スズキのK6Aエンジンは、Dジェトロ(Dジェトロニック)です。
Dジェトロ(Dジェトロニック)の他は、Lジェトロ、カルマン渦、ホットワイヤーなどに分類されます。
下の表を見れば聞いた事がある方もいると思います。
自動車メーカー |
国内自動車メーカーの Dジェトロの呼び方 |
呼び方 |
正式名称 |
スズキ自動車 |
EPI |
Electronic Petrol Injection |
トヨタ自動車 |
EFI |
Electronic Fuel Injection |
ダイハツ工業 |
ヤマハ発動機 |
日産自動車 |
EGI |
Electronic Gasoline Injection |
マツダ |
富士重工業 |
三菱自動車工業 |
ECI-MULTI |
Electronic Controlled Injection-Multi |
本田技研工業 |
PGM-FI |
ProGraMmed Fuel Injection |
いすゞ自動車 |
ECGI |
Electronically Controlled Gasoline Injection | |
●Dジェトロ(Dジェトロニック)とは
Dジェトロ(Dジェトロニック)の"D" は、圧力センサーをドイツ語で "Drucksensor"と言うそうで、頭文字を取ったそうです。
インテークマニホールド内の吸入空気圧を圧力センサーで計測した信号を基本に、吸気温センサーで吸入空気温度と、スロットルセンサーからのスロットルバルブ開度信号を補足データとして、吸入された空気量を予測して燃料噴射量を決めています。 |
●スズキのElectronicetrol Injection の Petrol とは
イギリスではガソリンの事を Petrol(ぺトロール)と呼びます。 |
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■空燃比計の読み方 |
空燃比計は、排ガス中の酸素濃度を測って空燃比を計測します。
空燃比計は左の図のように、3つに分割します。
LEANLEAN
OPTIMAL
RICH |
空燃比が薄い(ガソリンが薄い)
空燃比が理論空燃比付近(14.7付近)
空燃比が濃いガソリンが濃い) | |
OPTIMALの部分に針があるのが理想です。
※アクセルOFF時はLEANを表示しています。
動作をGIFアニメにしました。 |
今回取付した空燃比計 |
今まで取付していた空燃比計 | |
関連:AutoGauge AIR/FUEL RATIO GAUGE(空燃比[A/F]計)
→ こちら | | |
★必要な部品/材料 |
★必要な工具 |
・配線 → 長さは現車合わせ
・収縮チューブ(小)
・ビニールテープ
・ギボシ端子
・エレクトロタップ
↑新規で電源取る場合
・結束バンド(小)
・細長い棒 → 配線引込時使用
・ハンダ
★クリアレンズに変更する場合
・CDケースの蓋→スリムタイプを使用
↑壊れた追加メーターの無反射ガラスなど
★メーターホルダーを自作する場合(私の場合)
・50mmサドル → 肉厚の物
・タッピングネジ
・ダイソー吸収テープ
・ビニールテープ(黒)→ 幅の広い物
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・ニッパー
・ライター
・六角レンチ
・ハンダゴテ
・サービスマニュアル(電気配線図集
★クリアレンズに変更する場合
・−ドライバー(#2)
・アクリルカッター
・カッターマット
・マジック
・ステンレス定規
★メーターホルダーを自作する場合(私の場合)
・カッター
・+ドライバー(#2)
・電動ドライバー
・鉄鋼用ドリル刃[6mm]
・ペンチ
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★施工 |
■電源配線加工 |
【電源配線加工】※メーターの電源を初めて配線する方
・基本の線の色(SMシリーズ)は、AutoGaugeもRaceTechも同じで、写真のようになっています。
・写真のように各配線の先が短いので、ちょうど良い長さで配線を延長します。
・つなぎ目をハンダ付けして、収縮チューブで絶縁します。
・各配線の先にはギボシ端子(オス)を取付します。 |
■動作確認 |
 【動作確認】
・空燃比[A/F]計[52AAFRSWL270-SM]の本体の通電を確認します。
私の場合は、12VのACアダプターを電源にします。
各電源配線を接続します。
・電源のカプラーとセンサーのカプラーをメーターに接続します。
・オープニングセレモニーとエンディングセレモニーが行われるか確認します。
・動作する事を確認したら次の工程です。
ここで正常に動作しなければ、購入した店に連絡してみてください。
・動作確認が終了したら、各コネクターをメーター本体から取外します。 |
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■クリアレンズ加工 ※スモークレンズを変更されない方は次の項目へ |

注意! メーターを分解すると、メーカー保証を受けられません。 |
・いつものように目盛の読めないスモークレンズをクリアレンズに交換します。
このスモークレンズは以前の物より良くはなりましたが、それでも日中数値が読みにくいです。
近くのカーショップに置いてある物を見てもスモークレンズ使用の物しか在庫していないです。
交換方法は、下記の関連リンクをご覧ください。
関連:タコメーターのスモークレンズを無反射ガラスに交換
→ こちら
関連:RACETECH 60φ電子式水温計取付
→ こちら |
・クリアレンズ交換すると写真のように見やすくなります。
夜が少し眩しくなりますが、私の場合は取外したスモークレンズなどでバックライトの光を減光させています。
・取付作業が終わるまで、クリアレンズのキズ防止するため、スモークレンズに貼ってあった保護フィルムを剥がしてクリアレンズに貼付します。 |
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■取付準備 |
【メーター本体取付場所】
・私の場合は、Aピラーのブーストメーターの右側下に取付しようと思います。
左の写真は施工前の運転席側のAピラーです。 ※写真の状態では車検NGです。
すでに追加メーター(60φ)が4個とSARD P.B.I(パワーバンドインジケーター)が取付されています。
SARD P.B.I(パワーバンドインジケーター)を移設して、AutoGauge 52φAIR/FUEL RATIO GAUGEを取付します。
ドア付いているツイーターが当たるので、少し移動します。
5連追加メーター + SARD P.B.I(パワーバンドインジケーター)にします。
【SARD P.B.I(パワーバンドインジケーター)移設】※私だけ(取付車)
・私の車のAピラーに、SARD P.B.I(パワーバンドインジケーター)を取付しています。
SARD P.B.I(パワーバンドインジケーター)ブーストメーターの左下に移設します。
関連:SARD P.B.I(パワーバンドインジケーター)取付
→ こちら |
【運転席側ツイーター移設】※私だけ(取付車)
・私の車のドアミラーの車内側にツイーターを取付しています。
空燃比計の取付位置とツイーターが当たるので、少しガラス窓側に移動します。 → 初めに取付時の穴が隠れるぐらい。
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■メーターホルダー取付 |
【付属メーターホルダー】※付属のメーターホルダーで空燃比計を固定する場合
・土台部分とホルダー部分を組み立てます。
・空燃比計のホルダーが当たる部分に、付属の厚さ調整テープを貼ります。
・付属の両面テープを使って、メーターホルダーを固定します。

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【自作メーターホルダー】※私の場合
私の場合は、取付場所が特殊なので作成しました。
・排水配管を固定する50mmサドルを加工してメーターホルダーを作成します。
・幅広のビニールテープを貼って見た目を良くします。
・メーターが当たる部分(内側)に吸収テープか薄いスポンジテープを貼ります。
・メーターを固定しやすいように、ペンチなどで形を整えます。
・空燃比計を取付位置に合わせて、タッピングネジで固定します。
 
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■O2センサー配線加工と配線引き回し |
【O2センサー配線加工】
左側の写真は、O2センサー配線加工前です。
配線が見える部分だけ黒い収縮チューブを被せて、ライターで収縮させます。
 
【O2センサー配線引き回し】
・空燃比計取付位置に赤いカプラーを置いて、助手席の足を置く床付近まで配線を引き込みます。
配線が足りなかった場合は延長してください。
・配線を結束バンドで固定して、運転の支障にならないようにしてください。
・配線の先はギボシ端子(オス)を取付します。 |
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■電源配線引込/分岐 |
【車両側電源配線分岐】※メーターの電源を初めて配線する方
・車両側の各電源配線(常時電源、IG(ACC)、イルミ、アース)から配線をエレクトロタップで分岐します。
・分岐した各電源配線(常時電源、IG(ACC)、イルミ、アース)の先にギボシ端子(メス)を取付します。
【電源配線接続】※まだ空燃比計に電源を接続しないでください。
・延長加工した電源配線と車両側から分岐した電源配線を接続します。
注意! ここで各電気配線を間違えないよう接続してください。 |
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【電源リンク用配線】※AutoGaugeかRaceTechの追加メーターが取付している場合
・先に取付されているAutoGaugeかRaceTechの追加メーターの電源に、電源リンク用配線を接続します。
・空燃比計まで電源リンク用配線を引き込みます。
※まだ空燃比計に電源を接続しないでください。
注意!
SMシリーズとPKシリーズの配線が違うので注意してください。
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・左の図のように、ブースト計(PK)に空燃比計(SM)の電源リンク用配線を接続する場合、PKシリーズの白配線とオレンジ配線がイルミネーションが絡んだ配線の為、誤動作する場合もありますので、接続先を確認してください。 | | |
【O2センサー配線引込】
注意! 他のハーネスを傷つけないように注意してください。 |
・写真の赤丸の所から、O2センサー信号線を車内に引き込みします。
・車内側に引き込んだ配線の先に、ギボシ端子(メス)を取付します。 |
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■ECU結線 |
注意!
・ECUを触る前に必ず体に帯電している静電気を放電してください。
・Keiworks ABA-HN22S[10型]MT T/C 2WDの日立製ECUの説明です。
型違い/AT車はディーラー等で確認してください。 |
【ECUの位置】
・KeiworksのECU位置は、左側の写真の赤四角の位置です。
注意書きにも書きましたが、ECUに貼っているシールに書かれている内容(FF-2WDとか)を必ず確認してください。 |
【ECUカバー取外】
・ECUの左側に付いているカバー上に持ち上げるようにして取外します。

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【ECUのハーネス接続】
・ECUの右側の34Pカプラーを外します。
・Keiworks ABA-HN22S[10型]MT T/C 2WD 日立製ECUのO2センサー信号配線の位置は下の図の位置です。
関連:ABA-HN22S(10型 MT)のECU配線
→ こちら

・ECUのO2信号線(s赤)を分岐します。
エレクトロタップでもいいのですが、しっかり分岐するためハンダ付けした方がいいでしょう。
ハンダ付けする場合は、収縮チューブで絶縁して配線が外れないように、結束バンドで固定します。
・ECUの右側の34Pカプラーを取付します。
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【ECUカバー取付】
・ECUカバーを上から被せるようにECUに取付けます。

【O2センサー配線接続】
・助手席の足元に置いたO2センサー配線とエンジンルームから引き込んだ配線を接続します。
・配線をフロアカーペットに隠します。 |
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■空燃比計に電源カプラー/O2センサーカプラー取付/空燃比計本体取付 |
 【カプラー接続】
・メーターホルダーに各カプラー配線を通します。
【空燃比計にカプラー接続】
・空燃比計の端子部分に奥まで差し込みます。
※電源の端子は、左右どちらに差してもOKです。 |
・カプラーが奥まで入っているか確認します。
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【メーター固定】
・空燃比計をメーターホルダーに固定します。
【完了】
・取付完了です。 |
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■ECU学習 |
【ECU学習】
※バッテリー、ECUカプラーを外した場合は必ずこの作業します。
バッテリーを外す作業をすると忘れがちですが、とても重要な作業です。
・イグニッションキーを「ON」にして、10秒ぐらいしたらエンジン始動します。
・10分間アイドリングします。
この時、エンジンに負荷がかからないようにしてください。 → エアコンは必ずOFFです。
・10分後にエンジンを停止して、一呼吸してからエンジンを再始動します。
・10Km〜50Km走行するとECUの学習完了です。
Web検索していると、30mごとにECUが学習しているようです。
ECU学習中はなるべくエアコンなどをOFFにして走行してください。 |
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■動作確認 |
●動画について
・上の動画は、YouTubeにアップした動画です。
閲覧する機種によっては、動画を見る事ができません。
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【動作確認】
・エンジン始動させると、オープニングセレモニーが始まります。
・エンジン始動直後は「LEAN」でワーニングランプが点いていますが、走行し始めると「OPTIMAL」付近をまで動いていれば正常動作しています。
・エンジン停止すると、エンディングセレモニー後、追加メーターの電源が切れます。
左の動画は、5個の追加メーターのエンディングセレモニーです。
上から ※2013.02.02.の配置です。
関連:RaceTech 60φ電子式水温計 [60RTWTSWL270-SM]
→ こちら |
関連:AutoGauge 60φ電子式油温計 [60AWTBLWH270-SM]
→ こちら |
関連:RaceTech 60φ電子式油圧計 [60RTOPSWL270-SM]
→ こちら |
関連:AutoGauge 60φ電気式ブースト計 [AGBOSMSWL270-60PK]
→ こちら |
AutoGauge 52φ空燃比計 [52AAFRSWL270-SM]
今回取付 |
関連:SARD P.B.I(パワーバンドインジケーター)
→ こちら |
他のAutoGaugeやRaceTechの追加メーターがある場合は、正常に動作するか確認してください。 | |
【完成】
・完成しました。
5連追加メーター+1です。
5個同時のオープニングセレモニーとエンディングセレモニーはインパクトあります。 ※下の写真の状態で車検業者によってはNGです。
   
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■機器再設定 |
【機器再設定】
・常時電源で設定を保存している機器(オーディオ、時計など)を再設定します。
関連:KENWOOD CDレシーバー(E323)[99000-79S83]取付
→ こちら |
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★施工後 |
4連追加メーター+1 |
5連追加メーター+1 |

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・取付は約1時間で終わりました。
一度取付しているので配線自体は時間がかかりませんでしたが、メーター本体の取付位置を決めるのに時間がかかってしまいました。
・モーター動作音が五月蝿いです。
新しいAutoGaugeに使用されているモーターが日本製の物に変更されましたが、モーター作動音が静かになったのでしょうか?
・左の写真は、4連追加メーター+1と5連追加メーター+1の比較です。
以前、5連追加メーターにした時よりもスッキリしています。
関連:5連Aピラーメーターホルダー
→ こちら |
 追記:2014.06.23. Aピラー6連追加メーター+3
付け過ぎです。
関連:AutoGauge 52φ 電圧計[52AVOSWL270-SM]
→ こちら |
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