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 AutoGauge 60φ空燃比計(430シリーズ)[430AFR60]

2021.01.04.施工/公開日

車検クリア(条件付)できます。

取付位置注意!

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 SWIFTsport[ZC33S]に「AutoGauge 60φ空燃比計(430シリーズ)[430AFR60]」を取付です。


 ★今回取付する商品の紹介

・AutoGauge 60φ空燃比計(430シリーズ)[430AFR60] 430シリーズ → 旧タイプで言うとPKシリーズ

【特徴】※WEIMALL (amazon)販売ページより

・オープニングセレモニー(イグニッションをONにすると針が1度MAXまで移動)

・エンディングセレモニー(イグニッションをOFFにするとフェードアウトしながら消灯)

・日本製ステッピングモーター搭載!日本製モーターだから品質の絶対的な安心感!

・ノイズレス/スウィーピング

・コネクター付配線使用で取り付け簡単

・複数のコネクター付配線を使用する事により複数のゲージへリンク可能。

 ※商品コード 360/430/456(注)/458/548/857/F50と接続可能。

 ※(注):456シリーズの広帯域空燃比計(商品コード:456WB)は接続不可です。


【詳細】

・商品番号

・バックライト

・レンズ色

・メーター径

・サイズ

・モーター

・生産国

・ワーニング値

・インジェクションシステム方式

・使用電源

 

430AFR60

2色バックライト:ホワイトLED/アンバーLED

スモークレンズ

60mm

左の図参照。※日本製モーター仕様のサイズです。

ステッピングモーター(日本製)

台湾

LEAN 以下

Dジェロ (Dジェロトニック)方式

DC10〜15V

 

 

【付属品】

・メーターフード

・取付台一式

・電源線&電源リンク用共有ケーブル

・ハーネス付センサー線

・油圧信号線

・英語版取扱説明書

・オートゲージロゴステッカー (文字の切り抜き)

 

【空燃比[A/F]計の使用際の注意点】

 今回取付の空燃比計は、理論空燃比付近のみの検出を目的とした、排気温度に精度が左右されるセンサーを使用したタイプです。

 あくまでも目安として使用してください。

 
 ■空燃比(A/F)計の役目と種類

・空燃比計は空気と燃料であるガソリンとの混合割合を測定するメーターです。
 どんな空燃比でエンジンが回っているのかがわかるようになると、エンジンが不調の時も原因を特定しやすくなります。

・空燃比計は大きく分けて2種類あります。

   *プロ用 → 高精度なセッティングに使用される排気温度に左右されず、全領域で精度が信用できるタイプ

   *簡易用 → 理論空燃比付近のみの検出を目的とした、排気温度に精度が左右されるセンサーを使用したタイプ

 今回取付をするメーターは、簡易用です。

 

 ■インジェクションシステムについて

 スズキのエンジンは、Dジェトロ(Dジェトロニック)です。

 Dジェトロ(Dジェトロニック)の他は、Lジェトロ、カルマン渦、ホットワイヤーなどに分類されます。

 下の表を見れば聞いた事がある方もいると思います。

自動車メーカー

国内自動車メーカーの Dジェトロの呼び方

呼び方

正式名称

 スズキ自動車

EPI

 Electronic Petrol Injection

 ※ Petrolはイギリスではガソリンの事を Petrol(ぺトロール)と呼びます。

 トヨタ自動車

EFI

 Electronic Fuel Injection

 ダイハツ工業

 ヤマハ発動機

 日産自動車

EGI

 Electronic Gasoline Injection

 マツダ

 富士重工業

 三菱自動車工業

ECI-MULTI

 Electronic Controlled Injection-Multi

 本田技研工業

PGM-FI

 ProGraMmed Fuel Injection

 いすゞ自動車

ECGI

 Electronically Controlled Gasoline Injection

 

 

●Dジェトロ(Dジェトロニック)とは

 Dジェトロ(Dジェトロニック)の"D" は、圧力センサーをドイツ語で "Drucksensor"と言うそうで、頭文字を取ったそうです。

 インテークマニホールド内の吸入空気圧を圧力センサーで計測した信号を基本に、吸気温センサーで吸入空気温度と、スロットルセンサーからのスロットルバルブ開度信号を補足データとして、吸入された空気量を予測して燃料噴射量を決めています。

 
 ■空燃比計の読み方

 空燃比計は、排ガス中の酸素濃度を測って空燃比を計測します。

 空燃比計は左の図のように、3つに分割します。

 LEANLEAN

 空燃比が薄い(ガソリンが薄い)

 

 OPTIMAL

 空燃比が理論空燃比付近(14.7付近)

 

 RICH

 空燃比が濃い(ガソリンが濃い)

 

 OPTIMALの部分に針があるのが理想です。

 ※アクセルOFF時はLEANを表示しています。

 

空燃比 表示Ox電圧
12 0.90V
13.5 0.87V
14.5 0.45V
15.5 0.05V
17 0.04V
今まで取付した空燃比計の動作をGIFアニメにしました。

先回取付した空燃比計

過去に取付していた空燃比計

 

関連:

AutoGauge AIR/FUEL RATIO GAUGE(空燃比[A/F]計)

→ こちら ※Keiworksのページです。

AutoGauge 52φAIR/FUEL RATIO GAUGE 空燃比[A/F]計

関連:

AutoGauge 52φAIR/FUEL RATIO GAUGE 空燃比[A/F]計)

こちら ※SWIFTsportのページです。

関連:

AutoGauge 52φAIR/FUEL RATIO GAUGE 空燃比[A/F]計)

こちら ※Keiworksのページです。

 

 

 ★必要な部品/材料

★必要な工具

・配線 → 長さは現車合わせ

・収縮チューブ(小)

・ビニールテープ

・ギボシ端子

・エレクトロタップ → 新規で電源配線する方

・結束バンド(小)

・細長い棒 → 配線引込時使用

・ハンダ → 新規で電源配線する方

・コーキング(シリコン)

・ウエス

・パーツクリーナー

 

★クリアレンズに変更する場合

・CDケースの蓋→スリムタイプを使用

 ↑壊れた追加メーターの無反射ガラスなど

 

・+ドライバー(#2)

・ニッパー

・プライヤー

・電工ペンチ

・コーキングガン

・ハンダゴテ → 新規で電源配線する方

・ハサミ

・ライター → 新規で電源配線する方

 

★クリアレンズに変更する場合

・−ドライバー(#2)

・アクリルカッター

・カッターマット

・マジック

・ステンレス定規

 ★施工

【今まで使用した空燃比計取外】※空燃比計取付した車だけ

・私の車には52φの空燃比計(SMタイプ)を使っているので取外します。

 各コネクターを取外してください。

・左の写真は新旧空燃比計の比較です。

 
 ■電源配線と通電確認 ※430シリーズの配線

【電源ハーネス配線】

●電源ハーネスについて

・電源ハーネスは「リンク用電源ケーブル」と「電源ケーブル」の2つの接続方法があります。

 「リンク用電源ケーブル」の接続方法は、他にAutoGauge(RaceTechなどのOEM品)が取付けられている場合に使用できる配線方法です。

 この「リンク用電源ケーブル」は今回購入したブースト計のように2色のバックライトの仕様のメーターは、昼間→WHで夜間→ORで発光になります。

 「リンク用電源ケーブル」のリンクは最大で3台(元1台とリンク2台)までと制限があります。

 「電源ケーブル」は初めてAutoGauge(RaceTechなどのOEM品)を取付する方や追加で配線する方が使用します。

 こちらの「電源ケーブル」は今回購入したブースト計のように2色のバックライトの仕様のメーターは、任意でバックライトの色を変える配線ができます。

 後で、この配線方法については説明します。

 

●電源分岐する方 ※430シリーズで新規で取付される方

*配線延長 ※新規配線する場合

 空燃比計取付位置まで配線を延長しなければなりません。

 「電源ケーブル」の長さは短いので、配線の接続部分をハンダでつなげて収縮チューブで絶縁します。

 

*電源分岐

 電源の分岐方法はオーディオ(カーナビ)の純正ハーネスより分岐するのが一番良い方法です。

 こちらの方法は、取外しをする部品が多いです。

 SWIFT(4代目)の純正オーディオハーネスの分岐方法は、下記の関連リンクを見てください。

関連:SOLING 7インチカーナビ(200mmワイドモデル)[SL3118NVW-AMZ]

 → こちら

 車内側のヒューズボックスから分岐する方は、エーモンなどで販売されている商品を使って分岐します。

 SWIFT(4代目)の車内側のヒューズボックスは、グローブボックスの奥にあります。

 

 430シリーズのバックライトの発光する色を任意で設定する配線方法は、下記のようになります。

 ※下記の表は、SWIFT(4代目)の「SUZUKI SWIFTサービスマニュアル [2019年04月版]」より配線を確認しています。

関連:SUZUKI SWIFTサービスマニュアル [2019年04月版] ※1型

 → こちら

昼間 夜間  配線接続方法

430シリーズ

430シリーズ

430シリーズ

●純正オーディオハーネスより分岐する場合

・オレンジ色の配線は接続しません。

・白色の配線にACC(アクセサリー)またはIG(イグニッション)の配線から分岐します。

・赤線は常時電源から分岐します。

・黒線はアースに分岐またはナビ本体にクワガタ端子を使ってボルトで共締めします。

 

●車内純正ヒューズボックスより分岐する場合

・オレンジ色の配線は接続しません。

・「RADIO[15A]」、「ACC[5A]」、「ACC2[15A]のヒューズを抜き取って、分岐する商品に白色の配線をギボシ端子(オス)を取付してから差し込んで分岐します。

・赤線は「DOME2[10A]から分岐します。

・黒線はボディーにクワガタ端子を使ってボルト(ナット)で共締めします。

 


430シリーズ

430シリーズ

430シリーズ

●純正オーディオハーネスより分岐する場合

・オレンジ色の配線はILM(イルミネーション)から分岐します。

・白色の配線にACC(アクセサリー)またはIG(イグニッション)の配線から分岐します。

・赤線は常時電源から分岐します。

・黒線はアースに分岐またはナビ本体にクワガタ端子を使ってボルトで共締めします。

 

●車内純正ヒューズボックスより分岐する場合

・「TAIL[10A]」のヒューズを抜き取って、分岐する商品にオレンジ色の配線をギボシ端子(オス)を取付してから差し込んで分岐します。

・「RADIO[15A]」、「ACC[5A]」、「ACC2[15A]のヒューズを抜き取って、分岐する商品に白色の配線をギボシ端子(オス)を取付してから差し込んで分岐します。

・赤線は「DOME2[10A]から分岐します。

・黒線はボディーにクワガタ端子を使ってボルト(ナット)で共締めします。

 


430シリーズ

430シリーズ

430シリーズ

●純正オーディオハーネスより分岐する場合

・白色の配線は接続しません。

・オレンジ色にACC(アクセサリー)またはIG(イグニッション)の配線から分岐します。

・赤線は常時電源から分岐します。

・黒線はアースに分岐またはナビ本体にクワガタ端子を使ってボルトで共締めします。

 

●車内純正ヒューズボックスより分岐する場合

・白色の配線は接続しません。

・「RADIO[15A]」、「ACC[5A]」、「ACC2[15A]のヒューズを抜き取って、分岐する商品にオレンジ色の配線をギボシ端子(オス)を取付してから差し込んで分岐します。

・赤線は「DOME2[10A]から分岐します。

・黒線はボディーにクワガタ端子を使ってボルト(ナット)で共締めします。

 


430シリーズ

430シリーズ

430シリーズ

●純正オーディオハーネスより分岐する場合

・白色の配線はILM(イルミネーション)から分岐します。

・オレンジ色の配線にACC(アクセサリー)またはIG(イグニッション)の配線から分岐します。

・赤線は常時電源から分岐します。

・黒線はアースに分岐またはナビ本体にクワガタ端子を使ってボルトで共締めします。

 

●車内純正ヒューズボックスより分岐する場合

・「RADIO[15A]」、「ACC[5A]」、「ACC2[15A]のヒューズを抜き取って、分岐する商品にオレンジ色の配線をギボシ端子(オス)を取付してから差し込んで分岐します。

・「TAIL[10A]」のヒューズを抜き取って、分岐する商品に白色の配線をギボシ端子(オス)を取付してから差し込んで分岐します。

・赤線は「DOME2[10A]から分岐します。

・黒線はボディーにクワガタ端子を使ってボルト(ナット)で共締めします。

 

 

●電源リンクハーネスを使う方 ※一部のメーターで接続できません。

・AutoGauge(ReacTech)のメーターを取付されている方は、メーター本体取付時の配線作業になります。

 この方法はAutoGaugeまたはRAECTECHのメーターが付いている場合だけです。

 但し同じシリーズのメーター同士だけです。

  ※ SM、360(SM2)シリーズ同士は接続可。

  ※ PK、430シリーズ同士は接続可。

  ※ 456シリーズの広帯域空燃比計(商品コード:456WB)は接続不可で、電源リンクハーネスは使用できません。

 

 今回取付するSMシリーズと360(SM2)シリーズは、新旧同じカプラーで配線の並びも一緒です。

 そのまま使用できます。

 

・電源リンクハーネスで配線した場合は、下の図のようになります。

※メーター取付位置によっては電源リンクハーネスが短くて届かない場合があります。

 この電源リンクハーネスを加工して延長するか、新規で配線してください。

※AutoGaugeのホームページには、電源リンクハーネスは最大3個まで接続できます。

 

【動作確認】※私の場合は、既存のカプラー接続で動作確認しました。

・必ず取付前に空燃比[A/F]計本体の通電を確認します。

 空燃比[A/F]計本体の接続するコネクターは、左の写真のようになります。

・動作確認の手順は下記のようになります。

@電源ハーネスを仮接続するか、既存の電源リンクを油温計本体に接続します。

Aエンジンキーを「IGまたはACC」にすると、オープニングセレモニーが始まります。

Bエンジンキーを「OFF」にすると、エンディングセレモニーが始まり、最後はバックライトが消えます。

C正常動作している場合は、動作確認終了です。

 

●動作確認でバックライトが点滅または起動しない場合

・電源配線と水温センサーを接続しているのに起動後、バックライトが点滅している場合は、下記の事を確認します。

  *コネクター差込部

  *センサーの接続状態

  *センサー配線の導通

 を調べてください。

・水温計が起動しない(バックライトと針が点かない)場合は、電源配線の接続先の確認と分岐した部分の確認してください。

 延長した配線が断線している場合があるので、テスターで導通確認してください。

 

 それでも改善されない時は不良品の可能性があるので、購入したお店に相談してください。

 
 ■スモークレンズ取外(クリアレンズ交換) ※レンズを取外または交換する方だけ

  注意! メーターを分解すると、メーカー保証を受けられません。

・日中、数値の読めないスモークレンズをクリアレンズに取外/交換します。

 このスモークレンズは以前の物より良くはなりましたが、それでも日中数値が読みにくいです。

 今回私はレンズを取外します。

・取付作業が終わるまで、クリアレンズのキズ防止するため、スモークレンズに貼ってあった保護フィルムを剥がしてクリアレンズに貼付します。 

 

 交換方法は、下記の関連リンクをご覧ください。

 関連:タコメーターのスモークレンズを無反射ガラスに交換

 → こちら ※Keiworksのページです。

 関連:RACETECH 60φ電子式水温計取付

 → こちら ※Keiworksのページです。

 

【空燃比計分解】

・スモークレンズは非常に見えにくいので、私はスモークレンズを取外します。

 クリアレンズに交換する方は後で説明します。

・傷が付かないようにレンズカバー(レンズ横面の金属)とメーター本体側にビニールテープで巻いて養生をします。

・作業用の手袋をします。

・レンズカバーの親指で押さえた所を-ドライバーで内側から親指側に広げます。

 親指で押せた所以外をードライバーで広げると、レンズカバーが大きく変形してしまいます。

 歪んだ場合は遮光フードが取付けられなくなるので注意してください。

・レンズカバーは垂直になるように形を整えます。

 

・レンズカバーが文字盤に当たらないように注意して、レンズカバーを取外します。

・レンズカバーの養生を一旦剥がします。

・スモークレンズを取外します。

・スペーサー(赤い部品)を取外します。

【スペーサー(赤い部品)加工】

・スペーサー(赤い部品)の部品の1ヵ所だけ突起した部分があります。

 スモークレンズを固定する突起ですが必要なくなるので、この突起した部分をニッパーまたはカッターで切り落とします。

【スペーサー(赤い部品)取付】

・左の写真のようにメーターの4か所に切り込みがあります。

・スペーサー(赤い部品)裏側の4ヵ所突起した部分とメーター側の切り込みを合わせます。

【レンズカバー形状修正】

・レンズカバーが折れ曲がっていた部分をプライヤーで垂直にして形を整えます。

【レンズカバー取付】

・レンズカバーに養生テープを貼付します。

・スモークレンズの厚みが無くなったので、レンズカバーを折り目を付ける場所が変わります。

 レンズカバーを指でしっかり固定しながら、−ドライバーの平らな部分でメーターの外側から内側に倒します。

 レンズカバーの折り曲げた部分をできるだけ平らにしてください。

・スモークレンズを取外しました。

 メーターの数値がわかるようになりました。

 

●クリアレンズを作成する方 → CDケースをレンズの代替に使います。

【クリアレンズ作成】

・CDケースに取出したスモークレンズを置いて、マジックで印を付けます。

・CDケースに印を付けた線の内側をアクリルカッターを使って丸くカットします。

・カット面をヤスリで削って形を微調整します。

・レンズの汚れを取ってクリアレンズの完成です。

 

【クリアレンズ取付】※写真は油温計(360シリーズ)

・作成したクリアレンズをレンズカバーに取付ます。

・黒い円の部品を入れます。

 突起物がある方がメーター本体側になるので向きを確認してください。

・黒い円の部品の1ヵ所だけ突起した部分があります。(左の写真青丸)

 スモークレンズを固定する突起ですが、必要なくなるのでこの突起した部分をニッパーまたはカッターで切り落とします。

・黒い円の部品側の4ヵ所突起した部分とメーター側の切り込みを合わせます。

・レンズカバーが折れ曲がっていた部分をプライヤーで垂直にして形を整えます。

・レンズカバーに養生テープを貼付します。

・スモークレンズの厚みが無くなったので、レンズカバーを折り目を付ける場所が変わります。

 レンズカバーを指でしっかり固定しながら、−ドライバーの平らな部分でメーターの外側から内側に倒します。

 レンズカバーの折り曲げた部分をできるだけ平らにしてください。

 

・クリアレンズの交換は終了です。

 
 ■メーター取付位置決め

【メーター取付位置】

・メーター取付位置を決めます。

 メーター取付位置は、車検クリアできるように最低限守らなければならない事があります。

 このページをご覧の方は、「注意事項(同意書)-当ホームページをご覧になるには-」を読まれたはずので、ここでは端折らせていただきます。

 私は左の写真のように、純正メーターの上に6連で設置しています。

 その右側に付属のメーターホルダーで並べて設置します。

 

 メーターの取付位置は、「付属のメーターホルダー使用する方法」、「Aピラーに取付する方法」、「ダッシュボードに取付ける方法」の3つをこの後紹介します。

 
 ■O2センサー配線分岐

【ボンネット】

・ボンネットを開きます。

関連:XIANGSHANG ボンネットダンパー

→ こちら

【エンジンカバー取外】

・エンジンカバーを真上に取外します。

 

 

【純正O2センサーの位置】

・SWIFTsport[ZC33S]の純正O2センサーは、触媒前と触媒後に取付けられています。

 純正O2センサーは、純正エアクリーナーボックスの右下を見ると明るめのグレーのコネクターが見えます。

 明るめのグレーのコネクターが「フロントO2センサーコネクター(触媒前)」で、その下に隠れるようにある黒いコネクターが「リヤO2センサーコネクター(触媒後)」です。

 エンジンから触媒まで(60cm付近)の数値を読み取るのが、空燃比が正確に取れる場所となっているので、信号線を分岐するのは「フロントO2センサーコネクター(触媒前)」です。

【フロントO2センサー信号線分岐】

・分岐作業しやすいようにフロントO2センサーコネクターをエンジンから取外します。

 コネクターの左側をプライヤーで摘まみながらコネクター側へ押すと、フロントO2センサーコネクターが外れます。

・左の図は1型のO2センサーコネクターの配線位置とフロントO2センサーの配線図です。

・車両側のハーネスの周りに付いている黒いビニールチューブを分岐しやすい所までカットします。

 配線を切断や傷つけないよう注意してください。

・1型のフロントO2センサーの信号線は、GRNの配線です。

・エレクトロタップでO2センサー信号線を分岐します。

・エレクトロタップとカットした黒いビニールチューブをビニールテープで巻き付けます。

 
 ■O2センサー配線車内引込と配線引き回し

【車内引込】

・非常信号灯(発煙筒)を取外します。

関連:エーモン 非常信号灯 (ZC33S)

→ こちら

・グローブボックスを取外します。

 取手レバーを手前に引いてグローブボックスを開けます。

・グローブボックスを開けたら中に入っている物を抜き取ります。

 

・グローブボックスの上部左右にダッシュボードに引っかかってグローブボックスが外れないようにするゴムのパーツがあります。

 このゴムの部分をかわしてグローブボックスを手前に倒します。

 

・グローブボックスを両手でつかんで真上に上げると、グローブボックスが取外せます。

・車内側に信号線を通す時は、バッテリー奥のECM(ECU)の下に純正ハーネスを引込している穴があります。

 純正ハーネスを傷めないように、このグロメットに配線が通る穴を+ドライバーで刺して開けます。

・エンジンルーム側から引き込んだ配線は、左の写真の中央から出てきます。

・私は左の写真のように配線を取り回ししました。

 エンジンに直接触れたりしないように、結束バンドで要所に固定します。

・エンジンルーム側の配線を少し余裕を待たせて、余分な部分は車内に引込みます。

・グロメットに配線を通して穴を開けた部分にコーキングをします。

【エンジンカバー取付】

・エンジンカバーをエンジンカバーボルトに合わせて取付します。

 

【ボンネット】

・ボンネットを閉めます。

関連:XIANGSHANG ボンネットダンパー

→ こちら

【ステアリングコラムホールカバー取外】

※空燃比計取付位置によってステアリングコラムホールカバーを取外はしない場合があります。

・ステアリングコラムホールカバーを取外します。

 ステアリングコラムホールカバーは左の写真の黄色く囲っている部分です。

・ステアリングコラムホールカバー左下の+ネジを外します。

・ステアリングコラムホールカバー右下の+ネジを外します。

・左の写真はステアリングコラムホールカバーの裏側です。

 ツメがある部分は赤丸で、差し込む部分は青丸で表示しています。

 ステアリングコラムの脇から手前に引っ張ると取外せます。

・O2センサー信号線を運転席の足元に引き込みます。

・O2センサー信号線の先にギボシ端子(メス)を取付します。

 私は配線間違いをしたくないので、ギボシ端子の絶縁部分に「A/F」と記入しました。

O2センサー配線加工前

【O2センサー配線加工】※旧タイプのAutoGaugeのコネクターそのまま使用できます。

・左の写真は、O2センサー配線加工前です。

 配線が見える部分だけ黒い収縮チューブを被せて、ライターで収縮させます。

配線が見える部分だけ黒い収縮チューブを被せる

・配線の先にギボシ端子(オス)を取付します。

 

 

【電源配線とO2センサー配線】

・電源配線とO2センサー配線を空燃比計を設置する所に引き込みます。

 一般的な配線の引き込み方法は、この後紹介しているので確認してください。

 
 ■空燃比計取付

【メーターフード/傾斜リング】

・メーターフードと傾斜リングを使用する場合は、ここで空燃比計に取付します。

【コネクター接続】

・メーターホルダーに各コネクター配線を通します。

 

【空燃比計にコネクター接続】

・空燃比計の端子部分に奥まで差し込みます。

 ※電源の端子は、左右どちらに差してもOKです。

・コネクターが奥まで入っているか確認します。

 

【空燃比計本体取付)】

・空燃比計の取付位置は、「付属のメーターホルダー使用する方法」、「Aピラーに取付する方法」、「ダッシュボードに取付ける方法」の3つを紹介します。

●付属のメーターホルダーを使用する方

・メーターホルダーの土台部分の底面に両面テープを貼ります。

・左の図のように、メーターホルダーと土台部分をネジで組み合わせます。

・メーターホルダーに水温計を仮付けします。

・空燃比計を取付位置にメーターホルダーを両面テープで固定します。

・空燃比計の角度調整を調整してネジを固定します。

・空燃比計をメーターホルダーから取外します。

・センサー配線と電源配線(電源リンク)をメーターホルダーに入れます。

・空燃比計本体にセンサー配線と電源配線(電源リンク)のコネクターを差し込みます。

・センサー配線と電源配線(電源リンク)をメーターホルダーに収めながら空燃比計をメーターホルダーに取付します。

●Aピラーに取付する方法

・Aピラーに取付する方はAピラーに加工しなければ取付できません。

 取付方法は下記の関連リンクを見てください。

3連+1 Aピラー60φメーターパネル 関連:3連+1 Aピラー60φメーターパネル

 → こちら

●純正メーターフードの上に取付する方法

・純正メーターフードの上に取付する場合は、部品を取外す点数が多くなります。

 取付方法は下記の関連リンクを見てください。

4連60φ追加メーターフロントマウント 関連:4連60φ追加メーターフロントマウント

 → こちら

 
 ■内装取付

【ステアリングコラムホールカバー取付】

・ステアリングコラムホールカバーを、下の写真のツメの位置を合わせて取付します。

 

・ステアリングコラムホールカバー左下の+ネジを締めます。

・ステアリングコラムホールカバー右下の+ネジを締めます。

【グローブボックス取付】

・グローブボックスを取付します。

 グローブボックス下部のツメをダッシュボードに差し込んで、グローブボックス上部左右にあるゴムの出っ張った部分をダッシュボード側に入れます。

 

・グローブボックス内に取り出した荷物を入れます。

・グローブボックスを閉じます。

・非常信号灯(発煙筒)を取付します。

 関連:エーモン 非常信号灯 (ZC33S)

 → こちら

 
 ■動作確認

【完成】

・空燃比計の取付ができました。

・私の追加メーターホルダーは自作しています。

 電圧計(52φ)を右側に移設して、開けた所に空燃比計(60φ)を取付しました。

4連60φ追加メーターフロントマウント 関連:4連60φ追加メーターフロントマウント

 → こちら

 

・6連メーターホルダーを取付した状態です。

・メーター周りは6連メーター、GPSレーダー、シフトアップインジケーター、TPMSが付いています。

【動作確認】

・エンジン始動します。

・オープニングセレモニーが始まります。

・エンジン始動直後(エンジンが冷えている時)は「LEAN」でワーニングランプが点いていますが、走行し始めると「OPTIMAL」の範囲で針が動いていれば正常動作しています。

 

・エンジン停止すると、エンディングセレモニー後、追加メーターの電源が切れます。

 
 ★施工後

・6連メーターになりました。

 取付した空燃比計は簡易型なので、本格的に弄る方には別の商品を取付する事をお勧めします。

 簡易型でも正確な数値を表示していると思います。

 今回取付の空燃比計は日本製のステッピングモーターを採用しているので、モーター音がしません。

 今まで取付していた空燃比計は、スイス製のステッピングモーターを採用していた旧タイプで、針が動くたびに「ジージー」五月蠅いです。

 この空燃比計取付前は走行時のタイヤノイズぐらいでしたが、空燃比計のモーター音の方が大きく、タイヤノイズをかき消すぐらいの音していました。

・O2センサーの信号線の分岐は、サービスマニュアルの配線図を確認して、私の車のフロントO2センサーのコネクターにテスターの配線を突き刺して信号線を確認しました。

 サービスマニュアルは販売価格:\32,000(税抜※価格は購入当時の金額です。)は高かったですが、とても重宝しています。

SUZUKI SWIFTサービスマニュアル [2019年04月版] 関連:SUZUKI SWIFTサービスマニュアル [2019年04月版]

 → こちら

  1型の整備方法/電気配線図が収録されています。

  媒体:CD-ROM

 
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