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 フロントブレーキパッド交換

2010.06.26.施工/公開日

車検クリアできます。

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 ek WAGONのフロントブレーキパッド交換です。

 交換時期が来たので交換します。


 ★今回取付する商品の紹介

・三菱純正部品 フロントブレーキパット [MN113093]

 定価:\7,035(税込[5%])※購入時の価格と消費税率です。

三菱純正部品 フロントブレーキパット [MN113093] ラベル三菱純正部品 フロントブレーキパット [MN113093]

三菱純正部品 フロントブレーキパット [MN113093] 曙ブレーキのOEM品です。  フロントブレーキパッドの三菱純正部品は「曙ブレーキ」のOEMです。

三菱純正部品 フロントブレーキパット [MN113093]

 ★必要な部品/材料 ★必要な工具

・ブレーキシムグリース

・ブレーキクリーナー

・ブレーキフルード

・ウエス

・軍手 → 作業用のビニール手袋でも可

・針金


・メガネレンチ[14mm]

・クロスレンチ

・ディスクブレーキパッドスプレーダー

 無ければ Cクランプ[75mm]

・紙ヤスリ[100]

・金属用の板ヤスリ

・リッジトラック(うま) x 2

・2トンジャッキ

・タイヤ止め

・スポイト

・容器 → 抜いたブレーキ液を入れる物


 ★施工

  施工時の注意点

 ・ブレーキは重要保安部品なので、整備資格を持った方が整備できる部分です。
  整備資格を持たずに施工する場合は、自己責任でお願いします。
 ・作業は必ず平らな所で作業してください。
 ・雨天など天候が悪い時は、作業をしないでください。
  ブレーキフルードに水分が混ざると、白く変色して使用できなくなります。
 ・ブレーキパッドには直接手で触れないでください。
  金属が入っている物も中にあるので、怪我をしてしまう場合があります。
 ・ジャッキアップ/ダウンは慎重に作業してください。
 ・ブレーキパッド交換直後にブレーキに当たりをつけない状態で走行した場合は、ブレーキが効かない状態です。
  車を移動させる時は必ず、ブレーキに当たりをつけてください。

 ■ジャッキアップ 〜 タイヤはずし

【車固定】

・フットブレーキをかけてギアをP(パーキング)レンジにします。

・後タイヤにタイヤ止めをします。


【ボンネットレバー】

・ボンネットを開けられるようにレバーを引いておきます。


【ジャッキアップ準備】

・2トンジャッキをフロント側のジャッキアップポイントにセットして、2回レバーを動かし少しフロントを上げます。

・両方のフロントタイヤのホイールキャップを外します。

・ホイール固定ナットを少し緩めます。


【ジャッキアップ】

・2トンジャッキでフロント側を、リッジトラックが入れられる高さまで持ち上げます。

・リッジトラックを車体フレームにかかるようにセットします。

・ゆっくりフロント側を降ろして、リッジトラックに載る直前で一旦止めて、リッジトラックに車体フレームが載るように調整します。

・リッジトラックに車体フレームが載りました。

 車両を軽く揺すってみて異常なければ次の作業に移ります。→ 必ず確認してください。

 

【タイヤ(ホイール)取外】

・フロントタイヤを外して車両の下に置きます。

  注意! リッジトラックが倒れた時に車両の最小限のダメージと身体を守る為です。必ずやるようにしましょう。


【ボンネット】

・ボンネットを開けます。


 ■ブレーキパッド取外

【交換前】

・交換前のブレーキパッド

交換前のブレーキパッド 交換前のブレーキパッド 交換前のブレーキパッド


足回りのスプリングに針金を巻き付けておきます。【ブレーキキャリパー分解】

・ブレーキキャリパーは2本のボルトで固定されています。

 メガネレンチでブレーキキャリパーの裏側の上のボルトを緩めるだけで、下のボルトは抜き取ります。

・足回りのスプリングに針金を巻き付けておきます。

・ブレーキキャリパーをガルウイングのドアを開けるように上に持ち上げます。

  注意!

    落下注意!手をはさまないよう注意してください。

    ブレーキホースに負荷がかからないように注意してください。

・ブレーキキャリパーのボルトの穴に針金を通して巻き付けます。

 これでブレーキキャリパーが固定されました。


奥のブレーキパッドを外します。ブレーキパッドを奥の方に上下交互に押して外します。【ブレーキパッド取外】

・奥のブレーキパッドを外します。

 ブレーキパッドを奥の方に上下交互に押して外します。


・手前側ブレーキパッドを外します。

 窪み2ヶ所とバネで固定されています。

 ブレーキパッド少し浮かせながら、ブレーキキャリパー下に抜き取ってください。

手前側ブレーキパッドを外します。窪み2ヶ所とバネで固定されています。ブレーキパッド少し浮かせながら、ブレーキキャリパー下に抜き取ってください。 手前側ブレーキパッドを外します。窪み2ヶ所とバネで固定されています。ブレーキパッド少し浮かせながら、ブレーキキャリパー下に抜き取ってください。手前側ブレーキパッドを外します。窪み2ヶ所とバネで固定されています。ブレーキパッド少し浮かせながら、ブレーキキャリパー下に抜き取ってください。


取外したブレーキパッドと新品のブレーキパッドの比較です。・取外したブレーキパッドの厚みを測ると、両方とも3.9mmでした。
取外したブレーキパッドと新品のブレーキパッドの比較です。・取外したブレーキパッドと新品のブレーキパッドの比較です。
 かなり減っていました。


【シム取外】

・ブレーキパッドに付いているシムを外して、シムに付いている古いグリースをブレーキクリーナーで洗浄します。→ シムは再利用します。


【錆取り/清掃】

・ディスクの上部が錆びの固まりがすごかったので板ヤスリで綺麗に落としました。

・ディスクの周りをブレーキクリーナーで綺麗にします。

 ブレーキキャリパーのピストンの周りにあるシール(黒いゴム)には吹きかけないようにしてください。


ブレーキキャリパーのピストンを押し戻します。【ピストン戻し】

・ブレーキ液のリザーブタンクの蓋を開けます。→ ゴミが入らないよう注意してください。

・ブレーキキャリパーのピストンを押し戻します。

 ディスクブレーキパッドスプレーダーがあれば簡単なんですが、無ければピストンに古いブレーキパッドを当てて、Cクランプ[75mm]でもピストンを元に戻せます。

 ピストンを押した時、ブレーキフルードリザーブタンクからブレーキフルードが溢れ出てこぼさないように注意してください。

 こぼれそうな場合は、スポイトなどで吸い取り別の容器に移します。


ASTRO PRODUCTS ディスクブレーキパッドスプレーダー 関連:ASTRO PRODUCTS ディスクブレーキパッドスプレーダー

 → こちら

 
 ■ブレーキパッド取付

金属板(ブレーキ鳴き防止)にグリスを薄く塗ります。【取付準備】

・紙ヤスリでブレーキパッドの面取りとバリ取りをしてブレーキクリーナーで洗浄します。


【ブレーキグリース】

・ディスクパッドの取付面側のシムにグリースを薄く塗ります。


【シム取付】

・ブレーキパッドにシムを貼付します。

奥のブレーキパッドを上下の溝に合わせて取付します。【ブレーキパッド取付】

・左の写真のように、奥のブレーキパッドを上下の溝に合わせて取付します。

手前側のブレーキパッドを取付します。・手前側のブレーキパッドを取付します。

グリスを塗った所以外をブレーキクリーナーで綺麗にします。

・グリースを塗った所以外をブレーキクリーナーで綺麗にします。

ゆっくりブレーキキャリパーをディスクに被せます。【ブレーキキャリパー取付】

・スライドピンが固着していないか確認します。

 左右上下に動かして、スムーズに動けば、ゆっくりブレーキキャリパーをディスクに被せます。

 スライドピンの動きが悪い場合は、グリースをつけます。

・ボルトを差込、ブレーキキャリパーを固定しているボルトをメガネレンチで締め付けます。

最後にブレーキキャリパー上部の穴からブレーキパッドの除隊を確認します。

・ブレーキキャリパー上部の穴からブレーキパッドの状態を確認します。

・ディスクを押して回して異音がしなければ交換完了です。


【助手席側交換】

・もう片方も続けて同じように作業します。


【ブレーキ機能仮復帰】

・ブレーキフルードリザーブタンクのMAXの線までブレーキフルードが入っている事を確認します。

・ブレーキペダルを数回押して、ピストンを押し出させて当たりをつけます。

  注意! この状態ではブレーキが効かないので、ブレーキペダルを当たりが出てくるまで踏み続けます。

・ブレーキフルードリザーブタンクのブレーキフルードの量を再度確認して、MAXの線より少ない場合は、補充してください。

・ブレーキフルードリザーブタンクのキャップを閉めます。

・もう一度ブレーキフルードのリザーブタンクやブレーキキャリパー周辺にブレーキフルードの漏れやネジの締め忘れがないか確認します。


【ボンネット】

・ボンネットを閉めます。


【タイヤ(ホイール)取付/ジャッキダウン】

・左右タイヤを取付してナットで締めます。

・2トンジャッキでフロント側を持ち上げてリッジトラックを外します。

・ゆっくりフロント側を下ろします。

・左右タイヤのナットを締め付けます。

・後ろタイヤに付けていたタイヤ止めを外します。


【ブレーキ機能復帰】

・ブレーキを踏んだままエンジン始動させると、ブレーキペダルが軽く沈みます。

・ブレーキの当たりが出るまで、数回ブレーキペダルを踏みます。

・フットブレーキを解除します。

・ブレーキペダルを踏んだまま、ギアをP(パーキング)レンジからD(ドライブ)レンジへ切り替えます。

・ブレーキペダルから足を外し、車が動いたらブレーキペダルを踏みます。これを2〜3回やります。

・上の工程で異常がなければ、時速30Km/h以下で運転してブレーキペダルを強弱つけてブレーキをかけて様子をみます。

・すべて異常なければこれで終了です。


 ■ブレーキパッドとローターのアタリの付け方について

 一般道で300〜1,000Kmほどアタリ付けが必要です。

 アタリ付けをしている間、急制動、急ハンドルなど急の付く運転は避けて下さい。

 また無理矢理、温度を上げるような走行はしないでください。 → ローターを歪める原因となります。

 新品パッドを装着した場合は、直前に使用していたパッドの成分がローター表面に付着しています。

 この古いパッドの成分を一度落とす必要がありますので、ローター研磨を行わない場合は、パッドのアタリが付くまで時間がかかる事があります。


 ★施工後

・普段この車を運転している妻が「ブレーキをかけると前からキーキー音がする」と言ってきたので、この作業する2週間前にブレーキパッドを取り出して確認して減り具合とブレーキキャリパーとディスクの状態を確認しました。

 この時ブレーキパッドの交換時期がが来ている事を確認しました。

・今回純正品を使用しましたが、社外の製品でSABで\6.300で売っていました。※ページ作成時の販売価格です。


【ブレーキ関連リンク】※当ホームページの関連リンクです。

●フロントブレーキ

 関連:フロントブレーキパッド交換

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。

 関連:WedsSport REVSPEC PRIMES[PR-Z123]

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。

HITACHIフロントディスクブレーキパッド [HD001] 関連:HITACHIフロントディスクブレーキパッド [HD001]

 → こちら ※mira e:s[LA300S]のページです。

 関連:FCマテリアル フロントブレーキパッド [MN-506M]

 → こちら ※WAGON R[MH55S]のページです。

ASTRO PRODUCTS ディスクブレーキパッドスプレーダー 関連:ASTRO PRODUCTS ディスクブレーキパッドスプレーダー

 → こちら


●リアブレーキ

リアブレーキパッド交換 関連:リアブレーキパッド交換

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。

 ブレーキピストンキューブの使い方を紹介しています。


DIXCEL リアブレーキディスクローター PDタイプ [3754008] 関連:DIXCEL リアブレーキディスクローター PDタイプ [3754008]

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。


●パーキング(サイド)ブレーキ

 関連:サイドブレーキ調整方法

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。

 関連:パーキングケーブルバンド交換

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。

 関連:Mstyle 汎用サイドブレーキカバー[MS0502] 取付

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 関連:自作サイドブレーキブーツ

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 関連:CUSCO スピンターンノブ シルバー[220-014-AA]

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●ブレーキフルード

ブレーキフルード交換 関連:ブレーキフルード交換

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ZC33S ブレーキフルード交換方法 関連:ZC33S ブレーキフルード交換方法

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ブレーキフルード交換 関連:mira e:s ブレーキフルード交換

 → こちら ※mira e:s[LA300S]のページです。


●キャリパー塗装

 関連:ブレーキキャリパー塗装

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 関連:ブレーキキャリパー塗装

 → こちら ※SWIFTsport[ZC33S]のページです。


●マスターシリンダー

 関連:自作マスターシリンダーストッパー取付

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 関連:ブレーキマスターシリンダーストッパー

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 関連:RRPブレーキタンクアルミカバー(レッド)[B33-207R]

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