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 ZC33S ブレーキフルード交換方法

2021.08.21.施工/公開日

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・このページをご覧になっている事は、注意事項(同意書)に同意した事とします。

・直接リンクをお断りしています。

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 SWIFTsport[ZC33S]の「ブレーキフルード交換方法」を紹介します。


 ★今回使用する商品の紹介

・ASTRO PRODUCTS DOT4ブレーキフルード 1L


DOT3からDOT4に切換えるので2本用意します。

【特徴】※ASTRO PRODUCTSホームページより

・クルマの安全性はブレーキフルードから!


【詳細】※ASTRO PRODUCTSホームページより

・商品コード

・名称

・用途

・性能規格

・規格

・ウェット沸点

・成分/含有量

・容量

・危険物表示

2009000005198

自動車用非鉱油系ブレーキ液

自動車用ブレーキ装置及びクラッチ装置用・4種

DOT4

JIS K2233

155℃以上

ポリグリコールエーテル類/ポリグリコール類/ホウ酸エステル類/防錆剤

1,000ml

火気厳禁/第4類 第3石油類/危険等級3/水溶性

緊急時応急措置指針番号:171

危険有害性情報:軽度の皮膚刺激、眼刺激、生殖機能又は胎児への悪影響のおそれの疑い、

長期又は反復暴露により臓器(肝臓、腎臓、中枢神経)の障害の恐れ

・製造年月日

・使用期限

・購入価格

・購入店

・商品の注意事項

缶の底面に表示

未開封の場合は3年、開封後はなるべく早く使い切ってください。

\1,078(税込[10%])※購入時の金額と消費税率です。

ASTRO PRODUCTS店舗

混合使用禁止です。

引火性があるため火気厳禁です。


【ブレーキフルードの使用上の注意】

※缶に記載されている使用上の注意及び使用方法、応急措置・緊急時の対応、保管・廃棄方法について十分に読んで使用してください。

・保管は子供などに触れられない所で、施錠ができる所。

・−40℃以下の外気温度では使用しないでください。

引火性があるので火には近づけないでください。

使用後は必ず手洗いをしてください。

鉱物系、シリコン系のブレーキフルードと混合して使用禁止

・応急処置/緊急時の対応 →

 飲んだ場合はすぐに吐かせて、医療機関に「緊急時応急措置指針番号:171」を伝えてください。

 目に入った場合は、水で数分洗浄してください。

 コンタクトレンズ使用している場合は、外せる場合は外して洗浄してください。

 目に刺激がある場合は、必ず医療機関で診察を受けてください。

・点検、交換、規定量などは、車の「整備マニュアル」等に必ず従って下さい。

・使用済みのブレーキフルードの廃棄方法は、各自治体のルールを守って処理してください。

 
 ★ブレーキフルードについて

【フィラーキャップに書いてある事】

・フィラーキャップに下記の表示があります。

 WARNING CLEAN FILLER CAP BEFORE REMOVING. USE ONLY DOT 3 BRAKE FLUID CONTAINER


 書いてある事を日本語訳すると下記のようになります。


 警告 交換前にフィラーキャップを綺麗にしてください。ブレーキフルード容器にDOT3だけを使用してください。

と書いてあります。

 ユーザーマニュアル、サービスマニュアルに性能規格「DOT3」を使用するように書いていますが、今回はDOT3からDOT4に入れ替えします。


【ブレーキフルードの交換時期】

・ブレーキフルードの交換時期は2年に1回、または走行距離が10,000Kmで交換する方が良いとされています。

・ブレーキフルードの色が茶褐色になったら交換です。


【なぜ、ブレーキフルードを交換するのか?】

・水分を吸ったブレーキフルードは沸点が低くなって、耐熱温度も低くなってしまいます。

 そのためペーパーロック現象を引き起こしやすくなってしまうので交換します。


  べーパーロック現象とは

  下り坂などでずっとブレーキし続けると、摩擦によってブレーキパッドの温度は200℃を超える場合があります。

  ブレーキフルードの沸騰によりフルード内に空気が入り、油圧が保持できなくなる現象です。

  油圧が保持できなくなるとブレーキが効かなくなるので非常に危険です。


【ブレーキフルードの種類について】

●ブレーキフルードの主成分

・ブレーキフルードの主成分は3種類に分類されます。

 今回使用するブレーキフルードは、グリコール系です。

グリコール系

・ポリエチレングリコールモノエーテルが主成分で、酸化防止剤・防錆剤等が添加されています。

・水溶性。

・付着した所は塗装が剥離することがあるので、ブレーキクリーナーか水で洗い流してください。

シリコーン系

・ジメチルポリシロキサンを主成分とするフルードです。

・一部のレース用として使用されています。

・吸湿せず、塗装を侵す事はありませんが、ブレーキシステムのシール等のゴム類に対して攻撃性が高いです。

・吸湿性がないため、混入した水は溶けずに水滴のまま存在します。

鉱物油系

・石油から生成された鉱物油(オイル)を主成分としたフルードです。

・鉱物油系の他にミネラル系、鉱油系とも呼ばれれています。

 シトロエンのハイドロニューマチックシステムが搭載された車種では、サスペンションやステアリングとブレーキのオイルを共用していたため、鉱物油が使われています。

 ブレーキ単独のシステムと異なり、サスペンションなどを潤滑する必要があることからグリコール系を使用することはできません。

 また、グリコール系と混ざると分離します。


●DOT規格

・一般的には、アメリカ連邦自動車安全基準(FMVSS)のNo.116で定められるDOT規格が使われています。

・JIS規格では、JIS K 2233:2006で定められています。

・JISとDOTはほぼ対応していますが、DOT4、DOT5では、多少異なる部分があります。

DOT 主成分 JIS BF ドライ沸点 ウエット沸点 粘度(100℃) 粘度(-40℃) ph値 使用車/目的別
3 グリコール系 JIS3種 BF-3 205℃以上 140℃以上 1.5cst以上 1,500cst以下 7.0〜11.5 小中排気量の軽量車
4 グリコール系 JIS4種 BF-4 230℃以上 155℃以上 1.5cst以上 1,500cst以下 7.0〜11.5 大排気量の重量車
4.2
JIS4種 BF-4 265℃以上 162℃以上 1.5cst以上 1,500cst以下 7.0〜11.5 大排気量の重量車
5 シリコン系 JIS5種 BF-5 260℃以上 180℃以上 1.5cst以上 1,500cst以下 7.0〜11.5 寒冷地用やスポーツ走行用
5.1 グリコール系 JIS5種 BF-5 260℃以上 180℃以上 1.5cst以上 1,500cst以下 7.0〜11.5 寒冷地用やスポーツ走行用
  グリコール系 JIS6種 BF-6 250℃以上 165℃以上 1.5cst以上 1,500cst以下 - 寒冷地用やスポーツ走行用
6.2 - JIS6種 BF-6 320℃以上 204℃以上 - - - 寒冷地用やスポーツ走行用

※ドライ沸点:吸湿率 0%時(新品)の沸点です。

※ウェット沸点:吸湿率 3.7%時(1〜2年間使用後)の沸点です。

※粘度:ブレーキフルードの流動性の数値です。数値が大きいと固くなり流動性が悪くなります。低温時で数値が高いとABSの作動性に悪影響を及ぼします。

※ph値...酸性/アルカリ性を表す数値です。7.0以下で酸性度が強くなり、周辺部品の腐食を促進します。


 DOT5については、当初、グリコール系よりも優れた性能をもつシリコーン系に与えられたものです。

 その後、性能が向上し、グリコール系でもDOT5をクリアするものが開発されました。

 成分に互換性が無く、混用した場合、分離や錆の発生、シールの劣化などブレーキシステムに重大な問題が発生するため、区別するためにグリコール系をDOT5.1と表記しています。

 BF-6については、DOT5の上位では無く、ABSなどの電子制御装置のため、特に低温環境下で低粘度であることを要求するものに対して制定されています。

 DOTでBF-6に相当するものは制定されていません。



【基本取付工賃】

※工賃はこのページ作成時のもので、依頼する所に必ず確認してください。

 カー用品の同じ系列会社でも工賃が違う場合があります。

※純正部品など追加部品代は別途かかる場合があるので、依頼する所に必ず確認してください。

※事前に予約を取らないと取付しない店舗もありますので、依頼する所に必ず確認してください。

・ディーラー     ¥6,000〜¥10,000

・YellowHat     ¥3,300(税込[10%])〜

・AUTOBACS     ¥4,400(税込[10%])〜 ※ブレーキフルード込みの料金。

・ジェームス    ¥4,950(税込[10%])〜 ※ブレーキフルード込みの料金。

・ガソリンスタンド ¥4,000〜


 ★必要な部品/材料  ★必要な工具

・ウエス

・作業用軍手

・ビニール袋 → ブレーキフルードリザーバータンク付近の養生で使用。

・ブレーキクリーナー

・ブレーキフルード → 1,000ml

 ※汚れ、エアの絡みの状態によっては500mlでは足りない場合があります。

・オイル処理剤 → お住まいの地域のゴミのルールで処理してください。

----------------------------------------------------------------------

●漏斗自作する場合

・ミニペットボトル

・ペットボトルの蓋

・ブレーキクリーナーのキャップ → ブレーキフルードサーバーと同サイズ

・シールテープ → 水道用補修材

・ビニールテープ

・コーキング材



・メガネレンチ[10mm]

・リジッドラック X 4本

・3tジャッキ か パンタグラフ

・クロスレンチ(電動インパクトレンチ)

  ↑電動インパクト用ソケット(19mm) ※使用時のみ

・トルクレンチ → ホイールナット締付確認で使用。

・タイヤ止め

・スポイト → ブレーキフルードを吸い取るために使用します。

・ブレーキフルードを処理する物(オイル処理剤)

・トレー → 錆やブレーキフルード、ブレーキクリーナーを受けに使用。

・ブレーキフルード補給器 または 漏斗 → 漏斗は自作します。

・ワンマンブリーダータンク

・作業を手伝ってくれる人 ※今回の作業は2人で作業してください。

----------------------------------------------------------------------

●漏斗自作する場合

・穴開けの道具一式

・コーキングガン

・カッター(大)

・ハサミ

 ★施工

  施工時の注意点

ブレーキは重要保安部品なので、整備資格を持った方が整備できる部分です。

 整備資格を持たずに施工する場合は、自己責任でお願いします。

・作業は必ず平らな所で作業してください。

・必ず部品を触る前や施工前に、体の静電気を車体以外の金属に触れて放電してください。

悪天候時は作業をしないでください。

 ブレーキフルードに水分が混ざると、白く変色して使用できなくなります。(グリコール系の場合)

・ブレーキのパイプやホースに空気を入れないように、ブレーキリザーバーの液量に注意してください。

ブレーキフルードがこぼれて塗装に付いた場合は、ウエスですぐ拭き取ってください。

・ジャッキアップ/ダウンは慎重に作業してください。

ブレーキフルード交換直後にブレーキに当たりをつけないで走行した場合は、ブレーキが効かない状態です。

 車を移動させる時は必ず、ブレーキに当たりをつけてください。

 ■漏斗作成 ※ブレーキフルード補給器を自作される方

・ブレーキフルード補給器は\4,800(税抜)ぐらいで販売している結構高めな特殊工具です。

 \1,000ぐらいなら購入しようと思いますが、コストもなるべく抑えたいので、今回自作する事にしました。

 市販のブレーキフルード補給器は、ブレーキフルードの流量を調整する事が出来ますが、他の作業をする時にバルブを閉めたり開けたりして大変です。

 私が作成した漏斗なら、ブレーキフルードサーバーのサブタンク的な物になるので、バルブの開閉が無いため、作業は楽になります。


【材料】


ミニペットボトル

ブレーキクリーナーのキャップ

¥110

¥150


※ジュース代

※ブレーキクリーナー代 捨てる物なので¥0です。テンパー状の形状で、直径35mmの物を使用します。

 私はコメリのパーツクリーナー(白黒のパッケージ)の物を使用しています。


シールテープ

コーキング

ビニールテープ

¥110

¥280

¥80


※¥100ショップで3個セット

※実際に使用する量が少ないので、¥10ぐらい


合計(税込[10%]) ¥730

←材料を購入する店にもよりますが合計すると、全て新品で購入して作成しても\1,000でおつりが出ます。


【漏斗作成】

・左の図はこれから作成する漏斗の断面図です。

 作成時にコーキングが乾くまで時間がかかるため、ブレーキフルード交換の前日に作成した方がいいと思います。


●作成手順

@ ミニペットボトルを綺麗に洗浄して乾かします。


A ミニペットボトルの底面をカッターとハサミで切り落とします。

B ミニペットボトルの飲み口の大きさと同じ大きさで、ミニペットボトルの蓋とブレーキクリーナーのキャップに穴を開けます。


C 穴を開けた時に出た削りカスを綺麗に取り除きます。

D ミニペットボトルの飲み口にシールテープを巻き付け、ミニペットボトルの蓋を締めます。

E ミニペットボトルの蓋の周りにシールテープを巻き付け、ブレーキクリーナーのキャップを押し込みます。

F シールテープをしているので漏れてはこないと思いますが、ミニペットボトルのキャップとブレーキクリーナーのキャップの隙間とブレーキクリーナーのキャップの根元にコーキングします。


G コーキングが固まってからブレーキクリーナーのキャップの周りにシールテープを巻き付けます。


 これで完成です。

 ブレーキフルードタンクに取付時、周りをビニールテープで巻くだけです。



 ■準備

【準備】※写真は「Beatrush フロントフロアー補強バー [S88046PB-CAF]」取付ページより使用。

・車を広くて平らな所に止めます。


・私の場合はガレージジャッキが普通にホームセンターに売っている小さいサイズなので、スロープと基本ブロックを前輪左右に合わせて設置します。

 そのまま基本ブロックの上に前輪を乗せます。

・サイド(パーキング)ブレーキをかけます。


・ボンネットオープナーを引いてボンネットが開けられるようにします。


・リヤタイヤにタイヤ止めをします。





・フロント側左右のタイヤナットを緩めます。


・フロント側のジャッキアップポイントにジャッキを当てて、ジャッキアップします。


・図の位置に印があるので、左右高さを合わせてリジットトラックを設置します。


・リッジトラックのゴム溝に車体側のリッジドラックのセット位置が入るのを確認して、ゆっくりガレージジャッキを降ろします。



・リヤ側左右のタイヤナットを緩めます。


・リヤ側をジャッキアップします。


・リジッドラックを図の位置に印があるので、フロント側の高さを合わせてリジッドラックを設置します。

汎用リヤ牽引フック 関連:汎用リヤ牽引フック

 → こちら


・リッジドラックのゴム溝に車体側のリッジドラックのセット位置が入るのを確認して、ゆっくりガレージジャッキを降ろします。


・事故防止のため、車体下に取外したタイヤを入れて、破損やケガを防ぎます。


・車体を揺らして安定している事を確認します。


・4輪のホイールを取外します。

【ボンネット】

・ボンネットを開けます。


 関連:XIANGSHANG ボンネットダンパー

 → こちら

※SWIFTsport[ZC33S]のブレーキシステムは、クラッチと同じフルードを使用しています


【フィラーキャップに書いてある事】

・フィラーキャップに下記の表示があります。

 WARNING CLEAN FILLER CAP BEFORE REMOVING. USE ONLY DOT 3 BRAKE FLUID CONTAINER


 書いてある事を日本語訳すると下記のようになります。

 警告 交換前にフィラーキャップを綺麗にしてください。ブレーキフルード容器にDOT3だけを使用してください。

と書いてあります。

 ユーザーマニュアル、サービスマニュアルに性能規格「DOT3」を使用するように書いていますが、今回はDOT3からDOT4に入れ替えします。


【マスターシリンダリザーバータンクの液量について】

・マスターシリンダリザーバータンクにはブレーキフルードの上限(MAX)と下限(MIN)のラインが表示されています。

 ブレーキフルード交換作業中は、ブレーキフルードの量に注意して作業してください。

 マスターシリンダリザーバータンクの半分くらいになったら、ブレーキフルードを継ぎ足してください。

【ブレーキフルードキャップ取外】

・ブレーキフルードキャップを取外します。

 関連:RRPブレーキタンクアルミカバー(レッド)[B33-207R]

 → こちら

・ブレーキフルードキャップを右回し(反時計回し)で少し動かして動かなくなったら真上に上げてください。

【フィルター取外】

・マスターシリンダリザーバータンクのMAXの線の所と同じ高さの所に異物を取り除くプラスチックのフィルターがあります。

 このフィルターを指で真上に上げて取外します。

 取外したフィルターは、異物が入っている場合は取り除いてください。

【ブレーキフルード吸出し】

・マスターシリンダリザーバータンク内のブレーキフルードをMINまでスポイトで吸い取ります。

 1年4ヵ月でこの色です。

【漏斗(ブレーキフルード補給器)取付】

・ここでは自作した漏斗を取付します。

 自作した漏斗をマスターシリンダリザーバータンクに差し込みます。


・ビニールテープでマスターシリンダリザーバータンクと自作した漏斗に巻き付けます。


【養生】

・マスターシリンダリザーバータンクの周りに養生でビニール袋を広げて置きます。


【ブレーキフルード注入】

・ブレーキフルードを注入します。

 マスターシリンダリザーバータンクと自作した漏斗の間から漏れてこない事を確認します。

 自作した漏斗の半分ぐらいまでブレーキフルードを注入します。


 これからの作業は1人でも作業できますが、2人で作業してください。




 ブレーキシステムのエア抜き作業は、
   左後輪ブレーキ
    ↓
   右前輪ブレーキ
    ↓
   右後輪ブレーキ
    ↓
   左前輪ブレーキ
 の順で作業します。
 ※SUZUKI SWIFTサービスマニュアル [2019年04月版]より
 関連:SUZUKI SWIFTサービスマニュアル [2019年04月版]
 → こちら
 1人は車内のブレーキペダル操作をしてもらいます。
 1人はブリーダープラグ開閉とフルードの液量の確認と補充します。
 ブリーダープラグ開閉の作業している人が、ブレーキペダル操作を指示します。
   踏んで
    ↓
   そのまま
    ↓
   放して
 3つの掛け声で作業していきます。
 短時間で連続的なブレーキペダルの操作を行うと、ピストンのシールを損傷させ、液漏れを発生させる可能性があります。
 ブレーキペダルは1秒以上の間隔を開けて操作をしてください。

 ■左後輪ブレーキフルード交換

【左後輪ブレーキフルード交換】

●今回DOT-3からDOT-4に変えるので、私の場合はキャリパーを取外して、ピストンを押し戻して古いブレーキフルードを押し出しました。

 関連:ブレーキキャリパー塗装

 → こちら

 交換だけの場合

・ブリーダープラグキャップを取外します。


・ブリーダープラグにメガネレンチ[10mm]を取付します。

・ワンマンブリーダータンクのビニールチューブをブリーダープラグに取付します。

 ブレーキペダルを踏み込んだ時に圧力でビニールホースが抜けるので、結束バンドで締付してください。

踏んで と指示します。

 車内の人は ブレーキペダルを踏み込みます。


そのまま と指示します。

 車内の人は ブレーキペダルを踏み込んだままにします。

 この状態でブリーダープラグを約半回転緩めます。

 写真は古いブレーキフルードがビニールチューブを流れています。

 ※ビニールチューブの色は少し赤色です。

 液圧がかからなくなったらブリーダープラグを締め付けます。


放して と指示します。

 車内の人は ブレーキペダルを放します。


・マスターシリンダーリザーバータンク内のブレーキフルードの量を確認して、不足している分を補充します。


・踏んで、そのまま、放して、の工程を、ブレーキパイプとホース内にエアの混入が無くなるまで繰り返します。


・写真はビニールホース内に新しいブレーキフルードが流れています。


・ブレーキパイプとホース内にエアが無くなったら、ブレーキペダルを踏み込んだままブリーダープラグを規定トルクで締め付けします。

  締付トルク:

   リヤブレーキブリーダプラグ(ディスクブレーキ仕様): 8.3 N·m

   リヤブレーキブリーダプラグ(ドラムブレーキ仕様): 8.0 N·m

   ※締付トルク数値は、SUZUKI SWIFTサービスマニュアル [2019年04月版]より

・ブリーダープラグからビニールホースを取外します。

 ブレーキフルードがこぼれないように、ブリーダープラグのすぐそばでビニールホースを摘まんで潰して、取外したと同時に上に上げて、摘まんでいる部分の指の力を少し抜いて、ブレーキフルードをワンマンブリーダータンクに流します。

・ブリーダープラグからメガネレンチ[10mm]を取外します。

・ブリーダプラグキャップを取付します。



 ■右前輪ブレーキフルード交換

【右前輪ブレーキフルード交換】

●今回DOT-3からDOT-4に変えるので、私の場合はキャリパーを取外して、ピストンを押し戻して古いブレーキフルードを押し出しました。

 関連:ブレーキキャリパー塗装

 → こちら

 関連:DIXCEL エクストラスピード(ESタイプ)フロントブレーキパッド

 → こちら

 交換だけの場合

・ブリーダープラグキャップを取外します。


・ブリーダープラグにメガネレンチ[10mm]を取付します。

・ワンマンブリーダータンクのビニールチューブをブリーダープラグに取付します。

 ブレーキペダルを踏み込んだ時に圧力でビニールホースが抜けるので、結束バンドで締付してください。

踏んで と指示します。

 車内の人は ブレーキペダルを踏み込みます。


そのまま と指示します。

 車内の人は ブレーキペダルを踏み込んだままにします。

 この状態でブリーダープラグを約半回転緩めます。

 写真は古いブレーキフルードがビニールチューブを流れています。

 ※ビニールチューブの色は少し赤色です。

 液圧がかからなくなったらブリーダープラグを締め付けます。


放して と指示します。

 車内の人は ブレーキペダルを放します。


・マスターシリンダーリザーバータンク内のブレーキフルードの量を確認して、不足している分を補充します。


・踏んで、そのまま、放して、の工程を、ブレーキパイプとホース内にエアの混入が無くなるまで繰り返します。


・ブレーキパイプとホース内にエアが無くなったら、ブレーキペダルを踏み込んだままブリーダープラグを規定トルクで締め付けします。

  締付トルク:

   リヤブレーキブリーダプラグ(ディスクブレーキ仕様): 8.3 N·m

   ※締付トルク数値は、SUZUKI SWIFTサービスマニュアル [2019年04月版]より


・ブリーダープラグからビニールホースを取外します。

 ブレーキフルードがこぼれないように、ブリーダープラグのすぐそばでビニールホースを摘まんで潰して、取外したと同時に上に上げて、摘まんでいる部分の指の力を少し抜いて、ブレーキフルードをワンマンブリーダータンクに流します。


・ブリーダープラグからメガネレンチ[10mm]を取外します。


・ブリーダプラグキャップを取付します。



 ■右後輪ブレーキフルード交換

【右後輪ブレーキフルード交換】

●今回DOT-3からDOT-4に変えるので、私の場合はキャリパーを取外して、ピストンを押し戻して古いブレーキフルードを押し出しました。

 関連:ブレーキキャリパー塗装

 → こちら

 交換だけの場合

・ブリーダープラグキャップを取外します。




・ブリーダープラグにメガネレンチ[10mm]を取付します。


・ワンマンブリーダータンクのビニールチューブをブリーダープラグに取付します。

 ブレーキペダルを踏み込んだ時に圧力でビニールホースが抜けるので、結束バンドで締付してください。


踏んで と指示します。

 車内の人は ブレーキペダルを踏み込みます。


そのまま と指示します。

 車内の人は ブレーキペダルを踏み込んだままにします。

 この状態でブリーダープラグを約半回転緩めます。

 写真は古いブレーキフルードがビニールチューブを流れています。

 ※ビニールチューブの色は少し赤色です。

 液圧がかからなくなったらブリーダープラグを締め付けます。


放して と指示します。

 車内の人は ブレーキペダルを放します。


・マスターシリンダーリザーバータンク内のブレーキフルードの量を確認して、不足している分を補充します。


・踏んで、そのまま、放して、の工程を、ブレーキパイプとホース内にエアの混入が無くなるまで繰り返します。


・ブレーキパイプとホース内にエアが無くなったら、ブレーキペダルを踏み込んだままブリーダープラグを規定トルクで締め付けします。

  締付トルク:

   リヤブレーキブリーダプラグ(ディスクブレーキ仕様): 8.3 N·m

   リヤブレーキブリーダプラグ(ドラムブレーキ仕様): 8.0 N·m

   ※締付トルク数値は、SUZUKI SWIFTサービスマニュアル [2019年04月版]より


・ブリーダープラグからビニールホースを取外します。

 ブレーキフルードがこぼれないように、ブリーダープラグのすぐそばでビニールホースを摘まんで潰して、取外したと同時に上に上げて、摘まんでいる部分の指の力を少し抜いて、ブレーキフルードをワンマンブリーダータンクに流します。


・ブリーダープラグからメガネレンチ[10mm]を取外します。


・ブリーダプラグキャップを取付します。



 ■左前輪ブレーキフルード交換

【左前輪ブレーキフルード交換】

●今回DOT-3からDOT-4に変えるので、私の場合はキャリパーを取外して、ピストンを押し戻して古いブレーキフルードを押し出しました。

 関連:ブレーキキャリパー塗装

 → こちら

 関連:DIXCEL エクストラスピード(ESタイプ)フロントブレーキパッド

 → こちら

 交換だけの場合

・ブリーダープラグキャップを取外します。


・ブリーダープラグにメガネレンチ[10mm]を取付します。


・ワンマンブリーダータンクのビニールチューブをブリーダープラグに取付します。

 ブレーキペダルを踏み込んだ時に圧力でビニールホースが抜けるので、結束バンドで締付してください。


踏んで と指示します。

 車内の人は ブレーキペダルを踏み込みます。


そのまま と指示します。

 車内の人は ブレーキペダルを踏み込んだままにします。

 この状態でブリーダープラグを約半回転緩めます。

 写真は古いブレーキフルードがビニールチューブを流れています。

 ※ビニールチューブの色は少し赤色です。

 液圧がかからなくなったらブリーダープラグを締め付けます。


放して と指示します。

 車内の人は ブレーキペダルを放します。


・マスターシリンダーリザーバータンク内のブレーキフルードの量を確認して、不足している分を補充します。


・踏んで、そのまま、放して、の工程を、ブレーキパイプとホース内にエアの混入が無くなるまで繰り返します。


・ブレーキパイプとホース内にエアが無くなったら、ブレーキペダルを踏み込んだままブリーダープラグを規定トルクで締め付けします。

  締付トルク:

   リヤブレーキブリーダプラグ(ディスクブレーキ仕様): 8.3 N·m

   ※締付トルク数値は、SUZUKI SWIFTサービスマニュアル [2019年04月版]より


・ブリーダープラグからビニールホースを取外します。

 ブレーキフルードがこぼれないように、ブリーダープラグのすぐそばでビニールホースを摘まんで潰して、取外したと同時に上に上げて、摘まんでいる部分の指の力を少し抜いて、ブレーキフルードをワンマンブリーダータンクに流します。


・ブリーダープラグからメガネレンチ[10mm]を取外します。


・ブリーダプラグキャップを取付します。



 ■最終作業

【最終作業】

・マスターシリンダーリザーバータンクと漏斗を固定していたビニールテープを取外後、漏斗を真上に取外します。


・マスターシリンダーリザーバータンクのMAXラインまでブレーキフルードを補充します。


・養生で広げていたビニール袋を取外します。


・ブレーキフルードキャップを取付します。

 マスターシリンダーリザーバータンクの溝にブレーキフルードキャップを差し込んで時計回しで回します。

 関連:RRPブレーキタンクアルミカバー(レッド)[B33-207R]

 → こちら

・エンジンを始動させて、ブレーキペダルを数回踏みます。

 ブレーキペダルを踏んで、踏みごたえが出てくるまで、ブレーキペダルを踏んでください。


・メーター内のブレーキ警告灯、ABS警告灯が点いていない事を確認します。

・ブレーキペダルを踏み込んで、液圧をかけた状態で、ブレーキフルードの漏れが無いことを確認します。


・ブレーキフルードリザーバーの液量を再確認します。

 ブレーキフルードの量は「MAX」より減っている場合は、エンジンを停止して、ブレーキフルードが「MAX」の線になるように足してください。

 エンジンを始動させて、ブレーキペダルを数回踏みます。

 ブレーキペダルを踏んで、踏みごたえが出てくるまで、ブレーキペダルを踏んでください。


【比較】

・ブレーキフルードの色の違いの比較です。

 とてもきれいな色になりました。

交換前 交換後


 


【ボンネット】

・ボンネットを閉めます。

 関連:XIANGSHANG ボンネットダンパー

 → こちら

【ホイール取付1】

・ホイールを取付、ホイールナットで締付けます。



【ジャッキダウン】※写真は「Beatrush フロントフロアー補強バー [S88046PB-CAF]」取付ページより使用。

・リヤ側のジャッキアップポイントの車体固定用フックに油圧ジャッキを合わせて、車体リヤ側を持ち上げます。

汎用リヤ牽引フック 関連:汎用リヤ牽引フック

 → こちら

・リヤ側のリジッドラック2本を車体から取外します。

・車体リヤ側をゆっくりと降ろします。

・タイヤ止めをリヤタイヤに取付します。


・私の場合は、フロントタイヤの下に基本ブロックとスロープを置きます。

・車体フロント側のジャッキポイントのトルクロッドナットに油圧ジャッキを合わせて、車体フロント側を持ち上げます。

・フロント側のリジッドラック2本を車体から取外します。

・車体フロント側をゆっくりと降ろします。

・油圧ジャッキを車体下から取り出します。


【ホイール取付2】

・車を動かす前に、ホイールナットを規定値でしっかりと締付します。


  締付トルク:100 N・m (10.2kgf・m)

  ※締付トルク数値は、SUZUKI SWIFTサービスマニュアル [2019年04月版]より


・リヤタイヤからタイヤ止めを取外します。

・私の場合は、基本ブロックの上に載せたフロントタイヤをゆっくり自走して車体を降ろします。


オイル処理剤

【ブレーキフルードの処理】

・ワンマンブリーダータンクに溜まったブレーキフルードをオイル処理剤に入れて処理します。

 ※お住いの自治体のゴミのルールを守って処理してください。


【作業終了】

・作業終了です。



 ★紹介動画


・左の動画はYouTubeで公開しています。

 このページをまとめています。

 写真や文字で説明できない部分を動画にして紹介しています。


 YouTubeチャンネル SWIFTsport改造と改良自己満足のホームページ

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 ★施工後

・ブレーキフルードの交換はSWIFTsportで5台目になるので、慣れたものです。

 ブレーキフルード交換後はブレーキの効きが良くなりました。

 クラッチのフルードも同時に交換しました。

 クラッチ操作も軽くなりました。


【ブレーキ関連リンク】※当ホームページの関連リンクです。

●ブレーキフルード

ZC33S ブレーキフルード交換方法 関連:ZC33S ブレーキフルード交換方法

 → こちら ※SWIFTsport[ZC33S]のページです。

ブレーキフルード交換 関連:ブレーキフルード交換

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。

ブレーキフルード交換 関連:mira e:s ブレーキフルード交換

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●フロントブレーキ

 関連:DIXCEL エクストラスピード(ESタイプ)フロントブレーキパッド

 → こちら ※SIFTsport[ZC33S]のページです。

 関連:FCマテリアル フロントブレーキパッド [MN-506M]

 → こちら ※WAGON R[MH55S]のページです。

 関連:フロントブレーキパッド交換

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。

 関連:WedsSport REVSPEC PRIMES[PR-Z123]

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。

フロントブレーキディスクローター&ブレーキパッド交換  関連:フロントブレーキディスクローター&ブレーキパッド交換

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HITACHIフロントディスクブレーキパッド [HD001] 関連:HITACHIフロントディスクブレーキパッド [HD001]

 → こちら ※mira e:s[LA300S]のページです。

フロントブレーキパッド交換 関連:フロントブレーキパッド交換(ek-WAGON)

 → こちら ※ek・WAGON[H81W]のページです。

ASTRO PRODUCTS ディスクブレーキパッドスプレーダー 関連:ASTRO PRODUCTS ディスクブレーキパッドスプレーダー

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●リアブレーキ

リアブレーキパッド交換 関連:リアブレーキパッド交換

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 ブレーキピストンキューブの使い方を紹介しています。

DIXCEL リアブレーキディスクローター PDタイプ [3754008] 関連:DIXCEL リアブレーキディスクローター PDタイプ [3754008]

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。


●パーキング(サイド)ブレーキ

 関連:CUSCO スピンターンノブ シルバー[220-014-AA]

 → こちら ※SWIFTsport[ZC33S]のページです。

 関連:Mstyle 汎用サイドブレーキカバー[MS0502] 取付

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。

 関連:自作サイドブレーキブーツ

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。

 関連:パーキングケーブルバンド交換

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。

 関連:サイドブレーキ調整方法

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。


●ブレーキフルード

ZC33S ブレーキフルード交換方法 関連:ZC33S ブレーキフルード交換方法

 → こちら ※SWIFTsport[ZC33S]のページです。

ブレーキフルード交換 関連:ブレーキフルード交換

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。

ブレーキフルード交換 関連:mira e:s ブレーキフルード交換

 → こちら ※mira e:s[LA300S]のページです。


●キャリパー塗装

 関連:ブレーキキャリパー塗装

 → こちら ※SWIFTsport[ZC33S]のページです。

 関連:ブレーキキャリパー塗装

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。


●マスターシリンダー

 関連:ブレーキマスターシリンダーストッパー

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 関連:自作マスターシリンダーストッパー取付

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。


●その他

 関連:RRPブレーキタンクアルミカバー(レッド)[B33-207R]

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