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 ZC33S インタークーラシュラウド加工

2022.05.08.施工/公開日

車検クリアできます。

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 SWIFTsport[ZC33S]に「インタークーラシュラウド(フロントエンドロアカバー)」を加工しました。

 スズキ セーフティーサポート非装着車限定の作業です。


 ★シュラウド[shroud]とは

【シュラウドとは】

・一部を覆って、気流を特定方向に導く遮蔽板の事を言います。

 インタークーラーを通過した空気を効率よく冷却させるための導風装置を インタークーラシュラウド と言います。

 ラジエーターを通過した空気を効率よく冷却ファンに引き込ませるために設ける導風装置は ラジエーター(ファン)シュラウド と言います。

 また、吸気バルブの一部に円弧上のシュラウドを装着し、燃焼室内に強いスワールを発生させるバルブを シュラウドバルブ と言います。


【今回の作業について】

スズキ セーフティーサポート非装着車限定の作業の紹介です。

 フロントグリルをメッシュネットに変更するための事前作業でもあります。

 メッシュネットに変更すると、ホーンが目立ってしまうので、ホーンも移設します。

 関連:ZC33S フロントグリルをメッシュネット化

 → こちら


 ★必要な部品/材料  ★必要な工具

・プラダン[910mm x 910mm x 4mm]黒

※かなり余ります。

 フロントグリルのメッシュネット化する時に使用します。

・+ドライバー(#2)→枝の短い物

・+ドライバー(#2)→枝の長い物

・−ドライバー(#2)

・ラチェットハンドル

・タッピングネジ[4mm x 10mm] x 2

・タッピングネジ[4mm x 20mm]

・結束バンド(大)

・ビニールテープ[50mm幅]

・隙間テープ

・ウエス

・段ボール → 養生と試作用。


・ボックス[10mm]

・ハサミ

・カッター(大)

・アクリルカッター

・ステンレス定規

・ニッパー → よく切れる物


 ★施工

  施工時の注意点

 ・今回の紹介は「スズキ セーフティーサポート非装着車」限定の説明です。

 「スズキ セーフティーサポート装着車」は、ミリ波センサーがあるので、今回の作業はできません。

 ・整備資格を持たずに施工する場合や、このページを見て施工/使用した場合は、自己責任でお願いします。

 ・必ず部品を触る前や施工前に、体の静電気を車体以外の金属に触れて放電してください。

 ・作業は必ず平らな所で作業してください。

 ・火傷するので必ずエンジンが冷えている時に交換作業してください。

 ・カッター使用時は、ケガしないよう注意してください。

 ■作業前の状態

【現状】

・写真は、私の車の作業前の状態です。

 フロントグリル上下はハニカム構造のため、洗車後の拭き取りが大変です。

 少し白化して来ているので、液体ワックスをかけて何とか持っている状態です。

 ナンバープレートの位置もインタークーラーへ風が当たるように、Cusco アジャストナンバーステーで上に移設しています。

 この後、フロントグリル上下をメッシュ化するため、シュラウドが見えてしまうので先行作業します。

関連:ZC33S フロントグリルをメッシュネット化

 → こちら

関連:Cusco アジャストナンバーステー

 → こちら

関連:フロントナンバープレート移動

 → こちら

 フロントバンパーに直接穴を開けて取付する方法を紹介しています。



・私の車は「スズキ セーフティーサポート非装着車」です。

 フロントグリル下側は、アダプティブクルーズコントロールを使用するためのミリ波センサーがあるはずの所が穴が塞がっていて、奥のインタークーラーに風が当たりません。

・左の写真は「スズキ セーフティーサポート装着車」です。

 ミリ波センサーは結構大きいです。

・フロントバンパーを取外すとインタークーラーの運転席側は、シュラウドで風の当たる面積が減って、インタークーラーの機能をフルに生かし切れていません。

 すごくもったいないです。

 この部分を今回加工します。

・助手席側は、インタークーラーとシュラウドの隙間に隙間テープを貼って、隙間を埋めます。



 ■フロントバンパー取外

【準備】

・車を広くて平らな所に停めます。


【ボンネット】

・ボンネットを開けます。

関連:XIANGSHANG ボンネットダンパー

→ こちら

【フロントバンパー取外】

・フロントバンパーを取外します。

 フロントバンパーの取外方法は、下記の関連リンクを見てください。

ZC33Sフロントバンパー取外方法 関連:ZC33Sフロントバンパー取外方法

 → こちら (#フロントバンパー取外)

 私の車のフロント側に牽引フックを取付しているので取外します。

関連:汎用フロント可倒式牽引フック

 → こちら

・フロントバンパーが外れました。




 ■インタクーラシュラウド(フロントエンドロアカバー)加工

【インタークーラシュラウド(フロントエンドロアカバー)切断】

・運転席側のインタークーラシュラウドを切断します。

 アクリルカッター、カッター(大)、ニッパーで、赤線の所をカットします。

・写真の部分はカットがとても大変です。

・インタークーラーのコアを傷つけないように段ボールで養生します。

 作業の進行具合で養生で使っている段ボールは取外してください。

・運転席側のインタークーラシュラウドの切断ができました。

【シュラウド試作】

・プラダンでいきなりシュラウド作成してもいいですが、念のために段ボールでシュラウドを試作します。

 シュラウドの一部を使ってプラダンを固定します。

 この部分の手前にプラダンを固定すると、風が入って来た時に煽られてシュラウドが壊れないようにします。

・段ボールを実際に当ててみて、最善の方法で作成します。

・段ボールでシュラウドを試作して、イメージ出来たらプラダンでシュラウドを作成します。

【シュラウド作成】

・プラダンで縦側のシュラウドを作成します。

 二重になっているプラダンを折り曲げるには、折り曲げる方向と逆の方をカッターで切って、半分つながっている状態にします。

 要所をタッピングネジ[4mm x 20mm]で、プラダンとシュラウドを固定します。

 タッピングネジ[4mm x 10mm]は、一番内側に使用してください。

 私は一番手前でプラダンを折り返して2枚重ねにして、固定しているタッピングネジを緩ませてから締め付けをして2枚固定して強度を出しています。


・シュラウド上部は、水平に取付します。

・シュラウド上部にプラダンを合わせて、手前2か所タッピングネジ[4mm x 20mm]で固定します。

 タッピングネジ[4mm x 10mm]は、一番内側に使用してください。

・プラダンの縦側の折り返している所に、シュラウドの上のプラダンを折り曲げて、タッピングネジで固定します。

・プラダンの縦側の上部の穴をめがけて、シュラウドの上のプラダンからタッピングネジで固定します。

・作成したシュラウドはこれでも強度が出ていますが、シュラウドが風圧で動かないように、フロントバンパメンバーのミリ波センサーを固定する穴を利用して結束バンドで固定します。

 プラダンの縦側の穴の近くにカッターを差し込んで結束バンドを通して、フロントバンパメンバの穴で固定します。

・何とか形になりました。

・インタークーラー下の隙間が空いているので、インタークーラーの幅に合わせてプラダンをカットします。

・カットしたプラダンを2つ折りにします。

・折り曲げた方を手前にして、インタークーラー下の隙間に差し込みます。

・プラダンを手前の方に移動させて、シュラウドの下に入れる感じにします。

・ここまでの加工作業の状態です。

【インタークーラシュラウド微調整】

・運転席側のインタークーラシュラウドを、フロントバンパー取付時に当たる部分をカットします。

 助手席側のカットラインを参考にカットします。

・フロントバンパーを付けたり外したりして、当たる部分をカットします。

 カット前の状態です。

 インタークーラシュラウドの一部に隙間テープを貼って、フロントバンパーと隙間を無くします。

【インタークーラシュラウド(運転席側)パネル追加】

・インタークーラシュラウドをバンパーに合わせてカットした状態です。

 カット面が目立つので、幅広のテープを貼りました。

 赤く囲っている部分は、フロントグリルにメッシュネットを貼るとよく見えるので、プラダンを追加で貼付けします。

・インタークーラシュラウドの左側に追加でプラダンを2重にして取付しました。

 裏側も補強を入れて、風圧に耐えられるようにしました。

・運転席側と助手席側のシュラウド縦面とインタークーラーの間に隙間があるので、隙間テープをシュラウドに貼付けして隙間を埋めます。

【加工完了】

・インタークーラシュラウドの加工終了です。

・スズキ セーフティーサポート非装着車は、初めから純正でこのようになっていればと思います。


【ホーン移設】※フロントグリルをメッシュネット化する方だけの作業です。

・私はフロントグリルをメッシュネットに変更するので、ホーンが目立つので移設します。

 移設方法は、「ZC33S フロントグリルをメッシュネット化」のページを見てください。

 関連:ZC33S フロントグリルをメッシュネット化

 → こちら


【比較】

・インタークーラシュラウドの加工前と加工後の比較です。

 左側の写真は加工前で、右側の写真は加工後です。



【フロントグリル穴開け加工】※私はフロントグリルをメッシュネットにするので、今回この作業はしません。

・グリルの穴が開いていない所は、写真の黄色く囲んだ所です。

 フロントバンパーからフロントグリルを取外して、ドリル刃を利用して大まかに穴を開けてから、カッターなどでそぎ落とします。

 フロントグリルの取外方法は、下記の関連リンクを見てください。

・穴が開いたらフロントグリルをフロントバンパーに取付します。

 関連:SWK エアスクープ[FRP黒ゲルコート仕上げ]

 → こちら



●フロントグリルをメッシュネット化される方

・フロントグリルをメッシュネットに交換する方は、下記の関連リンクを見てください。

 この作業をする方は、電動工具を使用しないで作業すると約7時間かかります。

 関連:ZC33S フロントグリルをメッシュネット化

 → こちら



 ■フロントバンパー取付

【フロントバンパー取付】

・フロントバンパーを取付します。

 フロントバンパーの取付は、下記の関連リンクを見てください。

 

ZC33Sフロントバンパー取外方法 関連:ZC33Sフロントバンパー取外方法

 → こちら (#フロントバンパー取付)

関連:汎用フロント可倒式牽引フック

 → こちら

関連:Cusco アジャストナンバーステー

 → こちら



・フロントバンパーの取付ができました。

【ボンネット】

・ボンネットを閉めます。

関連:XIANGSHANG ボンネットダンパー

→ こちら



 ■紹介動画


・左の動画はYouTubeで公開しています。

 このページで紹介している内容を簡単にまとめています。


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 ★施工後

・バンパーの穴から見えていたシュラウドが無くなってスッキリしました。

 フロントグリルをメッシュネット化すると中が良く見えるので、丁寧に作成しました。

 作業時間は約2時間でした。※写真、メモ、取付方法を考えている時間含む。

・シュラウドを作成する素材は、初めはアルミ板で作成しようと思いましたが、コストがかかるのと、作業時間がかなり長くなるのでやめました。

 ホームセンターでコストと時間がかからない、ある程度強度のある物で加工しやすいプラダンを使用しました。

 

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