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 汎用オイルキャッチタンク2

2023.01.01.公開日

車検クリアできます。

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・このページをご覧になっている事は、注意事項(同意書)に同意した事とします。

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 SWIFTsport[ZC33S]に「汎用オイルキャッチタンク」を取付しました。


 ★今回取付する商品の紹介

・汎用オイルキャッチタンク










【特徴】※ADPOW Direct(amazon)販売ページより

・300ml容量で、このオイルキャッチタンクの見た目は精巧です。

・汎用のオイルキャッチタンクで、ほとんどの車に使用可能です。

 スバル/マツダ/スズキ/トヨタ/日産など、口径が合えば適用します。

・アルミ製、軽量、長持ちの新品オイルキャッチタンクです。

・オイルの劣化を防ぐことができるだけでなく、車をドレスアップになれます。


【詳細】※ADPOW Direct(amazon)販売ページより

・材質

・容積

・カラー

・サイズ

・対応ホースサイズ

・適用車種

・付属品

高品質アルミ

約300ml

シルバー ※他にレッド、ブルー、ブラックがあります。

左の図を見てください。

10mm、12mm、14mm

ほとんどの車やバイクに使用可能です。

15mm継手(OD:10mm / ID:6mm) x 2個

12mm継手(OD:12mm / ID:8mm) x 2個

9mm継手(OD:14mm / ID:10mm) x 2個
直径10mmホース(長さ:750mm) x 1本

ホースバンド x 2個

Оリング x 6個
固定用ボルト x 2本

固定用ナット x 2個

・保障期間



・その他








【購入店】

・購入店

・購入ページ名


・購入URL

ADPOWの保証:弊店全ての製品はお買い上げ日から12ヶ月間の保証がついております。

万が一、商品は不具合が発生した場合、新品交換・返金など希望する方はまず弊社にお問いあわせください。

※このオイルキャッチタンクは300mlのもので、一般走行会や公道でのドライブを楽しんでいただくための商品です。

 競技用のオイルキャッチタンクはもっと大きなタイプ(2L)になります。

※タンク吸入口・排出口はシリコーンコーキングなどでエア漏れを防止してください。

※インテーク側に接続するホースは内部にオイルがたまらないよう水平位置かインテーク側より高い位置に接続し、ホースが垂れさがった状態にならないようご注意ください。

※サイズ実寸・個体差ございます、ご了承ください。



ADPOW Direct (amazon)

オイルキャッチタンク 円柱型 アルミ製 バッフル付 外径14MM/12MM/10MM継手付属 バイク/自動車用 汎用

販売ページのリンクは こちら

※上の店舗のリンクから購入する場合は自己責任でお願いします。

 トラブルに関してはご自身で対処願います。

※品切れの場合は、同商品の在庫があるページへジャンプするため金額が変わる場合があります。

・販売業者





・販売業者住所



・発送場所

・購入価格

・配送料金

shenzhenshiaofeisidakejiyouxiangongsi

注意!

 Googleで訳すと「深圳市奥菲斯达科技有限公司」と表示しますが住所と一致しないようです。

 不良交換、保証期間や返金でトラブルになる場合があります。

futianquhuaqiangbeijiedaohuaqiangbeilusaigekeji gongyeyuan4dong10cengA-Dzhouyu4-7zhouC090 shenzhen guangdong 518000 CN

注意!

 住所検索しましたが、Googleマップで表示できませんでした。

アマゾンジャパン 品川区デリバリーステーション

\2,500(税込[10%]) ※購入時の金額と消費税率です。

無料


※取付ステーは、取付場所によって変わります。

 取付場所にあったステーを購入してください。

 以下のステーは私が取付に使用した物です。

・L型ステー




【詳細】

・メーカー

・品名

・品番

・JANコード

・サイズ

・推奨穴サイズ

・重さ

・材質

・色

・塗装方法

ヤハタホールディングス(八幡ネジ)

補助金具 No8

L-60B

4979874007780

長さ:38mm、奥行:25mm、高さ:59mm、厚み:2.6mm

ボルト用穴:M10、皿ビス用穴:3.1mm

36g

カチオン電着塗装(アクリル系塗装)

・I型ステー


【詳細】

・メーカー

・品名

・品番

・JANコード

・サイズ

・推奨穴サイズ

・材質

・色

・塗装方法

ヤハタホールディングス(八幡ネジ)

補助金具 No4

I-100B

4979874007742

長さ:100mm、奥行:25mm、厚み:2.6mm

ボルト用穴:M10、皿ビス用穴:3.1mm

カチオン電着塗装(アクリル系塗装)


●オイルキャッチタンクの役割

 有害なブローバイガスを処理するのがオイルキャッチタンクです。

 エンジンヘッドに溜まる燃焼ガスなどの有害ガスは、ヘッドカバーにあるホースを使って混合気と一緒に再びシリンダーに送られています。

 厳密に計算された上でパワーを絞り出しているレーシングカーのチューニングエンジンは、混合気に不純物が混ざることを嫌うので、ブローバイガスを外へ逃がしています。

 このブローバイガスを大気放出することなく処理するために装着が義務づけられているのがオイルキャッチタンクです。

 レースで使用されるオイルキャッチタンクの容量は「1L」と定められています。

 オイルキャッチタンクがしっかり取付されていれば車検クリアできます。

 関連:汎用オイルキャッチタンク

 → こちら ※SWIFTsportのページです。

 車検クリアしています。Keiworksで取付けていたオイルキャッチタンクです。

 関連:メーカー不明 オイルキャッチタンク取付

 → こちら ※Keiworksのページです。

 車検クリアしています。


 ★必要な部品/材料  ★必要な工具

・耐圧ホース[内径:15φ]

※付属のホースはハッキリ言って使い物になりません。

 必要な長さを購入してください。

 私は片側1mで2mを購入しました。

※PCVバルブ側に取付される方は、内径10mm(9.5mm)を購入してください。

 インテークマニホールド側は、内径12φを購入してください。

・ボルト[M8x15mm] ※取付場所によては不要。

・平ワッシャー[M8] ※取付場所によては不要。

・スプリングワッシャー[M8] ※取付場所によては不要。

・シールテープ

・液体パッキン

・結束バンド(大) → 私は長さ200mmを使用しました。

・ホースバンド[3/4または1/2の11mm〜20mm] x 4

 ※付属のホースバンドも新しい物を購入してください。

  少し幅がある物を購入した方が良いでしょう。


----銅配管を使用する方だけ----

 配管する方法によってはいくつか継手が必要になります。

 エアクリーナアウトレットホースNo.1から無理なく配管させる最低限の部材を使用します。

・1/2[15φ(15.88)]配管

・1/2 45°エルボ

・水 → 冷却用


・+ドライバー(#2)

・電動(充電)ドリル

・鉄鋼用ドリル刃[3.5mm]

・鉄鋼用ドリル刃[5.0mm]

・鉄鋼用ドリル刃[6.0mm]

・鉄鋼用金ヤスリ

・メガネレンチ[13mm]

・メガネレンチ[19mm]

・六角レンチ[4mm]

・プライヤー

・ニッパー

・ハサミ

・ラチェットハンドル

・ソケット[8mm]

・ソケット[10mm]

・ソケット[12mm]

・ソケット[13mm]


----銅配管を使用する方だけ----

・ロウ付け道具一式

・バケツ


 ★施工

  施工時の注意点

 ・整備資格を持たずに施工する場合や、このページを見て施工/使用した場合は、自己責任でお願いします。

 ・必ず部品を触る前や施工前に、体の静電気を車体以外の金属に触れて放電してください。

 ・作業は必ず平らな所で作業してください。

 ・サイド(パーキング)ブレーキをかけ、車輌が動かないことを確認してください。

 ・火傷するので必ずエンジン/マフラーが冷えている時に交換作業してください。

 ■汎用オイルキャッチタンク取付場所

【SWIFTsport[ZC33S]の耐圧ホースの分岐する場所について】

・SWIFTsport[ZC33S]の耐圧ホースの分岐する場所は、PCVバルブホースとブリーザホースの2か所です。

*PCVバルブから分岐

 SWIFTsport[ZC33S]のPCVバルブは、エンジンの後側のインテークマニホールド下側にあります。

 エンジンアンダカバーを取外して、エンジン下側より作業することになります。

 無理やり手を入れて手探りでもできますが、時間もかかるし腕が痛くなります。

 インテークマニホールドとPCVバルブにつながっているPCVバルブホースを取外して耐圧ホースを接続します。

 PCVバルブホースは異形ホースです。

 PCVバルブ側は内径10mm(9.5mm)で、インテークマニホールド側は内径12mmの耐圧ホースです。

 PCVバルブについては、下記の関連リンクを見てください。

 関連:PCVバルブ

 → こちら ※Keiworksのページ(K6Aエンジン)

*シリンダーヘッドカバーから分岐

 SWIFTsport[ZC33S]の定番の方法です。

 エアクリーナアウトレットホースNo.1とシリンダーヘッドカバーにつながっているブリーザホース(左の写真赤枠)を取外して耐圧ホースを接続します。

 シリンダーヘッドカバー側は、IN/OUTどちらも内径15mmの耐圧ホースを購入してください。


 今回はシリンダーヘッドカバーから耐圧ホースで分岐する方法を紹介します。


【汎用オイルキャッチタンクの取付位置】

・汎用オイルキャッチタンクの取付位置を決めます。

 SWIFTsport[ZC33S]の定番の取付位置は、バッテリーとフードロックメンバの間のスペースです。

 私も初めは左の写真の位置に取付していました。

 取付については

  *シリンダーヘッドカバー(インテーク[PCVバルブ])と水平位置

  *シリンダーヘッドカバー(インテーク[PCVバルブ])より少し高い位置

  *耐圧ホースが垂れ下がらない事

  *耐圧ホースは長めにする事

 となっています。

 現在(変更前)は、左の写真の位置より下側に取付しています。


●取付位置の例 ※シリンダーヘッドカバー側の場合

*汎用オイルキャッチタンクを取付する位置によって、汎用オイルキャッチタンクのホルダーが邪魔な場合は取外して、ホースバンドの大きい物で汎用オイルキャッチタンクを固定する方法もあります。

*左の写真のラジエーターファンの脇のボルトを長ナットを使用して取付できます。

*フードロックメンバのボルトに共締めして取付できます。

 今回はこの方法で取付します。

 汎用オイルキャッチタンクを固定する方法は、L型ステーとI型ステーを組み合わせて取付したいと思います。

*私は「GReddy アルミインテークパイプセット[12090901]」を取付しています。

 長めのI型ステーをパイプに結束バンドかホースバンドで共締めして取付する事ができます。

 関連:GReddy アルミインテークパイプセット[12090901]

 → こちら



 ■今まで取付していた汎用オイルキャッチタンク取外

【今まで取付していた汎用オイルキャッチタンク】

・今まで取付していた汎用オイルキャッチタンクは、約15年使用してきました。

 そんなに簡単に壊れるパーツではありませんが、タンク下のドレンネジ部分から分離したオイルが漏れていて、Oリングが痛んでいる事が原因で修復はせず、新しい物を購入する事にしました。

 関連:汎用オイルキャッチタンク

 → こちら ※SWIFTsportのページです。

 車検クリアしています。Keiworksで取付けていたオイルキャッチタンクです。

 関連:メーカー不明 オイルキャッチタンク取付

 → こちら ※Keiworksのページです。

 車検クリアしています。


・今回は全て新しい物に交換するので、今まで取付していた汎用オイルキャッチタンクを取外します。

・エアクリーナアウトレットホースNo.1とシリンダヘッドカバーに取付している耐圧ホースを固定しているホースバンドを緩ませます。

・耐圧ホースを取外します。

 シリンダヘッドカバー側の耐熱チューブは再利用するので捨てないでください。


 私の場合は、エアクリーナアウトレットホースNo.1を「ZERO1000 強化サクションホース レッド[111-S006R]」に交換しています。

 関連:ZERO1000 ZC33S 強化サクションホース レッド[111-S006R]

 → こちら



・ZERO1000 強化サクションホース レッド[111-S006R]のブローバイガスが戻る穴に、配管に無理がかからないように銅管(1/2[呼び径15])と45°エルボで角度を付けてロウ付けしたブリーザーユニオンを自作して取付しています。

 この自作したブリーザーユニオンは、今回もそのまま使用します。



 ■取付ステー加工/取付

【L型ステー加工】

・私が購入したL型ステーの小さな穴の位置は、丁度汎用オイルキャッチタンクのホルダーと同じ穴の位置でした。

 L型ステーの穴を6mmの穴に広げる加工が必要です。

 穴を開ける加工をするのであれば、L型ステーの中心に新たに6mmの穴を開けます。

 中央の長円の穴が大きいので、結構穴開けはギリギリになります。

・穴を鉄鋼用ドリル刃[3.5mm]から順番に6mmまで広げます。

 穴は上下2つです。

・鉄鋼用の鉄ヤスリでバリを綺麗にします。

【L型ステー取付】

・汎用オイルキャッチタンクのホルダーを取外します。

 ホルダー上部にボルト2本で固定されているので、六角レンチ[4mm]で取外します。

・L型ステーを下向きに取付します。

・付属のボルトとナットを六角レンチ[4mm]で固定します。

・ホルダーを汎用オイルキャッチタンクにボルトで固定します。

・ボルトが見える向きの状態です。

・L型ステーの取付完了です。


 I型ステーは、汎用オイルキャッチタンクを車取付時に取付します。


●汎用オイルキャッチタンクの状態

・この価格で作りは問題無いようですが、指紋がベタベタ付いていました。

 製品を作成している工場では素手で商品を触っていることになります。

 指紋がはっきりわかるぐらいです。

 新品を購入しているのに気分のいい物ではないですね。

 拭き取る作業も追加されました。



 ■汎用オイルキャッチタンク取付準備

【継手選択】

・SWIFTsport[ZC33S]で使用する継手は、

 *シリンダーヘッドカバー側に取付する方

  ・左の写真で「15」と書いてある一番大きい径の継手をIN/OUT両方使用します。

 *PCVバルブ側に取付する方

  ・左の写真で「9」と書いてある継手をPCVバルブ側〜IN側に使用します。

  ・左の写真で「12」と書いてある継手をOUT側〜インテークマニホールド側に使用します。


●付属の継手の状態

・継手を見ると結構キズや小さな凹みが多かったです。

 製造工程で雑に扱っている感じです。

 自作で銅管で継手をロウ付けで作った方がいいのではと思うぐらいの品質です。


【Oリング取付】

・継手2つに付属のOリングを取付します。

 Oリングを傷つけないように継手に取付します。

 余ったOリングはオイル漏れをした時の補修交換用で保管します。


●付属のOリングの状態

・ボルト、ナット、継手、Oリングは、同じ小さいビニール袋の中に入っていました。

 金属部品でゴム製のOリングにキズや切れていないか心配しましたが、特に問題ありませんでした。

 Oリングだけ別のビニール袋に入れないのでしょう?

 もしキズや切れていたら、ホームセンターで水道部材のOリングを購入してください。


【継手取付】

・継手を汎用オイルキャッチタンクに取付します。

 そのまま取付してもOリングがあるからブローバイガスや分離したオイルが噴き出る事は無いと思いますが、販売ページにも「シリコーンコーキング」をするよう書いています。

 シールテープを巻いて取付してもいいですが、私は汎用オイルキャッチタンク本体のネジ山に液体パッキンを付けました。

・メガネレンチ[19mm]で継手を汎用オイルキャッチタンクに締付けします。

【耐圧ホース準備】

・SWIFTsportの場合は

*シリンダヘッドカバー側に取付する場合

 内径15mmの耐圧ホースを購入します。

 取付する場所によって長さが変わるので、必要な分の長さを購入してください。

 私の場合は耐圧ホースを片側1mでカットしました。(2本になります。)

*PCVバルブ側に取付する場合

 PCVバルブホースは異形ホースです。

 PCVバルブ側は内径10mm(9.5mm)の耐圧ホースを購入します。

 インテークマニホールド側は内径12mmの耐圧ホースを購入します。
 取付する場所によって長さが変わるので、必要な分の長さを購入してください。


●付属の耐圧ホースについて

・付属のホースは本当に耐圧?と思うぐらい柔らか過ぎです。

 内径10mmのためSWIFTsportのシリンダヘッドカバー側では径が小さく、ホースの長さも750mmと短いので使用することはできません。

 結束バンドで縛っている事とホースを折り曲げている時点で、使えるホースでもこの状態では使わないでしょう。

【ホースバンド準備】

・ホースバンド[3/4または1/2の11mm〜20mm]を4個を購入します。


●付属のホースバンドについて

・付属のホースバンドは幅が細くて巻き上げ部分がぐらつくので、しっかり締め付けできません。

 流石「中華品質」です。

 左の写真の右側が購入したホースバンド(日本製)です。

 私は商品を注文した時点で、商品が届く前に幅の広いホースバンドを4つ購入しました。


【耐圧ホース取付】

・耐圧ホースの締める向きを考えて、耐圧ホースに通します。

・耐圧ホースを継手に差し込みます。

・ホースバンドで耐圧ホースを固定します。

・インレット側とアウトレット側に耐圧ホースが付きました。

【ディップスティックにシールテープ巻き付け】

・ディップスティックは上部に飛び出ている部分でネジ式になっています。

 オイルキャッチタンク上部からタンク内の液量が確認できるので便利です。


●ディップスティックの状態

・Oリングなどの処理がされていないため、何でここだけ手を抜いているんだろうと思っていました。

 販売ページのレビューに「ブローバイガスの臭いが漏れているので、シールテープを巻いた」と書いてありました。

 臭いが漏れていると車検NGの場合があるので、シールテープの処理をしてください。

 この商品は追加でやることが多いです。


・ディップスティックを反時計回しで汎用オイルキャッチタンクから抜き取ります。

 ディップスティックのネジ山にシールテープを5回程巻き付けします。

 シールテープも巻き付ける方向があるので、左の写真の矢印の向きに少し引っ張りながら巻き付けします。

・ディップスティックのネジ山にシールテープを巻き付けした状態です。



 ●これより下は エンジンヘッドカバー側 の取付方法の紹介です。
 ■ブリーザーホース一式取外

【ボンネット】

・ボンネットを開けます。

関連:XIANGSHANG ボンネットダンパー

→ こちら

【エンジンカバー取外】

・エンジンカバーを真上に持ち上げて取外します。


 私の場合は取外しているので、次の工程です。

 左の写真は納車された頃のエンジンルームです。(2019年4月)

 現在は別物になっています。


【施工前のエンジンルーム】

・左の写真は取付前のエンジンルーム内です。(2022年12月)

 オイルキャッチタンクを初めて取付する方は、下記の手順でブリーザーホース一式を取外します。


 オイルキャッチタンクを取付していた方は、次の工程に進んでください。

【ブリーザホース取外】

・ブリーザーホースの位置は、左の写真赤く囲ったホースです。


 ※写真は以前取付した汎用オイルキャッチタンクを取付時の写真です。

・ブリーザーホースのエンジン側にある白い配管遮熱カバーをブリーザーホース内側に移動します。

・ホースバンドをプライヤーで摘まんで、ブリーザーホース内側に移動します。

・ブリーザーホースをシリンダーヘッドから抜き取ります。


 ※写真は以前取付した汎用オイルキャッチタンクを取付時の写真です。

・ブリーザーユニオンをエアクリーナアウトレットホースNo.1より抜き取ります。

 上下の赤矢印の位置から右側に引き抜きます。


 ※写真は以前取付した汎用オイルキャッチタンクを取付時の写真です。

・ブリーザーホース一式が外れました。


 ※写真は以前取付した汎用オイルキャッチタンクを取付時の写真です。

・ブリーザーホースからホースバンドと白い遮熱カバーとブリーザーユニオンを取外します。

 白い遮熱カバーとブリーザーユニオンは再利用します。

 私の場合は、ブリーザーホース、ホースバンド、白い遮熱カバーは保管します。


 ※写真は以前取付した汎用オイルキャッチタンクを取付時の写真です。

・取外したブリーザーユニオンです。

 私の場合は、自作したブリーザーユニオンを使用するので保管します。


 ※写真は以前取付した汎用オイルキャッチタンクを取付時の写真です。


*PCVバルブ側に取付する方

 PCVバルブ側に取付する方は、PCVバルブホースとPCVバルブを取外します。

 PCVバルブホースは異形ホースです。

 インテークマニホールド側はクリップ留めされています。



 ■汎用オイルキャッチタンク取付

【汎用オイルキャッチタンク取付】

・L型ステーとI型ステーをボルト、平ワッシャー、スプリングワッシャー、ナットで仮締付けします。

・I型ステーをフードロックメンバのボルトをソケット[12mm]で仮締め付けします。

・汎用オイルキャッチタンクの位置を決めて、各箇所共締めして固定します。

 左の写真は固定した状態です。

 私の場合は、自作のフロントアッパーサポートバーと一緒に共締めしました。

 関連:フロントアッパーサポートバー

 → こちら

 

【ボンネットと干渉確認】

・左の写真は汎用キャッチタンクを横から見た状態です。

 ディップスティックが飛び出ているので、ボンネットに当たらないか確認します。

 私の場合は、この位置でボンネットに干渉する事がありませんでした。

【耐圧ホース取り回しと固定】

・エアクリーナーのインレット側に配管の上に耐圧ホースを通します。

・耐圧ホースをそろえて、インレット側の先端のエアクリーナーサクションパイプNo.1に結束バンドで固定します。

 耐圧ホースを締め付け過ぎないように注意してください。

 私の場合は、エアクリーナーのインレット側をアルミダクトに変更しているので、アルミダクトの先端を固定しているホースバンドに結束バンドを通して、リザーバータンクのホースと締付しました。

 関連:アルミ エアインテークホース

 → こちら

 関連:AUTOMAX izumi 汎用耐熱シリコンホース 内径4mm と 6mm

 → こちら



・ラジエーターのリザーブタンクを利用して耐圧ホースを固定しました。

 リザーブタンクの上部に結束バンドを完全に締付けない状態にします。

 その結束バンドに別の結束バンドを通して耐圧ホースを締付します。

 インレット側とアウトレット側を結束バンドで締付後、リザーブタンクの結束バンドを締付します。

 左の写真の手前に見える耐圧ホースがアウトレット側です。

【エアクリーナアウトレットホースNo.1に耐圧ホース取付】

・ブリーザーユニオンを使う場合は、耐圧ホースにホースバンドを通してからブリーザーユニオンを差し込んで、エアクリーナアウトレットホースNo.1に差し込みます。

 私の場合は、耐圧ホースにホースバンドを通してから自作のブリーザーユニオンに差し込みます。

・ホースバンドの締付け位置に合わせて固定します。


【シリンダヘッドカバー側に耐圧ホース取付

・シリンダヘッドカバー側は、耐圧ホースに遮熱チューブを通します。

 遮熱チューブの切れ目がある部分を耐圧ホースの切り口の方に合わせてください。

・ホースバンドを通します。

・耐圧ホースをシリンダヘッドカバーに差し込みます。

・ホースバンドの締付け位置に合わせて固定します。

・遮熱チューブの切れ目をホースバンドの締付けする部分に合わせます。

・遮熱チューブは簡単に動くので、動かないように処理します。

 遮熱チューブの位置を合わせたら、結束バンドで締め付けして動かないようにします。

 耐圧ホースを結束バンドで締め過ぎないよう注意してください。

【要所固定】

・耐圧ホースの要所を結束バンドで固定します。

【耐圧ホース保護】

・アウトレット側の耐圧ホースがボンネットのストライカーに接触しそうなので、保護で余った耐圧ホースを丁度良い長さにカットしてから縦にカットした物を被せて、結束バンドで固定しました。

【取付完了】

・取付完了です。


 また一つ、目立つ部品が増えました。

【ボンネット】

・ボンネットを閉めます。

関連:XIANGSHANG ボンネットダンパー

→ こちら


【作業終了】

・作業終了です。




 ■配管経路変更と一部配管を銅管に変更

●汎用オイルキャッチタンクを取付してから1か月経って、もう少し配管の見た目をスッキリさせるため、配管経路の変更とOUT側の配管の一部を銅配管に変更しました。


【追加で必要な部材と工具】

・銅配管(1/2)

・銅管継手(1/2 エルボ)x2個

・ホースバンドx2個

・スポンジ → 必要に応じて取付

・ハンダ

・パイプカッター

・紙ヤスリ または フラックス

・バーナー一式

・プライヤー

・ビニールテープ

・バケツ

・水

・軍手


【配管経路変更】

・配管経路をフードロックメンバの下に変更します。

 IN側の耐圧ホースを上側でOUT側の配管を下側に通します。

 IN側の配管は耐圧ホースのままです。※左の写真赤線

 エンジンヘッドカバー側のOUT側の配管は耐圧ホースです。※左の写真青線

 OUT側の配管の汎用キャッチタンク側のラジエーターキャップ付近がスムーズに配管経路を取れなかったので、銅配管と継手でクランク形状の配管を作成して使用します。※左の写真紫線


【汎用キャッチタンク側】

*IN側配管

・IN側の耐圧ホースはラジエーターキャップの左側を通して、フードロックメンバの下に通します。

・IN側の耐圧ホースを汎用キャッチタンクのIN側の継手に差し込みます。

・ホースバンドで固定します。

*OUT側配管

・OUT側の銅配管を現車に合わせて銅配管と銅管継手でクランク状に作成します。

 火傷しないように軍手を必ず手にはめて作業します。

・銅管が腐食しないよう耐圧ホースを差し込む分以外にビニールテープを巻き付けします。

・OUT側のクランク状の銅配管に長い耐圧ホースと継手の差し込み分だけの長さの耐圧ホースを取付します。

・銅配管と耐圧ホースをホースバンドで固定します。

・銅配管部分に干渉して異音を出さないようスポンジを巻き付けます。

・銅配管と耐圧ホースをフードロックメンバの下に通します。

・OUT側の耐圧ホースを汎用キャッチタンクのOUT側の継手に差し込みます。

・ホースバンドで固定します。


【エンジンヘッドカバー側】

*IN側配管

・IN側の耐圧ホースをフードロックメンバの下から引き出します。

・遮熱チューブとホースバンドを耐圧ホースに通します。

・IN側の耐圧ホースをエンジンヘッドカバー側に差し込みます。

・耐圧ホースをホースバンドで固定した後、ホースバンドを遮熱チューブで隠します。

・遮熱チューブが動かないよう耐圧ホースに結束バンドで固定します。

*OUT側配管

・OUT側の耐圧ホースにホースバンドを通します。

・ブリーザーホースにOUT側の耐圧ホースを差し込みます。

 私の場合は、銅管で作成したブリーザーホースに差し込みます。

・ホースバンドで固定します。

・ブリーザーホースをエアクリーナアウトレットホースNo.1に差し込みます。


【変更後】

・配管経路と銅配管を変更しました。

 耐圧ホースが見えなくなったので、見た目がスッキリしました。

 下の写真は変更前です。



 ■メンテナンス

【メンテナンス】

・トラブル回避のため、必ず定期的にメンテナンスしてください。


●ボルト

・定期的に取付で使用したボルトの締付け具合を確認します。

 緩んでいたら締めてください。

●液量チェック

・定期的にディップスティックでタンク内の液量を確認します。

 少し溜まっていたら、オイル処理剤の中に入れて処理します。

 ブレーキクリーナーでタンクを綺麗にして取付します。

●バッフル

・定期的にバッフルの汚れ具合を確認します。

 バッフルを反時計回しで取り出して、ブレーキクリーナーで綺麗にします。

 バッフルを蓋に取付します。


 ★施工後

・中国製の製品は今までいろいろと購入してきましたが、品質が悪過ぎです。

 特にネジは規格がありますが、ネジが締まらな物や初めから変形している物まで付属部品に入っていることがよくあります。

 バリ処理もちゃんとされていない物もよくあります。

 商品を素手で触って、指紋ベタベタ付いた状態を見た時に管理のできていない町工場で作成した感じでしょうか?

 新品を買っているのにもかかわらず、なんか気分悪いですね。

 今回の商品は他の商品名でamazonなどで確認できただけでも4個ありました。

 値段も安いのでこんなものかこしれません。

・PCVバルブ側も取付する事を現在考えています。

 取付したら別のページで紹介したいと思います。


●品質の悪かった商品関連リンク(一部です。)

 関連:momo ペダル NERO [PD-11]風シフトペダル

 → こちら ※バリ処理、ネジ、コピー商品

 関連:GreenGee タイヤ空気圧監視システム [GG-TPMS-200]

 → こちら ※ナット、電波法違反(この型番では登録されたいない)

 関連:社外品AutoGauge油圧計交換センサーと中間ニップルソケット(1/8 R x 1/8 NPT)

 → こちら ※社外品、油圧表示不安定 → 純正品を買った方が間違えないです。

 関連:汎用60φ3連メーターパネルホルダー

 → こちら ※バリ、傷

 関連:汎用リアディフューザー

 → こちら ※ネジ隠しのカバーの隙間


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