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 クラッチペダルクッション

2020.11.15.施工/公開日

車検クリアできます。

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注意!

・このページをご覧になっている事は、注意事項(同意書)に同意した事とします。

・直接リンクをお断りしています。

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 SWIFTsport[ZC33S]に「クラッチペダルクッション」を流用取付しました。


 ★今回取付する商品の紹介

・SUZUKI純正部品クッション[09321-06033]


【詳細】

・部品名

・部品番号

・適合車種



・適合型式



・適合年式

・購入価格

・内容量

・購入店


クッション

09321-06033

Keiworks,Kei,SWIFT,ツイン,

アルト(セダン/バン/ハッスル),ラパン,

ワゴンR,ワゴンR(ワイド/プラス/ソリオ)

HN22S,HT51S,HT81S,EC22S,

HA22S,HA23S,HA23V,HA24S,HA24V,HA25S,HA25V,HE21S,

MC22S,MH21S,MH22S,MH23S

2001年10月〜2007年06月

\121(税込10%) ※購入時の価格と消費税率です。

1個

SUZUKIディーラー

※SWIFTsport[ZC33S(1型)]、SWIFTsport[ZC32S]に付いているクッションの純正部品番号は、「09321-06026」です。

 今回購入の部品は、SWIFTsport[ZC33S(1型)]の部品では無いので、自己責任で購入/使用してください。


 ★SUZUKI純正部品クッション[09321-06033]と[09321-06026]について

●SUZUKI純正部品クッション[09321-06026]

・クッション[09321-06026]は、

 SWIFTではZC33S[1型]、ZC32S で使用されています。

 クッション部分の厚みは約3mmです。

 ZC33Sの場合は、クッション[09321-06026]に当たるまでクラッチペダルを踏むと、かなり奥まで踏み込むことになります。


●SUZUKI純正部品クッション[09321-06033]

・クッション[09321-06033]は、

 Keiworks[HN22S]、Kei[HN22S]、SWIFT[HT51S、HT81S] などで使用されている部品です。

 クッション部分の厚みは約8mmです。

 この部品はZC33S用の部品ではありません。

 いつもの事ですが、私がディーラーで部品注文した時、整備士に「ZC33Sの部品じゃないようですね」と必ず一言言われます。

 使用目的を話すと、そういう使い方があるのかと理解してくれました。

 この整備士さんも同じZC33Sに乗っています。

 私が以前所有していたKeiworks[HN22S]にも、クッション[09321-06033]が使われていました。

 写真はKeiworksのクラッチケーブル交換時です。

 クラッチペダルの遊びを調整するボルトのクッションとして使用されていました。

関連:クラッチケーブル交換 [23710-75H00]

 → こちら ※Keiworksのページです。

 関連:SUZUKIパーツカタログ HN22S-10型 (初版)

 → こちら ※Keiworksのページです。



●車検について

車検項目では動力伝達装置の「クラッチペダルの遊び、切れた時の床板との隙間」の項目に関係してきます。

 クッション[09321-06033]を取付した状態で、1回目の車検はクリアしています。


 不安な方は、事前に整備士の方に相談してください。


 ★必要な部品/材料  ★必要な工具

・作業用マット

・シリコンスプレーまたは潤滑油 → 脱着時に使用します。

・パーツクリーナー → シリコンスプレー使用時


・+ドライバー(2#)

・リムーバー(内装剥がし)

・作業灯

・電源用延長コード → 作業灯用の電源コード


 ★施工

  施工時の注意点

 ・整備資格を持たずに施工する場合や、このページを見て施工した場合は、全て自己責任でお願いします。

 ・部品名はサービスマニュアルに書いてある名称です。

 ・エンジンは必ず停止して状態で作業してください。

 ・作業は必ず広く平らな所で作業してください。

 ■準備

【作業スペース】

・広く平らな所に車を停めます。

【パーキング(サイド)ブレーキ】

・パーキング(サイド)ブレーキをしっかりと引いてください。

 関連:CUSCO スピンターンノブ シルバー[220-014-AA]

 → こちら

【エンジン停止確認】

・事故防止のため、エンジンは必ず停止してください。



 ■内装取外

【ステアリングコラムホールカバー取外】

・作業しやすいように、ステアリングコラムホールカバーを取外します。

 ステアリングコラムホールカバーは、写真の黄色く囲っている部分です。

 ※今回の作業は、ステアリングコラムホールカバーを取外さなくても作業はできます。

・ステアリングコラムホールカバー左下の+ネジを外します。

・ステアリングコラムホールカバー右下の+ネジを外します。

・写真はステアリングコラムホールカバーの裏側です。

 ツメがある部分は赤〇で、差し込む部分は青〇黄色〇で表示しています。

・ステアリングコラムホールカバー左側と、ステアリングコラムの脇の隙間に手を入れて、手前に引っ張ると取外せます。

・ステアリングコラムホールカバーの取外ができました。

   
 ■SUZUKI純正部品クッション[09321-06026]取外

【SUZUKI純正部品クッション[09321-06026]の取付位置】

・クッション[09321-06026]の取付けられている場所は赤〇内にあります。

・写真は納車から1年6カ月(作業時)のクッションです。

 クラッチペダルレバー部分が当たっている部分が少し凹んでいます。

【SUZUKI純正部品クッション[09321-06026]取外】

・リムーバー(内装剥がし)を使用した場合は、力を入れずにクッションを簡単に取外す事ができます。

 リムーバーをクッションとクラッチペダルの土台部分の間に差し込みます。

・リムーバーを動かすと外れます。


●クッションが取外できない場合 ※リムーバー(内装剥がし)が無い場合

 潤滑剤かシリコンスプレーをクッションとクラッチペダルの土台部分に吹きかけます。

 少し時間を置いてからクッションを取外します。

・クッション[09321-06026]が外れた状態のクラッチペダルの土台部分です。

・取外したクッション[09321-06026]です。



 ■比較

・クッション[09321-06026]と、クッション[09321-06033]の比較です。


 厚みは

  クッション[09321-06026](写真左)が約3mm

  クッション[09321-06033](写真右)が約8mm

 です。


 この約5mmの差でクラッチ操作を楽にします。

 シフトチェンジもコンマ何秒ですが短縮できます。



 ■SUZUKI純正部品クッション[09321-06033]取付

【SUZUKI純正部品クッション[09321-06033]取付】

・クッション[09321-06033]の先の細い方をクラッチペダルの土台部分の穴に差し込んで、奥まで押し込みます。

 取付はこれだけでとても簡単です。

 差し込みにくい時は、クッション[09321-06033]の先の細い方にシリコンスプレーか潤滑スプレーを吹きかけて差し込んでください。

【取付完了】

・クッション[09321-06033]の取付完了です。

【動作確認】

・クラッチペダルを奥まで踏んで、インフォメーションディスプレイに「スタートボタンを押して下さい」と表示が出る事を確認します。


 ここでインフォメーションディスプレイに表示が出ない時は使用を中止するか、クラッチスタートスイッチの位置調整してください。


 クラッチスタートスイッチの位置調整方法は、この後紹介します。

・エンジン始動できるか確認します。

 ギヤをニュートラルにしてからクラッチペダルを奥まで踏み込んで、エンジンスタートボタンを押します。

 エンジン始動する事を確認します。

・一度、クラッチペダルから足を離します。

・実際に走行してみます。

 クラッチ操作をしている時に、ギヤの入りも確認してください。

・クラッチ操作が異状なければ、クッション[09321-06033]の取付終了です。

 ちょっとでも違和感を感じるようでしたら、クッション[09321-06033]の使用を中止してください。


●クラッチスタートスイッチの位置調整方法 ※自己責任

 ステアリングハンドルの操作する部分を脱着します。

 この作業も自己責任で作業してください。

 クラッチスタートスイッチの位置調整方法が不安な方は、今回の「クッション[09321-06033]」の取付/使用は中止してください。

 ステアリングロアシャフトを取外さないで作業する方は、無理な姿勢で手が入ればJ〜Nの作業します。

 関連:クラッチスタートキャンセラーハーネス

 → こちら

@ステアリングハンドルを必ず直進の状態にして車を停めて、エンジン停止します。

A作業しやすいように、ステアリングコラムホールカバーを取外します。

 ステアリングコラムホールカバーは、写真の黄色く囲っている部分です。


Bステアリングコラムホールカバー左下の+ネジを外します。


Cステアリングコラムホールカバー右下の+ネジを外します。


Dステアリングコラムの脇から手前に引っ張ると取外せます。

Eステアリングジョイントカバーを取外します。

 左右2ヵ所にボルトに押し付けて固定されています。

 固定している部分を持ち上げると取外せます。

F取付作業時のために、次の部品に必ず合いマークを付けます。

  *ステアリングロアシャフトステアリングコラムのジョイント

   (ステアリングロアシャフト上部)

  ステアリングロアシャフトのジョイント部分ピニオンシャフト

   (ステアリングロアシャフト下部)

 この作業をしないと、ステアリングハンドルのセンターを合わせるのに苦労する事になります。

 サービスマニュアルにも書いている事なので、必ずやってください。


Gアッパジョイントボルト(ステアリングロアシャフト上部を固定しているボルト)を取外します。


Hロアジョイントボルト(ステアリングロアシャフト下部を固定しているボルト)を取外します。


Iステアリングロアシャフトを取外します。

 クラッチには2つのスイッチが取付けられています。

  クラッチスタートスイッチ → クラッチペダル上部右側

  クラッチスイッチ → クラッチペダル上部左側

 にあります。

 関連:クラッチスタートキャンセラーハーネス

 → こちら

Jクラッチスタートスイッチを片手でしっかり握ります。

Kクラッチスタートスイッチを固定しているクラッチスタートスイッチロックナットを緩めます。

Lクラッチスタートスイッチを回して高さを調節します。

 回す回数が多くなる場合は、ハーネス断線する事があるので、コネクター[E190]を取外して調整してください。

 サービスマニュアルには、

 クラッチペダルとクラッチスタートスイッチのすき間:

 基準値 3.0mm〜4.0mm

 と書いています。

Mクラッチペダルを奥まで踏み込みます。

 インフォメーションディスプレイに「スタートボタンを押して下さい」と表示が出るように調整します。

Nクラッチスタートスイッチを固定しているクラッチスタートスイッチロックナットを締めます。

 サービスマニュアルには、

 締付トルク:7.5 N・m

 と書いています。

O元に戻すには、逆の手順H〜Fで取付します。

 取付時はステアリングロアシャフトを必ず合いマークを合わせてください。

 合いマークが合っていないとステアリングハンドルが、直進時にセンターがズレてしまいます。

 ステアリングロアシャフトを固定するボルトを締付けます。

 サービスマニュアルには、

 締付トルク:

  *アッパジョイントボルト: 35 N・m

  *ロアジョイントボルト : 35 N・m

 と書いています。


 アッパジョイントボルトとロアジョイントボルトには、摩擦安定剤が塗布されています。

 ボルトを再使用すると緩む可能性があります。

 再利用する方は、自己責任でネジ止め剤を使用してください。

 サービスマニュアルには「ボルトは必ず新品を使用すること。」と書いてあります。

Pステアリングジョイントカバーを取付します。

 左右の穴をボルト押し込みます。

Q動作確認します。

*クラッチペダルを奥まで踏み込みます。

 インフォメーションディスプレイに「スタートボタンを押して下さい」と表示が出る事を確認します。

*エンジン始動します。

*少し車を動かした時にステアリングハンドルのセンター(通常位置)がズレていないか確認します。

 ここで問題無ければクラッチスタートスイッチの調整は終わりです。


 ステアリングハンドルのセンター(通常位置)がズレている場合は、再調整してください。

 解決できない場合は、ディーラーまたは整備工場に修理依頼してください。


*車を駐車スペースに戻したら、エンジンを停止します。



 ■内装取付 ※ステアリングコラムホールカバーを取外さずに作業した方は、この作業は不要です。

【ステアリングコラムホールカバー取付】

・ステアリングコラムホールカバーを、ツメの位置を合わせて押して取付します。

・ステアリングコラムホールカバー左下の+ネジを締めます。

・ステアリングコラムホールカバー右下の+ネジを締めます。

・ステアリングコラムホールカバーの取付ができました。


【作業終了】

・作業終了です。

 クラッチの間隔に慣れるまで、急が付く運転をしないでください。



 ★紹介動画


・左の動画はYouTubeで公開しています。

 このページをまとめています。

 写真や文字で説明できない部分を動画にして紹介しています。


 YouTubeチャンネル SWIFTsport改造と改良自己満足のホームページ

 この動画は、

 無断転用(動画サイト、ホームページ、ブログ、SNSなど [※許可済みのページを除く])

 および 複製/編集を禁止しています。

 音が出ます。再生前に音量を小さくしてから調整してください。

 音声は「VOICEVOX」の読み上げソフトを使用しています。

 多少、イントネーションとアクセントが違う部分があります。

 ※利用規約に書いているので表示します。

  VOICEVOX 使用キャラクター:春日部つむぎ

  → こちら


 ★施工後

・クッション交換後、足に伝わる感覚が変わりました。

 クラッチペダルをいつものように押し込むと、ゴムの反発を感じるようになりました。

 約5mm違うだけですが、クラッチ操作が楽になりました。

 1ヵ月使用しましたが、今のところは不具合は出ていません。


追記:2022年3月 車検

・クッション[09321-06033]を取付した状態で、車検は問題無くクリアできています。

 車検項目では、動力伝達装置の「クラッチペダルの遊び、切れた時の床板との隙間」の項目に関係してきます。

 私の場合は検査員の方に、この部品を取付していることは説明していません。

 不安のある方は、事前に検査員の方と相談してください。


追記:2024年1月 3年使用して

・全く問題無く使用できています。


●クラッチ関係 関連リンク

 関連:Beatrush ドライバーフットレスト シルバー[S48046DRS]

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 関連:クラッチケーブル交換 [23710-75H00]

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。


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