分にはスイッチが2つ取付されています。
*クラッチスタートスイッチ
クラッチペダルの右上に付いているスイッチです。
エンジン始動時にクラッチペダルを踏まれている事をBCMで確認するスイッチです。
*クラッチカットスイッチ
クラッチペダルの左上に付いているスイッチです。
クラッチペダルが踏まれているかをBCMで確認するスイッチです。
こちらのコネクターの脱着がかなり苦労します。
・クラッチスタートスイッチとクラッチカットスイッチは、クラッチペダルの上の方にあります。
ステアリングロアシャフトが作業の邪魔をします。
ステアリングロアシャフトを取外して作業したいところですが、ステアリングハンドルのセンターが合わなくなって余計な作業はしたくないので、今回は取外さずに作業します。
ステアリングロアシャフトを取外して作業される方は、下記の方法で作業してください。
|
●ステアリングロアシャフトの取外方法 ※自己責任
ステアリングハンドルの操作する部分を取外します。
|
|
@ステアリングハンドルを必ず直進の状態に車を停めて、エンジン停止します。 |
|
Aステアリングジョイントカバー取外します。
左右2ヵ所にボルトに押し付けて固定されています。
固定している部分を持ち上げると取外せます。 |
|
B取付作業時のために、次の部品に必ず合いマークを付けます。
*ステアリングロアシャフトとステアリングコラムのジョイント
*ステアリングロアシャフトのジョイント部分とピニオンシャフト
Cアッパジョイントボルト(シャフト上部を固定しているボルト)を取外します。 |
|
Dロアジョイントボルト(シャフト下部を固定しているボルト)取外します。
Eステアリングロアシャフトを取外します。 | |
|
|
|
●クラッチスイッチコネクター[E190]取外
【クラッチスイッチコネクター[E190]取外】
・クラッチスイッチは、クラッチペダルの右上に垂直に取付けられています。 |
|
・クラッチスイッチの上部にコネクター[E190]が付いています。
左の写真@に矢印の先に、コネクターの抜け防止のツメを押してながら、コネクター[E190]を真上に引き抜きます。
車によってスイッチの調整でツメの位置が変わる場合があります。
私は先程準備した道具を使ってコネクター[E190]を取外しました。 |
|
・クラッチスイッチのコネクター[E190]が外れた状態です。 |
|
●クラッチカットスイッチコネクター[E192]取外
【クラッチカットスイッチコネクター[E192]取外】
このクラッチカットスイッチカプラー[E192]の取外と取付がこの取付作業で一番大変です。
手が入らない所の作業です。
・クラッチカットスイッチは、クラッチペダルの左上に斜めに取付けられています。
コネクターの抜け防止のツメを押してながらコネクター[E192]斜め上に引き抜きます。※スイッチと平行に
車によってスイッチの調整でツメの位置が変わる場合があります。
私は先程準備した道具を使ってコネクター[E192]を取外しました。 |
|
・クラッチカットスイッチのコネクター[E192]が外れた状態です。 |
|
|
■クラッチスタートキャンセラーハーネス取付 |
|
●クラッチカットスイッチ側コネクター取付
【クラッチカットスイッチ側コネクター取付】
・クラッチスタートキャンセラーハーネスのクラッチカットスイッチ側コネクターは、左の写真の赤丸部分に突起があります。
車両側のハーネスは短いので引っ張ったりしないようにしてください。
クラッチカットスイッチ側から取付しないと、クラッチスイッチ側のコネクターと配線が邪魔になります。
・クラッチスタートキャンセラーハーネスのコネクター(写真右側)のツメの位置を確認して、コネクター[E192](車両側ハーネス)側に差し込みます。
「カッチッ」と音が鳴るまで押し込みます。
・クラッチカットスイッチ側コネクター(写真左側)のツメの位置を確認して、クラッチカットスイッチに差し込みます。
「カッチッ」と音が鳴るまで押し込みます。 |
|
・クラッチカットスイッチ側コネクターの取付ができました。 |
|
●クラッチスイッチ側コネクター取付
【クラッチスイッチ側コネクター取付】
・クラッチスタートキャンセラーハーネスのクラッチスイッチ側コネクターは、左の写真の赤丸部分に突起があります。
車両側のハーネスは短いので引っ張ったりしないようにしてください。
・クラッチスタートキャンセラーハーネスのコネクター(写真左側)のツメの位置を確認して、コネクター[E190](車両側ハーネス)側に差し込みます。
「カッチッ」と音が鳴るまで押し込みます。
・クラッチスイッチ側コネクター(写真右側)のツメの位置を確認して、クラッチスイッチに差し込みます。
「カッチッ」と音が鳴るまで押し込みます。
・クラッチスイッチ側コネクターの取付ができました。 |
|
|
■プッシュスイッチ取付 |
|
【ハーネス引込】
・クラッチスタートキャンセラーハーネスの配線の長さは、オプションスイッチホールの右側までの長さなので、自分の好みの場所に取付する場合は、配線(2芯)で延長してください。
配線はステアリングハンドルの可動部を避けて、スイッチ取付位置まで引き込みます。
私の場合は、オプションスイッチホールの右側まで配線を引き込みます。 |
|
【プッシュスイッチ取付】
・プッシュスイッチを取付します。
私の場合は、プッシュスイッチを取付したオプションスイッチホールキャップを、オプションスイッチホールに取付します。 |
|
【配線接続】
・クラッチスタートキャンセラーハーネスとプッシュスイッチの平型端子を接続します。
配線の色が赤と黒ですがどちらに刺しても同じです。
・抜け防止と絶縁の為、ビニールテープを平型端子付近を巻きます。
【配線固定】
・クラッチスタートキャンセラーハーネスの配線を、車両側のハーネスなどに結束バンドで固定します。 |
|
【確認】
・ギヤがニュートラルになっている事を確認します。
・パーキング(サイド)ブレーキのレバーが引いた状態になっている事を確認します。
・エンジンスタートスイッチとプッシュスイッチを、片手でスイッチを押せる事を確認します。
同時押しができない場合は、加工したオプションスイッチホールキャップの位置を変えてみてください。 |
●ステアリングロアシャフト取付方法 ※自己責任
ステアリングロアシャフトを取外した方だけの作業です。
ステアリングハンドルの操作する部分を取付します。
|
|
・元に戻すには、逆の手順(E→D→C→B)で取付していきます。
取付時はステアリングロアシャフトを必ず合いマークを合わせてください。
合いマークが合っていないとステアリングハンドルが、直進時にセンターがズレてしまいます。
ステアリングロアシャフトを固定するボルトを締付けます。
サービスマニュアルには、
締付トルク:
*アッパジョイントボルト: 35 N・m
*ロアジョイントボルト : 35 N・m
と書いています。
アッパジョイントボルトとロアジョイントボルトには摩擦安定剤が塗布されています。
再使用すると緩む可能性があります。
再利用する方は、自己責任ですがネジ止め剤を使用してください。
サービスマニュアルには「ボルトは必ず新品を使用すること。」と書いてあります。 |
|
・ステアリングジョイントカバーを取付します。
左右の穴をボルト押し込みます。 |
|
・動作確認します。
エンジン始動して、少し車を動かした時にステアリングハンドルのセンター(通常位置)がズレていないか確認します。
ここで問題無ければ「ステアリングロアシャフト」の取付は終わりです。
ステアリングハンドルのセンター(通常位置)がズレている場合は再調整してください。
解決できない場合は、ディーラーまたは整備工場に修理依頼したください。 | |
|
|
別のコネクター脱着方法 |
追記:2023.02.11. 別のコネクター脱着方法
・別件の作業でコンビネーションメーターを取外して中を覗き込むと、写真のようにクラッチペダルスイッチとブレーキペダルスイッチのコネクターが見えました。
片手を入れるとそのままコネクターの脱着が簡単にできます。
少し部品を取外す工程が増えますが、こちらの方が体に負担がかからず作業できます。
もう少し早くわかっていれば...大変な思いしなくてもよかったです。
コンビネーションメーターの取外の作業方法は、下記の関連リンクを見てください。
関連:4連60φ追加メーターフロントマウント
→ こちら |
|
|
■内装取付 |
|
【ステアリングコラムホールカバー取付】
・ステアリングコラムホールカバーを、下の写真のツメの位置を合わせて取付します。
|
|
・ステアリングコラムホールカバー左下の+ネジを締めます。
・ステアリングコラムホールカバー右下の+ネジを締めます。 |
|
【ダッシュサイドトリム取付】
・ステアリングコラムホールカバー側にダッシュサイドトリムの上部のツメを差し込みます。 |
|
・ダッシュサイドトリムの中心にクリップの穴に合わせて差し込みます。
・ダッシュサイドトリムが取付できました。 |
|
【サイドシルフロントスカッフ取付】
・オレンジ丸はクランプと赤丸のクリップの差し込む位置を合わせます。
・サイドシルフロントスカッフを上から音が鳴るまで押します。
・青丸のツメは最後に両脇を上から押します。
・サイドシルフロントスカッフが取付できました。 |
|
【シート移動】
・作業スペースを広くするために移動していた運転席側のシートの位置を運転しやすい位置に移動させます。
|
|
|
■取付完了 / 動作確認(使い方) |
|
【取付完了】
・取付完了です。 |
|
・作業にかかった時間は合計で約3時間です。
スペースが無くコネクターのツメが抜けるまで時間がかかってしまいました。
ステアリングロアシャフトを取外して作業していたら、作業時間は短縮できたのか? |
|
|
■動作確認(使い方) |
|
【動作確認(使い方)】
このページを見て取付/使用する場合は、自己責任でお願いします。
・プッシュスイッチとクラッチペダルどちらも使用する事ができます。
●使い方
@ギヤが「N(ニュートラル)」になっている事とサイドブレーキ(パーキングブレーキ)がかかっている確認します。
ギヤの入ったままでエンジン始動すると、ケガや事故の原因になるので必ず確認してください。 |
|
Aプッシュスイッチを押したままにします。
●トグルスイッチを取付した方
トグルスイッチを取付された方は「ON」にします。 | |
|
Bインフォメーションディスプレイに「スタートスイッチを押して下さい」と表示が出る事を確認します。 |
|
Cエンジンスタートスイッチを押します。
Dエンジン始動したらプッシュスイッチとエンジンスタートスイッチから手を離します。
●トグルスイッチを取付した方
取付説明書には書いていませんが、エンジン始動後はトグルスイッチを「OFF」にしてください。
トグルスイッチを「ON」にしたまま走行→エンジン停止すると、エンジン停止後もインフォメーションディスプレイに「スタートスイッチを押して下さい」と表示のままで、常にクラッチが切れている状態とBCMが認識してしまいます。
バッテリー上がり防止と走行時のスイッチ「ON」の不具合がおきないように、エンジン始動後はスイッチを必ず「OFF」にしてください。 |
Eエンジン始動しました。
右手でエンジン始動する事ができました。 |
|
|
■紹介動画 |
|
・左の動画はYouTubeで公開しています。
動画では、コンビネーションメーターを取外して、片手を入れて取付する方法を紹介しています。
SWIFTsport改造と改良自己満足のホームページ
このサイトの動画は、
無断転用(動画サイト、ホームページ、ブログ、SNSなど [※許可済みのページを除く])
および 複製/編集を禁止しています。 |