■取付準備 |
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【静電気放電】
・必ず部品を触る前や施工前に、体の静電気を車体以外の金属に触れて放電してください。
【ジャッキアップ】
・リアタイヤにタイヤ止めをセットします。
・サイドブレーキをしっかりと引いてください。
・車体前側をリフトアップします。
リジットラック(2本)またはコンクリートブロック(2個)で車体を固定します。
※私は自走してコンクリートブロックの中央に前輪を載せます。
・車体を揺らしてフロント部分がしっかり固定されていることを確認します。 |
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【エンジンアンダカバーリッド取外】
・エンジンアンダカバーリッドを固定している5本のネジ(写真赤丸)を取外します。
・エンジンアンダカバーリッドを写真青丸の部分を軸にして180度回転させます。
また、青丸の軸はエンジンアンダーカバーの内側にある丸い黒いプラスチックを外すと、エンジンアンダカバーリッドが外れます。 |
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・写真はエンジンアンダカバーリッドを180度回転した状態です。 |
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【ボンネット】
・ボンネットを開きます。
関連:XIANGSHANG ボンネットダンパー
→ こちら |
【エンジンカバー取外】
・エンジンカバーを真上に持ち上げて取外します。
【エンジンオイルフィラーキャップ取外】
・エンジンオイルフィラーキャップを反時計回しに動かなくなるまで回します。
・エンジンオイルフィラーキャップを真上に上げると、エンジンオイルフィラーキャップが外れます。
関連:MONSTER SPORT レーシングオイルフィラーキャップ
→ こちら |
関連:オイルレベルゲージスプリング
→ こちら |
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【エンジンオイルエレメント取外】
・エンジンアンダカバーリッドのあった部分を覗き込むとエンジンオイルエレメントがあります。
関連:PIAA TWIN POWER FILTER [Z11]
→ こちら |
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・オイル受けをエンジンオイルエレメントの下に置きます。
・ラチェットハンドルにエクステンションバーとオイルエレメントフィルターレンチを取付て、エンジンオイルエレメントのネジを緩ませます。
エンジンオイルエレメントのネジが緩んだら、オイルエレメントフィルターレンチを取外します。 |
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・エンジンオイルエレメントを取外します。
この時に大量のエンジンオイルが流れ出るので注意してください。
しっかりとエンジンオイルをオイル受けに受け取ってください。
パーツクリーナーを吹きかけると、エンジンオイルの切れが早くなります。
・エンジンオイルが抜けきるまで待ちます。 |
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・エンジンオイルが抜けたら、パーツクリーナーを吹き付けて、ウエスで綺麗に汚れを拭き取ります。
※写真はエンジンアンダカバーを取外した状態で撮影しています。 |
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■油圧センサー取付 |
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【油圧計にシールテープ巻付】
・油圧センサーのネジ山に、シールテープか液体パッキンを付けます。
シールテープの場合は、油圧センサーの先端側のネジ山からナットの方に向かって巻きます。
シールテープの持ち方に注意します。
シールテープは多少引っ張りぎみで、左の図の矢印の方向に巻きます。
油圧センサーのネジ山は1/8NPTです。
すり鉢状(テンパー)になっているネジなので、4回巻くだけで十分です。
関連:AutoGauge純正油圧計センサー [SM-VDO](360/430/458/SM/PK/RSM用)
→ こちら ※センサーに「JPN]と刻印があります。
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【NPT変換継手取付】
・AutoGauge油圧計に付属されているNPT変換継手か、新しく購入したNPT変換継手を油圧センサーに取付けます。
必ず初めは手でネジを閉めてからNPT変換継手を締付けます。
液体パッキンを使用した場合、はみ出た液体パッキンをティッシュペーパーで拭き取ります。
これで配管規格が日本の「PT」になりました。 |
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【NPT変換継手にシールテープ巻付】
・NPT変換継手のネジ山に、シールテープか液体パッキンを付けます。
シールテープの場合は、NPT変換継手の先端側のネジ山からナットの方に向かって巻きます。
シールテープの持ち方に注意します。
シールテープは多少引っ張りぎみで、左の写真の矢印の方向に巻きます。
油圧センサーのネジ山は1/8NPTです。
すり鉢状(テンパー)になっているネジなので、4回巻くだけで十分です。 |
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【油圧センサーをオイルセンサーアタッチメントに取付】
・油圧センサーをオイルセンサーアタッチメントに取付けます。
手で回して油圧センサーを締めた後、NPT変換継手の所にスパナー[14mm]またはモンキーレンチ[300mm]で締め付けます。 |
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■油温センサー取付 |
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【油温センサー取付】
・AUTOGAUGEの油温センサーは2種類あります。
旧タイプ(スイス製ステッピングモーター)は、油温センサーに「APD」と刻印されています。
新タイプ(日本製ステッピングモーター)は、油温センサーに「JPN」と刻印されています。
確認方法は、下記の関連リンクで紹介しています。
関連:AutoGauge純正油温計&水温計用センサー[APD]
→ こちら ※Keiworksのページ |
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【油温センサーにシールテープ巻付】
・油温センサーのネジ山に、シールテープか液体パッキンを付けます。
シールテープの場合は、油温センサーの先端側のネジ山からナットの方に時計回りで巻きます。
シールテープは多少引っ張りぎみに4回巻くだけで十分です。 |
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【油温センサーをオイルセンサーアタッチメントに取付】
・AutoGauge(RACETECH)の油温(水温)センサーのネジ山は1/8PTなのでそのまま取付する事ができます。
オイルセンサーアタッチメントに手で回して油温センサーを締めた後、メガネレンチ[12mm]で締め付けます。 |
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■沈みプラグ(イモネジ)取付 |
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【沈みプラグ(イモネジ)取付】
・センサーを取付しない所の穴を沈みプラグ(イモネジ)で穴を塞ぎます。
沈みプラグ(イモネジ)をオイルセンサーアタッチメントに手で回して、六角レンチ[5mm]で締め付けます。
取付説明書にはシールテープ巻き付けと書いてありますが、よく見るとシールテープが巻き付けされています。
左の写真を見て頂ければ、シールテープが少しはみ出ているのが見えています。 |
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■オイルセンサーアタッチメント取付 |
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【Oリングにオイル】
・Oリングをオイルセンサーアタッチメントから取外します。
取外時、Oリングを傷つけないよう注意してください。
・Oリングにエンジンオイルを付けます。
・Oリングをオイルセンサーアタッチメントに取付します。 |
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【油温センサー配線接続】
・油温センサーから出ている配線と車内からエンジンルームに引込んだ配線を接続します。
関連:AutoGauge純正油温計&水温計用センサー[APD]
→ こちら ※Keiworksのページ |
関連:AutoGauge 60φ油温計(360シリーズ)[360OT]
→ こちら |
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【油圧センサー配線接続】
・油圧センサーから出ている配線と車内からエンジンルームに引込んだ配線を接続します。
関連:AutoGauge純正油圧計センサー [SM-VDO](360/430/458/SM/PK/RSM用)
→ こちら ※センサーに「JPN]と刻印があります。 |
社外品です。こちらの商品は下記の関連リンクで紹介しています。
関連:社外品AutoGauge油圧計交換センサーと中間ニップルソケット(1/8 R x 1/8 NPT)
→ こちら |
関連:AutoGauge 60φ電子式油圧計 360シリーズ [360OP]
→ こちら |
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【オイルセンサーアタッチメントの向き】※写真はエンジンアンダカバーを取外した状態で撮影しています。
・オイルセンサーアタッチメントをエンジンに取付する時は、下記の点に注意してください。
*油圧センサーが接触しない位置にする。
*油圧センサーのNPT変換継手がネジ山で折れた場合は、エンジンオイルが噴き出るので、マフラーのある向きには取付しないでください。
左の写真の範囲であれば取付可能です。 |
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【オイルセンサーアタッチメント取付】※写真はエンジンアンダカバーを取外した状態で撮影しています。
・オイルセンサーアタッチメントのOリングが付いている方を上に向けて、エンジンオイルエレメントのセンターボルトに取付けます。
私は左の写真のように、油圧センサーがエアコンのコンプレッサーの下になる位置にしました。
・SWIFTsport[ZC33S]は、付属のセンターボルト3/4-16(オイルセンサーアタッチメントで隠れる部分に線がある)を使用します。
付属のセンターボルト(3/4-16)をエンジンオイルエレメントのセンターボルトにねじ込みます。
・ラチェットハンドルにエクステンションバー[100mm]、ディープソケット[27mm]を取付します。
・オイルセンサーアタッチメントを片手でしっかりと固定しながら、センターボルトを締付します。
[規定トルク:14N・m(1.5kgf・m)] ※締付け注意
【油圧センサー/油温センサーハーネス固定】
・油圧センサーと油温センサーのハーネスをまとめます。
配線を固定する時、下記の事に注意してください。
エンジンの熱で配線が溶けてショートしないよう熱源には近づけないようにしてください。
車体などの鉄板で角の処理ができていない部分で配線を切断したりしないようにしてください。
ハーネスは少し余裕を持たせてください。
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【エンジンオイルエレメント取付】※写真はエンジンアンダカバーを取外した状態で撮影しています。
・エンジンオイルエレメントのOリングにエンジンオイルを塗ります。
・エンジンオイルエレメントを取付/締付けします。
[規定トルク:14N・m(1.5kgf・m)] ※締付け注意
関連:PIAA TWIN POWER FILTER [Z11]
→ こちら |
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【エンジンオイル】
・エンジンオイルを入れる前にもう一度オイルセンサーアタッチメントにガタツキが無い事を確認します。
・オイルエレメント取外で抜けた分のエンジンオイルを入れます。
・オイルゲージを確認します。
Aの範囲の上部に必ずエンジンオイルがある事を確認します。
※傾斜のある所では正確に量を確認できませんが、エンジンオイルエレメントを取外した時に抜けた量を入れます。
[エンジンオイルエレメントのオイル量:約0.3L]
・もう一度オイルレベルゲージでエンジンオイルの量を確認します。
関連:Castrol GTX DC-TURBO [10W-30]
→ こちら |
【オイル受け撤去】
・オイル受けを車体下から取り出します。
・オイル受けの中にあるエンジンオイルを、オイル処理剤に移します。
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【オイルフィラーキャップ】
・オイルフィラーキャップの縦溝をエンジン側のエンジンオイルの挿入口に合わせて差し込みます。
・オイルフィラーキャップを時計回しで動かなくなるまで回します。
関連:MONSTER SPORT レーシングオイルフィラーキャップ
→ こちら |
関連:オイルレベルゲージスプリング
→ こちら |
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■動作確認 |
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【エンジンオイル漏れ確認】
・追加メーターの油温計と油圧計が正常動作している事を確認します。
エンジン始動します。 |
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・メーター内の油圧警告灯が点いていない事を確認します。
・エンジンオイルエレメント、オイルセンサーアタッチメントの周りにエンジンオイルが漏れていないか確認します。
ここでエンジンオイルが漏れている場合は、再度取付をやり直してください。
エンジンオイルが漏れていると車検NGです。 |
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・追加メーターの油温計と油圧計が正常動作している事を確認します。
エンジンが冷えていて、エンジンを始動させると油圧計は少し高めの数値を表示します。
メーターの数値表示や針の動きがおかしい時は、一度確認してください。
関連:AutoGauge 60φ電子式油圧計 360シリーズ [360OP]
→ こちら |
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関連:AutoGauge 60φ油温計(360シリーズ)[360OT]
→ こちら |
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・エンジンを停止します。 |
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【エンジンアンダカバーリッド取付】
・エンジンアンダカバーリッドを180度回転させて穴を塞ぎます。
・エンジンアンダカバーリッドを固定している5本のネジを締付します。
【ボンネット】
・ボンネットを閉めます。
関連:XIANGSHANG ボンネットダンパー
→ こちら |
【ジャッキダウン】
・フロント側を3t(2t)ジャッキで車体を持ち上げます。
・左右の前輪タイヤの下にあるコンクリートブロックを取外します。 ※リジットラックの代替品
・車体をゆっくりおろします。
・リアタイヤの後側にタイヤ止めを取外します。
・エンジン停止してからエンジンオイルの量を確認します。
不足している場合は、オイルゲージを見ながらエンジンオイルの量を調整します。
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【エンジンカバー取付】
・エンジンカバーをエンジンカバーボルトに合わせて取付します。
【ボンネット】
・ボンネットを閉じます。
関連:XIANGSHANG ボンネットダンパー
→ こちら |
【取付完了】
・これで作業完了です。
【走行確認】
・実際に走行させて、メーター内の油圧警告灯が点いていない事を確認します。
・追加メーターの油温計と油圧計の数値を確認します。
しばらく走行して油温計の温度が上がってくるのを確認できればOKです。
油圧計もエンジンの回転と同じで、回転数が高くなると油圧も上がればOKです。
・走行後、油圧センサー、油温センサー、イモネジ、オイルアタッチメントの周りでエンジンオイルが漏れていないか確認してください。
【メンテナンス】
・定期的に油圧センサー、油温センサー、沈みプラグ(イモネジ)、オイルアタッチメントの周りを見てオイルが漏れていないか確認してください。
・エンジンオイルエレメントを取付/取外しをしていると、センターボルトが緩む場合があるので、2回〜3回エンジンオイルエレメント交換時に締め付け具合を確認してください。 |