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 DIXCEL エクストラスピード(ESタイプ)フロントブレーキパッド

2024.01.01.公開日

車検クリアできます。

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 SWIFTsport[ZC33S]のフロントブレーキパッドを交換方法をしました。

 純正フロントブレーキパッドからDIXCEL エクストラスピード(ESタイプ)フロントブレーキパッドに交換する方法を紹介しています。


 ★今回取付する商品の紹介

・DIXCEL エクストラスピード(ESタイプ)フロントブレーキパッド[ES351102]

【特徴】※株式会社DIXCELホームページより

・制動力UP!耐熱性UP!しかもエコノミー 街乗り+ワインディング、スポーツカーに最適!

・機械式センサー付き ※一部の車種には無い場合があります。

・鳴き止めシム付き(DIXCELロゴ付き)

・パッドグリス付き


【詳細】※株式会社DIXCELホームページより

・メーカー

・商品名

・品番

・JANコード

・取付位置

・適合車種名:型式





・材質

・適正温度

・ブレーキダイナモメーター

 第2フェード試験データ


・NAPAC基準認定証

・その他

・用途

・メーカー小売価格

DIXCEL

エクストラスピード(ESタイプ)

ES351102

4547726320167

フロント

SWIFTsport:ZC33S,ZC32S

SWIFT:ZC72S,ZD72S

DEMIO SPORT:DE5F

BOON:M300S,301S,S610S

PASSO:KGC35

NAO(ノンアスベスト・オーガニック)

0〜600℃

Max.μ:0.48

Ave.μ:0.35

Min.μ:0.34

17B038

鳴き止めシム付き(DIXCELロゴ入り)、パッドグリス付き、機械式センサー付き

ワインディングロード、スポーツ走行、入門者向けサーキット走行会、ドリフト

¥9,900


【商品説明】

制動力UP!耐熱性UP!しかもエコノミー 街乗り+ワインディング、スポーツカーに最適!

・ブレーキパッドチューニングの手始めに最適!

・ハイウェイ、ワインディングでのスポーツドライビングで発揮するワンランク上の制動力と耐熱性

・高温域でも安定した制動力をキープ

・スコーチ(パッド表面焼付)により初期なじみも抜群

・ノーマルブレーキパッドと同様に「機械式センサー」「鳴き止めシム」装着済(一部品番を除く)


対象ステージ

 ※図は株式会社DIXCELホームページより

※ワインディング(ノーマル)=通勤や買物等ワインディング路の通常走行

※ワインディング(ハード)=スポーツカー等でのワインディング路のスポーツ走行


性能特性チャート

 ※図は株式会社DIXCELホームページより

このグラフは、各性能をノーマルパッドと対比したイメージです。

※数値はあくまでテスト条件での評価値です。

 鳴き、ダストの比較条件は新品時評価ではなく、熱履歴後の摩耗が進行した時点にて評価しています。



 ※図は株式会社DIXCELホームページより


こんな方におすすめ

EXTRA Cruise ECタイプ

EXTRA Speed ESタイプ

・ノーマルパッドの効きが物足りない方

・ストリートのみ使用される方

・車検時のブレーキ交換でなるべくコストをかけたくない方


・適正温度:0〜450℃

・ブレーキダイナモメーター第2フェード試験データ:
 Max. μ:0.50/Ave. μ:0.41/Min. μ:0.35

・初めてスポーツパッドを試してみたい方

・ハイウェイ、ワインディング、ミニサーキットでスポーツ走行寄りの方

・ジムカーナ、ダートトライアルに参加される方

・ダスト低減よりも制動力重視の方

・適正温度:0〜600℃

・ブレーキダイナモメーター第2フェード試験データ:

 Max.μ:0.48/Ave.μ:0.35/Min.μ:0.34



摩耗保証について

摩耗保証適用商品

 パッド   KP(K Premium)、EC(EXTRA Cruise)、EXTRA Speed(ES)、Premium、M-type

 ローター  PD type(他社パッドとの併用は不可。純正ノーマルパッド、上記4種との組合せに限ります。)


対象範囲

 装着から20,000km走行/早期摩耗のみが対象です。

 ・年数は問いません

 ・パッドは残厚が2mm以下、ローターは摩耗限界値を超えた場合

 ・鳴き、ダスト、サビ、ジャダーなどは対象外です。


対象条件

 ・パッケージに右のマークがあるものが対象商品です。

 ・通常のストリートでの使用に限ります。

  サーキット走行またはそれに準じるハードな走行状況下での使用は対象外です。

 ・ご購入日、ご購入店舗を証明、申告できることが必要です。

 ・対象製品の現品を先に弊社までお送りください。

  その際の運賃はお客様でご負担願います。

  また、代品の先送りは致しませんので予めご了承ください。

 ・工賃、諸費用等の商品以外の経費は、一切負担致しませんので予めご了承ください。

 ・保証は1回限りです。


提出書類

 以下の@〜Cすべての提出が必要です。

 @下記の「使用レポート」

 A現在のオドメーターを撮影した画像

 B車検証のコピー。伏字や黒塗りは不可。完全な状態で走行距離が記載されているもの

 C第三者が交換距離を証明できる整備記録簿、作業内容書等の公的な書類

  DIYによる自己申告は不可とします


手順

 1.下の「使用レポート」をダウンロード、全ての項目に記入して下さい。

  記入不備、漏れがある場合は受付できかねますので、ご注意ください。

   使用レポート→https://www.dixcel.co.jp/pdf/wear_warranty_report.pdf

 2.現品、提出書類@〜Cをすべてまとめて弊社までお送りください。

  その際の運賃はお客様でご負担願います。

 3.早期摩耗が確認出来た場合、代品を後日お送り致します。


【購入店】

・購入店



・購入価格

・配送料金


AQパーツ ヤフーショップ

※上の店舗のリンクから購入する場合は自己責任でお願いします。

 トラブルに関してはご自身で対処願います。

¥7,920(税込[10%])20%OFF価格 ※購入時の金額と消費税率です。

¥7,920(税込[10%])20%OFF価格 ※購入時の金額と消費税率です。


【ご注意下さい】※AQパーツ ヤフーショップより

・商品はメーカより取り寄せとなります。

 「ご注文承諾メール」にて在庫の有無、お支払い金額の詳細をお知らせ致しますので、必ずご確認をお願い致します。

 詳しくは販売ページの「ご利用ガイド」「お買い物ガイド」をご覧ください。

 ご注文をいただいた時点で、「ご利用ガイド」「お買い物ガイド」に同意していただきましたものとさせていただきます。

 営業日14時以降のディクセル商品のご注文はメーカー受付時間の都合で翌営業日の取り寄せ手配となります。


 ★ブレーキパッド交換のタイミング

【ブレーキパッド交換のタイミング】

・ブレーキパッドの厚みはホイールを外し、ブレーキキャリパー上部の穴から取り付けられたブレーキパッドを目視することで確認できます。

 また、音やメーター内の表示で確認できる車種もあります。

<残量目視の場合>

新品のブレーキパッドの厚みは10mmです。

 車の使い方にもよりますが、ブレーキパッドは10,000Kmで約1mm減ると言われています。

 50,000Km走行または2回目の車検前に一度残量を確認した方が良いでしょう。


 残量が 

 5mm以下 → 問題ありませんが、次の車検までに交換を検討しましょう。

  ↓

 3mm以下 → 交換するベストタイミングです。

  ↓

 1mm以下 → ブレーキパッドの摩材が無くなり、ブレーキローターにダメージを与える恐れがあります。

          また、突然ブレーキの効きが悪くなる恐れがあるので、早急に交換してください。


<機械式センサー付きの場合>

SWIFTsport[ZC33SとZC32S]は機械式センサー付きのブレーキパッドです。

 ブレーキパッドの残量が少なくなると金属片がローターに接触し「キーキー」と鳴ります。

 スポーツ走行向けのメタルの配合率が高いブレーキパッドは「キーキー」鳴りやすいので注意してください。


<電子式の場合>

・残量が少なくなるとブレーキパッドに埋め込んでいる電線が摩擦で切れ、メーター内の警告灯ランプが点灯します。



【基本取付工賃】

※工賃金額と消費税率はページ作成時の物です。

 依頼する所に必ず確認してください。

 カー用品の同じ系列会社でも工賃が違う場合があります。

※純正部品など追加部品代は別途かかる場合があるので、依頼する所に必ず確認してください。

※事前に予約を取らないと取付しない店舗もありますので、依頼する所に必ず確認してください。


・YellowHat  ¥6,600(税込[10%])〜 ※2か所

・AUTOBACS  ¥11,000(税込[10%])〜 ※1か所¥5,500(税込[10%])〜

・ディーラー   ¥8,745(税込[10%])〜 ※2か所



 ★必要な部品/材料  ★必要な工具

・作業用手袋

・パーツクリーナー

・ブレーキフルード → 不足している場合

・油圧ジャッキ または パンタグラフジャッキ

・リジッドラック 2本

・クロスレンチ

・トルクレンチ[1/2]

・1/2ソケット[19mm]

・メガネレンチ[14mm]

・ディスクブレーキパッドスプレーダー または シャコ万力(大)

・紐 → 1mぐらい

・スポイト → ブレーキフルード吸い取りで使用します。

・カラ容器 → ペットボトルでも可。

・トレー → キャリパー周りの汚れを受ける時に使用します。

・ブラシ → キャリパー周りの汚れを取る時に使用します。

・タイヤ止め

・ノギス または 定規 → パッドの残量計測


-----私の場合------

・基本ブロック 2個

・スロープ 2個


 ★施工

  施工時の注意点

 ・整備資格を持たずに施工する場合や、このページを見て施工/使用した場合は、自己責任でお願いします。

  特に今回の作業後に危険な事が起きる場合(事故や死亡事故)があります。

  自信のない方はディーラーまたは整備工場に依頼してください。

 ・部品名はサービスマニュアルに書いてある名称です。

 ・必ず部品を触る前や施工前に、体の静電気を車体以外の金属に触れて放電してください。

 ・作業は必ず平らな所で作業してください。

 ・サイド(パーキング)ブレーキをかけ、車輌が動かないことを確認してください。

 ・油圧ジャッキを使用してジャッキアップする場合は、メーカー指定のジャッキポイントに必ず合わせてください。

 ・リジッドラック使用時は、車輌が確実に固定されていることを確認してください。

 ・火傷するので必ずエンジン/マフラーが冷えている時に交換作業してください。

 ・ブレーキフルードキャップを取外すと、ブレーキが効きません。

 復帰作業するまでは、車を動かさないようにしてください。


 ■準備

【作業スペース】

・広く平らな所に車を停めます。

【パーキング(サイド)ブレーキ】

・パーキング(サイド)ブレーキをしっかりと引いてください。

 関連:CUSCO スピンターンノブ シルバー[220-014-AA]

 → こちら

【エンジン停止確認】

・事故防止のため、エンジンは必ず停止してください。

 ※写真はSWIFT取扱説明書より

【フロント側ジャッキアップ】

・車体フロント側をジャッキアップします。

 写真はSWIFT[2WD]の車体下です。

 黄色〇にトルクロッドナットがあります。

 油圧ジャッキ使用時のジャッキアップポイントです。

 赤□がリジッドラックのポイントです。

 私の場合は、スロープと基本ブロックを使って、自走して基本ブロックの上に上げると100mm上がります。

 足回りがノーマルの車高なので、オイル交換とかちょっとした作業ならこの高さでも作業できます。

 この状態で普通の油圧ジャッキをジャッキアップポイントまで入れる事はできますが、リフトアップ時にレバーの上下が大変です。

 ※パンタグラフジャッキ、クロスレンチを使用する方は、片方ずつ作業になります。

・車体を上げる前にホイールナットをここで緩めてください。

 関連:LYZER RIMBLADES WHEEL RIMGUARD[RM-0006]

 → こちら

・リヤタイヤにタイヤ止めをします。

・トルクロッドナットに、油圧ジャッキを合わせます。

・油圧ジャッキでリフトアップします。

 パンタグラフジャッキでは、危険なので絶対にリフトアップしないでください。

・フロント側2ヵ所にリジッドラックを置いて、高さを合わせます。

 この時、リジッドラックの溝と車体左右側のジャッキアップポイントと合うようにします。

 関連:Beatrush フロントフロアー補強バー [S88046PB-CAF]

 → こちら

 関連:Beatrush リアフロアー補強バー [S88046PB-CAR]

 → こちら

・ゆっくりとフロント側を下げて、リジッドラックに車体が載っていることを確認します。

・フロント側を揺らしてみて、安定しているか確認します。

 私の場合は、油圧ジャッキをトルクロッドナット軽く当てて置きます。

・油圧ジャッキはフロント側のリフトアップは終了です。

 関連:Beatrush アンダーパネル [S580460]

    (Beatrush アンダーパネル Type1 [S580460])

 → こちら

【フロントホイール取外】

・左右のフロントホイールを取外します。

 関連:ブレーキキャリパー塗装

 → こちら

【ボンネット】

・ボンネットを開けます。

関連:XIANGSHANG ボンネットダンパー

 → こちら

【ブレーキフルードキャップ取外】

・ブレーキフルードキャップを反時計回しで回して、動かなくなるまで回します。

・ブレーキフルードキャップを真上に持ち上げて取外します。

 この時、ブレーキフルードがこぼれないよう注意してください。

 こぼれた場合は、すぐに拭き取ってください。

 関連:RRPブレーキタンクアルミカバー(レッド)[B33-207R]

 → こちら

・ブレーキフルードキャップが外れました。



 ■助手席側 純正フロントブレーキパッド取外

【純正フロントブレーキパッド取外(助手席側)】

・ブレーキキャリパーの下に、錆や汚れを受けるトレーを置きます。

・ブレーキキャリパーは、奥側のキャリパピンボルト2ヵ所で固定されています。

 赤矢印のキャリパピンボルトを外します。

 黄色矢印は、そのままにします。

・下側のキャリパピンボルトをメガネレンチ[14mm]で取外します。

 キャリパピンボルトは、取外すのにちょっと力が必要です。

 ブレーキキャリパーを正面に見て、キャリパピンボルトを時計回しで緩みます。

 キャリパピンボルトが外れにくい時は、潤滑油を吹きかけて少し時間をおいてから取外してください。

・作業しやすいように、ブレーキキャリパーのネジ穴とスプリングに紐で縛って、ブレーキキャリパーを固定します。

 ブレーキキャリパーが落下する場合があるので、注意して作業してください。

・純正フロントブレーキパッド取外前の状態です。

・純正フロントブレーキパッドを平行移動で取外します。

・純正フロントブレーキパッドが外れました。

・ブレーキパッドのダストをパーツクリーナーとブラシを使って綺麗にします。

・取外した純正フロントブレーキパッドです。

 SWIFTsport[ZC33S]の場合は、ピストン側にシムが付いていません。

 ブレーキパッド側に2枚重ねでシムが付いています。

【純正シム取外】

・今回購入したESタイプはシムが付いているので、純正シムは不要です。

 純正シムをフロントブレーキパッドから取外して綺麗にした後に保管します。

 DIXCEL以外の商品を取付する時は、純正シムを取付してください。 



 ■比較

【比較】

・純正フロントブレーキパッドとESタイプの比較です。

 純正シムは納車からもうすぐ5年(交換時)になるので傷みが出ています。

 ESタイプは標準でシムとパッドグリスが付いているので、価格で見ても大満足です。


【摩耗具合】

・取付していた純正フロントブレーキパッドの摩耗具合を、ノギスを使って測りました。

 左右どちらも均等に減っていて、5mm残っていました。

 ESタイプを測ると10mmなので、ちょうど半分です。

 車検も近い(交換時)ので、丁度良い交換時期で交換作業ができました。



 ■助手席側 ピストン戻し

【ピストン周り点検】

・写真はピストンを戻す前の状態です。

 ピストンやシールの破損が無い事を確認します。

 不備がある場合は自分で修理(自己責任)するか、ディーラーまたは整備工場に依頼してください。

【ピストン戻し】

・ピストンを戻すために使う工具は、ディスクブレーキパッドスプレッダーを使います。

 関連:ASTRO PRODUCTS ディスクブレーキパッドスプレーダー

 → こちら

 代替えの工具は、シャコ万力[50mm]または、メガネレンチ2つとボルトとナットを使ってピストンを戻します。

 Keiworksの時に私はどちらもやってみましたが、シャコ万力の方がディスクブレーキパッドスプレッダーに近いので楽にピストンを戻せます。

 シャコ万力[50mm]は¥100ショップでも販売されているので、コスパはいいです。

 関連:フロントブレーキパッド交換

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。



・取外した手前側のフロントブレーキパッドをピストン側に当てて、ブレーキキャリパーにディスクブレーキパッドスプレッダーを取付けます。

・写真はピストン押し戻し前です。

 ディスクブレーキパッドスプレッダーを時計回しでゆっくり回して、ピストンを戻します。

 この時、ブレーキフルードがマスターシリンダーリザーバータンクから溢れないよう注意してください。

 MAXの線以上になったらスポイトでブレーキフルードを吸い取ってください。

・写真はピストンが奥まで押し戻された状態です。

 ディスクブレーキパッドスプレッダーが回らなくなったら、ピストンが奥に押し戻されています。

・ディスクブレーキパッドスプレッダーを取外します。

 ピストン側に取付した純正フロントブレーキパッドが落下して、ケガをしないよう注意してください。

・ピストンが戻りました。



 ■DIXCEL エクストラスピード(ESタイプ)フロントブレーキパッド取付

【表面処理】

・ブレーキパッドのパッド部分の表面処理します。

 グリスやゴミ、凹凸を取るためです。

 私は紙ヤスリ[#320]をコンクリートの上に置いて、数回パッド部分削りました。

【手前側ブレーキパッド取付】

・純正フロントブレーキパッドから外した、シムを新しいフロントブレーキパッドに取付しますが、本製品は初めからシムが付いています。

・シムを取外して、付属のパッドグリスを塗ります。

 付属のパッドグリスの成分に銅が使われているため、直接触れないで伸ばします。

・シムをフロントブレーキパッド(ESタイプ)に取付します。

・手前側のフロントブレーキパッド(ESタイプ)のパッドスプリングが当たる部分に、付属のパッドグリスを塗ります。

・ブレーキキャリパーのパッドスプリングにブレーキパッドの左右を差し込みます。

・ブレーキパッドを奥まで押し込みます。

【奥側ブレーキパッド取付】

・奥側フロントブレーキパッド(ESタイプ)は、助手席側と運転席側があります。

 機械式センサーが付いている位置で判別できます。

 助手席側は、左側に機械式センサーが付いています。

 運転席側は、右側に機械式センサーが付いています。

・純正フロントブレーキパッドから外した、シムを新しいフロントブレーキパッドに取付しますが、本製品は初めからシムが付いています。

・シムを取外して、付属のパッドグリスを塗ります。

・シムを新しいフロントブレーキパッド(ESタイプ)に取付します。

・手前側のフロントブレーキパッド(ESタイプ)のパッドスプリングが当たる部分に、付属のパッドグリスを塗ります。

・ブレーキキャリパーのパッドスプリングにブレーキパッドの左右を差し込みます。

・ブレーキパッドを奥まで押し込みます。

【ブレーキキャリパー取付】

・ブレーキキャリパーをしっかり持って、固定した紐を取外します。

・ブレーキキャリパーを取付します。

 そのままでは取付ができないので、ブレーキキャリパー上側のスライドピンを手前側に移動させながら、下側のスライドピンを押し込むとブレーキキャリパーを取付できます。

 この時、スライドピンの動きも確認してください。

 スライドピンの動きが悪い場合は、スライドピンにグリスを塗ってください。

・私はついでに塗装が剥がれていたので、赤色に塗装し直しました。

 関連:ブレーキキャリパー塗装

 → こちら

・下側のキャリパピンボルトをメガネレンチ[14mm]で締め付けします。

 サービスマニュアルに書いてある締付トルクは、26N・mです。

【助手席側取付完了】

・助手席側のブレーキパッドの取付完了です。

 シムのDIXCELのロゴが目立ちます。

 シムの下に書いてある数字とアルファベットは、製造年月日のようです。

 2023年の22週目(05月29日〜06月04日)に製造されて事になります。



 ■助手席側 ホイール取付

【トレー撤去】

・ブレーキキャリパーの下に置いていたトレーを撤去します。


【助手席側ホイール取付】

・助手席側ホイールを取付します。

・ナットを手締めで締付後、ホイールを仮締めします。

 ナットの本締めは、タイヤを地面接地してからやります。



 ■運転席側 フロントブレーキパッド取外/取付

【純正フロントブレーキパッド取外(運転席側)】

・助手席側と同じようにブレーキキャリパーを、メガネレンチ[14mm]で取外します。

 ブレーキキャリパーを正面に見て、キャリパピンボルトを時計回しで緩みます。


【ピストン戻し】

・ディスクブレーキパッドスプレッダーを時計回しでゆっくり回して、ピストンを戻します。

 この時、ブレーキフルードがマスターシリンダーリザーバータンクから溢れないよう注意してください。

 MAXの線以上になったらスポイトでブレーキフルードを吸い取ってください。

 ピストン周りににじみなど異常が無いか確認してください。


【フロントブレーキパッド(ESタイプ)取付】

・シムを取外して、付属のパッドグリスを塗ります。

・シムをフロントブレーキパッド(ESタイプ)に取付します。

・フロントブレーキパッド(ESタイプ)のキャリパーが当たる部分に付属のパッドグリスを塗ります。

・フロントブレーキパッド(ESタイプ)のパッドスプリングが当たる部分に、付属のパッドグリスを塗ります。

・フロントブレーキパッド(ESタイプ)を取付します。

 運転席側、奥側のフロントブレーキパッド(ESタイプ)は、右側に機械式センサーが付いています。


【ブレーキキャリパー取付】

・助手席側と同じようにブレーキキャリパーを取付します。

 スライドピンの動きの確認してください。

・キャリパピンボルトをメガネレンチ[14mm]で締付けします。

 締付トルクは、26N・mです。


・私は運転席側も赤色に塗装し直しました。

 関連:ブレーキキャリパー塗装

 → こちら



【運転席側取付完了】

・運転席側のフロントブレーキパッド(ESタイプ)の取付完了です。



 ■運転席側 ホイール取付

【運転席側ホイール取付】

・運転席側ホイールを取付します。

・ナットを手締めで締付後、ホイールを仮締めします。

 ナットの本締めは、タイヤを地面接地してからやります。



 ■ブレーキ機能復帰

【ブレーキ機能復帰】

・ブレーキフルードキャップを取外すと、ブレーキの機能が十分に働かない状態になっているので、ブレーキ機能を復帰する作業をします。

・マスターシリンダーリザーバータンクのブレーキフルードが、MAXの位置にある事を確認します。

 不足している場合は、ブレーキフルードを不足している分を入れます。

 多い場合は、MAXのラインになるようにスポイトで吸い取ってください。

・ブレーキフルードキャップとマスターシリンダーリザーバータンクに溝を合わせて上から差込、回らなくなるまで時計回しで回します。

 関連:RRPブレーキタンクアルミカバー(レッド)[B33-207R]

 → こちら

ブレーキペダルを踏みごたえが出てくるまで数回踏んでください。

 関連:momo ペダル NERO [PD-11]風シフトペダル

 → こちら

 関連:RAZO スーパーグリップペダルセット MT[RP123]
 → こちら

 関連:Beatrush ペダルセット シルバー[S48044PS-AS]

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 関連:Beatrush ドライバーフットレスト シルバー[S48046DRS]

 → こちら


●踏みごたえが無い場合

 ここで踏みごたえが無い場合は、ブレーキフルードキャップがちゃんと閉まっていない状態で、ブレーキフルードが漏れている場合とブレーキホースにエアが絡んでいる場合があります。

 ブレーキフルードキャップがちゃんと閉まっていない場合は、締め直せば直ります。

 ブレーキホースにエアが絡んでいる状態は危険なので、自分でエア抜き作業をするか、ディーラーまたは整備工場に依頼してください。

 ブレーキフルードが漏れていた場合は、塗装面を傷めるのですぐに拭き取ってください。

 関連:ZC33S ブレーキフルード交換方法

 → こちら

 関連:ZC33S クラッチフルード交換方法

 → こちら



・踏みごたえがあることを確認したら、エンジン始動して、ブレーキペダルを数回踏んで踏みごたえがあるか確認してください。

・メーター内のブレーキ警告灯ABS警告灯が点いていない事を確認します。

 メーター内に警告灯が点いた状態では車検NGです。※2017(平成29)年2月から

 必ず不具合を直してください。

・エンジン停止して、これでブレーキ機能が復帰しました。



 ■ジャッキダウン/作業終了

【ジャッキダウン】

・トルクロッドナットに油圧ジャッキを当てます。

・油圧ジャッキで一度リフトアップします。

・リジッドラックを取外します。

・車体を降ろします。

 私の場合は、基本ブロックの上にフロントタイヤが載った状態になります。

・油圧ジャッキを車体下から取り出します。

【ホイールナット本締め】

・フロント側のホイールナットを締付けます。

 サービスマニュアルに書いてある締付トルクは、100 N・mです。


【基本ブロックとスロープ撤去】※私の場合

・私の場合は、基本ブロックから自走で車体を降ろします。

・基本ブロックとスロープを撤去します。


【タイヤ止め撤去】

・リヤタイヤに取付していたタイヤ止めを取外します。


【ボンネット】

・ボンネットを閉めます。

関連:XIANGSHANG ボンネットダンパー

 → こちら



 ■動作確認

【動作確認】

・実際に走行して状態を確認します。

 純正フロントブレーキパッドより効きが良くなっているので、アタリ付け(慣らし)が終わるまで急が付く運転はやらないでください。

 車を少し動かしてブレーキの効きを確認してください。

 問題無い場合は、速度を少し上げてブレーキの効きを確認してください。

 アタリ付け(慣らし)は、一般道で300Km〜1,000Kmです。

 普通に安全運転していれば、一般道でのアタリ付け(慣らし)は完了します。


●実際に走行してみて

 違いがハッキリ分かります。

 初めからブレーキの効きが純正と違うので、いつもと同じ間隔でブレーキを踏むと急ブレーキになります。

 大げさな言い方になりますが、純正品の時の半分の力だけで車が停まる感じです。

 ブレーキをかけて車が停まる直前に純正品はカックンとなりましたが、ESタイプは改善できました。

 もっと早く交換していれば良かったです。

 ただブレーキの効きが良くなった分、ダストやディスクの痛みが気になります。

 何かあれば追記します。



 ★紹介動画


・動画はYouTubeで公開しています。

 このページをまとめています。

 写真や文字で説明できない部分を動画にして紹介しています。


 YouTubeチャンネル SWIFTsport改造と改良自己満足のホームページ

 この動画は、

 無断転用(動画サイト、ホームページ、ブログ、SNSなど [※許可済みのページを除く])

 および 複製/編集を禁止しています。

 音が出ます。再生前に音量を小さくしてから調整してください。

 音声は「VOICEVOX」の読み上げソフトを使用しています。

 多少、イントネーションとアクセントが違う部分があります。

 ※利用規約に書いているので表示します。

  VOICEVOX 使用キャラクター:春日部つむぎ

  → こちら


 ★施工後

・DIXCELの製品は今回で2つ目です。

 ブレーキ交換は色々な車種で数こなしてきているので、慣れたものです。

 ブレーキパッドを選ぶ時は、純正品、純正規格品、社外品と悩みます。

 今回の場合は、カックンブレーキを無くすために、初めから社外品を購入する事を決めました。

 monsterSPORT、TM-SQUARE、R’s、DIXCELの4社で考えました。

 4社の中からDIXCELのESタイプを購入する事にしました。

 購入した理由は、シムとパッドグリスがセットになっていて、600℃まで対応できて、monsterSPORTとTM-SQUAREに比べるとコストが抑えられるからです。


SWIFTsport ブレーキ関係 関連リンク

 関連:ブレーキキャリパー塗装

 → こちら

 関連:ZC33S ブレーキフルード交換方法

 → こちら


DIXCEL 関連リンク

●DIXCEL リアブレーキディスクローター PDタイプ [3754008]

 Keiworks[HN22S]の時、リヤ側のディスクに傷が入ったため購入/取付しました。

 詳細は下記の関連リンクを見てください。

 関連:DIXCEL リアブレーキディスクローター PDタイプ [3754008]

 → こちら ※Keiworksのページです。


【ブレーキ関連リンク】※当ホームページの関連リンクです。

●ブレーキフルード

ZC33S ブレーキフルード交換方法 関連:ZC33S ブレーキフルード交換方法

 → こちら ※SWIFTsport[ZC33S]のページです。

ブレーキフルード交換 関連:ブレーキフルード交換

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。

ブレーキフルード交換 関連:mira e:s ブレーキフルード交換

 → こちら ※mira e:s[LA300S]のページです。


●フロントブレーキ

 関連:FCマテリアル フロントブレーキパッド [MN-506M]

 → こちら ※WAGON R[MH55S]のページです。

 関連:フロントブレーキパッド交換

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。

 関連:WedsSport REVSPEC PRIMES[PR-Z123]

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。

フロントブレーキディスクローター&ブレーキパッド交換  関連:フロントブレーキディスクローター&ブレーキパッド交換

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。

HITACHIフロントディスクブレーキパッド [HD001] 関連:HITACHIフロントディスクブレーキパッド [HD001]

 → こちら ※mira e:s[LA300S]のページです。

フロントブレーキパッド交換 関連:フロントブレーキパッド交換(ek-WAGON)

 → こちら ※ek・WAGON[H81W]のページです。

ASTRO PRODUCTS ディスクブレーキパッドスプレーダー 関連:ASTRO PRODUCTS ディスクブレーキパッドスプレーダー

 → こちら


●リアブレーキ

リアブレーキパッド交換 関連:リアブレーキパッド交換

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。

 ブレーキピストンキューブの使い方を紹介しています。


DIXCEL リアブレーキディスクローター PDタイプ [3754008] 関連:DIXCEL リアブレーキディスクローター PDタイプ [3754008]

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。


●パーキング(サイド)ブレーキ

 関連:CUSCO スピンターンノブ シルバー[220-014-AA]

 → こちら ※SWIFTsport[ZC33S]のページです。

 関連:Mstyle 汎用サイドブレーキカバー[MS0502] 取付

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。

 関連:自作サイドブレーキブーツ

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。

 関連:パーキングケーブルバンド交換

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。

 関連:サイドブレーキ調整方法

 → こちら ※Keiworks[HN22S]のページです。


●ブレーキフルード

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ブレーキフルード交換 関連:ブレーキフルード交換

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●キャリパー塗装

 関連:ブレーキキャリパー塗装

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●マスターシリンダー

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●その他

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