Keiworksのブレーキキャリパー塗装です。 この作業ができればブレーキパッドの交換もできます。 | |||||||||||||
★必要な部品/材料 | ★必要な工具 | ||||||||||||
・SOFT99 ボデーペン [T-184] (トヨタ用 スーパーレッド5 [3PO]) この色はトヨタで1999年から使用している色です。 【代表的な車種】 MR-S、ビィッツ、ファンカーゴ、アルテッツァ、 ソアラ、ラクティス、イスト、WISH、ポルテ など ・SOFT99 ボデーペン (クリア)→ ツヤ出しで使用します。 (使用しなくてもいいです。私は今回は使用しません。) ・SOFT99 ボデーペン (ホワイト)→ 明るい色の下塗り塗料として使います。 必要な人だけ(私は今回は使用しません。) ・うすめ液(シンナー) ・マスキングテープ ・養生テープ ・古新聞紙 → 2〜3日分を用意します。 ・ウエス → ティッシュペーパーかトイレットペーパーでも可。 ・ブレーキクリーナー ・ブレーキ用グリース → 一応用意してください。 |
・2トンジャッキ ・リッジトラック(うま) → 最低2個。できれば4個あった方がいいです。 ・クロスレンチ → 車備え付けのレンチでも可。 ・軍手 ・歯ブラシ → 使用済みの物 ・筆 ・メガネレンチ[14mm] → ボックスレンチでも可。 ・ペンチ → 針金使用時に切断するため使用します。 ・針金 → 針金ハンガーか紐でも可。 ・スポイト | ||||||||||||
【ピストンを戻す時に使用する専門工具】 <フロント用> ・ASTRO PRODUCTS ディスクブレーキパッドスプレーダー 関連:ASTRO PRODUCTS ディスクブレーキパッドスプレーダー →こちら | |||||||||||||
<リア用> ・ASTRO PRODUCTS ブレーキピストンキューブ 関連:リアブレーキパッド交換 → こちら | |||||||||||||
【ピストン専門工具が無い場合に使用する代用工具】 <フロント用> ・シャコ万力(Cクランプ)[75mm] → 100円ショップの物でも可 ・鉄板(小)→ 強度のあるもの。(歪まないもの) ↑交換前のブレーキパッドを代用できます。 <リア用> ・ロングノーズプライヤー | |||||||||||||
★施工 | |||||||||||||
施工時の注意点 ・ブレーキを弄るには資格を持っているプロに任せなければなりません。 特にこの作業をする時は自己責任でお願い致します。 ・キャリパーからブレーキパッドを外し、ピストンを戻した場合はすぐにブレーキが効きません。 数回ブレーキを踏んで当たりが出てから車を動かすようにしてください。 ・施工は平らな場所で、できるだけ広い所(車の周りを自由に動き回れる所)で作業してください。 | |||||||||||||
★フロント側 | |||||||||||||
■フロントブレーキの構造 | |||||||||||||
・左の図はKeiworks(10型)のフロントブレーキ(助手席側)の構造図です。 この図を頭に入れて作業した方がいいと思います。 | |||||||||||||
■フロントブレーキキャリパー洗浄 | |||||||||||||
【ジャッキアップ】 ・ジャッキアップしてリッジトラック(うま)に載せてから、フロントタイヤ(ホイール)を外します。 | |||||||||||||
【ブレーキキャリパー洗浄】 ・ブレーキクリーナーとブラシで、ブレーキキャリパー周りを洗浄します。
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■フロントブレーキキャリパーとブレーキパッド分解 | |||||||||||||
【ブレーキキャリパー固定ボルト取外】 ・ブレーキキャリパーを固定している2つのボルトがあります。 左の写真の黄丸のボルトはただ緩めるだけで、赤丸のボルトを完全に外します。 フロントブレーキキャリパーはTOKICO製です。 | |||||||||||||
【ブレーキキャリパー固定】 ・ブレーキキャリパー下側を持ち上げると、ブレーキパッドが見えてきます。 ・ブレーキキャリパーを針金で引っ掛けて、ブレーキキャリパーが落ちてくるのを防止します。
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■フロント ブレーキキャリパー塗装 | |||||||||||||
【マスキング】 ・ディスクとキャリパーの塗装しない部分をマスキングします。 ・ブレーキキャリパーをゆっくりおろします。 ・ブレーキキャリパーの塗装しない部分をマスキングします。 ・タイヤハウス内とフェンダーなどを古新聞紙でマスキングします。 【下地処理(塗装)】※ホワイト(下地処理用)を使用する人はここで塗装します。 ・下塗りした場合は、完全に乾いてから他の色を塗装してください。 私の場合は、まだ納車してから日が経っていないので、下塗りなしで塗ります。 | |||||||||||||
【ブレーキキャリパー塗装】 ・塗装します。 一気に塗らず遠くから薄く塗り、一定の間隔でスプレーで塗装します。 塗装が乾いたら重ね塗り(2〜3回)します。 液ダレ注意! 左の写真は、1回目の塗装終了後です。 まだ塗装ムラがあります。 | |||||||||||||
・2回目の塗装終了後です。 塗装ムラがなくなりました。 液ダレも無く綺麗に塗装できました。 | |||||||||||||
【マスキング撤去】 ・塗装が乾く前に、マスキングをゆっくり剥がします。 一気に剥がすと塗装も一緒に剥がれる場合があるので、慎重に作業してください。 ・塗装が付いていない所は、筆で補修します。 ・塗装がはみ出したりした部分は、薄め液(シンナー)で落とします。 【仕上げ塗装(クリア)】※クリアを塗装する人は、マスキングを剥がす前に塗装します。 ・塗っても塗らなくてもいいですが、塗るとツヤが出ます。 塗装が乾いてから再度マスキングをしてからクリアを噴きます。 クリアを噴いたら生乾きになる前にマスキングをゆっくり剥がします。 | |||||||||||||
■フロント ブレーキパッド取付 | |||||||||||||
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【確認】 ・ブレーキキャリパーを取付後、ボルトの閉め忘れなどない事を再確認します。 これでフロントブレーキキャリパーの塗装は終わりです。 片方も同じように塗装します。 | |||||||||||||
【タイヤ(ホイール)取付】 ・フロントタイヤを袋ナットで締付けます。
【ジャッキダウン】 ・車を移動する場合は、リッジトラック(うま)から降ろします。
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★リア側 | |||||||||||||
・リアブレーキキャリパーを塗装する方法は、「リアブレーキキャリパーを取外方法」と「取外さずに塗装する方法」があります。 作業しやすい方で施工してください。 | |||||||||||||
●リアブレーキキャリパーを取外して塗装する方法 | |||||||||||||
・基本はフロントブレーキキャリパーと同じやり方で塗装作業します。 ピストンの戻し方はフロントと違い、リア側はピストンを回して戻します。 リアブレーキキャリパーの分解と組立方法は、下記の関連リンクを見てください。 関連:リアブレーキパッド交換 → こちら | |||||||||||||
・左の図はKeiworks(10型)のリアブレーキ(助手席側)の構造図です。 この図を頭に入れて作業した方がいいと思います。 関連:DIXCEL リアブレーキディスクローター PDタイプ [3754008] → こちら | |||||||||||||
●リアブレーキキャリパーを取外さないで塗装する方法 | |||||||||||||
・今回は、ブレーキキャリパーを固定しているボルトを外さないで、マスキングで塗装します。 ※施工当時 過去にサイドブレーキの効きでディーラーにクレームを出した事があるので外しません。 詳しくは下の関連リンクをご覧ください。 関連:クレーム → こちら | |||||||||||||
■リアブレーキキャリパー洗浄 | |||||||||||||
【ジャッキアップ】 ・ジャッキアップしてから、リアタイヤ(ホイール)を外します。 広いスペースで作業している場合は、フロント側の作業で塗装を乾かしている間に作業します。 | |||||||||||||
【ブレーキキャリパー洗浄】 ・ブレーキクリーナーとブラシで、ブレーキキャリパー周りを洗浄します。
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リアブレーキキャリパーは、NISSIN製です。 前後メーカーが違います。 | |||||||||||||
■リア ブレーキキャリパー塗装 | |||||||||||||
【マスキング】 ・ブレーキキャリパーの塗装しない部分、ブレーキローター、タイヤハウス内、リアフェンダーをマスキングします。 | |||||||||||||
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■完成 | |||||||||||||
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★施工後 | |||||||||||||
・耐熱用の塗料は高いです。 他のホームページを見て、ラッカーで塗装している人が多いので、ラッカー塗料で塗装しました。 ・施工後、見た目がよくなりました。 塗る色はいくつかあったのですが、一般的な色で赤にしました。 軽自動車でリアディスクブレーキを付けた車なので、アピール度は高いです。(過去、SUBARU PLEO RSも付いていました。) ・塗装日は天気が良く、気温も30℃あったので塗装の乾きが早く施工時間も短くできて良かったです。 ・リアブレーキキャリパーは、今回外さずにマスキングのみでやりました。 塗料がはみ出たりしませんでした。 意外と綺麗に仕上がりました。 → 仕事の技術が活かされました。 ・ここに載せた写真のキャリパーの色が朱色に見えますが、真っ赤です。最近のトヨタ車の赤色です。 ・メンテナンスですが、タイヤの交換時期を見て塗装が剥がれている所を、「スーパーレッド5」の筆塗り用で補修します。 | |||||||||||||
【ブレーキ関連リンク】 | |||||||||||||
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