■現状 |
|
【現状】
・私の車に取付している社外品マフラーは、「rosso modello COLBASSO Ti-C [COBT-K738]」です。
純正マウント(マフラーリング(マフラーハンガー))のへたりが原因でカタカタ音がします。
siecle MINICON-DS [MD-050S]を取付後からエンジンの振動が増えた頃から徐々にカタカタ音が増えた気がします。
丁度交換時期だったのかもしれません。
純正マウント(マフラーリング(マフラーハンガー))の状態でマフラーを揺すると良く動きます。
Keiworks[HN22S]に取付していた「HKS Hi Power409 [31006-AS008]」は、SWIFTsportに乗り換えまで不具合無かったです。
マフラーリング(マフラーハンガー)の当たりはずれもあると思います。
カタカタ音が原因のマフラーリング(マフラーハンガー)を交換します。
また、触媒が壊れている時も似たような音がするそうなので、不安な方はディーラーまたは整備工場に相談してください。
関連:rosso modello COLBASSO Ti-C [COBT-K738]
→ こちら |
関連:rosso modello フランジサイレンサー [FS003]
→ こちら |
関連:SUZUKI純正部品マフラーマウンティング[14281-52R00]と[14281-72L00]
→ こちら |
関連:JURANダウンマフラーリング (Mタイプ)[354907]
→ こちら |
関連:siecle MINICON-DS [MD-050S]
→ こちら |
関連:HKS Hi Power409 マフラー取付
→ こちら Keiworks[HN22S]のページです。 |
|
|
■ジャッキアップ |
|
【ジャッキアップ】
・車を平らな所に停めます。
・マニュアル車はギヤを「R(リバース)」に、AT車は「P(パーキング)にします。
・必ずフロントタイヤにタイヤ止めをします。
・車体リヤ側をジャッキアップします。
ジャッキアップポイントは、フォグランプ右下の車両固定用フックです。
私の車の場合は、牽引フックの根本の所です。
関連:汎用リヤ牽引フック
→ こちら |
・作業しやすいように、できるだけリヤを持ち上げてください。
・左右の後輪側のジャッキアップポイントにリジッドラックを置いて、3tジャッキを少しずつ下げてリジッドラックに載せます。
・タイヤの下に基本ブロックを置きます。
車両下に入るので万が一の事を考えて必ず安全対策をしてください。
・車体をゆすってもリジッドラックが安定している事を必ず確認してください。 |
|
|
■純正マウント取外 |
|
★今回の作業は、マフラー(リアピース)は取外しない方法で交換します。
マフラー(リアピース)を外して作業される方は、下記の関連リンクを見てください。
関連:rosso modello COLBASSO Ti-C [COBT-K738]
→ こちら |
関連:rosso modello フランジサイレンサー [FS003]
→ こちら |
【マフラーカッター養生】
・バンパーに傷をつけないようにするため、マフラーカッター部分をタオルやエアキャップ(プチプチ)などで養生します。
|
|
【純正マウント位置】
・SWIFTsport[ZC33S]の純正のマウント位置は左の図の位置になります。
リアピースは4ヵ所、フロントパイプは2ヵ所で6ヵ所でマフラーを支えています。
今回交換するのは、リアピース部分の「マウントNo.3」を4ヵ所です。
取外する場所の順番はどこから外してもいいですが、私は左の図の@〜Cの順番で取外します。 |
|
【取外に使う工具について】
・マウント(マフラーリング(マフラーハンガー))は、マフラーハンガープライヤーと言う工具を使って取外します。
マフラーハンガープライヤーの価格は\2,500〜\10,000で販売されています。
このためにわざわざ買って工具を増やさなくても100円ショップでいい物があります。
「シャコ万力[50mm]」を使用して取外します。
マウント(マフラーリング(マフラーハンガー))の厚みは約30mmなので「50mm」を購入してください。
このシャコ万力はブレーキパッド交換時にピストン戻しでも使用できるので、万能な工具です。 |
|
【純正マウント取外】
●純正マウント(図@)取外 ※写真は「rosso modello COLBASSO Ti-C [COBT-K738]」純正マフラー取外時
・車体側フックの先端は純正マウントが抜けないように返しがあるため簡単に外れません。
丁度作業した時は冬場で気温が低く、雪がちらついているので、夏場に比べて純正マウントが固くなっている外れなくなっています。
純正マウントをシャコ万力を使用しての取外方法は、下記のようになります。
@車体側フックと純正マウントの間にシリコンスプレーまたは潤滑油を吹きかけます。
A車体側フックの頭の部分にシャコ万力の締付部分を合わせて、シャコ万力の反対側を純正マウントに合わせます。
Bシャコ万力を締付けます。
ネジの先が純正マウントの穴に入るように位置調整します。
この時に純正マウントの動きが悪い時は、くっついているので−ドライバーで車体側フックと純正マウントの間に差し込んで浮かせて、−ドライバーを外してから車体側フックと純正マウントの間にシリコンスプレーまたは潤滑油を吹きかけます。
Cシャコ万力の締付けが純正マウントの半分以上になったらシャコ万力取外して、純正マウントを車体側フックから取外します。
シャコ万力を締付け過ぎて純正マウントからネジの先が出ないよう注意してください。余計な仕事が増えます。
Dマフラー側のフックから純正マウントを取外します。
他の純正マウントも同じように取外します。
|
|
・純正マウント(図@)を取外しました。 |
|
●純正マウント(図A)取外 ※写真は「rosso modello COLBASSO Ti-C [COBT-K738]」純正マフラー取外時
・同じ方法で純正マウントを取外します。 |
|
・純正マウント(図A)を取外しました。
この状態で運転席側のマフラーカッターがリアバンパーのマフラーホールに載ったかった状態です。 |
|
●純正マウント(図B)取外 ※写真は「rosso modello COLBASSO Ti-C [COBT-K738]」純正マフラー取外時
・同じ方法で純正マウントを取外します。 |
|
・純正マウント(図B)を取外しました。
この状態で助手席側のマフラーカッターがリアバンパーのマフラーホールに載ったかった状態です。 |
|
●純正マウント(図C)取外 ※写真は「rosso modello COLBASSO Ti-C [COBT-K738]」純正マフラー取外時
・同じ方法で純正マウントを取外します。 |
|
・純正マウント(図C)を取外しました。
マフラー(リアピース)を固定していた純正マウントがすべて取外されました。 |
|
【取外した純正マウントの状態】
・左の写真は取外した純正マウント(図@)です。
変形しています。
手で握るとぐにゃっと潰れます。
ものすごく柔らかいです。
消しゴムに近い弾力があります。
4個とも同じ状態でした。 |
|
【比較】
・写真は比較で撮影しました。
CUSCO 強化マフラーリング[A160 RM002B]は手で握っても硬くて変形しません。
ゴムの硬さが違うので、CUSCO 強化マフラーリング[A160 RM002B]を交換時、簡単に外れるか気になります。
・純正マウントとマフラーリングの穴の間を測ったら同じ「40mm」でした。
重ねて穴の位置を確認しましたが同じ位置でした。
購入時にCuscoにするかJURANにするか迷っていて、SWIFTsport[ZC33S]の適合を確認するとCuscoはZC32Sまでの適合表が載っていてZC33Sは表記がありませんでした。
JURANのホームページで適合表を見ると「L2」となっていて、近くの店舗は取扱されていませんでした。
色々調べていると「JURAN マフラーリング Bタイプ」も使用できることがわかったので、Cusco 強化マフラーリング[A160 RM002B]も同じサイズなので購入しました。
JURANは黒で純正品と見分けがつかず換えた事がわからないですが、Cuscoはブルーなので一目で交換したことがわかります。
販売価格もJURANの方がお高めなので、Cuscoの商品を購入しました。 |
|
|
■CUSCO 強化マフラーリング[A160 RM002B]取付 |
|
【CUSCO 強化マフラーリング[A160 RM002B]取付】
・強化マフラーリングの取付は、純正マウントの取外より時間はかかりません。
取付はあっけなく終わります。
取外に時間がかかっただけに拍子抜けします。 |
|
●CUSCO 強化マフラーリング(図@)取付
・強化マフラーリングのハンガーを通す穴2つにシリコンスプレーか潤滑剤を吹き付けます。
・車体側ハンガーとマフラー側ハンガーにシリコンスプレーか潤滑剤を吹き付けます。
・マフラー側ハンガーに強化マフラーリングのハンガーを通す穴を通します。
・車体側ハンガーに強化マフラーリングのハンガーを通す穴を通します。
・強化マフラーリングを垂直になるように位置を合わせます。
※マフラーの出口の位置合わせは、全て強化マフラーリングを取付してからやります。 |
|
●CUSCO 強化マフラーリング(図A)取付
・強化マフラーリングのハンガーを通す穴2つにシリコンスプレーか潤滑剤を吹き付けます。
・車体側ハンガーとマフラー側ハンガーにシリコンスプレーか潤滑剤を吹き付けます。
・マフラー側ハンガーに強化マフラーリングのハンガーを通す穴を通します。
・車体側ハンガーに強化マフラーリングのハンガーを通す穴を通します。
・強化マフラーリングを垂直になるように位置を合わせます。
※マフラーの出口の位置合わせは、全て強化マフラーリングを取付してからやります。 |
|
●CUSCO 強化マフラーリング(図B)取付
・強化マフラーリングのハンガーを通す穴2つにシリコンスプレーか潤滑剤を吹き付けます。
・車体側ハンガーとマフラー側ハンガーにシリコンスプレーか潤滑剤を吹き付けます。
・マフラー側ハンガーに強化マフラーリングのハンガーを通す穴を通します。
・車体側ハンガーに強化マフラーリングのハンガーを通す穴を通します。
・強化マフラーリングを垂直になるように位置を合わせます。
※マフラーの出口の位置合わせは、全て強化マフラーリングを取付してからやります。 |
|
●CUSCO 強化マフラーリング(図C)取付
・強化マフラーリングのハンガーを通す穴2つにシリコンスプレーか潤滑剤を吹き付けます。
・車体側ハンガーとマフラー側ハンガーにシリコンスプレーか潤滑剤を吹き付けます。
・マフラー側ハンガーに強化マフラーリングのハンガーを通す穴を通します。
・車体側ハンガーに強化マフラーリングのハンガーを通す穴を通します。
・強化マフラーリングを垂直になるように位置を合わせます。
※マフラーの出口の位置合わせは、全て強化マフラーリングを取付してからやります。 |
|
・強化マフラーリングの取付ができました。
●マフラー出口位置合わせ
・左右のマフラーの出口の位置を調整します。
ハンガーの部分にはシリコンや潤滑油が付いているのでここで調整します。
マフラーの出口を左右上下に動かして、左右のマフラーの出口の円がリアバンパーのマフラーホールの中心になるように調整します。
・強化マフラーリングを垂直になるように位置を合わせます。
・もう一度、マフラーの出口の位置を確認します。
位置の調整が出来たら取付終了です。
強化マフラーリング取付後にマフラーを揺らしてみましたが、全く動きませんでした。 |
|
|
■ジャッキダウン/走行確認 |
|
【ジャッキダウン】
・車体を3tジャッキで少し持ち上げて、リジッドラックを取外します。
・安全対策で使用していた基本ブロックを取外します。
・リヤタイヤが地面に接地するまで3tジャッキで降ろします。
・タイヤ止めを外します。
取外せない場合は少し車を後に下げてください。
・マニュアル車はギヤを「N(ニュートラル)」にします。
【作業終了】
・作業終了です。
【走行確認】
・実際に走行して車の後部(マフラー(リアピース))から異音が聞こえるか確認します。
異音が無ければこれで終了ですが、もしまだ異音する場合は、センターパイプのマウント2ヵ所交換してみてまだ異音する場合は、触媒を疑ってディーラーや整備工場で診断した方が良いかもしれません。
【取外した純正マウントの処分について】
・お住まいの自治体のごみのルールで取外した純正マウントの処分します。
ディーラーや整備工場で処理もしてくれますが、有料の所が多いでしょう。
|
■紹介動画 |
|
・左の動画はYouTubeで公開しています。
このページをまとめています。
写真や文字で説明できない部分を動画にして紹介しています。
SWIFTsport改造と改良自己満足のホームページ
この動画は、
無断転用(動画サイト、ホームページ、ブログ、SNSなど [※許可済みのページを除く])
および 複製/編集を禁止しています。
音が出ます。再生前に音量を小さくしてから調整してください。
音声は「VOICEVOX」の読み上げソフトを使用しています。
多少、イントネーションとアクセントが違う部分があります。
※利用規約に書いているので表示します。
VOICEVOX 使用キャラクター:春日部つむぎ
→ こちら |
|
|
■センターパイプ側のマウント(マフラーリング(マフラーハンガー))について |
追記:2023.05.01. センターパイプの純正マウント交換
・異音するので確認すると、センターマフラーの前側が変形して柔らかくなっていたので交換しました。
自動車部品の問屋さんで確認しましたが、社外品(純正部品同等)は販売されていないので、純正部品の購入になります。※ページ作成時
センターパイプ前側 → 純正部品の購入。社外品無し。
センターパイプ後側 → JURAN製のマフラーリング Mタイプで代替可。
今回、前後純正部品を購入しました。
左の写真(上側)がマウンチング、マフラ[14281-52R00]です。 |
左の写真(下側)がマウンチング、マフラ[14281-72L00]です。
価格は、
マウンチング、マフラ[14281-52R00] → \1,300(税込[10%]) ※購入時の金額と消費税率です。
マウンチング、マフラ[14281-72L00] → \640(税込[10%]) ※購入時の金額と消費税率です。
交換方法は、下記の関連リンクを見てください。
関連:SUZUKI純正部品マフラーマウンティング[14281-52R00]と[14281-72L00]
→ こちら |
追記:2023.06.01. JURANダウンマフラーリング (Mタイプ)[354907]
・アイドリング時にする異音が解決しないので確認すると、センターマフラーの後側がボディーに接触した跡がありました。
センターマフラーの後側と車体の間のスペースを作るため、強化マフラーリングを取付しました。
純正位置より下げた穴にセンターマフラーのマフラーハンガーを通しました。
異音が解決しました。
関連:JURANダウンマフラーリング (Mタイプ)[354907]
→ こちら |
|
|
■マフラー(リアピース)側の純正マウント |
|
【マフラー(リアピース)側の純正マウント】
・マフラー(リアピース)側の純正マウントを純正品から純正品にそのまま交換する方は、下記の品名と部品番号で注文してください。
マフラー(リアピース)側の純正部品は「マウンチング、マフラ[14281-84A00]」を4個注文してください。 |
|
|
■純正部品のゴムの材質について |
・純正マウントの下側に「>EPDM<」と文字があります。
EPDM → エチレンプロピレンジエンゴム を純正部品で使用しているゴムの材質になります。
EPDMは耐候性や耐オゾン性に優れているので、屋外でもよく使用されてます。
EPDMは耐油性は劣るため、油が付く環境での使用はできません。
EPDMは耐水性は優れているため、水回りのパッキンにもよく使用されています。
EPDMの耐熱性は 150℃ です。
EPDMの耐寒性は −60℃〜−40℃ です。
ゴムには硬度(JIS タイプA)という硬さの指標があります。
硬度を 0°〜90° の硬さに分類されています。
EPDMの硬度 30°〜90° です。
硬度を一般の物で表示すると
5°〜10° 人肌
30°〜40° 消しゴム
60°〜70° 車のタイヤ
80° パソコンのマウスのボール
の硬さに近いと言われています。
ゴムと言われて想像するような硬さは 50°〜70° です。
80°と90°になると硬くてほとんど潰れません。
強化マフラーリング(マフラーハンガー)の硬度を調べると、
CuscoとMonster Sportの製品は 70° です。
JURAN 純正比硬度20%アップ と書いています。
柿本改 硬度15%アップ と書いています
純正品の硬度が数値化されていないのでよくわかりませんが、まぁ強度が上がっているという事でしょう。
純正品は片手で変形します。
Cusco 強化マフラーリングは片手で変形しませんでした。 |