【特徴】

・イタリアの名門、momo(モモ)のシフトノブ「NERO REVERSE LIFT」 SK108です。

・丸みのあるブラックレザーでシンプルなデザイン。

・汎用性が高く純正シフトシャフト径8〜12mmのお車に装着可能です。

【詳細】

※日本語取付説明書と5か国語対応取付説明書の記載内容が違うため、実寸と2つの取扱説明書を見比べて修正しています。

【取付前】

・交換前の純正シフトノブです。

　それなりに握った感じはいいですが、私にはちょっと細い球体です。

【純正シフトノブ取外】

・純正シフトノブは、シャフトのネジ山と純正シフトノブのネジ山を接着剤で固定されています。

　素手では簡単に外れないようになっています。

　ラバーベルトレンチで取外した方が、純正シフトノブを再利用または中古で販売できるぐらいに、傷つけずに綺麗な状態で取外せます。

　ラバーベルトレンチは、\100ショップで販売されている物で十分です。

●ラバーベルトレンチ(コブラレンチ)で取外をする方

・ラバーベルトレンチは回す方向が決まっているので、手を握る部分に矢印があるので確認してください。

・ラバーベルトレンチのラバーベルトを、純正シフトノブに巻き付けします。

・ラバーベルトの長さを調節します。

・ラバーベルトレンチを反時計回りで一気に力をかけると、純正シフトノブが緩みます。

　私の場合は、片手でそんなに力をかけなくても純正シフトノブが緩みました。

・ラバーベルトレンチを取外します。

・手で純正シフトノブを反時計回しで取外します。

●ウォーターポンププライヤーで取外をする方

　こちらの方法は、純正シフトノブの再利用ができなくなる場合があります。

・タオルを純正シフトノブに巻きます。

・ウォーターポンププライヤー(別名：カラス)の幅を、純正シフトノブの幅に近い所に合わせます。

・ウォーターポンププライヤーの握る部分を、両手で握ってから反時計回しに回します。

　Keiworksの時は、ウォーターポンププライヤーで取外しました。

　かなり力が必要でした。

・純正シフトノブが外れました。

・純正シフトノブの内部です。

　ネジ山も綺麗に残っています。

　ネジ山の奥に＋ネジがあります。

　そのネジを外すとシフトパターンの部分が取外せます。

【接着剤除去】

・ギヤシフトコントロールレバーのネジ山に付いているグレーの接着剤が付いていると、momo NERO REVERSE LIFT [SK108]の中心の穴に入らないので取付する事ができません。

　※接着剤は「住友3M DP-190グレー」を0.3g〜0.6g塗布されています。

・養生テープを写真のように、ギヤシフトコントロールレバーのネジ山の周りに貼付します。

　接着剤がリバースリフトレバーの中に入らないようにします。

・接着剤の塊は、ニッパーで切り落とします。

　細かい接着剤はカッターの刃を当てて取り除きます。

　接着剤が固いので手を切ったり、内装を傷つけないよう注意してください。

・ある程度接着剤が取れたら、養生テープの接着面で細かい接着剤を取り除きます。

・貼っていた養生テープの上に養生テープを貼って、細かい接着剤の破片が落ちないようにします。

・貼っていた養生テープをギヤシフトコントロールレバーのネジ山から取外します。

【momo NERO REVERSE LIFT [SK108]を取付できるか確認】

　日本語取扱説明書と5か国語対応取付説明書と(株)レアーズ(momo日本総販売元)のホームページのデータでは、何故か？日本語取扱説明書の数値が違います。

　何でこんな事になっているのか？取付する人にとっては本当に取付できるの？と混乱させます。

　なので実際に測って検証します。

●シャフト(ネジ山)の長さ

・シャフト(ネジ山)の長さをステンレス定規で調べます。

　日本語取付説明書((株)レアーズ)では、「シャフト長さ：45mm以上可」となっています。

　「シャフト長さ：45mm以上」になると、momo シフトノブ NERO [SK99]のような高さのあるシフトノブの取付の事を書いていると思います。

　実際に「シャフト長さ：45mm」にmomo NERO REVERSE LIFT [SK108]を取付した場合、シフトノブとリバースリフトのレバーの間に隙間ができて、見栄えの悪い状態になります。

　5か国語対応取付説明書では、シャフト(ネジ山)長さの事には触れていませんが、(株)レアーズ(momo日本総販売元)のホームページのデータでは、シャフト(ネジ山)の入る所の深さが35mmになっているので、シャフト(ネジ山)長さ：30mm以上になります。

　SWIFTsportは35mmなのでシャフト(ネジ山)の長さはピッタリです。

●シャフト(ネジ山)の太さ

・シャフト(ネジ山)の太さは、ノギスを使って調べます。

　SWIFTsport[ZC33S]のシャフト径は12mmです。

　　※SUZUKIの車は12mmです。

　　※SUZUKIのMT車はシャフト(ネジ山)の太さが12mmで、ネジピッチが1.25になっています。

　ここで注意ですが、シャフト太さは(株)レアーズ作成の日本語取付説明書では、「シャフト太さ：8mm〜11mm可」と書いています。

　「シャフト太さ：8mm〜11mm」ではSWIFTsportに取付する場合はシャフトを削る加工しなければ取付できません。

　通常なら取付ができない事になりますが、この数値は間違って印刷されています。

　5か国語対応取付説明書では、ネジ山の太さが「10mm〜12mm可」と書いています。

　(株)レアーズ(momo日本総販売元)のホームページのデータでは、「シャフト太さ：10mm〜12mm可」と書いています。

　このサイズであれば付属のスペーサーを使用できるで正しい数値です。

　SWIFTsportは12mmなので取付できます。

・付属のスペーサーは、ネジ山の太さが10mmと11mmの時に使用します。

　SWIFTsportは12mmなので付属のスペーサーは使用しません。

　付属のスペーサーを使用する車種の場合は、ネジ山部分にスペーサーを通します。

【付属イモネジ】

・ネジ山の太さによって使用する付属のイモネジが変わってきます。

　ネジの太さが直径12mmの場合は、短いイモネジを使用します。

　ネジの太さが直径10mmか11mmの場合は、長いイモネジを使用します。

　SWIFTsportの場合は、短いイモネジを使用します。

【付属イモネジ取付】

・付属の短いイモネジに付属の六角レンチの長い方を差し込みます。

　momo NERO REVERSE LIFT [SK108]の「NERO」のロゴの反対側に開いている小さい穴にイモネジを差し込みます。

　イモネジがネジ山に入った所で時計回りで仮締付けします。

　付属の六角レンチを外します。

【momo NERO REVERSE LIFT [SK108]取付】

・momo NERO REVERSE LIFT [SK108]をネジ山に差し込みます。

　SWIFTsport専用設計のように綺麗にネジ山に入りました。

・手前の「NERO」のロゴの位置がシフトカバーの赤い糸の間に合わせます。

【momo NERO REVERSE LIFT [SK108]固定】

・六角レンチの長い方をイモネジに差し込んで、時計回りで締付けます。

・六角レンチの長い方で締付けられなくなったら、六角レンチの短い方をイモネジに差し込んで、時計回りで本締めをします。

　シャフトのネジ山の一部がイモネジで潰されているので、ネジタイプのシフトレバーに交換して取付する時は、ねじ込みにくいと思います。

　momo シフトノブ NERO [SK99]はイモネジ3個で固定していたので、イモネジ1個で固定するのはちょっと不安です。

【動作確認】

・取付できました。

　リバースリフトのレバーを持ち上げてスムーズに動く事と、ギヤが「R」に入る事を確認します。

【メンテナンス】

・取付後1週間でイモネジの再締付してください。

　事故防止のため、定期的に1カ月か2カ月置きにイモネジの締め付けを確認してください。

●シフトノブの交換時期

・このページをご覧になっている方は、どのタイミングでシフトノブを交換していますか？

　気分を変えるためとか、操作性をよくするためや、見た目をよくするなどの理由で交換していると思います。

　RAZOのシフトノブの取付説明書に書いてありましたが、シフトノブの交換時期があるそうです。

　　一般走行　　→　10,000Km

　　レース走行　→　3レース　

　と意外と寿命が短いです。

　このタイミングで換えている方は、多分いないと思います。

【ステアリングハンドル取付完了】

・シフトノブ、ステアリングハンドルは正規品のmomoとシフトペダルは模造品のmomoですが、momoで統一できました。

　関連：momo COMMAND2

　→　こちら

　関連：momo ペダル NERO [PD-11]風シフトペダル
　→　こちら

・シフトノブの取付完了ですが、このままでは車検クリアできません。

　momoのシフトノブにはシフトパターンプレートが同梱されていません。

　保安基準 第10条でシフトパターンを確認できる所に表示しなければなりません。

道路運送車両の保安基準【2003.9.26】 　国土交通省ホームページより抜粋。

(操縦装置)

第10条

　自動車の運転に際して操作を必要とする次に掲げる装置は、運転者が定位置において容易に識別でき、かつ、操作できるものとして、配置、識別表示等に関し告示で定める基準に適合するものでなければならない。

一 始動装置、加速装置、点火時期調節装置、噴射時期調節装置、クラッチ、変速装置その他の原動機及び動力伝達装置の操作装置

二 制動装置の操作装置

三 前照灯、警音器、方向指示器、窓ふき器、洗浄液噴射装置及びデフロスタ(前面ガラスの水滴等の曇りを除去するための装置をいう。以下同じ。)の操作装置

　国土交通省ホームページ(道路運送車両の保安基準)

　→　こちら

【シフトパターンプレート取付】

・私はモンスタースポーツのシフトパターンプレートが欲しかったのですが、近くのカーショップでは販売されていなかったため、HITMAN シフトパターンプレート 6MT-B [HM64-982]を近くのSABで購入しました。

・取付は両面テープで貼付するだけです。

　取付場所など細かい基準は、下記の関連ページを見てください。

　関連：HITMAN シフトパターンプレート 6MT-B [HM64-982]

　→　こちら

・momo シフトノブ NERO [SK99]を仮に取付してみました。

　シフトノブの高さが純正シフトノブに比べて球体1つ分高くなりました。

　シフトノブを動かす動作が長くなります。

　リバースリフトレバーもシフトノブを握りながらはちょっと難しいです。

　バックの動作が純正品より遅くなります。

　リバースシフトレバーを上げてもシフトノブに干渉しませんでした。

・通常のタイプのシフトノブを取付した場合、操作性や見た目もあまり良くないので、リバースシフト用のシフトノブを取付した方がよいでしょう。

・左の動画はYouTubeで公開しています。

　このページで紹介している内容を簡単にまとめています。

SWIFTsport改造と改良自己満足のホームページ

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