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 イグニッションレジスタ

2016.07.30.施工/公開日

取付番号によっては車検NG

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 Keiworksに「イグニッションレジスタ7番と8番」を取付して、標準で取付けられていた6番と比較してみました。


 ★今回取付する商品の紹介

・SUZUKI純正部品イグニッションレジスタ 7 [33926-76G70]SUZUKI純正部品イグニッションレジスタ 7 [33926-76G70]

【詳細】

・番号

・部品番号

・商品ラベル

・抵抗値

・製造年月日

・入数

・購入金額

・購入店

・燃料

 

7

33926-76G70

右の図

1,500Ω

2016.04.05. ※商品ラベルに表示されています。

1個

\530(税抜き)※購入時の価格です。

SUZUKIディーラー

レギュラーガソリン

SUZUKI純正部品イグニッションレジスタ 7 [33926-76G70]商品ラベル

 

・SUZUKI純正部品イグニッションレジスタ 8 [33926-76G80]SUZUKI純正部品イグニッションレジスタ 8 [33926-76G80]

【詳細】

・番号

・部品番号

・商品ラベル

・抵抗値

・製造年月日

・入数

・購入金額

・購入店

・燃料

 

8

33926-76G80

右の図

2,200Ω

2016.05.11. ※商品ラベルに表示されています。

1個

\530(税抜き)※購入時の価格です。

SUZUKIディーラー

ハイオク推進

SUZUKI純正部品イグニッションレジスタ 8 [33926-76G80]商品ラベル

 
 ★イグニッションレジスタについて

【イグニッションレジスタとは】

・イグニッションレジスタは、点火時期の調整する部品です。

 

【イグニッションレジスタを交換できる車について】

・イグニッションレジスタの改造は、新規格のK6Aエンジン搭載の車でできます。

 K6Aエンジンで電子スロットルの車、旧規格のK6Aエンジン、F6Aエンジンは、残念ですが対象外になります。

 ついでなので点火方式の違いをF6AエンジンとK6Aエンジンで比較してみました。

エンジン F6A K6A (新規格)
点火
システム

・ディストリビューター方式 → 機械式

 円柱上の筒の中にエンジンの気筒数に合わせて電極があります。

 エンジンが回ると円の中心の電極が各気筒の電極に触れて、スパークプラグが火花を飛ばします。

 関連:SUZUKI WAGON-R RV Turbo (E-CT21S)

 → こちら

 

・フルトランジスタ式 ※F6Aエンジンではないですが参考に

 下の写真は私が乗っていたHONDA civic Si-RU(EG6)のB16Aエンジンです。

 回転角センサーとイグナイターによってイグニッションコイルの開閉制御を行う方式です。

 ディストリビューターキャップ以外の機械的な接点がなくなったため、ディストリビューターの中では最も信頼性に優れています。

私が乗っていたHONDA civic Si-RU(EG6)のフルトランジスタ式ディストリビューター

 関連:HONDA sports civic (E-EG-6)

 → こちら

・ダイレクトイグニッション方式 → 電気式

K6Aエンジンに付いているダイレクトイグニッションコイル

 1気筒に1個づつ点火コイルが付いた方式です。

 ダイレクトイグニションコイルの電極は、赤丸がコントロール(ECU信号)、緑丸がアース、黄丸が+12Vです。

 イグニションコイルの電極は赤丸がコントロール、緑丸がアース、黄丸が+12Vです。 イグニションコイル

 K6Aエンジンに使用しているダイレクトイグニションコイルは、DENSO製と三菱(HITACHI)製の2つあります。

 私の車に付いていたダイレクトイグニションコイルは、DENSO製です。

点火時期

調整方法

・タイミングライトを使用して調整します。 ・イグニッションレジスタを交換して調整します。
メリット

・機械式でカムの動きで各気筒に点火信号を送っています。

 一つのイグニッションコイルで多数のシリンダーへの配電ができるので、費用をかけずに多気筒エンジンの点火システムを構築できます。

・点火コイルから点火プラグまでの距離が短い(プラグコードを必要としない)ので、電圧のロスを最小限に抑えています。

・カム角センサーで点火時期を算出して、インジェクションもECUが包括制御ができるので全回転域で安定した点火と電カ供給が可能です。

・メンテナンス性が高く、改修、改良しやすい。

デメリット

・電極で電力ロスが生じたり、電極が経年劣化したりする。

・エンジンの高回転化に対応できない。

・各部電圧のトータルバランスが取りにくい。

・点火時期調整するのにいくつかイグニッションレジスタを購入しなければならないので、余計にお金がかかる。

 

【イグニッションレジスタの数字の読み方】

・イグニッションレジスタに書かれている数字は端子を上にして読みます。

 「6」と「9」の区別を付けるため、数字の下にアンダーバーがあります。

イグニッションレジスタ 6 イグニッションレジスタ 9

 

【イグニッションレジスタの種類】

・イグニッションレジスタは12種類あります。

 イグニッションレジスタは、車によって取付けられている番号が異なります。

 納車時は、「N」「6」「7」が取付けられている事が多いです。

イグニッションレジスタ 6 私の車に付いていたのは6番が付いていました。



 下記の表はイグニッションレジスタの番号、SUZUKI純正部品番号、イグニッションレジスタの抵抗値、使用ガソリン、使用スパークプラグの種類の表です。

 ※部品番号、抵抗値はSUZUKIパーツカタログ(10型)初版より

 関連:SUZUKIパーツカタログ HN22S-10型 (初版)

 → こちら


遅角

進角
SUZUKI
純正部品番号
抵抗 使用ガソリン
(推奨ガソリン)
スパークプラグ
イグニッションレジスタ 1 33926-76G10 レギュラー 標準プラグ
イグニッションレジスタ 2 33926-76G20 82Ω レギュラー 標準プラグ
イグニッションレジスタ 3 33926-76G30 160Ω レギュラー 標準プラグ
イグニッションレジスタ 4 33926-76G40 270Ω レギュラー 標準プラグ
イグニッションレジスタ 5 33926-76G50 430Ω レギュラー 標準プラグ
イグニッションレジスタ N 33926-76G01 680Ω レギュラー 標準プラグ
イグニッションレジスタ 6 33926-76G60 1,000Ω レギュラー 標準プラグ
イグニッションレジスタ 7 33926-76G70 1,500Ω レギュラー 標準プラグ
イグニッションレジスタ 8 33926-76G80 2,200Ω ハイオク推進 標準プラグ
イグニッションレジスタ 9 33926-76G90 3,600Ω ハイオク推進 レーシングプラグ
イグニッションレジスタ 10 33926-76GA0 6,200Ω ハイオク レーシングプラグ
イグニッションレジスタ 11 33926-76GB0 12,000Ω ハイオク レーシングプラグ


・抵抗値を実際に6番、7番、8番を調べてみましたが、表示している数値はほぼ同じ数値を示しています。

 ※テスターによってが差がある場合があります。 → 使用したテスターはデジタル式のため0Ω調整できません。

・イグニションレジスタの数字が小さくなると「遅角」、数字が大きくなると「進角」です。

 ※イグニッションレジスタの番号で使用する燃料が変わります。

 ※イグニッションレジスタの番号 9、10、11に交換した場合、点火プラグの熱価変更も必要な場合もあります。

  ●遅角 にすると...

  *点火タイミングが遅くなります。

  *ノッキングしにくい。

  *パワーが無くなります。

  *使用する燃料はレギュラーガソリンです。


  ●進角 にすると...

  *点火タイミングが早くなります。

  *ノッキングしやすい。

  *パワーが出ます。特にトルクに強くなります。

  *エンジンの音のばらつきやマフラーの排気音がうるさくなる。

  *ノッキングしやすいので、使用する燃料はハイオクを入れる必要があります。

  *排気ガスがガソリン臭くなって、排気温度が上がります。


【イグニッションレジスタを交換する前に】

・イグニッションレジスタを交換する前に、一度試して頂きたい事があります。

 イグニッションレジスタを一度取外して、端子部分が汚れていたら汚れを綺麗に拭き取って、イグニッションレジスタを取付けるだけでも改善される場合があります。

今まで取付けられていたイグニッションレジスタ6の端子部分今まで取付けられていたイグニッションレジスタ6の端子部分 左の写真は私の車に付いていたイグニッションレジスタの端子部分です。

 車を購入してから一度も取外した事が無かったので、端子の接触部分に汚れが付いています。

 接点クリーナーなどで洗浄した方がいいと思います。


【イグニションレジスタの車検について】

・イグニッションレジスタを交換の車検は微妙なところです。

 取付している番号によっては車検NGになる場合もあります。

 私の車も6番から7番に変えただけでも、アイドリング時の排ガスがガソリン臭かったので、排ガス検査で車検NGになる可能性があります。

 進角にするとエンジンやマフラーの排気音がうるさくなったり、排気温度が上がるので、車検時は初めに付いていたイグニッションレジスタを取付した方が無難です。

 
 ★必要な部品/材料 ★必要な工具

・なしです。

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●スパークプラグをレーシングプラグに交換する方(9番、10番、11番)

・スパークプラグ x 3本

・なしです。

--------------------------------------------------------------------

●バッテリー端子(−)を取外す方

・スパナー[10mm]

  下記の関連リンクはバッテリーです。

  どちらもPanasonic caosのOEMです。

 関連:AQ ハイスペック

 → こちら


 関連:IDEMITSU ZAXIA (ザクシア)

 → こちら



------------------------------------------------------------------

●スパークプラグをレーシングプラグに交換する方(9番、10番、11番)

 下記の関連リンクで確認してください。

 関連:DENSO IRIDIUM POWER [IXU22]交換

       → こちら

 関連:DENSO IRIDIUM TOUGH [VXU22]

       → こちら

 関連:NGK IRIDIUM PLUG MAX [DCPR7EIX-P]

 → こちら


 ★施工

 注意! 注意!

・イグニションレジスタの取付/使用は自己責任でお願いします。

・高回転域でノッキングが発生した場合、エンジンに深刻なダメージを与え、破損する可能性がありますので注意してください。

・必ず部品を触る前や施工前に、体の静電気を車体以外の金属に触れて放電してください。

 ECUの初期化する方法は、2種類紹介しています。

 各項目に

  ●バッテリターミナル(−)を外して初期化する方 → 緑枠で囲っています。

  ●ECUのカプラーを外して初期化する方  → 青枠で囲っています。

 で紹介しています。

 両方共通の作業には色の付いた囲いがありません。

 

 ■作業準備

必ずエンジン停止して、エンジンが冷えている時に作業します。【エンジン停止】

・平らな所に車を停めます。

・必ずエンジン停止して、エンジンが冷えている時に作業します。

ボンネットを開けます。【ボンネット】

・ボンネットを開けます。

 

【体の静電気放電】

・作業前に車体など金属部分に触れて体内にある静電気を必ず放電してください。

 ECUなど静電気に弱い部品を弄るので、静電気でECUが壊れると¥65,000ぐらいのお金が必要になります。

 

【ECUに接続している電子パーツ(コントローラー)について】

・ECUに接続している電子パーツ(コントローラー)を取付している場合は、設定を変えてください。

 特に燃料をコントロールしているパーツがある場合は、一度設定をノーマルに戻してからECUの初期化をしてください。

 私の場合はECUに接続しているパーツは、下記の7つのパーツが該当します。

 この内2つ設定を変更します。

BLITZ R-FIT (多機能フューエルコントローラー)

●BLITZ R-FIT (多機能フューエルコントローラー)type1 ※取付車だけ ※フューエルコントローラー取付車

・燃料を調整しているパーツ(BLITZ R-FIT (多機能フューエルコントローラー)type1)を取付しています。

 ECUに接続している配線は、「圧力センサー」「エンジン回転数」です。

 私のオリジナル設定をしていますが、車種別セッティングデータに変更します。

  HN22S_air か HN22S_nom のどちらかに設定します。 → HN22S_airに設定しました。

 設定方法は下記のリンクを見てください。

 関連:BLITZ R-FIT (多機能フューエルコントローラー)type1

 → こちら


TRUST GReddy PRofec Easy

●TRUST GReddy PRofec Easy ※取付車だけ ※ブーストコントローラー取付車

・私の車にブーストコントローラー(TRUST GReddy PRofec Easy)を取付しています。

 ECUに接続している配線は、「圧力センサー」「過給圧制御(WGV-VSV)」です。

 私の場合は、ブーストの設定を1.2x100kpaから1.1x100kpaに設定を変更しました。

 設定方法は下記の関連リンクを見てください。

 関連:TRUST GReddy PRofec Easy

 → こちら


HKS SLD (SPEED LIMIT DEFENCER) Type 1

●HKS SLD (SPEED LIMIT DEFENCER) Type 1 ※取付車だけ

・私の車にはスピードリミッター解除のパーツ(HKS SLD (SPEED LIMIT DEFENCER) Type 1)が取付しています。

 ECUに接続している配線は、「速度センサー」です。

 特に速度のリミッターを解除するだけなので、そのまま取付けた状態にします。

 関連:HKS SLD (SPEED LIMIT DEFENCER) Type 1

 → こちら

SARD P.B.I(パワーバンドインジケーター)

●SARD P.B.I(パワーバンドインジケーター)

・私の車にはSARD P.B.I(パワーバンドインジケーター)が取付けられています。

 ECUに接続している配線は、「エンジン回転信号」です。

 特に設定など無いので、このままにしておきます。

 関連:SARD P.B.I(パワーバンドインジケーター)取付

 → こちら

AutoGauge 52φAIR/FUEL RATIO GAUGE(空燃比[A/F]計2(MSシリーズ)

●AutoGauge 52φAIR/FUEL RATIO GAUGE(空燃比[A/F]計2(MSシリーズ)

・私の車には空燃比計が取付けられています。

 ECUに接続している配線は、「O2センサー」です。

 特に設定など無いので、このままにしておきます。

 関連:AutoGauge 52φAIR/FUEL RATIO GAUGE(空燃比[A/F]計2(MSシリーズ)

 → こちら

BLITZ パワーメーター i-D

●SARD P.B.I(パワーバンドインジケーター)

・私の車にはSARD P.B.I(パワーバンドインジケーター)が取付けられています。

 ECUに接続している配線は、「速度センサー」です。

 特に設定など無いので、このままにしておきます。

 関連:AutoGauge 52φAIR/FUEL RATIO GAUGE(空燃比[A/F]計2(MSシリーズ)

 → こちら

A'PEXi i-cruising

●A'PEXi i-cruising ※取付車 ※OBD2コネクター接続車

・私の車には燃費計(マルチ計)のA'PEXi i-cruising [407-A021]が付いています。

 OBD2コネクターに接続してECUからの信号を読み取る事ができるコネクター(自己診断コネクター)です。

 A'PEXi i-cruisingがこの信号を元にインジェクターの開放率やエンジン回転数、水温、速度、燃費などを表示しています。

 エンジンなどの設定を変えるパーツではないので、そのまま取付けたままにします。

 関連:A'PEXi i-cruising

 → こちら

 
 ■プラグ交換 ※イグニッションレジスタ9番〜11番を取付する方

DENSO IRIDIUM RACING IXU01-27

↑DENSO IRIDIUM RACING IXU01-27

NGK IRIMAC8

↑NGK IRIMAC 8

【レーシングプラグ交換】

・イグニッションレジスタの9番〜11番を取付する方は、スパークプラグをレーシングプラグに交換する必要があります。

 左の写真のレーシングプラグはDENSO製とNGK製です。

  左上のレーシングプラグは「DENSO IRIDIUM RACING IXU01-27」です。

  左下のレーシングプラグは「NGK IRIMAC 8」です。

 スパークプラグの交換方法は、下記の関連リンクをご覧ください。

 関連:DENSO IRIDIUM POWER [IXU22]交換

       → こちら → 取付方法は、こちらのページを見てください。

 関連:DENSO IRIDIUM TOUGH [VXU22]

       → こちら

 関連:NGK IRIDIUM PLUG MAX [DCPR7EIX-P]

 → こちら

 
 ■ECUイニシャライズ(初期化)
ECU

【ECUのイニシャライズ(初期化)の方法】

・ECUの初期化の方法は2つあります。

  ●バッテリーターミナル(−)を外して初期化する方法

  ●ECUのカプラーを外して初期化する方法

 この2つの方法を紹介します。

 私はECUのカプラーを取外してECUのラーニング(学習)を初期化します。

 

 イグニッションレジスタ購入時、SUZUKIディーラーの整備士の方にECUの放電時間を聞いてみました。

 その整備士の方は「10分ぐらいで学習している内容が消える」と言っていました。

 エラー履歴は専門の機械でなければ消えないです。

 関連:Autel AutoLink OBD2 & CAN コードリーダー [AL319]

 → こちら

 関連:Vgate Maxiscan VS890

 → こちら

 念のためECU放電時間をWeb検索しましたが、車種によってさまざまで5分〜15分や1日かかる物もあります。

 私は整備士さんが言っていた放電時間を10分間して、ECUのイニシャライズ(初期化)にしました。

 

バッテリー端子(−)取外

●バッテリターミナル(−)を外してイニシャライズ(初期化)する方

【バッテリーターミナル(−)取外】

  注意!

 常時電源を使用しているオーディオなどでバックアップしている内容が消えます。

 再セットアップが必要です。 ※エーモン メモリーバックアップ → あれば一番いいです。

・スパナー[10mm]でバッテリーターミナル(−)を固定しているナットを緩ませて、バッテリー端子(−)から取外します。

 私の場合は、アーシングをしているので−端子の取外が大変なので、今回はECUのカプラーを外してラーニング(初期化)しました。

 関連:Remix アーシングキット取付

 → こちら

 関連:AQ ハイスペック

 → こちら 青色のバッテリーでPanasonic caosのOEMです。

 関連:IDEMITSU ZAXIA (ザクシア)

 → こちら 緑色のバッテリーでPanasonic caosのOEMです。


イグニッションキーを「ON」にして、ECUを放電して学習している内容をイニシャライズ(初期化)します。


・イグニッションキーを「ON」にして、ECUを放電して学習している内容をイニシャライズ(初期化)します。

 放電時間は10分間です。

 

ECUの位置●ECUのカプラーを外してイニシャライズ(初期化)する方

【ECUの位置】

・KeiのECUが取付けられている位置は、左の写真右上の赤く囲った所にECUがあります。

 関連:ABA-HN22S(10型 MT)のECU配線

 → こちら

ECUの左側に付いているカバー上に持ち上げるようにして取外します。【ECUカバー取外】

・ECUの左側に付いているカバー上に持ち上げるようにして取外します。

 ECUの左側に付いているカバー上に持ち上げるようにして取外します。

 

ECUカプラー取外【ECUカプラー取外/ECUイニシャライズ(初期化)】

・ECUから34Pカプラー(右)を取外します。

 34Pカプラー(右)にはアース線があります。

 防水加工のカプラーなので少し外しにくいですが、カプラー上部のツメを押して外します。

・ECUから26Pカプラー(左)を取外します。

 26Pカプラー(左)には+の配線があります。

 防水加工のカプラーなので少し外しにくいですが、カプラー上部のツメを押して外します。

・放電時間は10分間です。

 
 ■イグニッションレジスタ取外

メインヒューズボックスの位置【メインヒューズボックスの位置】

・メインヒューズボックスの位置は、エンジンルームの右上のECUとバッテリーの奥の方に黒いボックスがあります。

メインヒューズボックスの蓋を取外します。【メインヒューズボックスの蓋取外】

・左の写真@のように、メインヒューズボックスの蓋の右側に蓋を固定するツメがあります。

 このツメ上部を押します。

・左の写真Aのように、メインヒューズボックスの蓋を右側から持ち上げて、蓋を外します。


【メインヒューズボックス】

・メインヒューズボックスのヒューズとリレーの位置も表です。

 10型以外の型は一部配線が変わっていますので、必ずディーラー等で確認してください。

 注意! 注意!

 10型はKei取扱説明書と電気配線図集で確認していますが、Web検索していると、他の型の車でエアコンリレーの位置など変わっているので、

 リレーなど交換作業前にディーラー等に確認した方がよいでしょう。

 ※下の表で変更がある場所の文字の色を変えています。

メインヒューズボックスのヒューズとリレーの位置
No. 容量  接続先(10型)※10型以外の車はディーラー等に確認してください。
80A  メインヒューズ(すべての電気回路)
60A  イグニションスイッチヒューズ
60A  照明回路ヒューズ
50A  ABSコントローラーヒューズ
空き  空き
15A  ヘッドランプ(R)ヒューズ
15A  ヘッドランプ(L)ヒューズ
15A  フォグランプヒューズ
30A  ラジエータファンヒューズ
10 15A  燃料噴射装置ヒューズ
11 15A  エアコンコンプレッサーヒューズ
12 -  メインリレー
13 -  ダイアグモニタ
 関連:ダイアグノーシス(自己診断機能)
 → こちら
14 -  ラジエータファンリレー
15 -  燃料ポンプリレー
16 -  イグニッションレジスタ
17 -  エアコンリレー
18 -  フォグランプリレー
 

イグニションレジスタは、黒い部品で白文字で数字が逆さまになっています。【イグニッションレジスタ取外】

 注意! 火傷注意!

 走行直後のイグニッションレジスタは熱くなっています。

・イグニッションレジスタは上の表でNo.16の位置です。

 イグニッションレジスタは、黒い部品で白文字で数字が逆さまになっています。

 四角いリレーの間にあるのですぐ分かります。

 私の車に納車時から取付けられていたイグニッションレジスタは6番です。

イグニッションレジスタ取外後・イグニッションレジスタを取外します。

 初めてイグニッションレジスタを取外す時、少し取りにくいので、左右に動かしながら真上に抜き取ります。

 抜き取ったイグニッションレジスタは、車検やエンジンなどの修理時必要なので保管します。

私の車に付けられていたイグニッションレジスタは6番です。

取外したイグニッションレジスタ6番の端子部分取外したイグニッションレジスタ6番の端子部分・メインヒューズボックス側の端子が汚れている場合は、接点クリーナーなどで綺麗にします。

 下の写真は取外したイグニッションレジスタ6番の端子部分です。

 この状態の場合は、接点クリーナーで洗浄した方がいいです。

 
 ■イグニションレジスタ取付

イグニッションレジスタ 7番取付【イグニッションレジスタ取付】

・イグニッションレジスタに書いてある白い数字を手前にします。

・イグニッションレジスタを真上からメインヒューズボックスの端子へ奥まで差し込みます。

 写真は、イグニッションレジスタ7番取付時です。

イグニッションレジスタ 8番取付

 写真は、イグニッションレジスタ8番取付時です。

メインヒューズボックスの蓋取付【メインヒューズボックスの蓋取付】

・メインヒューズボックスの蓋を取付けます。

 蓋の左側をメインヒューズボックスに差し込み、蓋の右側のツメをメインヒューズボックスに刺します。

 
 ■電源復旧

イグニッションキー「OFF」にします。●バッテリターミナル(−)を外してイニシャライズ(初期化)する方

【イグニッションキー「OFF」】

・イグニッションキーを「ON」から「OFF」にします。

バッテリーのー端子を接続します。【バッテリー端子(−)取付】

・バッテリーのターミナル(−)をバッテリー端子(−)に取付けます。

 バッテリーのターミナルを奥まで押し込みます。

・スパナー[10mm]でバッテリーを固定しているナットを締付けて、ターミナルを固定します。

 私の場合はアーシングをしているので、アーシングターミナル取付後、アーシングワイヤーをスパナ[13mm]で締付け固定します。

 関連:Remix アーシングキット取付

 → こちら

 関連:AQ ハイスペック

 → こちら 青色のバッテリーでPanasonic caosのOEMです。

 関連:IDEMITSU ZAXIA (ザクシア)

 → こちら 緑色のバッテリーでPanasonic caosのOEMです。

 

ECUカプラー取付●ECUのカプラーを外してイニシャライズ(初期化)した方

【ECUカプラー取付】

・ECUに34Pカプラー(右)を差し込みます。

 34Pカプラー(右)にはアース線があります。

・ECUに26Pカプラー(左)を差し込みます。

 26Pカプラー(左)には+の配線があります。

 関連:ABA-HN22S(10型 MT)のECU配線

 → こちら

ECUカバーを上から被せるようにECUに取付けます。【ECUカバー取付】

・ECUカバーを上から被せるようにECUに取付けます。

 ECUカバーを上から被せるようにECUに取付けます。

 
 ■ECUのラーニング(学習)

【ECUのラーニング(学習)】

※バッテリー、ECUカプラーを外した場合は必ずこの作業します。

 バッテリーを外す作業をすると忘れがちですが、とても重要な作業です。

 ECUのラーニング(学習)をしっかりしないと、アイドリングが高めになったり、エアコンを使用時のアイドルアップが正しく行われず、エンストすることになります。

 エンジンに負荷がかかってエンジン不調になってしまうこともあります。

 この場合は再度ECUをイニシャライズ(初期化)→ラーニング(学習)をすることになります。

エンジン始動・運転席側のドアか窓を開けた状態にします。

・イグニッションキーを「ON」にすると、エンジンルーム内のISCバルブから「ジジジ」とイニシャライズ音がします。

 関連:ISCバルブ点検/清掃

 → こちら


 イニシャライズ音が聞こえたらエンジンキーを「OFF」にします。

 これを3回繰り返します。

・一度イグニッションキーを抜いて、また刺します。

・エンジン始動して10分間アイドリングします。→ アイドリング時のエンジン回転数のラーニング(学習)

 この時、エンジンに負荷がかからないようにエアコンは必ず「OFF」です。

・10分後にエンジンを停止します。

ボンネットを閉じます。・ボンネットを閉じます。

・エンジンを再始動します。

・なるべく一定の速度で、10Km〜50Km走行するとECUの学習完了です。

 Web検索していると、30mごとにECUが学習しているようです。

 ECU学習中はエアコンを必ず「OFF」にして走行してください。

・イグニッションレジスタ交換後、メーター内のエンジン警告灯が点いていない事を確認します。

 エンジン警告灯が点いている場合は、すぐ安全な場所に車を停めてエンジン停止してください。

 イグニッションレジスタを納車時から付いていた番号に戻してください。

 不具合が続くようなら、ディーラーまたは近くの整備工場で点検/修理してください。

 
 ■機器再設定

私の車に取付しているKENWOOD CDレシーバー(E323)[99000-79S83]●バッテリターミナル(−)を外して初期化する方

【機器再設定】

・常時電源で設定を保存している機器(カーオーディオや時計など)を再設定します。

 

【ECUに接続している電子パーツ(コントローラー再設定ついて】

・ECUのラーニング(学習)後に再設定します。


BLITZ R-FIT (多機能フューエルコントローラー)type1設定】※取付車だけ

BLITZ R-FIT (多機能フューエルコントローラー)・私の車に燃料を調整しているパーツ(BLITZ R-FIT (多機能フューエルコントローラー)type1)を取付しています。

 しばらく様子見で、車種別セッティングデータHN22S_airに設定しておきます。

 状態を見て自分の車に合わせた設定にしたいと思います。

 設定方法は下記の関連リンクを見てください。

 関連:BLITZ R-FIT (多機能フューエルコントローラー)type1

 → こちら


●TRUST GReddy PRofec Easy ※取付車だけ

TRUST GReddy PRofec Easy・しばらく様子を見て、ブーストの設定を1.1x100kpaから1.2x100kpaに再設定したいと思います。

 設定方法は下記の関連リンクを見てください。

 関連:TRUST GReddy PRofec Easy

 → こちら

 
 ■イグニッションレジスタを使用してみての感想

・私が使ってみての感想です。

 何かあればここに追記します。

 ※私の車に取付けられているECUがらみのパーツの設定は、BLITZ R-FIT [Type-1]は「HN22S_air」で、TRUST GReddy PRofec Easyは「1.1x100kpa」に設定して動作確認しています。

番 号

 感 想  ※私が感じた感想です。使用する車や人によって感じ方が違う場合があります。 

イグニッションレジスタ 6

私が使用している燃料はレギュラーガソリンです。

 私の車に納車時から付いていた基準になるイグニションレジスタです。

 低回転から高回転まで一定で、トルクがもう少しあると乗りやすいと思います。

 3,500rpmぐらいから乗りやすくなります。

 

 6番を基準に比較します。

 

イグニッションレジスタ 7

私が使用している燃料はレギュラーガソリンでテストしています。

 ECU学習終了してから7日間テストしました。

 ECU学習中に5,000rpm辺りで一瞬ノッキングする時としない時があるので気になりましたが、ECU学習終了後はノッキングしなくなりました。

 

【良い点】

・イグニッションレジスタ6番と比べると、3,500rpm〜5,000rpmが一番乗りやすくなっています。

・6番に比べて激変するわけではありませんが、エンジンを回せば高回転域で乗りやすくなっています。(トルクが良くなっています。)

 この7番で6番より乗りやすくなっているので、8番の変化の期待できます。

 7番は市街地で運転するには丁度良くなったと思います。

 

【悪い点】

・アイドリング時、排ガスがちょっとガソリンのような匂がしています。

 納車時に取付けられているN、6、7番ですが、車検時はガス検査でNGになりそうなので、車検時は初めに取付けられていた6番に戻します。

・6番と比べるとアイドリング時と走行時、排気音が変わりました。

 エンジンブレーキをかけている時や、アイドリング時のエンジンの音も少し五月蠅くなりました。

 

 

イグニッションレジスタ 8

私が使用している燃料はレギュラーガソリンでテストしています。

 ECU学習終了してから7日間テストしました。

 ECU学習中に5,500rpm辺りで一瞬ノッキングする時としない時があるので気になりましたが、ECU学習終了後はノッキングしなくなりました。

 ※追記:2017.03.19再取付時はノッキングがありませんでした。

 

【良い点】

・イグニッションレジスタ6番と比べると、2,500rpm〜5,000rpmが一番乗りやすくなっています。

 6番と比べると期待通りエンジンが低回転から高回転までバランス良く、運転やすくなりました。(トルクが良くなっています。)

・ハイオクガソリンにしなければならないかなと思いましたが、レギュラーガソリンでも私の車は大丈夫です。

 レギュラーガソリンを使用できるのは8番までだと思います。

・少しですが燃費が良くなっています。→ A'PEXi i-cruisingで燃費計算しています。

 関連:A'PEXi i-cruising

 → こちら

 


【悪い点】

・0rpm〜2,500rpmまで6番と7番と比べると、少しパワー不足を感じます。

・私の車には2種類の水温計が付いています。

 気温もそんなに高くなくても水温計の数値が高めになっています。

 OBD2のコネクターに接続しているA'PEXi i-cruisingの水温表示は92℃〜96℃を行ったり来たりしています。

 6番の時はそんなに数値が変わる事がありませんでしたが、アクセルを踏んだり弱めたりするだけで表示が変わります。

 ECUに入力されている数値なので、気温が高くなった時にパワーダウンしそうです。

 もう一つの水温計はラジエータキャップの近くにセンサーが付いている後付けのメーターです。

 こちらも普段より数値が高めです。

 関連:A'PEXi i-cruising

 → こちら OBD2コネクターに接続するタイプ


 関連:RACETECH 60φ電子式水温計取付

 → こちら 電子式追加メーター



 関連:omori 52φ機械式水温計(MH-111-AZ)取付 / 自作センサーアタッチメント作成 / AMPSメーターAピラー移設

 → こちら 機械式追加メーター



・アイドリング時、排ガスがちょっとガソリンのような匂がしています。

 納車時に取付けられているN、6、7番ですが、車検時はガス検でNGになりそうなので、車検時は初めに取付けられていた6番に戻します。

・7番と比べるとアイドリング時と走行時、排気音が変わりました。→ 7番よりちょっとバラつくような音(音が一定でない)もあります。

 エンジンブレーキをかけている時や、アイドリング時のエンジンの音も五月蠅くなりました。

イグニッションレジスタ 9 イグニッションレジスタ 10

イグニッションレジスタ 11

 8番でこれだけ効果が出ているので、9番〜11番の期待が高まります。

 9番からはハイオクガソリンになります。

 スパークプラグもレーシングプラグにした方がよいでしょう。

 
 ★施工後

・K6AエンジンでSUZUKI純正部品を使った定番のイグニッションレジスタで点火時期を調整する改良でした。

 K6Aエンジンを積んで走っている車に乗っている方よくやっていて、取付けた方の感想を見て取付してみたいと思っていました。

 この部品を変えるだけで、こんなに走りが変わるのには驚きました。

 感覚的にはブーストコントローラーを取付けた時のように激変しています。

 関連:TRUST GReddy PRofec Easy

 → こちら

 部品代も\530(税抜)と安い事と取付も簡単ですが、エンジンを壊してしまうリスクもあります。

 しつこいようですが、イグニッションレジスタの取付/使用は自己責任です。

・イグニッションレジスタを取付する前にいろいろなページを拝見させていただきました。

 取付けるイグニッションレジスタの番号で、使用する燃料や使用するスパークプラグが皆さん設定方法が違っていました。

 エンジンに合わせた調整をしなければなりません。

 私はしばらく8番を付けて様子を見る事にしました。

 何かあれば追記したいと思います。


 追記:2017.03.19. ISCバルブ点検8番→6番→8番

・ISCバルブの点検と清掃をした時、一度ノーマルの状態に戻しました。

 イグニッションレジスタも6番に戻して学習後、8番の取付時との違いを確認してみました。

 やはり6番に戻すと加速時のモタツキが出てきます。

 8番に慣れたせいか?ちょっと運転しづらくなりました。

 ISCバルブが正常に機能している事を確認できたので、8番に戻しました。

 私としては8番が乗りやすく感じます。

 関連:ISCバルブ点検/清掃

 → こちら

 追記:2018.06.10. 車検 8番→6番→8番

・5回目の車検が1週間後にあります。

 ガス検査の関係もあるので、「6番」に戻して、ECUのイニシャライズ(初期化)とラーニング(学習)させました。

 交換後に走行すると、アクセルを踏んでも加速がモタツキが出ています。

 「8番」から「6番」に戻すとこんなに違うのかと、改めて「8番」がいい仕事をしている事が分かりました。

 やっぱり「6番」に戻すと自分の車じゃないような、ちょっと乗りにくいです。

 6月16日に無事に車検クリアできたので、家に帰ってからすぐ「8番」に戻して再設定しました。

  関連:Keiworks 車検(5回目) 2018.06.16

  → こちら

 
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