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SWIFTsport[ZC33S]に「AutoGauge 60φ電子式油圧計 360シリーズ [360OP]」を取付します。 | ||||||||||||||||
★今回取付する商品の紹介 | ||||||||||||||||
・AutoGauge 60φ電子式油圧計 360シリーズ [360OP] ※ SM2 → 前の型で言うとSMシリーズ
・オープニングセレモニー&エンディングセレモニー ・日本製ステッピングモーター搭載!日本製モーターだから品質の絶対的な安心感! ・ノイズレス/スウィーピング そして驚くべきは【静音】針が動いても 「ジージー」音がしない。 ・ワーニング機能付 精度抜群!誤差約±1%! ・コネクター付配線使用で取り付け簡単 ・複数のコネクター付配線を使用する事により複数のゲージへリンク可能。 ※商品コード 360/430/456(注)/458/548/857/F50と接続可能。 ※(注):456シリーズの広帯域空燃比計(商品コード:456WB)は接続不可です。 | ||||||||||||||||
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★必要な部品/材料 | ★必要な工具 | |||||||||||||||
・エンジンオイル ・オイルエレメント ・シールテープ または 液体パッキン ・パーツクリーナー ・ウエス ・ティッシュペーパー ・作業用手袋 ・使い捨てビニール手袋 ・ビニールテープ ・オイル処理剤 ・コーキング(シリコン系) ・オイルセンサーアタッチメント ・オイルセンサーアタッチメント交換用ゴムパッキン ※既存の物で取付する場合、オイル漏れしたら購入してください。 |
・+ドライバー(#2) → 先が短い物 ・オイル受け ・オイルエレメントフィルターレンチ[70mm] ・ディープソケット[24mm] ※オイルクーラーのセンターボルト締付時使用 ・ラチェットハンドル ・エクステンションバー[100mm] ・モンキーレンチ[250mm] x 2 ・モーターレンチ または ウォーターポンププライヤー ・カッター ・コーキングガン ・漏斗 ・3tジャッキ または 2tジャッキ ・リジットラック(2本) または コンクリートブロック(2個) ・タイヤ止め | |||||||||||||||
★施工 | ||||||||||||||||
・整備資格を持たずに施工する場合や、このページを見て施工した場合は、自己責任でお願いします。 ・必ず部品を触る前や施工前に、体の静電気を車体以外の金属に触れて放電してください。 ・作業は必ず平らな所で作業してください。 ・火傷するので必ずエンジンが冷えている時に交換作業してください。 | ||||||||||||||||
■エンジン側作業 | ||||||||||||||||
・リアタイヤにタイヤ止めをセットします。 ・サイドブレーキをしっかりと引いてください。 ・車体前側をリフトアップします。 リジットラック(2本)またはコンクリートブロック(2個)で車体を固定します。 ※私は自走してコンクリートブロックの中央に前輪を載せます。 ・車体を揺らしてフロント部分がしっかり固定されていることを確認します。 | ||||||||||||||||
・ボンネットを開きます。
→ こちら | ||||||||||||||||
・エンジンカバーを真上に持ち上げて取外します。 | ||||||||||||||||
・純正エンジンオイルフィラーキャップを反時計回しに動かなくなるまで回します。
→ こちら | ||||||||||||||||
・エンジンアンダカバーリッドを固定している5本のネジ(写真赤丸)を取外します。 ・エンジンアンダカバーリッドを写真青丸の部分を軸にして180度回転させます。 また、青丸の軸はエンジンアンダーカバーの内側にある丸い黒いプラスチックを外すと、エンジンアンダカバーリッドが外れます。
→ こちら | ||||||||||||||||
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・エンジンアンダカバーリッドのあった部分を覗き込むとエンジンオイルエレメントがあります。
→ こちら | ||||||||||||||||
・ラチェットハンドルにエクステンションバーとオイルエレメントフィルターレンチを取付て、エンジンオイルエレメントのネジを緩ませます。 エンジンオイルエレメントのネジが緩んだら、オイルエレメントフィルターレンチを取外します。 | ||||||||||||||||
この時に大量のエンジンオイルが流れ出るので注意してください。 しっかりとエンジンオイルをオイル受けに受け取ってください。 パーツクリーナーを吹きかけると、エンジンオイルの切れが早くなります。 ・エンジンオイルが抜けきるのを待ちます。 | ||||||||||||||||
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・油圧センサーのネジ山に、シールテープか液体パッキンを付けます。 シールテープの場合は、油圧センサーの先端側のネジ山からナットの方に向かって巻きます。 左の図のようにシールテープの持ち方に注意します。 シールテープは多少引っ張りぎみで、左の図の矢印の方向に巻きます。 油圧センサーのネジ山は1/8NPTです。 すり鉢状になっているネジなので、4〜5回巻くだけで十分です。
→ こちら ※センサーに「JPN]と刻印があります。 | ||||||||||||||||
必ず初めは手でネジを閉めてからNPT変換継手を締付けます。 ・はみ出た液体パッキンをティッシュペーパーで拭き取ります。 これで配管規格が日本の「PT」になりました。 | ||||||||||||||||
・オイルセンサーアタッチメントに取付します。 油圧センサーのネジ山をオイルセンサーアタッチメントのネジ山にねじ込みます。 ねじ込んだら絶対に元の方向(緩む方)には回さないでください。 オイル漏れの原因になります。 ネジを締め付けすぎるとネジ山破損でオイルが漏れることもあるので、注意してください。 私の場合は念のため、継ぎ手と継ぎ手の間に液体パッキンを塗りました。 | ||||||||||||||||
・オイルセンサーアタッチメントからOリングを取外します。 中古や今まで使用していた物を使用する場合は、Oリングの潰れ(変形)、傷、切れ目が入っているようなら交換してください。
→ こちら
→ こちら | ||||||||||||||||
・ブレーキのマスターシリンダー付近からエンジンアンダカバーリッドの開けた所まで、圧力センサーの配線を引き込みます。 | ||||||||||||||||
・油圧センサー側の端子部分にセンサーハーネスを取付します。 左の写真は油圧センサーの後側です。 端子の脇に「G」と「M」の刻印があります。
「G」には白い配線を接続して、「M」には黒い配線を接続します。 下記は油圧センサーに貼ってあるシールに書かれている英文の日本語訳です。
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・エンジンオイルエレメントを締め付けするオイルフィルタースタンドは、オイルエレメントの交換や、オイルセンサーアタッチメントの脱着時に緩むことがあります。 オイル漏れは車検NGなので緩んでいた場合は、オイルフィルタースタンドにナット[M18]を2個を締め付け、ディープソケット[24mm]で締付けます。 緩んでいた時は必ずエンジン始動時オイル漏れが無いか確認してください。 | ||||||||||||||||
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・エンジン始動して、エンジンオイルが漏れていないか確認します。 ここでエンジンオイルが漏れている場合は、再度取付し直してください。 ・エンジンを停止します。 | ||||||||||||||||
・もう一度車体をジャッキアップします。 【オイル漏れ確認A】 ・エンジンオイルエレメント、オイルセンサーアタッチメントの周りにエンジンオイルが漏れていないか確認します。 【オイル受け撤去】 ・オイル受けを車体下から取り出します。 | ||||||||||||||||
・エンジンアンダカバーリッドを180度回転させて穴を塞ぎます。 ・エンジンアンダカバーリッドを固定している5本のネジを締付します。
→ こちら
【ジャッキダウン】 ・フロント側をジャッキダウンします。 ・後側のタイヤに付けていたタイヤ止めを取外します。 | ||||||||||||||||
・エンジンカバーをエンジンカバーボルトに合わせて取付します。 | ||||||||||||||||
■車内側作業 | ||||||||||||||||
・青丸はツメが付いているので、少し持ち上げると外れます。 ・オレンジ丸はクランプで、円の真中にハーネスを通しています。 クランプの上部にはサイドシルフロントスカッフのツメを固定するようになっているので、サイドシルフロントスカッフを上に持ち上げると外れます。 ・赤丸のクリップはサイドシルフロントスカッフを持ち上げると外れます。 | ||||||||||||||||
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・ダッシュサイドトリムの中心にクリップで固定されているので車内側に引っ張ると、ダッシュサイドトリムが外れます。 | ||||||||||||||||
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・ステアリングコラムホールカバーを取外します。 ステアリングコラムホールカバーは左の写真の黄色く囲っている部分です。 | ||||||||||||||||
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ツメがある部分は赤丸で、差し込む部分は青丸で表示しています。 ステアリングコラムの脇から手前に引っ張ると取外せます。 | ||||||||||||||||
・センサー配線をエンジンなどの熱源に接触しないように、要所に結束バンドで固定(左の写真の赤矢印)します。 【センサー配線車内引込】 ・センサー配線の先端に針金などをビニールテープで巻き付けます。 ・左の写真の緑の矢印のように、運転席側のフェンダー内へ入れてます。 | ||||||||||||||||
左の写真の赤丸付近に穴があります。 | ||||||||||||||||
・ボンネットオープナーのワイヤーのグロメット(黒いゴム)にセンサー配線が通る穴を開けてます。 ・センサー配線をボンネットオープナーのワイヤーのグロメット(黒いゴム)に通します。 ・ボンネットオープナーのワイヤーのグロメット(黒いゴム)を車体に取付けます。 ・センサー配線を室内に通した穴をコーキングで塞ぎます。 | ||||||||||||||||
【メーター取付位置】 ・メーター取付位置を決めます。 車検クリアできるように最低限守らなければならない事があります。 こちらのページをご覧の方は、「注意事項(同意書)-当ホームページをご覧になるには-」を読まれたと思うので、ここでは端折らせていただきます。 メーターの取付位置は「Aピラーに取付する方法」と「ダッシュボードに取付ける方法」を紹介しています。
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・Aピラーに取付する方はAピラーに加工しなければ取付できません。 取付方法は下記の関連リンクを見てください。
→ こちら | ||||||||||||||||
・純正メーターフードの上に取付する場合は、部品を取外す点数が多くなります。 取付方法は下記の関連リンクを見てください。
→ こちら | ||||||||||||||||
・電源の分岐方法は2種類です。 *新規で配線を分岐する *電源リンクで配線を分岐する この後、2つの方法別に説明します。 | ||||||||||||||||
・新規で電源を分岐する場合は、左の写真の電源ハーネスを使用します。 今回取付するシリーズは、360シリーズ(SM2)で新しいSMシリーズになります。 新旧のSMシリーズは、同じカプラーで配線の並びも一緒です。 そのまま使用できます。 | ||||||||||||||||
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・取外した収縮チューブをハーネスに取付けます。 ・各配線を延長します。 電源ハーネスと延長した配線の接合部を、収縮チューブかビニールテープで絶縁します。 | ||||||||||||||||
配線分岐の基本は、オーディオのハーネスより分岐した方が迷わず簡単です。 オーディオハーネスを分岐する方は、下記のリンクで確認してください。
→ こちら 電源ハーネスの各配線は左の写真のようになっています。 間違えないよう注意してください。 | ||||||||||||||||
※まだメーターに接続しないでください。 ・この方法はAutoGaugeまたはRAECTECHのメーターが付いている場合だけです。 但し同じシリーズのメーター同士だけです。→ <例> SMシリーズ同士やPKシリーズ同士 今回取付するシリーズは、360シリーズ(SM2)で新しいSMシリーズになります。 新旧のSMシリーズは、同じカプラーで配線の並びも一緒です。 そのまま使用できます。 電源リンクで配線した場合は、下記のようになります。 | ||||||||||||||||
【ステアリングコラムホールカバー取付】 ・ステアリングコラムホールカバーを、下の写真のツメの位置を合わせて取付します。 | ||||||||||||||||
・ステアリングコラムホールカバー右下の+ネジを締めます。 | ||||||||||||||||
・ステアリングコラムホールカバー側にダッシュサイドトリムの上部のツメを差し込みます。 | ||||||||||||||||
・ダッシュサイドトリムが取付できました。 | ||||||||||||||||
・オレンジ丸はクランプと赤丸のクリップの差し込む位置を合わせます。 ・サイドシルフロントスカッフを上から音が鳴るまで押します。 ・青丸のツメは最後に両脇を上から押します。 ・サイドシルフロントスカッフが取付できました。 |
■油圧計配線と本体取付 | ||||||||
・メーターフードと傾斜リングを使用する場合は、ここで油圧計本体に取付します。 | ||||||||
・旧タイプのSMシリーズに比べて、カプラーの差し込みが少し楽になりました。 取扱説明書はとても解りにくくて、同じ差込口に電源と油温センサーの表記があります。 カプラーの形状で確認して差し込んでみると、左の写真のようになります。 | ||||||||
![]() 【カプラー接続】 ・各カプラーに接続します。 油圧センサーのオレンジ色のカプラーを差し込んでから電源ハーネスのカプラーを差し込みます。 ほかのメーターに電源リンクする場合は、もう一つのカプラーを接続します。 | ||||||||
・油圧計本体をAピラー(メーターホルダー)に取付します。 メーターの文字の向きを調整します。 この写真を見て気付いた方は、このホームページの常連さんですね。 いつもの事ですが、昼間表示が見えにくいのと映り込みがあるのでスモークレンズを取外しています。 クリアレンズをいつもは取付していますが、今回は取付していません。 交換方法は下記の関連リンクを見てください。※レンズ交換は自己責任です。
→ こちら | ||||||||
・ボンネットを閉めます。
→ こちら | ||||||||
■動作確認 | ||||||||
・エンジンを始動します。 エンジンを始動した直後、オイルセンサーアタッチメントと油温センサー部分のオイル漏れが無いか確認します。 ●正常動作した場合 ・正常動作した時の写真です。 オープニングセレモニーの後、K14Cエンジンが冷えている時にエンジン始動した時、4Barの付近に針を表示します。 バックライトは今までのSMタイプより暗く感じます。→ 夜間は眩しくないです。 モーター動作音も静かで気になりません。 | ||||||||
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油圧警告灯がもし点いた場合は、すぐにエンジンを停止してください。 オイルセンサーアタッチメントと油圧センサーとNPT変換継ぎ手の周りを確認してください。 オイル漏れしているようなら修理が必要です。 | ||||||||
エンディングセレモニーの後、メーターの電源が切れれば通常の動作です。 | ||||||||
・ボンネットを開けます。 ・エンジンオイルエレメント流れ出たエンジンオイル量(0.3L(カタログ数値))を補充します。 必ずオイルゲージで適正量(左の図のAの範囲にあって、Bに近い所にエンジンオイルの量)が入っているか確認します。 ・オイル受けに入ったエンジンオイルをオイル処理剤で処理します。
→ こちら | ||||||||
→ こちら | ||||||||
・ボンネットを閉じます。
→ こちら 【取付完了】 ・取付完了です。 | ||||||||
■メンテナンスについて | ||||||||
・定期的にオイルセンサーアタッチメント、油圧センサー、NPT変換継ぎ手の周りをエンジンオイルが漏れていないか確認してください。 | ||||||||
★施工後 | ||||||||
・Keiworksに取付していたメーターです。
→ こちら ※Keiworksのページ | ||||||||
・今までの車であれば下を覗けばエンジンの下が見えましたが、4代目のSWIFTはエンジンアンダカバーが付いています。 *エンジンアンダカバーが付いていていい事 エンジンルームの汚れなどが少なくなった。 冬場の塩カルがエンジンルームに入りにくい。 燃費の向上。 *エンジンアンダカバーが付いていて悪い事 整備するには邪魔。 エンジン上から工具や物が落ちると拾いにくい。 エンジン下の取付作業が余計に時間がかかる。 ちょっとエンジンを回して走行すると水温と油温が上がる。 ディーラー等に修理など出すとその分工賃(時間)が上乗せになります。 いくつか挙げてみましたが、整備する人にとってはエンジンアンダカバーの脱着は余計な仕事が増えます。
→ こちら | ||||||||
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