改造と改良 → SWIFTsport → その他/修理

 ZC33S クラッチフルード交換方法

2021.08.21.施工/公開日

メインページへ戻る 改造と改良 管理人へメール アンケート

注意!

・このページをご覧になっている事は、注意事項(同意書)に同意した事とします。

・直接リンクをお断りしています。

web拍手 by FC2 このページが良かったら「拍手ボタン」をクリックお願いします。


 SWIFTsport[ZC33S]の「クラッチフルード交換方法」を紹介します。


 ★今回使用する商品の紹介

・ASTRO PRODUCTS DOT4ブレーキフルード 1L


DOT3からDOT4に切換えるので1本用意します。


【特徴】※ASTRO PRODUCTSホームページより

・クルマの安全性はブレーキフルードから!


【詳細】※ASTRO PRODUCTSホームページより

・商品コード

・名称

・用途

・性能規格

・規格

・ウェット沸点

・成分/含有量

・容量

・危険物表示

2009000005198

自動車用非鉱油系ブレーキ液

自動車用ブレーキ装置及びクラッチ装置用・4種

DOT4

JIS K2233

155℃以上

ポリグリコールエーテル類/ポリグリコール類/ホウ酸エステル類/防錆剤

1,000ml

火気厳禁/第4類 第3石油類/危険等級3/水溶性

緊急時応急措置指針番号:171

危険有害性情報:軽度の皮膚刺激、眼刺激、生殖機能又は胎児への悪影響のおそれの疑い、

長期又は反復暴露により臓器(肝臓、腎臓、中枢神経)の障害の恐れ

・製造年月日

・使用期限

・購入価格

・購入店

・商品の注意事項

缶の底面に表示

未開封の場合は3年、開封後はなるべく早く使い切ってください。

\1,078(税込[10%])※購入時の金額と消費税率です。

ASTRO PRODUCTS店舗

混合使用禁止です。

引火性があるため火気厳禁です。


【ブレーキフルードの使用上の注意】

※缶に記載されている使用上の注意及び使用方法、応急措置・緊急時の対応、保管・廃棄方法について十分に読んで使用してください。

・保管は子供などに触れられない所で、施錠ができる所

−40℃以下の外気温度では使用しないでください。

引火性があるので火には近づけないでください。

使用後は必ず手洗いをしてください。

鉱物系、シリコン系のブレーキフルードと混合して使用禁止

・応急処置/緊急時の対応 →

 飲んだ場合はすぐに吐かせて、医療機関に「緊急時応急措置指針番号:171」を伝えてください。

 目に入った場合は、水で数分洗浄してください。

 コンタクトレンズ使用している場合は、外せる場合は外して洗浄してください。

 目に刺激がある場合は、必ず医療機関で診察を受けてください。

・点検、交換、規定量などは、車の「サービスマニュアル」等に必ず従って下さい。

・使用済みのブレーキフルードの廃棄方法は、各自治体のルールを守って処理してください。

 
 ★クラッチ(ブレーキ)フルードについて

※SWIFTsport[ZC33S]のクラッチシステムは、ブレーキフルードを使っています。


【フィラーキャップに書いてある事】

・フィラーキャップに下記の表示があります。

 WARNING CLEAN FILLER CAP BEFORE REMOVING. USE ONLY DOT 3 BRAKE FLUID CONTAINER


 書いてある事を日本語訳すると下記のようになります。

 警告 交換前にフィラーキャップを綺麗にしてください。ブレーキフルード容器にDOT3だけを使用してください。

と書いてあります。

 ユーザーマニュアル、サービスマニュアルに性能規格「DOT3」を使用するように書いていますが、今回はDOT3からDOT4に入れ替えします。


【クラッチ(ブレーキ)フルードの交換時期】

・クラッチ(ブレーキ)フルードの交換時期は2年に1回、または走行距離が10,000Kmで交換する方が良いとされています。

 ブレーキフルードと同時交換した方が良いでしょう。

・ブレーキフルードの色が茶褐色になったら交換です。


【なぜ、クラッチ(ブレーキ)フルードを交換するのか?】

・劣化したクラッチ(ブレーキ)を使い続けると、油圧の障害が起こりスムーズにギアシフトできなくなってしまう可能性があります。

 ブレーキフルードは水分を含みやすいため、水分を含んでしまったことで金属の錆を誘発し、そこからクラッチ(ブレーキ)フルードが漏れてしまう原因にもなってしまいます。

 クラッチ(ブレーキ)が漏れてしまうとギアシフトができなくなってしまい、安全な走行が不可能になってしまうので、定期的に交換が必要です。


【クラッチ(ブレーキ)の種類について】

●ブレーキフルードの主成分

・ブレーキフルードの主成分は3種類に分類されます。

 今回使用するブレーキフルードは、グリコール系です。

グリコール系

・ポリエチレングリコールモノエーテルが主成分で、酸化防止剤・防錆剤等が添加されています。

・水溶性。

・付着した所は塗装が剥離することがあるので、ブレーキクリーナーか水で洗い流してください。

シリコーン系

・ジメチルポリシロキサンを主成分とするフルードです。

・一部のレース用として使用されています。

・吸湿せず、塗装を侵す事はありませんが、ブレーキシステムのシール等のゴム類に対して攻撃性が高いです。

・吸湿性がないため、混入した水は溶けずに水滴のまま存在します。

鉱物油系

・石油から生成された鉱物油(オイル)を主成分としたフルードです。

・鉱物油系の他にミネラル系、鉱油系とも呼ばれれています。

 シトロエンのハイドロニューマチックシステムが搭載された車種では、サスペンションやステアリングとブレーキのオイルを共用していたため、鉱物油が使われています。

 ブレーキ単独のシステムと異なり、サスペンションなどを潤滑する必要があることからグリコール系を使用することはできません。

 また、グリコール系と混ざると分離します。


●DOT規格

・一般的には、アメリカ連邦自動車安全基準(FMVSS)のNo.116で定められるDOT規格が使われています。

・JIS規格では、JIS K 2233:2006で定められています。

・JISとDOTはほぼ対応していますが、DOT4、DOT5では、多少異なる部分があります。

DOT 主成分 JIS BF ドライ沸点 ウエット沸点 粘度(100℃) 粘度(-40℃) ph値 使用車/目的別
3 グリコール系 JIS3種 BF-3 205℃以上 140℃以上 1.5cst以上 1,500cst以下 7.0〜11.5 小中排気量の軽量車
4 グリコール系 JIS4種 BF-4 230℃以上 155℃以上 1.5cst以上 1,500cst以下 7.0〜11.5 大排気量の重量車
4.2   JIS4種 BF-4 265℃以上 162℃以上 1.5cst以上 1,500cst以下 7.0〜11.5 大排気量の重量車
5 シリコン系 JIS5種 BF-5 260℃以上 180℃以上 1.5cst以上 1,500cst以下 7.0〜11.5 寒冷地用やスポーツ走行用
5.1 グリコール系 JIS5種 BF-5 260℃以上 180℃以上 1.5cst以上 1,500cst以下 7.0〜11.5 寒冷地用やスポーツ走行用
  グリコール系 JIS6種 BF-6 250℃以上 165℃以上 1.5cst以上 1,500cst以下 - 寒冷地用やスポーツ走行用
6.2 - JIS6種 BF-6 320℃以上 204℃以上 - - - 寒冷地用やスポーツ走行用

※ドライ沸点:吸湿率 0%時(新品)の沸点です。

※ウェット沸点:吸湿率 3.7%時(1〜2年間使用後)の沸点です。

※粘度:ブレーキフルードの流動性の数値です。数値が大きいと固くなり流動性が悪くなります。低温時で数値が高いとABSの作動性に悪影響を及ぼします。

※ph値...酸性/アルカリ性を表す数値です。7.0以下で酸性度が強くなり、周辺部品の腐食を促進します。


 DOT5については、当初、グリコール系よりも優れた性能をもつシリコーン系に与えられたものです。

 その後、性能が向上し、グリコール系でもDOT5をクリアするものが開発されました。

 成分に互換性が無く、混用した場合、分離や錆の発生、シールの劣化などブレーキシステムに重大な問題が発生するため、区別するためにグリコール系をDOT5.1と表記しています。

 BF-6については、DOT5の上位では無く、ABSなどの電子制御装置のため、特に低温環境下で低粘度であることを要求するものに対して制定されています。

 DOTでBF-6に相当するものは制定されていません。

 

【基本取付工賃】

※工賃はこのページ作成時のもので、依頼する所に必ず確認してください。

 カー用品の同じ系列会社でも工賃が違う場合があります。

※純正部品など追加部品代は別途かかる場合があるので、依頼する所に必ず確認してください。

※事前に予約を取らないと取付しない店舗もありますので、依頼する所に必ず確認してください。


・AUTOBACS     \2,750(税込[10%])〜 ※ブレーキフルード込みの料金。

・整備工場     \1,650(税込[10%])〜

 
 ★必要な部品/材料  ★必要な工具

・ウエス

・作業用軍手

・ビニール袋 → ブレーキフルードリザーバータンク付近の養生で使用。

・ブレーキクリーナー

・ブレーキフルード → 500ml

 ※汚れ、エアの絡みの状態によっては500mlでは足りない場合があります。

・オイル処理剤 → お住まいの地域のゴミのルールで処理してください。

----------------------------------------------------------------------

●漏斗自作する場合

・ミニペットボトル

・ペットボトルの蓋

・ブレーキクリーナーのキャップ → ブレーキフルードサーバーと同サイズ

・シールテープ → 水道用補修材

・ビニールテープ

・コーキング材



・スパナー[11mm]

・メガネレンチ[17mm]

・スポイト → ブレーキフルードを吸い取るために使用します。

・ブレーキフルードを処理する物(オイル処理剤)

・ブレーキフルード補給器 または 漏斗 → 漏斗は自作します。

・ワンマンブリーダータンク

・タイヤ止め

・作業を手伝ってくれる人 ※今回の作業は2人で作業してください。

----------------------------------------------------------------------

●漏斗自作する場合

・穴開けの道具一式

・コーキングガン

・カッター(大)

・ハサミ


 ★施工

  施工時の注意点

クラッチ(ブレーキ)は重要保安部品なので、整備資格を持った方が整備できる部分です。

 整備資格を持たずに施工する場合は、自己責任でお願いします。

・作業は必ず平らな所で作業してください。

・必ず部品を触る前や施工前に、体の静電気を車体以外の金属に触れて放電してください。

悪天候時は作業をしないでください。

 ブレーキフルードに水分が混ざると、白く変色して使用できなくなります。(グリコール系の場合)

・クラッチ(ブレーキ)のホース(パイプ)に空気を入れないように、ブレーキリザーバーの液量に注意してください。

ブレーキフルードがこぼれて塗装に付いた場合は、ウエスですぐ拭き取ってください。

・ジャッキアップ/ダウンは慎重に作業してください。

ブレーキフルード交換直後にブレーキに当たりをつけないで走行した場合は、ブレーキが効かない状態です。

 車を移動させる時は必ず、ブレーキに当たりをつけてください。

 ■漏斗作成 ※ブレーキフルード補給器を自作される方

・ブレーキフルード補給器は\4,800(税抜)ぐらいで販売している結構高めな特殊工具です。

 \1,000ぐらいなら購入しようと思いますが、コストもなるべく抑えたいので、今回自作する事にしました。

 市販のブレーキフルード補給器は、ブレーキフルードの流量を調整する事が出来ますが、他の作業をする時にバルブを閉めたり開けたりして大変です。

 私が作成した漏斗なら、ブレーキフルードサーバーのサブタンク的な物になるので、バルブの開閉が無いため、作業は楽になります。


【材料】

 

ミニペットボトル

ブレーキクリーナーのキャップ


\110

\150


 

※ジュース代

※ブレーキクリーナー代 捨てる物なので\0です。テンパー状の形状で、直径35mmの物を使用します。

 私はコメリのパーツクリーナー(白黒のパッケージ)の物を使用しています。

 

シールテープ

コーキング

ビニールテープ

\110

\280

\80

 

※\100ショップで3個セット

※実際に使用する量が少ないので、\10ぐらい

  合計(税込[10%]) \730  

←材料を購入する店にもよりますが合計すると、全て新品で購入して作成しても\1,000でおつりが出ます。


【漏斗作成】

・左の図はこれから作成する漏斗の断面図です。

 作成時にコーキングが乾くまで時間がかかるため、ブレーキフルード交換の前日に作成した方がいいと思います。


●作成手順

@ ミニペットボトルを綺麗に洗浄して乾かします。


A ミニペットボトルの底面をカッターとハサミで切り落とします。

B ミニペットボトルの飲み口の大きさと同じ大きさで、ミニペットボトルの蓋とブレーキクリーナーのキャップに穴を開けます。


C 穴を開けた時に出た削りカスを綺麗に取り除きます。

D ミニペットボトルの飲み口にシールテープを巻き付け、ミニペットボトルの蓋を締めます。

E ミニペットボトルの蓋の周りにシールテープを巻き付け、ブレーキクリーナーのキャップを押し込みます。

F シールテープをしているので漏れてはこないと思いますが、ミニペットボトルのキャップとブレーキクリーナーのキャップの隙間とブレーキクリーナーのキャップの根元にコーキングします。


G コーキングが固まってからブレーキクリーナーのキャップの周りにシールテープを巻き付けます。


 これで完成です。

 ブレーキフルードタンクに取付時、周りをビニールテープで巻くだけです。

   
 ■クラッチフルード交換/エア抜き

【準備】

・車を広くて平らな所に止めます。

 ブレーキと同時にフルード交換する場合は、4輪ジャッキアップしてください。


関連:ZC33S ブレーキフルード交換方法

→ こちら

 SWIFTsport[ZC33S]のページです。


【タイヤ止め】

・タイヤにタイヤ止めをします。


【ボンネット】

・ボンネットを開けます。

関連:XIANGSHANG ボンネットダンパー

→ こちら




●マスターシリンダリザーバータンクの液量について

・マスターシリンダリザーバータンクにはブレーキフルードの上限(MAX)と下限(MIN)のラインが表示されています。

 ブレーキフルード交換作業中は、ブレーキフルードの量に注意して作業してください。

 マスターシリンダリザーバータンクの半分くらいになったら、ブレーキフルードを継ぎ足してください。


【ブレーキフルードキャップ取外】

・ブレーキフルードキャップを取外します。

 関連:RRPブレーキタンクアルミカバー(レッド)[B33-207R]

 → こちら

・ブレーキフルードキャップを右回し(反時計回し)で回して、動かなくなったら真上に上げてください。

【フィルター取外】

・マスターシリンダリザーバータンクのMAXの線の所と同じ高さの所に、異物を取り除くプラスチックのフィルターがあります。

 このフィルターを指で真上に上げて取外します。

 フィルターに異物が入っている場合は、取り除いてください。

【ブレーキフルード吸出し】

・マスターシリンダリザーバータンク内のブレーキフルードをMINまでスポイトで吸い取ります。

 納車から1年4ヵ月でこの色です。

【漏斗(ブレーキフルード補給器)取付】

・ここでは自作した漏斗を取付します。

 自作した漏斗をマスターシリンダリザーバータンクに差し込みます。

・マスターシリンダリザーバータンクと自作した漏斗の接合部に、ビニールテープに巻き付けます。


【養生】

・マスターシリンダリザーバータンクの周りに、フルードがこぼれてもいいようにビニール袋を広げて置きます。


【ブレーキフルード注入】

・ブレーキフルードを注入します。

 マスターシリンダリザーバータンクと漏斗の接合部からフルードが漏れてこない事を確認します。

 自作した漏斗の半分ぐらいまでブレーキフルードを注入します。



【クラッチブリーダープラグ位置】

・クラッチのブリーダープラグの位置は、ミッションの真上にあります。

 インタークーラーからスロットルボディーを繋いでいる配管(黒くて太い)の真下にあります。


【ブリーダープラグキャップ取外】

・ブリーダープラグキャップを取外します。

 ゴムのキャップなので動かしていると外れます。


【ワンマンブリーダータンクのビニールチューブ取付】

・クラッチオイルジョイントにメガネレンチ[17mm]を取付します。

・ワンマンブリーダータンクのビニールチューブをブリーダープラグに取付します。

 クラッチのラインは圧力はそんなにかからないので、ビニールチューブを取付したままで大丈夫です。

 心配な方はクリップで固定してください。


【ブレーキフルード交換とエア抜きの注意点】

※ここからは2人で作業した方がいいです。

・1人は車内のペダル操作をしてもらいます。

 1人はクラッチオイルジョイントと開閉とフルードの液量の確認と補充します。

 エンジンルーム側で作業している人が、ペダル操作を指示します。

  踏んで

  そのまま

  放して

 の3つの掛け声で作業していきます。

 短時間で連続的なクラッチペダルの操作を行うと、オペレーティングシリンダーのオイルシールを損傷させ、液漏れを発生させる可能性があります。


 クラッチペダルは1秒以上の間隔を開けて操作をしてください。


【ブレーキフルード交換とエア抜き】

@車内の人がクラッチペダルを数回踏みます。


Aクラッチオイルジョイントに取付けたメガネレンチ[17mm]写真Aをしっかりと持って動かないようにします。

 ブリーダープラグをスパナー[11mm]@で反時計回しで反回転緩ませます。


 注意!ブリーダープラグは必ず11mmを使用してください。

B車内の人がクラッチペダルを踏むタイミングと放すタイミングを掛け声で指示をします。


*踏んで と指示します。

 クラッチペダルを踏み込んだ状態でブリーダープラグを緩めて、ブレーキフルードとエアを押し出します。


 左の写真は古いブレーキフルードがビニールチューブに流れています。

*そのまま と指示します。

 油圧がほとんどかからなくなったら、ブリーダープラグを締めます。


*放して と指示します。

 ブリーダープラグを締めてから指示します。


*マスターシリンダーリザーバータンク内のブレーキフルードの量を確認して、不足している分を補充します。


Cクラッチフルードパイプ内のエアが無くなるまで繰り返します。

 左の写真はビニールホースに新しいブレーキフルードが流れています。


Dエアの排出が終わったら、踏んで と指示します。

 クラッチペダルを踏み込んだ状態で、ブリーダープラグを規定トルク(5.0 N・m)で締め付けます。

 ブリーダープラグを締めてから 放して と指示します。

 これでペダル操作する方はこれで作業終了です。


Eワンマンブリーダータンクのビニールチューブの先を摘まんで、ブリーダープラグから取外します。

 ビニールチューブの先を真上に上げて、摘まんでいた部分を緩ませて、ビニールホース内のブレーキフルードをワンマンブリーダータンクに戻します。


Fクラッチオイルジョイントからメガネレンチ[17mm]を取外します。


Gマスターシリンダーリザーバータンクと漏斗を固定していたビニールテープを取外後、漏斗を真上に取外します。


HマスターシリンダーリザーバータンクのMAXラインまでブレーキフルードを補充します。


I養生で広げていたビニール袋を取外します。

Jブレーキフルードキャップを取付します。

 マスターシリンダーリザーバータンクの溝にブレーキフルードキャップを差し込んで時計回しで回します。

 関連:RRPブレーキタンクアルミカバー(レッド)[B33-207R]

 → こちら

Kクラッチペダルを踏み込んで、ブリーダープラグから液漏れが無い事を確認します。

 ブレーキフルードが漏れている場合は車検NGです。


Lクラッチペダルの踏み応えを確認します。

 踏み込んだ時にフワフワした感じがする場合は、エア抜き作業(C〜E)をやり直してください。

Mブリーダープラグキャップを取付します。


【比較】

・ブレーキフルードの色の違いの比較です。

 とてもきれいな色になりました。

交換前 交換後


 


【ブレーキ機能復帰】

・ブレーキフルードキャップを取外したのでブレーキ機能の復帰作業します。

 クラッチペダルを踏んでエンジンスタートボタンを押して、エンジン始動させます。


・ブレーキペダルを数回踏んでブレーキペダルに踏みごたえが出るまで踏みます。

・メーター内のブレーキ警告灯、ABS警告灯が点いていない事を確認します。


・ブレーキペダルを踏んでサイドブレーキを解除します。

【動作確認】

・クラッチの動作確認します。


・クラッチペダルを踏み込みます。


・ギヤを1速に入れてクラッチをゆっくりつなぎます。

 車が動いたらクラッチペダルを踏み込んで、ギヤをニュートラルにします。

 クラッチペダルから足を離してください。

 クラッチがつながる事を確認したら、動作確認ができました。


・サイドブレーキを引いて、エンジン停止します。


・クラッチブリーダープラグからブレーキフルードが漏れていないか確認します。

 ブレーキフルードが漏れていたら、ブリーダープラグを締め直してください。


【ボンネット】

・ボンネットを閉めます。

関連:XIANGSHANG ボンネットダンパー

→ こちら

【タイヤ止め】

・タイヤ止めを外します。

オイル処理剤

【ブレーキフルードの処理】

・ワンマンブリーダータンクに溜まったブレーキフルードをオイル処理剤に入れて処理します。

 ※お住いの自治体のゴミのルールを守って処理してください。


【作業終了】

・作業終了です。



 ■紹介動画


・左の動画はYouTubeで公開しています。

 このページをまとめています。

 写真や文字で説明できない部分を動画にして紹介しています。


 YouTubeチャンネル SWIFTsport改造と改良自己満足のホームページ

 この動画は、

 無断転用(動画サイト、ホームページ、ブログ、SNSなど [※許可済みのページを除く])

 および 複製/編集を禁止しています。

 音が出ます。再生前に音量を小さくしてから調整してください。

 音声は「VOICEVOX」の読み上げソフトを使用しています。

 多少、イントネーションとアクセントが違う部分があります。

 ※利用規約に書いているので表示します。

  VOICEVOX 使用キャラクター:春日部つむぎ

  → こちら

 
 ★施工後

・クラッチのフルード交換は初めて作業しました。

 ブレーキフルードの交換はSWIFTsportで5台目になるので、クラッチもブレーキと同じ作業なので簡単でした。

 ブレーキフルード交換後はクラッチペダルの操作が軽くなりました。

 私の場合はこの後すぐブレーキのフルード交換もしました。

 こちらもブレーキの効きが良くなりました。


●クラッチ関係関連ページ

 関連:クラッチペダルクッション

 → こちら

 SWIFTsport[ZC33S]のページです。


 関連:クラッチケーブル交換 [23710-75H00]

 → こちら

 Keiworks[HN22S]のページです。


●ブレーキ関連ページ

 関連:ZC33S ブレーキフルード交換方法

 → こちら



ブレーキフルード交換 関連:ブレーキフルード交換

 → こちら

 Keiworks[HN22S]のページです。


ブレーキフルード交換 関連:mira e:s ブレーキフルード交換

 → こちら

 mira e:s[DBA-LA300S]のページです。


 関連:RRPブレーキタンクアルミカバー(レッド)[B33-207R]

 → こちら


 関連:ブレーキマスターシリンダーストッパー

 → こちら


 関連:自作マスターシリンダーストッパー取付

 → こちら

 Keiworks[HN22S]のページです。


 関連:ブレーキキャリパー塗装

 → こちら


 関連:ブレーキキャリパー塗装

 → こちら

 Keiworks[HN22S]のページです。


 関連:フロントブレーキディスクローター&ブレーキパッド交換

 → こちら

 Keiworks[HN22S]のページです。


 関連:DIXCEL リアブレーキディスクローター PDタイプ [3754008]

 → こちら

 Keiworks[HN22S]のページです。

 
 メインページへ戻る              Copyright(C) ty_plus5638 All Rights Reserved.